プルチックの瞳

貴方が見てくれる時だけ、私は存在できる。 だから、目を逸らさないで。

彼女の瞳は、美しかった。
――だからこそ、目を逸らしたくなった。

神崎怜菜。
彼女は時々、俺ではない誰かを見ている。

誰かに見られている感覚。
説明のつかない違和感。
そして、神崎怜菜だけが知っている何か。

究極の問い、幽体離脱、共感覚、観測と次元。

これは、世界の境界に触れてしまった少年少女たちの、少しだけ異常な青春の記録。
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