101 / 183
第99話 魔法王シャル復活
しおりを挟む
『何だとぉぉぉぉ!!!スレイグ達が捕まっただと?!
ドジを踏みやがって・・・レベル230だからって調子に乗るからこうなるんだ!!
まだまだ魔力が足らんのに・・・。
くそ!余計な事を言わなければ良いが・・』
『ギルドマスターのレノンだ!』
『パルよ。』
『あんたが奴らを捕まえたんだってな!
助かったよ!
原因も分からず困っていたんだ!
本当にありがとう!報酬はもちろん出すからな!!』
ギルドマスターのレノンが満面の笑みで笑っている。
パルは少し引きながら
『それより〈魔法王シャル〉の復活って言ってたけど大丈夫なの?』
レノンは突然真面目な顔になる。
『それなんだが、〈魔法王シャル〉の封印は本人の魔力を使って居るんだ。
話によると本来、封印の剣を使っていたんだがシャルの魔力が強すぎて本体は封印出来ても魔力が溢れて魔物が溢れて来たんだ。
そこで国中から300人以上の魔法使いを集めてシャルの魔力を祠の中に封じ込めたんだ。
その魔力の壁は内側からシャルの魔力で補給される様になって居るんだよ。
だからその封印を解くには、魔法使い300人分の魔力と〈魔法王シャル〉の魔力を越える魔力が必要なんだ!
そんな魔力を集めるのは無理だといわれている。』
『そうなんだ・・・だけどそれをやろうとしている奴らが居るのよね?
でもそれだけの魔力を集めようとすればどれだけの冒険者が犠牲になるの?!
早く捕まえてぶっ飛ばさないと!!』
パルは立ち上がりさっき捕まえた男達の所へ向かった。
男達は最低限の回復されて縛られていた。
そしてパルの姿を見るともがきながら逃げようとする。
『ひいぃぃぃ!!!来るなぁぁぁぁ!!!
魔人だ!!あいつは魔人だぁぁぁぁ!!』
パルの目元が引き攣る・・・
『誰が魔人よぉぉぉぉ!!!!この人攫いがぁぁぁぁぁ!!!!』
先頭の男のこめかみを蹴り飛ばす!!
『ごはぁぁぁぁぁ!!!』
どがしゃあぁぁぁぁん!!!!
男はギルドの受け付けカウンターにめり込む。
パルは残りの男達に振り返り小枝をクルクル回す。
『ふぅぅぅ。ここには回復士が居るから遠慮なく行くわよ!!
さあ、親玉はどこに居るの?言わないと分かっているわよね!』
男達が怯えて芋虫の様にもがきながら後ずさりパニックになる。
『た、助けて・・・だ、誰か助けてくれ!!こ、殺される!!』
『あ、あの女を近づけないで!!お願いだぁぁぁぁ!!!!』
パルのこめかみに青筋が走る・・・
『質問にぃぃぃぃぃ!!!!答えなさいぃぃぃぃぃぃ!!!』
パルが全力でブレる!
ズバババババババババババババババババン!!!!!
『あんぎぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
男達がボロ雑巾の様に転がる。
『回復士!!よろしく!!』
パルが振り向く!
『は、はい!』
呆けていた回復士が慌て男達を回復する。
男達から呻き声が聞こえる。
『あ、うぅぅ・・・いてぇぇぇ・・・
い、生きてる・・のか?』
パルは気にもぜずに同じ質問をする!
『さあ!親玉はどこ?早く答えないと回復しきれないかもよ?』
1人の男が耐えきれずに話し出す。
『あ、、、う、、き、教会・・・郊外の・・
地下・・・た、助けて・・・』
パルはニヤリと笑う。
『なんだ!根性ないのね?!最初から話してたらこんな事になって無かったのに!馬鹿なグズ達ね!』
この様子を見ていたレノンを始め冒険者達は
絶対この人には逆らわない様にしようと誓うのであった。
『レノンさん!』
『は、はい!!』
『聞いた通りよ!郊外の教会に人を集めて!油断はしないようにね!』
『パル様!了解しました!!今回の黒幕を確保致します!!』
何故かギルドマスターが敬語になるのだった。
『よし!周りを包囲しろ!』
警備隊長が指示を飛ばす!
『中には23人居るわ!気を付けてね!』
パルが【索敵】で人数を確認する。
『レノンさん。私も行くわ!
親玉を捕まえてぶっ飛ばしてやるわ!!』
パルは力強く拳を握る。
教会の中に入ると埃っぽくステンドグラスからの光に埃が照らされる。
『2人動いた。見張りね。地下に降りる場所は分かったわ!こっちよ。』
パルを先頭に祭壇の奥に進んで行くと古びた扉があった。
(扉の向こうには誰も居ないわ。地下で皆さん慌てているわね・・・)
パルはニヤリと悪い顔になり扉を開ける。
『みんな!少し離れてね!さあ!くらいなさい!【ウォーターウェイブ】!!』
地下への入り口に大量の水を叩き込む!!
大量の水は溢れる事なくどんどん中へ吸い込まれて行く!
しかし暫くしても溢れてくる気配がない・・・。
『しまった!!抜け道があるわ!!』
パルが失敗に気付いた瞬間!
突然大きな気配が現れ、そして無数の気配が現れる。
パル達が外へ出ると城壁の向こうに数万規模の魔物が蠢いていた・・・。
ドジを踏みやがって・・・レベル230だからって調子に乗るからこうなるんだ!!
まだまだ魔力が足らんのに・・・。
くそ!余計な事を言わなければ良いが・・』
『ギルドマスターのレノンだ!』
『パルよ。』
『あんたが奴らを捕まえたんだってな!
助かったよ!
原因も分からず困っていたんだ!
本当にありがとう!報酬はもちろん出すからな!!』
ギルドマスターのレノンが満面の笑みで笑っている。
パルは少し引きながら
『それより〈魔法王シャル〉の復活って言ってたけど大丈夫なの?』
レノンは突然真面目な顔になる。
『それなんだが、〈魔法王シャル〉の封印は本人の魔力を使って居るんだ。
話によると本来、封印の剣を使っていたんだがシャルの魔力が強すぎて本体は封印出来ても魔力が溢れて魔物が溢れて来たんだ。
そこで国中から300人以上の魔法使いを集めてシャルの魔力を祠の中に封じ込めたんだ。
その魔力の壁は内側からシャルの魔力で補給される様になって居るんだよ。
だからその封印を解くには、魔法使い300人分の魔力と〈魔法王シャル〉の魔力を越える魔力が必要なんだ!
そんな魔力を集めるのは無理だといわれている。』
『そうなんだ・・・だけどそれをやろうとしている奴らが居るのよね?
でもそれだけの魔力を集めようとすればどれだけの冒険者が犠牲になるの?!
早く捕まえてぶっ飛ばさないと!!』
パルは立ち上がりさっき捕まえた男達の所へ向かった。
男達は最低限の回復されて縛られていた。
そしてパルの姿を見るともがきながら逃げようとする。
『ひいぃぃぃ!!!来るなぁぁぁぁ!!!
魔人だ!!あいつは魔人だぁぁぁぁ!!』
パルの目元が引き攣る・・・
『誰が魔人よぉぉぉぉ!!!!この人攫いがぁぁぁぁぁ!!!!』
先頭の男のこめかみを蹴り飛ばす!!
『ごはぁぁぁぁぁ!!!』
どがしゃあぁぁぁぁん!!!!
男はギルドの受け付けカウンターにめり込む。
パルは残りの男達に振り返り小枝をクルクル回す。
『ふぅぅぅ。ここには回復士が居るから遠慮なく行くわよ!!
さあ、親玉はどこに居るの?言わないと分かっているわよね!』
男達が怯えて芋虫の様にもがきながら後ずさりパニックになる。
『た、助けて・・・だ、誰か助けてくれ!!こ、殺される!!』
『あ、あの女を近づけないで!!お願いだぁぁぁぁ!!!!』
パルのこめかみに青筋が走る・・・
『質問にぃぃぃぃぃ!!!!答えなさいぃぃぃぃぃぃ!!!』
パルが全力でブレる!
ズバババババババババババババババババン!!!!!
『あんぎぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』
男達がボロ雑巾の様に転がる。
『回復士!!よろしく!!』
パルが振り向く!
『は、はい!』
呆けていた回復士が慌て男達を回復する。
男達から呻き声が聞こえる。
『あ、うぅぅ・・・いてぇぇぇ・・・
い、生きてる・・のか?』
パルは気にもぜずに同じ質問をする!
『さあ!親玉はどこ?早く答えないと回復しきれないかもよ?』
1人の男が耐えきれずに話し出す。
『あ、、、う、、き、教会・・・郊外の・・
地下・・・た、助けて・・・』
パルはニヤリと笑う。
『なんだ!根性ないのね?!最初から話してたらこんな事になって無かったのに!馬鹿なグズ達ね!』
この様子を見ていたレノンを始め冒険者達は
絶対この人には逆らわない様にしようと誓うのであった。
『レノンさん!』
『は、はい!!』
『聞いた通りよ!郊外の教会に人を集めて!油断はしないようにね!』
『パル様!了解しました!!今回の黒幕を確保致します!!』
何故かギルドマスターが敬語になるのだった。
『よし!周りを包囲しろ!』
警備隊長が指示を飛ばす!
『中には23人居るわ!気を付けてね!』
パルが【索敵】で人数を確認する。
『レノンさん。私も行くわ!
親玉を捕まえてぶっ飛ばしてやるわ!!』
パルは力強く拳を握る。
教会の中に入ると埃っぽくステンドグラスからの光に埃が照らされる。
『2人動いた。見張りね。地下に降りる場所は分かったわ!こっちよ。』
パルを先頭に祭壇の奥に進んで行くと古びた扉があった。
(扉の向こうには誰も居ないわ。地下で皆さん慌てているわね・・・)
パルはニヤリと悪い顔になり扉を開ける。
『みんな!少し離れてね!さあ!くらいなさい!【ウォーターウェイブ】!!』
地下への入り口に大量の水を叩き込む!!
大量の水は溢れる事なくどんどん中へ吸い込まれて行く!
しかし暫くしても溢れてくる気配がない・・・。
『しまった!!抜け道があるわ!!』
パルが失敗に気付いた瞬間!
突然大きな気配が現れ、そして無数の気配が現れる。
パル達が外へ出ると城壁の向こうに数万規模の魔物が蠢いていた・・・。
3
あなたにおすすめの小説
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
『希望の実』拾い食いから始まる逆転ダンジョン生活!
IXA
ファンタジー
30年ほど前、地球に突如として現れたダンジョン。
無限に湧く資源、そしてレベルアップの圧倒的な恩恵に目をつけた人類は、日々ダンジョンの研究へ傾倒していた。
一方特にそれは関係なく、生きる金に困った私、結城フォリアはバイトをするため、最低限の体力を手に入れようとダンジョンへ乗り込んだ。
甘い考えで潜ったダンジョン、しかし笑顔で寄ってきた者達による裏切り、体のいい使い捨てが私を待っていた。
しかし深い絶望の果てに、私は最強のユニークスキルである《スキル累乗》を獲得する--
これは金も境遇も、何もかもが最底辺だった少女が泥臭く苦しみながらダンジョンを探索し、知恵とスキルを駆使し、地べたを這いずり回って頂点へと登り、世界の真実を紐解く話
複数箇所での保存のため、カクヨム様とハーメルン様でも投稿しています
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?
嘉神かろ
ファンタジー
【Hotランキング3位】
ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。
見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。
大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!
神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。
「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる