47 / 168
第47話 のぞき見る者
しおりを挟む
大騒動のまま、開店初日は幕を閉じた。
多くの客は高いテンションを保ったまま朝まで飲み明かし、付き合った優志もぐったりと疲れ果ててしまった。
食堂のテーブルに顔を突っ伏していると、
「お疲れ様でした」
美弦が回復水をコップに注いで持ってきてくれた。
ちなみに、美弦は大人たちの大宴会には参加せず就寝したため、優志の状況を目の当たりにしてびっくりした様子だった。
その後、すぐに回復水を持ってきたわけだが、食堂には同じく宴会に巻き込まれたリウィルもソファで唸りながら横になっていた。
どちらもひどい二日酔いのようだが、
「うおっ!!」
「んんっ!!」
回復水の効果であっという間に二日酔い状態から復活。
とりあえず、宴会の後片付けをして、今日からの正式な開店に備える。
「そういえば、開店時間とか決めていませんでしたね」
「深夜まで営業ってことでいいんじゃないかな。宿屋を改装したとはいえ、風呂やらサウナでだいぶ客室を減らしたから、あまり大勢泊まれるわけじゃないし」
宿泊客は少なく、どちらかというと風呂やサウナといった施設の利用を主にして営業を展開してくつもりだ。
それに、まだまだ店内の施設を充実させたいという野望もある。
優志にとってはこの世界で生きていくための術と決めて店づくりを進めてきたが、ダズや町長をはじめとする多くの人々と関わることで、徐々にその心境は変わっていった。
右も左もわからぬ異世界へ召喚された優志。
与えられたスキルをきっかけにして広がった輪がこうして実を結び、新た一歩を踏み出せる後押しとなっている。
そんなフォーブの人たちへの恩返しをしたいという気持ちも込めて、優志はこれからも店舗を発展させていくと心の中で誓った。
「とりあえず、片づけをしてから開店をしましょうか」
合図をするようにポンと手を叩いたリウィルがそう提案する。
昨夜はイレギュラー的に開店したので、準備もままならぬ翌日を迎えてしまった詰めの甘さを反省しつつ、優志はその提案に乗っかることにした。もちろん、美弦もそれに続き、3人は店内の清掃を開始。
その間、店の看板には「準備中」の札を貼りつけておいた。
――数時間後。
「こんなとこかな」
「午後からの開店には間に合いそうですね」
新たにエミリーが加わったダズのパーティーは今日1日ダンジョンへ潜って魔鉱石の採取に勤しむということなので、恐らく来店はないだろう。
そうなると、新規顧客の開拓をしなければならないし、昨日来た客が再び訪れる――いわゆるリピーター層の獲得にも乗り出さなければならない。
開店から数日間の間はブーストがかかって客入りがいいというのはよく聞く話だ。
問題はそこから。
1ヶ月。
2ヶ月。
半年。
1年。
5年。
10年。
――このスキルを活かした店として、長らく繁盛をキープし続けるには、相応の営業努力というものが欠かせなくなる。
「ポイントカード制を導入した方がよさそうかな……」
新たなビジネスプランを練っている時――優志の視界の端に何かが映り込んだ。
「うん?」
「どうかしましたか?」
「いや……窓の外に誰かいたような気がして」
「! お、脅かさないでくださいよ!」
リウィルは優志がおどかしにかかっていると思ったようだが、優志からするとそんな気持ちは毛頭なく、本当に誰かが窓の外からこちらをのぞき込んでいたように見えたのだ。
優志はゆっくりと玄関を開けて外の様子をうかがう。
街外れにあるダンジョンへと続く一本道。
そこには人影など確認できない。
「気のせいだったか……」
なんとなく腑に落ちない優志だったが、
「お? 大将、もうやってるのかい?」
ダンジョン帰りと思われる男女合わせて5人のパーティーが優志に声をかける。
「あ、ああ、もうすぐ開店するところですよ」
「ちょうどよかった。ここの評判はもうだいぶ広まっていてね。それを耳にした俺たちもここを利用しようと思ってダンジョンから戻って来たんだ」
「今日はもうあがりってことですか?」
「これ以上の収穫は見込めそうになかったからな。――で、開店まではあとどれくらいかかりそうだ?」
「ちょっと待っていてください。確認してきます」
すぐさま店内へと戻り、リウィルと美弦に営業を始められるかたずねる。まだ諸々準備の整っていない部分もあるが、風呂とサウナであればすぐに対応できるという判断から、このパーティー一行を客として店内へと迎え入れる。
「早速風呂へ入りたいのだが」
「でしたらこちらです」
優志はパーティー一行を風呂場へと案内する。
そこで、入浴までのマナーを簡単に説明。
泥だらけの体で湯船にダイブされるわけにもいかないので、懇切丁寧に伝える。
「なるほどな」
パーティーの面々は理解をしてくれたようで、早速男女に別れて風呂へと入って行った。
――それからはまたも怒涛の展開だった。
優志の店の風呂とサウナとコーヒー牛乳を求めて客が殺到。
コーヒー牛乳に関しては、あとから来店した町長が明日から正式に配達を開始するという連絡をくれたので、今日のところはある分だけの販売となる――そう客へ伝えると、我先にコーヒー牛乳を買い求め、あっという間に完売となった。
「こりゃあ相当な数を準備してもすぐに売り切れそうだ」
売れるという自信はあったが、まさかここまでの大人気商品となるとは。さすがの優志も想定外の出来事であった。
「ガラス職人に頼んでまた瓶を作ってもらわないと――うん?」
今後の計画を練る優志は、再び窓の外から感じる視線のようなものに反応して勢いよく振り返った。
優志の咄嗟の動きに対処しきれなかったその視線の送り主は、正体を知られたくないのか顔を手で覆うと慌ててその場から離れていく。
「! 待て!」
優志は慌てて店外へと飛び出す。
窓の外から店内をのぞき込んでいた男は、まだそれほど離れた位置にはいない。
「美弦ちゃん!」
「な、なんですか!?」
「アルベロスにあいつを捕らえるよう指示を!」
「! わかりました!」
優志の様子から只事でないと察した美弦は、三つ目の魔犬アルベロスを逃げて行った男の方へと差し向けた。足の速い魔犬ならば、優志よりも確実に相手を追い込める。
狙いは的中し、のぞき魔の男は自分へ吠えながら先へ行かせないとばかりに妨害をするアルベロスの対処に困っていた。
「もう逃げられないぞ!」
ゆっくりと男へ近づく優志。
その人物は、
「! ガレッタさん!?」
元リウィルの上司である神官長ガレッタだった。
多くの客は高いテンションを保ったまま朝まで飲み明かし、付き合った優志もぐったりと疲れ果ててしまった。
食堂のテーブルに顔を突っ伏していると、
「お疲れ様でした」
美弦が回復水をコップに注いで持ってきてくれた。
ちなみに、美弦は大人たちの大宴会には参加せず就寝したため、優志の状況を目の当たりにしてびっくりした様子だった。
その後、すぐに回復水を持ってきたわけだが、食堂には同じく宴会に巻き込まれたリウィルもソファで唸りながら横になっていた。
どちらもひどい二日酔いのようだが、
「うおっ!!」
「んんっ!!」
回復水の効果であっという間に二日酔い状態から復活。
とりあえず、宴会の後片付けをして、今日からの正式な開店に備える。
「そういえば、開店時間とか決めていませんでしたね」
「深夜まで営業ってことでいいんじゃないかな。宿屋を改装したとはいえ、風呂やらサウナでだいぶ客室を減らしたから、あまり大勢泊まれるわけじゃないし」
宿泊客は少なく、どちらかというと風呂やサウナといった施設の利用を主にして営業を展開してくつもりだ。
それに、まだまだ店内の施設を充実させたいという野望もある。
優志にとってはこの世界で生きていくための術と決めて店づくりを進めてきたが、ダズや町長をはじめとする多くの人々と関わることで、徐々にその心境は変わっていった。
右も左もわからぬ異世界へ召喚された優志。
与えられたスキルをきっかけにして広がった輪がこうして実を結び、新た一歩を踏み出せる後押しとなっている。
そんなフォーブの人たちへの恩返しをしたいという気持ちも込めて、優志はこれからも店舗を発展させていくと心の中で誓った。
「とりあえず、片づけをしてから開店をしましょうか」
合図をするようにポンと手を叩いたリウィルがそう提案する。
昨夜はイレギュラー的に開店したので、準備もままならぬ翌日を迎えてしまった詰めの甘さを反省しつつ、優志はその提案に乗っかることにした。もちろん、美弦もそれに続き、3人は店内の清掃を開始。
その間、店の看板には「準備中」の札を貼りつけておいた。
――数時間後。
「こんなとこかな」
「午後からの開店には間に合いそうですね」
新たにエミリーが加わったダズのパーティーは今日1日ダンジョンへ潜って魔鉱石の採取に勤しむということなので、恐らく来店はないだろう。
そうなると、新規顧客の開拓をしなければならないし、昨日来た客が再び訪れる――いわゆるリピーター層の獲得にも乗り出さなければならない。
開店から数日間の間はブーストがかかって客入りがいいというのはよく聞く話だ。
問題はそこから。
1ヶ月。
2ヶ月。
半年。
1年。
5年。
10年。
――このスキルを活かした店として、長らく繁盛をキープし続けるには、相応の営業努力というものが欠かせなくなる。
「ポイントカード制を導入した方がよさそうかな……」
新たなビジネスプランを練っている時――優志の視界の端に何かが映り込んだ。
「うん?」
「どうかしましたか?」
「いや……窓の外に誰かいたような気がして」
「! お、脅かさないでくださいよ!」
リウィルは優志がおどかしにかかっていると思ったようだが、優志からするとそんな気持ちは毛頭なく、本当に誰かが窓の外からこちらをのぞき込んでいたように見えたのだ。
優志はゆっくりと玄関を開けて外の様子をうかがう。
街外れにあるダンジョンへと続く一本道。
そこには人影など確認できない。
「気のせいだったか……」
なんとなく腑に落ちない優志だったが、
「お? 大将、もうやってるのかい?」
ダンジョン帰りと思われる男女合わせて5人のパーティーが優志に声をかける。
「あ、ああ、もうすぐ開店するところですよ」
「ちょうどよかった。ここの評判はもうだいぶ広まっていてね。それを耳にした俺たちもここを利用しようと思ってダンジョンから戻って来たんだ」
「今日はもうあがりってことですか?」
「これ以上の収穫は見込めそうになかったからな。――で、開店まではあとどれくらいかかりそうだ?」
「ちょっと待っていてください。確認してきます」
すぐさま店内へと戻り、リウィルと美弦に営業を始められるかたずねる。まだ諸々準備の整っていない部分もあるが、風呂とサウナであればすぐに対応できるという判断から、このパーティー一行を客として店内へと迎え入れる。
「早速風呂へ入りたいのだが」
「でしたらこちらです」
優志はパーティー一行を風呂場へと案内する。
そこで、入浴までのマナーを簡単に説明。
泥だらけの体で湯船にダイブされるわけにもいかないので、懇切丁寧に伝える。
「なるほどな」
パーティーの面々は理解をしてくれたようで、早速男女に別れて風呂へと入って行った。
――それからはまたも怒涛の展開だった。
優志の店の風呂とサウナとコーヒー牛乳を求めて客が殺到。
コーヒー牛乳に関しては、あとから来店した町長が明日から正式に配達を開始するという連絡をくれたので、今日のところはある分だけの販売となる――そう客へ伝えると、我先にコーヒー牛乳を買い求め、あっという間に完売となった。
「こりゃあ相当な数を準備してもすぐに売り切れそうだ」
売れるという自信はあったが、まさかここまでの大人気商品となるとは。さすがの優志も想定外の出来事であった。
「ガラス職人に頼んでまた瓶を作ってもらわないと――うん?」
今後の計画を練る優志は、再び窓の外から感じる視線のようなものに反応して勢いよく振り返った。
優志の咄嗟の動きに対処しきれなかったその視線の送り主は、正体を知られたくないのか顔を手で覆うと慌ててその場から離れていく。
「! 待て!」
優志は慌てて店外へと飛び出す。
窓の外から店内をのぞき込んでいた男は、まだそれほど離れた位置にはいない。
「美弦ちゃん!」
「な、なんですか!?」
「アルベロスにあいつを捕らえるよう指示を!」
「! わかりました!」
優志の様子から只事でないと察した美弦は、三つ目の魔犬アルベロスを逃げて行った男の方へと差し向けた。足の速い魔犬ならば、優志よりも確実に相手を追い込める。
狙いは的中し、のぞき魔の男は自分へ吠えながら先へ行かせないとばかりに妨害をするアルベロスの対処に困っていた。
「もう逃げられないぞ!」
ゆっくりと男へ近づく優志。
その人物は、
「! ガレッタさん!?」
元リウィルの上司である神官長ガレッタだった。
15
あなたにおすすめの小説
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる