天才中学生高過ぎる知力で理不尽をぶっ飛ばす!

yoshikazu

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第29話 騎士団長の特訓

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元気なノックで目が覚める。
エルが元気な声で呼ぶ。
『師匠ー!騎士団長さんが待ってますよ!!』
騎士団長よ張り切り過ぎだろう!外はまだ薄暗く夜が開けたばかり。昨日は興奮して寝付けなかったのだろう。
『・・はぁ。今行くと伝えてくれ!』
『はーい!』
元気なエルの声が返ってくる。

会議室に入るといきなり
『師匠!おはよう御座います!』
騎士団長達が90度のおじきで迎えた。
気合いが入り過ぎである。年上の方々からこの扱いはなんだか照れ臭い・・・。
『おはよう!肩の力を抜いてくれ。これから特訓の進め方を説明する。』
『はい!お願いします!』
(肩の力を抜けと言ったのに・・・)
『魔物が群生する場所は決まっているか?』
カルメンが答える。
『はい!王都の北に広がる森があります。レベルが高い魔物が多く、定期的にAランク冒険者がパーティーを組んで討伐しています。西の森を抜け暫くあるくと入り口が見えてきます。歩きで約半日程かかります。』
『よし、分かったそこが特訓の場所だ!』
『それでは説明しよう!!まず時間が惜しいので馬車で行く。と言っても馬ではなく俺が引っ張って行くので非常に揺れるので耐えてくれ!』
『あ、あの。師匠が引くのですか?』
カルメンが不思議そうに聞く。
『そうだ!歩いて半日なら1時間くらいで着くと思う。ただ非常に揺れるので耐えてくれ!!帰りはレベルも上がりステータスも上がっているから走って帰る。
ここで、お前達に宿題をだす。【索敵】を覚えろ!』
『師匠!質問です。』
女性騎士団長サーシャが手を挙げる。
『はい。どうぞ!』
『まず【索敵】はスキルですがそんなに簡単に覚えられるのでしょうか?
次に帰りにはレベルが上がってステータスが上がると言われましたが、そんなに大幅に上がるのでしょうか?』
『いい質問です!これは個人情報なので外には漏らさないで欲しいのですがいいですか?もちろん弟子ではない王様にも!』
騎士団長達お互いの顔を見渡し、
『はい!分かりました!』揃って返事をする。
俺は、自分のスキルや効果を説明した。騎士団長達は半信半疑ではあったが自分達が強くなる為である。付いて行くと決意する。
『それでは町の外に集合です!!』
『はい!!』
会議室を出ると弟子達が待っていた。
『師匠!今日は町に行ってきてもいいですよね?』とパルが笑顔で聞いてくる。
ここで駄目だと言ったらどうするのだろうと思うが、堪えて笑顔で許可する。
弟子達は飛び跳ねて喜んでる。
『お前たち!余りはしゃぐなよ!それと今日はいいが明日は騎士団長達の特訓に付き合ってくれ!』
ギエンがニヤリと笑い、
『楽しそうだなぁ!明日が楽しみだ!』
ジンも頷いて口角を上げて笑う。

整列した騎士団長達に大きな馬車の荷台に乗るように指示する。皆素直に乗り込む。
『今から出発する。ここから特訓は始まる!非常に揺れる!!耐えろ!!いいな?』
『はい!!』
『出発!!』
問答無用で走り出す!!全力で走る!!
荷台が踊る!騎士団長だけあって叫び声は聞こえない。時折り呻き声が漏れてくるだけである。たまにサービスでエリアヒールをかけながらさらに走る!魔物も出てくるが蹴散らしながら走る。すると1時間もせずに目的地に着いたのだった。
『お前達!着いたぞ!!』
誰も出てこない・・。荷台を除いて見るとみんな項垂れ燃え尽きていた。
そこでエリアヒールをかけると、なんとかみんな顔は死んでいるが降りてきた。懐かしい光景だ。
『お前達!準備体操は終わりだ!!これから休憩した後に特訓に入る!いいな!!』
『・・・・はい。』
皆んな案の定覇気の無い返事だ。なので喝をいれる。
『お前達!!朝の元気はどうした!!兄弟子達はお前達の倍の時間移動して耐えたんだぞ!!』
(降りた時には同じ状態だったが・・・。)
『ギ、ギエン殿達はこれの倍?!・・考えただけでも気が遠くなる・・・。だが俺達も負けてはいられん!!やるぞ!お前ら!』
騎士団長達の目に覇気が戻った。

そしてこの特訓が厄介事の始まりになるのであった、、、。
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