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密かな歓喜を目にして
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意識が朦朧としていたせいで、曲げていた両脚を伸ばす時、うっかりエヴェラウドの股間に爪先を当ててしまった。
「……んっ、!!」
「あっ、ごめんなさい」
すると蹴った訳でも無いのに、エヴェラウドは変な声を上げたのだった。よく見ると、ズボンの前あたりに妙な皺が出来上がっていた。
それに、呼吸もだいぶ荒くなっているような気もする。
「……っ、申し訳ございません」
慌てて、彼は手のひらで股間を隠す。そこに隠されている部位は……言わずもがな。
「謝らなくても良いわ。貴方も、服を楽になさい」
これは気遣いに見せかけた、命令であった。
飼い犬は、思いもよらぬ言葉に驚きを隠せないでいた。
頭の回転が早い彼が反射的に了承も断りも出来ない時は、非常に追い込まれている時だ。
「ディアナ様、それはっ……!!」
「良いから。……見せなさい」
既に痴態を晒している主人相手に、これ以上抗うことはできない。それを見抜いた上で、私はそう言ったのだった。
敢えて躾をする飼い主のような視線を投げかけると、彼はびくりと肩を震わせたのだった。
少しだけそれが、怯えたアリーチェの姿と重なる。
けれども。先程の一件とは、私の感情の上での明確な違いがあった。
それは……相手への思いやりだ。
今私は、彼を怯えさせたいのではない。傷つけたい訳でもない。
ごめんなさいね。でもこれは、貴方のためなの。
エヴェラウドの目を見つめながら、私は心の中で呟いた。
「……っ、かしこまりました」
観念したようにエヴェラウドは、ズボンに手をかけた。
前を寛げ、一旦膝立ちになってから、彼は下着ごとズボンを下ろした。
すると目に飛び込んできたのは……茂みの下にそびえる、太ましい男性器。何故だかそれは、まだら模様の白濁に濡れていた。
「……申し訳ございません。一度、達してしまいました」
彼もまた、密かに歓喜していたらしい。
「……」
何を言うでもなく、黙ってそれを見つめる。エヴェラウドも乱れた呼吸を繰り返すだけで、何も言わない。
男性自身を目にするのは初めてだったが、彼のものが立派であるのはいやでも分かった。
平素ズボンの中に潜んでいるというのが疑わしい程、重量感のあるソレ。下にある袋も、ずっしりと膨らんで見える。
全体的に粘膜のような赤みのある色をしており、張りのある太腿などとは違い、くしゃくしゃな薄い皮でできていた。
子作りの際女に差し入れる肉棒と、注ぎ込む精を溜め込んだ袋。
性の欲求が詰まった場所を見て、秘花に再び蜜が滲むのを感じた。
しかし。よく見ると竿には柔らかさが残っているようで、皮も完全に捲れ上がってはいない。まるで着替え途中のような、半脱げの状態であった。
「これ以上、育たないの?」
勃起と面と向かって口にするのは、流石に躊躇われる。代わりに何と形容すべきかが分からず、私は回りくどく彼に問うた。
「いいえ。まだ、育ちます」
「じゃあ……見せて頂戴」
「かしこまりました」
するとエヴェラウドは、自らの手で上下に竿を扱き始めた。
軽く伸縮しながらも、段々と肉棒は太さと硬さを増していく。白濁がペニス全体に塗り広げられ、粘着質な水音が鳴り始める。
グチュ、ズチュ、グチュ。
こんな卑猥極まりない音を、エヴェラウドは夜毎耳にしているのだろうか。全く想像が出来なかった。
「……っ、は、ぁ、っ、」
私に与えたような身体的快楽を、彼は自らで与えている。
何を考えながら、彼がこの行為に耽っているのかは分からない。
けれども。俯いて自身を慰めるその姿は、堪らなく扇情的であった。
「……んっ、!!」
「あっ、ごめんなさい」
すると蹴った訳でも無いのに、エヴェラウドは変な声を上げたのだった。よく見ると、ズボンの前あたりに妙な皺が出来上がっていた。
それに、呼吸もだいぶ荒くなっているような気もする。
「……っ、申し訳ございません」
慌てて、彼は手のひらで股間を隠す。そこに隠されている部位は……言わずもがな。
「謝らなくても良いわ。貴方も、服を楽になさい」
これは気遣いに見せかけた、命令であった。
飼い犬は、思いもよらぬ言葉に驚きを隠せないでいた。
頭の回転が早い彼が反射的に了承も断りも出来ない時は、非常に追い込まれている時だ。
「ディアナ様、それはっ……!!」
「良いから。……見せなさい」
既に痴態を晒している主人相手に、これ以上抗うことはできない。それを見抜いた上で、私はそう言ったのだった。
敢えて躾をする飼い主のような視線を投げかけると、彼はびくりと肩を震わせたのだった。
少しだけそれが、怯えたアリーチェの姿と重なる。
けれども。先程の一件とは、私の感情の上での明確な違いがあった。
それは……相手への思いやりだ。
今私は、彼を怯えさせたいのではない。傷つけたい訳でもない。
ごめんなさいね。でもこれは、貴方のためなの。
エヴェラウドの目を見つめながら、私は心の中で呟いた。
「……っ、かしこまりました」
観念したようにエヴェラウドは、ズボンに手をかけた。
前を寛げ、一旦膝立ちになってから、彼は下着ごとズボンを下ろした。
すると目に飛び込んできたのは……茂みの下にそびえる、太ましい男性器。何故だかそれは、まだら模様の白濁に濡れていた。
「……申し訳ございません。一度、達してしまいました」
彼もまた、密かに歓喜していたらしい。
「……」
何を言うでもなく、黙ってそれを見つめる。エヴェラウドも乱れた呼吸を繰り返すだけで、何も言わない。
男性自身を目にするのは初めてだったが、彼のものが立派であるのはいやでも分かった。
平素ズボンの中に潜んでいるというのが疑わしい程、重量感のあるソレ。下にある袋も、ずっしりと膨らんで見える。
全体的に粘膜のような赤みのある色をしており、張りのある太腿などとは違い、くしゃくしゃな薄い皮でできていた。
子作りの際女に差し入れる肉棒と、注ぎ込む精を溜め込んだ袋。
性の欲求が詰まった場所を見て、秘花に再び蜜が滲むのを感じた。
しかし。よく見ると竿には柔らかさが残っているようで、皮も完全に捲れ上がってはいない。まるで着替え途中のような、半脱げの状態であった。
「これ以上、育たないの?」
勃起と面と向かって口にするのは、流石に躊躇われる。代わりに何と形容すべきかが分からず、私は回りくどく彼に問うた。
「いいえ。まだ、育ちます」
「じゃあ……見せて頂戴」
「かしこまりました」
するとエヴェラウドは、自らの手で上下に竿を扱き始めた。
軽く伸縮しながらも、段々と肉棒は太さと硬さを増していく。白濁がペニス全体に塗り広げられ、粘着質な水音が鳴り始める。
グチュ、ズチュ、グチュ。
こんな卑猥極まりない音を、エヴェラウドは夜毎耳にしているのだろうか。全く想像が出来なかった。
「……っ、は、ぁ、っ、」
私に与えたような身体的快楽を、彼は自らで与えている。
何を考えながら、彼がこの行為に耽っているのかは分からない。
けれども。俯いて自身を慰めるその姿は、堪らなく扇情的であった。
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