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第1話「イケメン現れる亅
しおりを挟む大魔法使いイーサン・ハイルは、見た目がかなりよくて、女性でも男性でも虜になるレベルである。
そして無類の女好きで等々、王様のお気に入り国一の美貌の持ち主、側室サファイア、にも手を出していた。
それを知った。この国の王妃メドーサは側室サファイアが、イーサンと密通していると噂を流し、王様が側室サファイアを処刑するだろうと考えていた。
目障りな側室サファイアが、処刑されたら良いなと、首が飛ぶ瞬間を想像していたのだ。
しかし、思惑はずれサファイアは自室で暫くの間、外室禁止。
大魔法使いイーサンは、この国に必要な人間だ。
側室サファイアだけが裁かれると、考えていたが思惑は想像だけで終わったのだ。
王妃メドーサは、謁見の間でイーサンを見た瞬間、恋に落ちて虜に、なっていた。
邪魔な側室サファイアが、追放されたら良いのにと、願っていた。
王様は、王妃メドーサとの密通なら許したが側室サファイアだと話しは別だ。
この国に居なくては、ならない人物だが冷静な判断が出来ない王様は地球に追放を決めた。
未知との遭遇で、この異世界は地球とは全く違う魔法を使い何百年かに一度、魔法使いが宇宙空間を繋げている。
だがしかし、行きはよいよい帰りは怖い帰還した者は、一人もいないのだ。
それでも不思議だ。王族、王族の血筋の者は帰還できた。
私は、相原夕紀20歳、短大卒業後、就職先を探していますが内定無し!
このまま就職難民なのか?
夜のアーケイドを歩いて路地を通り抜けると満面の星空?
珍しいな、産まれて発の美しい星空だね、あっ!人生二度目の流れ星だ。
流れ星に見惚れ、思わず祈ってしまった。
私だけを愛してくれる彼が現れますように。
クリスチャンではないが神父樣が十字を切るようにしていました。
ドーン
何だか、凄い音がした方向を見ると、見目麗しい白人の男性だ。
推定、金髪碧眼、高身長、白人の男性が仁王立ち、彫りの深いイケメン。
たが、全裸だ!そして、彼が立っているレンガが、
陥没している。
この男は、まだ知らない自分が、全裸で歩いていることを、普通は通報され捕まることをだ。
ただ、美しい男は別だった!
女性達に囲まれて、チヤホヤされ下着や洋服に靴下と靴まで履かせてもらい食事に飲み物も貰っていた。
彼女達は、一人では何も出来ない彼を外国の王族が、追い剥ぎにあって途方に暮れていると勝手に勘違いしていた。
「美しい皆さん、ありがとう」
パチン
彼は、指を鳴らすと消えていた。
キャー
パホーマンスだと、ここに居た全員が思っただろう。
イーサンは、魔法は使えるのは助かったが、ここがどこなのか、考えていた。
相原夕紀20歳は、さっきのたぶん何処かの王族が、お忍びで、日本に旅行に来てヴァカンスを楽しんでいたら追い剥ぎにあい、全裸になっていた。
そんな妄想を膨らませて歩いていると、モデルの様な男性が立っている。
その男が、こちら、を見た。
私に気づいたのか?いやまて、話もしていないし、女性に囲まれていたイケメンが私を認識しているはずが無い。
そんな事を考えて、ぼーっと立っていると肩を掴まれ、話しかけられた。
「 今夜、寝る場所が無い、泊めてほしい」
日本語、話せるんだ。
「狭いけど良いかな?」
「勿論かまわない」
「なら、ついてきてね」
彼が手を繋いできた。
不思議ですが、嫌ではなかった。
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