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【3】Astrophyllite
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階段を上り、廊下の右側に翔の部屋がある。
前来た時は行為をした場所で。
と、言うより、成親にしてみればその思い出しかない、場所であり。
部屋に入った瞬間、抱きしめられたから余計に、気持ちがそっちに行ってしまう。
「なる、どしたの? 何か、あった?」
耳元に囁かれる。
「明日、数学の小テストがあんだけど。わかんないトコあったから、訊きに来た」
気持ちを隠して、真面目なフリ。でも。
「……なる、数学、得意じゃなかったっけ?」
「……三角関数、わかんなかった」
半分だけ、嘘。
ちょっと考えたらホントは絶対わかるんだけど。
でも考えようとしたら翔が頭に浮かんできたから。
考えるより、訊きたい……からの、会いたい、になったから。
そんな成親の気持ち、全部わかったみたいに、翔がくす、と笑って。
「じゃ、お勉強しよっか」
体を、放すから。
「……いじわる」成親が口を尖らせた。
その唇に、キス。
成親の肩に置かれた手が、ゆっくりベッドへと押しやる。
そんなに広い部屋じゃないから、数歩後ずさればベッドがある。
ぽす、と倒して、そのまま翔が舌を絡めてきた。
成親の口の中を、翔の舌が蠢く。
お互いの舌を吸い合う。
くちゅ、という水音が耳に届くから、下半身が反応する。
そこに翔の膝が当たった。
「……なる、勃ってる」
唇の隙間で翔が言うと成親が目の縁を赤くした。
「だって……しょーさんのキス、なんか、前よかエロいんだもん」
「なるが可愛いから」
キスだけじゃなく、もっとシたくなる、と目が言ってる。
「しょーさん……」
俺も、シたい。って伝えたいけど。でも、さすがにこんな環境でソンなこと、できないから。
「手で、しよっか?」
翔が成親のベルトに手をかけた。
その瞬間。
「なるー、れーこちゃんがごはんできたよー、だってー」
という陸の声と共に階段を上がってくる足音がした。
二人して慌てて体を起こし、唇の周りの唾液を拭った。
「なるかえってこなかったら、なるのぶんも、たべちゃうよー、だってー」
羽美の声が続き、コンコンコンと扉がノックされて。
「ごめんね。お勉強の邪魔しちゃ悪いかなーって思ったんだけど、玲子さん、やりかねないから……」
扉が開いて、美香が申し訳なさそうに言った。
「あ、うん。ありがと、美香ちゃん。あいつ、まじでやるから」
多分、まだ頬とか赤いかも、と成親が両手で頬を抑えながら言う。
「じゃ、なる。また金曜日に、続き教えてやっから」
翔はしれっと成親に手を振る。
あ、コレ多分俺いなくなったら一人でヌくヤツだ。と、思ったけれど。
だからといって、食いっぱぐれるわけにもいかないし。
成親も手を振ると、美香たちと一緒に階段を下りた。
「ごめんねー、なるくん。お勉強、できた?」
「ん、ダイジョブ。俺、しょーさんのおかげで結構賢くなったんだよ」
「なる、にいにとなかよしだもんな」
陸が横から混ぜ返す。
「うーたんもなるとなかよしだもん」
「またあそび、くる?」
「来るよー。今度はしょーさんと、四人でいっぱい遊ぼうな?」
成親が言うと、二人が満面の笑みで頷くから。
そんな天使二人に、成親の下半身も完全に浄化されたらしく、楠本家を出る頃には成親のモノはすっかり落ち着いていた。
前来た時は行為をした場所で。
と、言うより、成親にしてみればその思い出しかない、場所であり。
部屋に入った瞬間、抱きしめられたから余計に、気持ちがそっちに行ってしまう。
「なる、どしたの? 何か、あった?」
耳元に囁かれる。
「明日、数学の小テストがあんだけど。わかんないトコあったから、訊きに来た」
気持ちを隠して、真面目なフリ。でも。
「……なる、数学、得意じゃなかったっけ?」
「……三角関数、わかんなかった」
半分だけ、嘘。
ちょっと考えたらホントは絶対わかるんだけど。
でも考えようとしたら翔が頭に浮かんできたから。
考えるより、訊きたい……からの、会いたい、になったから。
そんな成親の気持ち、全部わかったみたいに、翔がくす、と笑って。
「じゃ、お勉強しよっか」
体を、放すから。
「……いじわる」成親が口を尖らせた。
その唇に、キス。
成親の肩に置かれた手が、ゆっくりベッドへと押しやる。
そんなに広い部屋じゃないから、数歩後ずさればベッドがある。
ぽす、と倒して、そのまま翔が舌を絡めてきた。
成親の口の中を、翔の舌が蠢く。
お互いの舌を吸い合う。
くちゅ、という水音が耳に届くから、下半身が反応する。
そこに翔の膝が当たった。
「……なる、勃ってる」
唇の隙間で翔が言うと成親が目の縁を赤くした。
「だって……しょーさんのキス、なんか、前よかエロいんだもん」
「なるが可愛いから」
キスだけじゃなく、もっとシたくなる、と目が言ってる。
「しょーさん……」
俺も、シたい。って伝えたいけど。でも、さすがにこんな環境でソンなこと、できないから。
「手で、しよっか?」
翔が成親のベルトに手をかけた。
その瞬間。
「なるー、れーこちゃんがごはんできたよー、だってー」
という陸の声と共に階段を上がってくる足音がした。
二人して慌てて体を起こし、唇の周りの唾液を拭った。
「なるかえってこなかったら、なるのぶんも、たべちゃうよー、だってー」
羽美の声が続き、コンコンコンと扉がノックされて。
「ごめんね。お勉強の邪魔しちゃ悪いかなーって思ったんだけど、玲子さん、やりかねないから……」
扉が開いて、美香が申し訳なさそうに言った。
「あ、うん。ありがと、美香ちゃん。あいつ、まじでやるから」
多分、まだ頬とか赤いかも、と成親が両手で頬を抑えながら言う。
「じゃ、なる。また金曜日に、続き教えてやっから」
翔はしれっと成親に手を振る。
あ、コレ多分俺いなくなったら一人でヌくヤツだ。と、思ったけれど。
だからといって、食いっぱぐれるわけにもいかないし。
成親も手を振ると、美香たちと一緒に階段を下りた。
「ごめんねー、なるくん。お勉強、できた?」
「ん、ダイジョブ。俺、しょーさんのおかげで結構賢くなったんだよ」
「なる、にいにとなかよしだもんな」
陸が横から混ぜ返す。
「うーたんもなるとなかよしだもん」
「またあそび、くる?」
「来るよー。今度はしょーさんと、四人でいっぱい遊ぼうな?」
成親が言うと、二人が満面の笑みで頷くから。
そんな天使二人に、成親の下半身も完全に浄化されたらしく、楠本家を出る頃には成親のモノはすっかり落ち着いていた。
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