催眠アプリ ~淫らな常識を植え付けられた男たち~

あるのーる

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飴好き不良、ペニスが美味しいと擦りこまれてのアナルでおしゃぶり

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「……竜胆君?」
「ん……なんだよ」

 少しだけ意識が遠のいていたようだ。目の前には茂部、そうだ、ネチネチと嫌がらせをしていた最中だった。

「竜胆君、あのさ、これからはお金じゃなくて、直に飴を舐めてもらうって方法でもいいかな?」
「……へぇ?」

 茂部からの提案は俺のなけなしの良心が止めていたことだ。茂部の選んだ飴を俺が認める訳がない。元から何かと難癖をつけて拒否するつもりだ。今までの俺の言動でわかりそうなものだが、茂部は随分と察しが悪いようだった。

「それで、早速なんだけど」
「いいぜ、まぁ見せてみろよ」
「じゃあ……はい」

 そう言って出されたのは指。何も持っていない、ただの茂部の人差し指だ。

「……ふざけてんの?」
「いやいや、だって『竜胆君にとって僕の指は飴と同じく舐めると美味しいもの』でしょ? 僕も人に指をしゃぶられるのは嫌だから避けてたけど、こうでもしないと竜胆君にいつまでたっても解放されないだろうから……」
「お前……」

 突然訳の分からないことを言い出す茂部。ふざけているとしか思えない。

「そんなこと言って、分かってるんだろうな?」
「ひぃっ!……やっぱり催眠なんて……」
「渡してもらえるもんでもないんだ。今日だけで俺が満足すると思うなよ」

 茂部の手首をつかんで指を口に含む。太っているだけあって指も俺より太い。汗でもかいているのか少ししょっぱい気もするが、それ以上に甘くて美味しかった。
 人差し指全体を口に入れてチロチロと舌で舐める俺。こめかみがチクチク痛むが、その理由はなんだか分からない。茂部を壁側に閉じ込めたまま、ひたすら口の中で指に舌を絡め続けた。

「んっ……んぅ……ん……」
「すご……ホントにしゃぶってる……あのアプリ、本物だったんだ……」
「んくぅ……は、何? なんか言ったか?」
「い、いや、なんでも。でも指がふやけちゃうから『一回5分まで』だよ」
「! そういうことは早く言え! んぷっ! んっ、んんっ」

 ぼそぼそと独り言を言う茂部を訝しむと、制限時間を付けられた。無駄口を叩いている暇はない、少しでも茂部の指を堪能しなければ、とじゅぽじゅぽ口をすぼめて指を出し入れする。そんな俺を熱の籠った目で見る茂部。人が指をしゃぶってる姿がそんなに珍しいんだろうか、不思議だ。

「っ、はい竜胆君、5分経ったよ」
「んんぅ……し、仕方ねぇな。でも、これで終わりじゃねぇぞ」
「うん、また明日もだよね……『竜胆君は口寂しくて何か口に含んでいないと落ち着かない』し『僕の体が美味しいからできれば僕の体を舐めたい』。でも『この行為は凄く恥ずかしいことで竜胆君は誰にも見られたくない』から今まで言い出せなかったんだもんね」
「あー? ん? ん……そう、だな。そうだった」

 茂部が話すたびにズキズキとこめかみに痛みが走る。茂部の言っていることに間違いはない。そうだ、俺が茂部に絡んでいたのは嫌がらせと同時に茂部の肉体が舐めると旨いから、あわよくば舐めてやろうと思っていたからだった。

「そこまで分かってるんだったら話が早い。明日、また放課後ここへ来いよ」
「う、うん。また明日」

 前かがみになって走り去る茂部の後姿を見送り、俺はポケットから棒付きキャンディーを取り出した。なんだかいつもより飴を舐めたい気分だ。
 一番好きな味の飴、普段は気分も上がるのにどうしてか物足りない。口の中を刺激するように飴をヌコヌコと動かしたり、舌先でチロチロ舐めたりするも満たされない。たった5分で取り上げられた茂部の指を思い出し、明日はもっと集中して舐めてやろうと思った。
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