天才中学生高過ぎる知力で理不尽をぶっ飛ばす!

yoshikazu

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第111話 ザラフ盗賊

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朝、皆を連れてギルドへ行くと大きな馬車が2台用意されていた。

バーニンが手を振る。
『エマ殿!さあ!乗ってくれ!!』

『えぇ!ありがとう。皆んな!乗って!』
エマが号令をかけると、子供達がはしゃぎながら乗り込んで行く。

バーニンが元気な子供達を笑顔で見ている。
『エマ殿、子供達が元気で良かったな。
エマ殿の回復魔法で心の傷まで癒したようだな!』

エマがにっこり笑って頷く。
『私の魔法はそこまでは無いわ。
でも心の傷まで治せる魔法・・・あったら良いわね・・・』
子供達を見ながら目を細める。

『エマ殿、さっきから気になっていたんだが後ろのゴツい男達は何者だ?』
バーニンが首を傾げる。

エマはジルバを見る。
『この人達も奴隷だったのよ!解放したらついて来るって言うから子供達の護衛を頼んであるのよ。』

(嘘ではないわよね・・・)

『そ、そうか!!子供達の護衛か!!雰囲気が凄いからびっくりしたぞ!』

『ジルバだ。よろしく頼む。』
握手を求める。
バーニンも慌てて握手に答える。
『お、おう!こちらこそよろしく頼む。』

(こいつ、相当強いな・・・本当に何者だ?)

そして、この様子を窺う者達がいた・・・。
『お頭に報告だ・・・。』


エマの顔が険しくなる。
『バーニンさん付けられてるわよ。友好的な雰囲気では無いわね。』

突然の報告に焦る。
『なんだって?!盗賊か?!

『前にも待ち伏せが居るわ!全部で36人・・・。
ここで迎撃するわ!止めて!!』

馬車から飛び降り後ろの馬車へ行く。

『エマお姉ちゃんどうしたの?』
女の子が不安気に聞く。

『少し休憩よ。でも馬車からは降りないでね。』

『うん!』

ジルバに目で合図を送り頷く。
『ジルバ、子供達をよろしくね。それと部下を借りるわよ。』

『はっ!!かしこまりました!お前ら!行って来い!!失敗は許さんぞ!!』

3人が馬車を降りて跪く。
『何なりとお申し付けください。』

馬車から少し離れて作戦を立てる。

『敵襲よ!後ろから16人前から20人よ!
他には見当たらない。
あんた達は後ろの奴らが何者かを確認してから粉砕しなさい。慈悲はいらないわ!
私は前の奴等の相手をして来るわ!
いいわね!!』

『はっ!かしこまりました!!行ってまいります!!』

男達は嬉々として走り去って行った。


『見た限りでは女と子供が14人だ!今日はいい酒が飲めそうだぜぇぇぇ!!
ただ、でかい用心棒らしい男が4人居たな・・・アレには要注意だな・・・。』

すると馬車が急停止して男達が転がる。

『わっ!!どうした急に?!』

慌てて男が叫ぶ!!
『奴らの用心棒だ!!気付かれたぞ!!』

男達は馬車から飛び降りると、そこには半笑いの男3人が仁王立ちで待っていた。

三闘士の1人ニラフが口を開く。

『お前等は何者だ?答えろ!』

『なんだ?!偉そうに!!ザラフ盗賊団を知らねーのか?!貴族御用達だ!!
テメェ等の荷物と女、子供は貰ってやるぜぇぇ!!』

『馬鹿!!余計な事を言うな!!』
男が後ろから殴られる。

『痛えな!!こいつら始末すればいい事だろ?!』

男達が三闘士を見ると怒りに震え闘気が溢れていた。
『エマ様を貰ってやるだと?!子供達を貰ってやるだと?!
貴様ら見たいなクズがいるからエマ様がお心を痛めるのだ!!
情報は頂いた!もう死ぬがいい!!!!』

三闘士がその場から消えた。その瞬間!盗賊の背中から拳が生える!!

『ぐえぇぇぇぇぇ!!!』
『ごふぅぅぅぅぅ!!!』
『ぶぇぇぇぇぇぇ!!!』
盗賊達が血反吐を吐きながら倒れて行く。
盗賊達は目の前の光景に理解が追いつかない。
『何だ?!何が起きていr・・ぶべぇぇぇぇぇ!!』

三闘士はあえて頭を狙わず苦しむ様に腹を狙っている。
後悔する時間を与えているのだ。

『た、助けてくr・・べぼぉぉぉぉぉぉ!!』
三闘士達は情け容赦なく盗賊達の腹を貫いていく。

『ぐぼぉぉぉぉ・・・』
最後の1人が崩れ落ちてもがいている。

『ふん!口ほどにも無いクズ共め!!
お前等は怒らせてはいけない方を怒らせた!
当然の報いだ!!
死ぬその時まで自分のした事を後悔しろ!!
〈聖神のエマ〉様を怒らせた事を後悔しろ!!』

三闘士は盗賊達を見下し踵を返して戻って行く。


『頭!誰か前に立っていますぜ!・・・女か?!』 

『おい!馬車を止めろ!あの女を攫って来い!!
『へい!!』
男がニヤつきながらエマの元へ行く。

『姉ちゃん、いい度胸してるじゃねぇか!俺達が遊んでやr・・・ごばぁぁぁぁぁぁ!!!』

ずざざぁぁぁぁぁ!!

『うるさい!!』

言い終わる前にモーニングスターで横っ面をフルスイングすると男はぶっ飛び地面に転がる。

モーニングスターを先頭の馬車にいる頭に突きつける。

『あんた達の御託はいいわ!ここであんた等は終わりよ!後悔する準備でもしなさい!!
【シャイニングアロー】!!!!』

無数の光の矢が男達に降り注ぐ!!馬車の中にいる者は逃げる事も出来ずに貫かれる。
馬車の底から盗賊達の血が滴る。

肩から左腕が無くなったお頭が馬車から転げ落ちる。

『ぐっ!がっはっ!!』
『な、何なんだお前は、、その力は・・・』

『あんた達の隠れ家は何処?素直に話せばいいと思うけど・・・どうする?』
モーニングスターを肩に担ぎ威圧する。

『わ、分かった!!案内する!!するから、助けてくれ!!』お頭が土下座する。

『それなら早く案内しなさい!!それから考えるわ!』

エマは馬車に手を振って呼ぶ。
そして三闘士はエマに跪く。
『奴ら16人粉砕して参りました!
奴らはザラフ盗賊団と名乗り貴族御用達と言っておりました。』

『ありがとう。助かったわ!』
『はっ!造作もございません!』

それにしても貴族御用達?!エルフォン王国・・・腐ってるわね。』
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