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(1)私の投資スタイルについて
2.銘柄の選定をする際に心がけていること
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前回、「人間である以上は損切りなんてできません」と書きました。
ということは、損切りができないという前提で株式投資をすることになりますので、
・買う銘柄をどうするのか
・買うタイミングをどうするのか
この二つに命をかけ、
・信用買いではなく現物買い
をして、あとは
・いくら値が下がっても損切りせず、ひたすら待つ
という戦略になります。
これはおそらく、一万人に1人もいない『損切りができる人』以外の個人投資家には最良の戦い方だと思います。
今回と次回は『買う銘柄をどうするか』についての考えを書いてみようと思います。
私が株式投資をする際は、投資先の候補を検討する上で以下の点を注意しています。
◆マザーズ(グロース市場)の会社は避ける ※
私の場合、マザーズに上場している会社の株は基本的に買いません。
非専業の個人投資家は本業での収入がありますので、「上がるまでひたすら待つ」という、専業トレーダーやファンドではできない戦略を実行することができます。が、マザーズに上場している会社はその戦略が通用しない値動きをすることが多いです。
待てば待つほど右肩下がりで永遠に株価が戻らない雰囲気の会社も多いですし、グロースなのに成長性がないという何がしたいのかわからない会社もあるので、投資対象としては不適切だと考えています。
※東証は2022年4月4日に、現在の市場区分を「プライム市場・スタンダード市場・グロース市場」の3つの市場区分に見直す予定です。現在のマザーズに上場している会社のほとんどがグロース市場の区分になると思います。
◆配当の利回りが悪い・配当の安定していない会社は避ける
私の場合、買う時点での配当利回りが良く(3%以上。できれば4%以上)、過去の配当額も安定している銘柄を買うようにしています。
『配当利回りが悪い』『配当が0円や著しく低額』『頻繁に減配』といった会社の株はまず買いません。
これは理由が三つあります。
・配当利回りが悪い会社は既に割高である可能性があるため。
・無配もしくは低配当の会社は、保有している間の楽しみがないため。
・配当利回りが良く配当額も安定している会社は、相場が大崩れになったときもさほど下がらないことが多く、精神衛生上よいため。
といった感じです。
なお配当が安定していても、EPS(=1株あたり利益)よりも配当金が高くなっている、いわゆる『タコ足配当』が続いている会社の株は基本的に避けています。
◆上場して間もない会社は避ける
いわゆる上場ゴールというような、上場後ひたすら株価が下がり続ける会社がまれに存在します。
その場合、「上がるまでひたすら待つ」という非専業個人投資家ならではの戦略が通用しません。
上場して年数が経っていれば、そのような会社はチャートを見れば容易にわかります。
ですが上場して間もない会社はチャートが期間不足であり、上場ゴールでないという確証を持つのは極めて困難です。
よって私は、上場して間もない会社の株も基本的には買わないようにしています。
◆レバレッジ型ETFやインバース型ETFは避ける
1570日経平均レバレッジ上場投信などのレバレッジ型ETFや、1357日経ダブルインバース上場投信などのインバース型ETFは買わないようにしています。
これは、それらを持っていると落ち着かなくなるためです。精神衛生上よくありませんし、本業を持っている人には向いていないと思います。
◆減価する先物型ETFは避ける
1699NOMURA原油インデックス上場や1552国際のETF VIX短期先物指数などの先物型ETFは、持っているだけでロールオーバーやコンタンゴで減価していきます。
「上がるまでひたすら待つ」ということができませんので、私は買わないようにしています。
以上を注意して銘柄を選定すると、自然と割安かつ優良な会社の株を買うことになると思います。
だいたい購入候補が固まったら、すぐに『買うタイミング』を考えるのではなく、先に『会社を調べる』というプロセスに入ります。
それは次回に述べたいと思います。
ということは、損切りができないという前提で株式投資をすることになりますので、
・買う銘柄をどうするのか
・買うタイミングをどうするのか
この二つに命をかけ、
・信用買いではなく現物買い
をして、あとは
・いくら値が下がっても損切りせず、ひたすら待つ
という戦略になります。
これはおそらく、一万人に1人もいない『損切りができる人』以外の個人投資家には最良の戦い方だと思います。
今回と次回は『買う銘柄をどうするか』についての考えを書いてみようと思います。
私が株式投資をする際は、投資先の候補を検討する上で以下の点を注意しています。
◆マザーズ(グロース市場)の会社は避ける ※
私の場合、マザーズに上場している会社の株は基本的に買いません。
非専業の個人投資家は本業での収入がありますので、「上がるまでひたすら待つ」という、専業トレーダーやファンドではできない戦略を実行することができます。が、マザーズに上場している会社はその戦略が通用しない値動きをすることが多いです。
待てば待つほど右肩下がりで永遠に株価が戻らない雰囲気の会社も多いですし、グロースなのに成長性がないという何がしたいのかわからない会社もあるので、投資対象としては不適切だと考えています。
※東証は2022年4月4日に、現在の市場区分を「プライム市場・スタンダード市場・グロース市場」の3つの市場区分に見直す予定です。現在のマザーズに上場している会社のほとんどがグロース市場の区分になると思います。
◆配当の利回りが悪い・配当の安定していない会社は避ける
私の場合、買う時点での配当利回りが良く(3%以上。できれば4%以上)、過去の配当額も安定している銘柄を買うようにしています。
『配当利回りが悪い』『配当が0円や著しく低額』『頻繁に減配』といった会社の株はまず買いません。
これは理由が三つあります。
・配当利回りが悪い会社は既に割高である可能性があるため。
・無配もしくは低配当の会社は、保有している間の楽しみがないため。
・配当利回りが良く配当額も安定している会社は、相場が大崩れになったときもさほど下がらないことが多く、精神衛生上よいため。
といった感じです。
なお配当が安定していても、EPS(=1株あたり利益)よりも配当金が高くなっている、いわゆる『タコ足配当』が続いている会社の株は基本的に避けています。
◆上場して間もない会社は避ける
いわゆる上場ゴールというような、上場後ひたすら株価が下がり続ける会社がまれに存在します。
その場合、「上がるまでひたすら待つ」という非専業個人投資家ならではの戦略が通用しません。
上場して年数が経っていれば、そのような会社はチャートを見れば容易にわかります。
ですが上場して間もない会社はチャートが期間不足であり、上場ゴールでないという確証を持つのは極めて困難です。
よって私は、上場して間もない会社の株も基本的には買わないようにしています。
◆レバレッジ型ETFやインバース型ETFは避ける
1570日経平均レバレッジ上場投信などのレバレッジ型ETFや、1357日経ダブルインバース上場投信などのインバース型ETFは買わないようにしています。
これは、それらを持っていると落ち着かなくなるためです。精神衛生上よくありませんし、本業を持っている人には向いていないと思います。
◆減価する先物型ETFは避ける
1699NOMURA原油インデックス上場や1552国際のETF VIX短期先物指数などの先物型ETFは、持っているだけでロールオーバーやコンタンゴで減価していきます。
「上がるまでひたすら待つ」ということができませんので、私は買わないようにしています。
以上を注意して銘柄を選定すると、自然と割安かつ優良な会社の株を買うことになると思います。
だいたい購入候補が固まったら、すぐに『買うタイミング』を考えるのではなく、先に『会社を調べる』というプロセスに入ります。
それは次回に述べたいと思います。
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