66 / 103
元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です
全部、引き受けたのは自分だった
しおりを挟む
白い息が、冬の空へとふわりと溶けていく。
澄んだ空気が肌を刺すように冷たく、空は雲を厚く重ねていた。
予報では夕方から雪が降るらしい。
まだ降り出してはいないものの、どこか空気の粒が硬くなってきたように感じる。
大学のベンチに腰を下ろして、悠真は膝の上に開いた手帳に目を落とした。
見開きの一週間分のページは、すでに予定で埋め尽くされている。
ゼミの発表、グループワークの準備、友人に頼まれて引き受けたノート代筆、サークルのイベント準備、そしてバイトのシフト。
時間の隙間という隙間が、黒いインクで埋められている。
予定を書くたび、やるべきことが整理されていく感覚が好きだった。
それが「頑張っている証拠」だと、どこかで思っていた。
「偉いね」「すごいね」
誰かに言われるその言葉が、自分を支えていた。
そう、思っていた。
だけど最近、その言葉がただの「確認」みたいに聞こえることがある。
「すごいね」は、もう驚きではない。
「偉いね」は、ねぎらいではない。
ただ、自分に課せられた役割を反射的に口にされているだけ。
「悠真ならやってくれる」
「悠真なら断らない」
自分でもそう思っている。
だから、断らない。
「大丈夫だよ」「やっとくよ」
そんな言葉が、もう口癖になっていた。
頼まれると、断る理由を探すより、どうやってやりくりするかを考えてしまう。
無理そうでも、「まあ、なんとかなるか」と思ってしまう。
そして実際に、どうにかしてしまう自分がいた。
だが、その“なんとかなる”は、もう限界に近づいている。
睡眠時間は削られ、食事は雑になり、疲れが抜けないまま次の予定に追われる。
それでも、笑って受け入れてしまうのは、「できない」と言ったときの周囲の反応が怖いからだった。
期待されている。
だから、応えなくちゃいけない。
その考えが、いつの間にか背中に根を張っていた。
「俺がやった方が早いしな」
手帳に予定を書き加えながら、つい呟いたその一言に、自分でも眉をひそめた。
いつからそんなふうに考えるようになったのか。
“早い”というだけで、自分を使い続ける理由にしていたのか。
代筆を頼んできた友人は、風邪をひいて声もかすれていた。
「助かる、マジで」と申し訳なさそうに笑った顔が浮かぶ。
断れなかった。
それは、その人が悪いからではない。
ただ、自分が断らなかっただけだ。
“誰にも頼れない”わけじゃない。
“頼られることが嫌”なわけでもない。
けれど――そればかりが続いていくと、ふと、自分がいなくなっても誰も気づかないんじゃないかという不安が顔を出す。
“できる人間”として振る舞うことが、自分の存在理由になっていた。
便利だから、求められる。
求められるから、無理してでも応える。
そしてまた、次の期待が降ってくる。
そうやって自分を回してきた。
けれど――このまま回し続けて、どこへ向かうんだろう。
ふと、手帳を閉じた。
表紙の黒いカバーに、かすかな指の跡が残っている。
それを親指でなぞりながら、悠真は空を見上げた。
空一面を覆う雲は重く、いまにも崩れそうだった。
風が少しだけ強くなり、頬をなでていく。
白い息が再び空へと昇っていった。
静かな構内に、遠くから誰かの笑い声が聞こえる。
どこかの講義が終わったのか、学生たちが建物から出てくる気配がした。
自分も、そろそろ行かなきゃいけない。
次の予定へ、また笑顔で向かわなければ。
だけど、ほんの一瞬、ベンチから立ち上がるのをためらった。
この手帳の中に書かれたすべての予定は、たしかに自分が引き受けたものだ。
誰かに押しつけられたわけじゃない。
自分の手で、自分の意思で、「やる」と言った。
だけど――「やらない」とは、言えなかった。
言わなかった。
言えない、と思っていた。
「できません」と言えば、がっかりされる。
「無理です」と言えば、責められる。
そう思っていた。
けれど、本当は――そうされるのが怖かっただけなのかもしれない。
「頼まれるのが嬉しかったんじゃなくて、断ったときに嫌われるのが怖かっただけなんだ」
ふと、胸の中で言葉が形になった。
そのことに、ようやく気がついた。
スケジュールを詰め込むたびに、自分は安心していた。
“これだけやってるんだから、大丈夫”と、自分に言い聞かせていた。
けれど、それは安心ではなく、“不安の裏返し”だった。
本当は、誰かに言ってほしかった。
「無理するなよ」
「手伝おうか」
そんな、たったひとことを。
でもそれは、言わせる前に、自分から放棄してしまっていたのかもしれない。
白い息がまた、空へと消えていく。
悠真はゆっくりと立ち上がった。
ポケットの中で凍えた指を握りしめながら、次の予定のことを考える。
まだ、断ることはできない。
けれど――自分がそう感じた、という事実だけは、今日ちゃんと覚えておこうと思った。
「全部、引き受けたのは自分だった」
その自覚が、どこかで最初の分岐点になる気がした。
澄んだ空気が肌を刺すように冷たく、空は雲を厚く重ねていた。
予報では夕方から雪が降るらしい。
まだ降り出してはいないものの、どこか空気の粒が硬くなってきたように感じる。
大学のベンチに腰を下ろして、悠真は膝の上に開いた手帳に目を落とした。
見開きの一週間分のページは、すでに予定で埋め尽くされている。
ゼミの発表、グループワークの準備、友人に頼まれて引き受けたノート代筆、サークルのイベント準備、そしてバイトのシフト。
時間の隙間という隙間が、黒いインクで埋められている。
予定を書くたび、やるべきことが整理されていく感覚が好きだった。
それが「頑張っている証拠」だと、どこかで思っていた。
「偉いね」「すごいね」
誰かに言われるその言葉が、自分を支えていた。
そう、思っていた。
だけど最近、その言葉がただの「確認」みたいに聞こえることがある。
「すごいね」は、もう驚きではない。
「偉いね」は、ねぎらいではない。
ただ、自分に課せられた役割を反射的に口にされているだけ。
「悠真ならやってくれる」
「悠真なら断らない」
自分でもそう思っている。
だから、断らない。
「大丈夫だよ」「やっとくよ」
そんな言葉が、もう口癖になっていた。
頼まれると、断る理由を探すより、どうやってやりくりするかを考えてしまう。
無理そうでも、「まあ、なんとかなるか」と思ってしまう。
そして実際に、どうにかしてしまう自分がいた。
だが、その“なんとかなる”は、もう限界に近づいている。
睡眠時間は削られ、食事は雑になり、疲れが抜けないまま次の予定に追われる。
それでも、笑って受け入れてしまうのは、「できない」と言ったときの周囲の反応が怖いからだった。
期待されている。
だから、応えなくちゃいけない。
その考えが、いつの間にか背中に根を張っていた。
「俺がやった方が早いしな」
手帳に予定を書き加えながら、つい呟いたその一言に、自分でも眉をひそめた。
いつからそんなふうに考えるようになったのか。
“早い”というだけで、自分を使い続ける理由にしていたのか。
代筆を頼んできた友人は、風邪をひいて声もかすれていた。
「助かる、マジで」と申し訳なさそうに笑った顔が浮かぶ。
断れなかった。
それは、その人が悪いからではない。
ただ、自分が断らなかっただけだ。
“誰にも頼れない”わけじゃない。
“頼られることが嫌”なわけでもない。
けれど――そればかりが続いていくと、ふと、自分がいなくなっても誰も気づかないんじゃないかという不安が顔を出す。
“できる人間”として振る舞うことが、自分の存在理由になっていた。
便利だから、求められる。
求められるから、無理してでも応える。
そしてまた、次の期待が降ってくる。
そうやって自分を回してきた。
けれど――このまま回し続けて、どこへ向かうんだろう。
ふと、手帳を閉じた。
表紙の黒いカバーに、かすかな指の跡が残っている。
それを親指でなぞりながら、悠真は空を見上げた。
空一面を覆う雲は重く、いまにも崩れそうだった。
風が少しだけ強くなり、頬をなでていく。
白い息が再び空へと昇っていった。
静かな構内に、遠くから誰かの笑い声が聞こえる。
どこかの講義が終わったのか、学生たちが建物から出てくる気配がした。
自分も、そろそろ行かなきゃいけない。
次の予定へ、また笑顔で向かわなければ。
だけど、ほんの一瞬、ベンチから立ち上がるのをためらった。
この手帳の中に書かれたすべての予定は、たしかに自分が引き受けたものだ。
誰かに押しつけられたわけじゃない。
自分の手で、自分の意思で、「やる」と言った。
だけど――「やらない」とは、言えなかった。
言わなかった。
言えない、と思っていた。
「できません」と言えば、がっかりされる。
「無理です」と言えば、責められる。
そう思っていた。
けれど、本当は――そうされるのが怖かっただけなのかもしれない。
「頼まれるのが嬉しかったんじゃなくて、断ったときに嫌われるのが怖かっただけなんだ」
ふと、胸の中で言葉が形になった。
そのことに、ようやく気がついた。
スケジュールを詰め込むたびに、自分は安心していた。
“これだけやってるんだから、大丈夫”と、自分に言い聞かせていた。
けれど、それは安心ではなく、“不安の裏返し”だった。
本当は、誰かに言ってほしかった。
「無理するなよ」
「手伝おうか」
そんな、たったひとことを。
でもそれは、言わせる前に、自分から放棄してしまっていたのかもしれない。
白い息がまた、空へと消えていく。
悠真はゆっくりと立ち上がった。
ポケットの中で凍えた指を握りしめながら、次の予定のことを考える。
まだ、断ることはできない。
けれど――自分がそう感じた、という事実だけは、今日ちゃんと覚えておこうと思った。
「全部、引き受けたのは自分だった」
その自覚が、どこかで最初の分岐点になる気がした。
59
あなたにおすすめの小説
最弱白魔導士(♂)ですが最強魔王の奥様になりました。
はやしかわともえ
BL
のんびり書いていきます。
2023.04.03
閲覧、お気に入り、栞、ありがとうございます。m(_ _)m
お待たせしています。
お待ちくださると幸いです。
2023.04.15
閲覧、栞、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
更新頻度が遅く、申し訳ないです。
今月中には完結できたらと思っています。
2023.04.17
完結しました。
閲覧、栞、お気に入りありがとうございます!
すずり様にてこの物語の短編を0円配信しています。よろしければご覧下さい。
転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした
リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。
仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!
原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!
だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。
「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」
死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?
原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に!
見どころ
・転生
・主従
・推しである原作悪役に溺愛される
・前世の経験と知識を活かす
・政治的な駆け引きとバトル要素(少し)
・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程)
・黒猫もふもふ
番外編では。
・もふもふ獣人化
・切ない裏側
・少年時代
などなど
最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。
推し様たちを法廷で守ったら気に入られちゃいました!?〜前世で一流弁護士の僕が華麗に悪役を弁護します〜
ホノム
BL
下級兵の僕はある日一流弁護士として生きた前世を思い出した。
――この世界、前世で好きだったBLゲームの中じゃん!
ここは「英雄族」と「ヴィラン族」に分かれて二千年もの間争っている世界で、ヴィランは迫害され冤罪に苦しむ存在――いやっ僕ヴィランたち全員箱推しなんですけど。
これは見過ごせない……! 腐敗した司法、社交界の陰謀、国家規模の裁判戦争――全てを覆して〝弁護人〟として推したちを守ろうとしたら、推し皆が何やら僕の周りで喧嘩を始めて…?
ちょっと困るって!これは法的事案だよ……!
小悪魔系世界征服計画 ~ちょっと美少年に生まれただけだと思っていたら、異世界の救世主でした~
朱童章絵
BL
「僕はリスでもウサギでもないし、ましてやプリンセスなんかじゃ絶対にない!」
普通よりちょっと可愛くて、人に好かれやすいという以外、まったく普通の男子高校生・瑠佳(ルカ)には、秘密がある。小さな頃からずっと、別な世界で日々を送り、成長していく夢を見続けているのだ。
史上最強の呼び声も高い、大魔法使いである祖母・ベリンダ。
その弟子であり、物腰柔らか、ルカのトラウマを刺激しまくる、超絶美形・ユージーン。
外見も内面も、強くて男らしくて頼りになる、寡黙で優しい、薬屋の跡取り・ジェイク。
いつも笑顔で温厚だけど、ルカ以外にまったく価値を見出さない、ヤンデレ系神父・ネイト。
領主の息子なのに気さくで誠実、親友のイケメン貴公子・フィンレー。
彼らの過剰なスキンシップに狼狽えながらも、ルカは日々を楽しく過ごしていたが、ある時を境に、現実世界での急激な体力の衰えを感じ始める。夢から覚めるたびに強まる倦怠感に加えて、祖母や仲間達の言動にも不可解な点が。更には魔王の復活も重なって、瑠佳は次第に世界全体に疑問を感じるようになっていく。
やがて現実の自分の不調の原因が夢にあるのではないかと考えた瑠佳は、「夢の世界」そのものを否定するようになるが――。
無自覚小悪魔ちゃん、総受系愛され主人公による、保護者同伴RPG(?)。
(この作品は、小説家になろう、カクヨムにも掲載しています)
【完結】父を探して異世界転生したら男なのに歌姫になってしまったっぽい
御堂あゆこ
BL
超人気芸能人として活躍していた男主人公が、痴情のもつれで、女性に刺され、死んでしまう。
生前の行いから、地獄行き確定と思われたが、閻魔様の気まぐれで、異世界転生することになる。
地獄行き回避の条件は、同じ世界に転生した父親を探し出し、罪を償うことだった。
転生した主人公は、仲間の助けを得ながら、父を探して旅をし、成長していく。
※含まれる要素
異世界転生、男主人公、ファンタジー、ブロマンス、BL的な表現、恋愛
※小説家になろうに重複投稿しています
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
転生したら乙女ゲームのモブキャラだったのでモブハーレム作ろうとしたら…BLな方向になるのだが
松林 松茸
BL
私は「南 明日香」という平凡な会社員だった。
ありふれた生活と隠していたオタク趣味。それだけで満足な生活だった。
あの日までは。
気が付くと大好きだった乙女ゲーム“ときめき魔法学院”のモブキャラ「レナンジェス=ハックマン子爵家長男」に転生していた。
(無いものがある!これは…モブキャラハーレムを作らなくては!!)
その野望を実現すべく計画を練るが…アーな方向へ向かってしまう。
元日本人女性の異世界生活は如何に?
※カクヨム様、小説家になろう様で同時連載しております。
5月23日から毎日、昼12時更新します。
悪役側のモブになっても推しを拝みたい。【完結】
瑳来
BL
大学生でホストでオタクの如月杏樹はホストの仕事をした帰り道、自分のお客に刺されてしまう。
そして、気がついたら自分の夢中になっていたBLゲームのモブキャラになっていた!
……ま、推しを拝めるからいっか! てな感じで、ほのぼのと生きていこうと心に決めたのであった。
ウィル様のおまけにて完結致しました。
長い間お付き合い頂きありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる