天才中学生高過ぎる知力で理不尽をぶっ飛ばす！

第173話 試練のダンジョン（ボス戦）6

『いくぞ！！【剣神技　上技　覇斬連撃】！！！』

『【剣神技　上技　豪斬乱撃】！！！！』

『【フレイムランス】！！！』
ギエンとアルメダが同時攻撃を繰り出し
シャルが魔法を放つ！！

『ギギギギギギン！！！！！』
ザクッ！！スパン！！

ずどどどどどどど！！！！！

ゴーレムの左右の腕が1本づつ宙に舞い【フレイムランス】が襲い掛かりゴーレムが仰向けに倒れる。

ずずーーん！！

『ふん！さっきより強くなったみたいだが
俺達もレベルが上がって・・・んんっ？？』

するとゴーレムが何事もなかった様に立ち上がる。

『あれ？・・腕が・・・再生か？！』
ギエンが険しい顔でゴーレムを見据える。

『師匠！！スキル【再生】です！！まずいですよ！！』アルメダが後ずさる。

『魔法攻撃も無効では無いけど耐性があるみたいね・・厄介だわ・・・』
あちこち焦げた後が残るゴーレムをみる。

『落ち着け！！要するに再生出来ない程バラバラにして耐性を越える魔法をぶちかませば良いんだろ？！簡単じゃねーか！！！』
ギエンがドヤ顔で2人を見る！

『そ、それはそうですけど・・・』

『そうね！！耐性を越えれば問題ないわ！！
ほら！！アルメダ！自信を持って！！』

シャルがアルメダの肩を叩く！

『そうですね。やるしか無いですね！』
アルメダが構える。

するとゴーレムが力を溜めて大地を蹴る！！

『来るぞ！！』
ギエンが叫ぶ！！

ゴーレムは一瞬でギエン達を攻撃範囲に捉えて6本の腕から連撃を繰り出す！！

がぎぎぎぎぎぎぎぎん！！

ギエンもアルメダも防戦一方でゴーレムの攻撃を捌く！！

『くっ！コイツ中々良い動きするじゃねーか！！』

『はっ！くっ！！このままじゃ・・・この再生を何とかしないと・・・・・あっ！！』
アルメダが閃く。

『喰らいなさい！！【アイスランス】！！』
ゴーレムの頭上から氷の槍が降り注ぐ！！

しかしゴーレムは素早い動きと6本の腕で器用に躱す！！
『チッ！大きい癖にちょこまかと！！！』
シャルはしつこく魔法を乱射する！！

アルメダがシャルに振り返り叫ぶ！
『シャルさん！！そのままアイツを足止めしててください！！考えがあります！！』

自信のあるアルメダの顔を見てシャルはニヤリと笑う。

『ふふっ！面白そうな事を思いついたみたいね！！いいわ！！こっちは任せて！
アルメダ！！やっちゃいなさい！！！！』

『はい！！また後でお願いします！！』

『そうと分かれば行くわよぉぉぉぉ！！こっちは魔力使いたい放題なんだからね！！！
【フレイムランス】！！【アイスランス】！！【アースジャベリン】！！【シャイニングアロー】！！！！！
うりぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！』

『うおぉ・・・シャルのやつ張り切り出したぞ・・・アルメダどうしたんだ？』

『師匠！！考えがあります！』
アルメダが剣を収める。
『お、おう。どうするんだ？』
アルメダの迫力に押される。

『まずメルさん達に貰った【物理攻撃無効】対策のアレを使います！！』

『アレ？あ、あぁ！！〈魔法剣〉か！！だけどアレで切り飛ばしても再生すr・・・・あっ！！そうか！！付与か！今ならシャルが居る！！』
ギエンもアルメダの作戦に気付く！

『そうです！〈魔法剣〉はそのままでも使えますが属性魔法を吸収して付与も出来ます！
それでアイツをバラバラにすればs・・・』

『凄いぞアルメダ！！！さすがだぁぁぁ！』
ギエンが突然アルメダを抱きしめる！

『あうっ！！師匠？！』

『決めたぞ！！アルメダ！この戦いが終わったら結婚しよう！！！』
ギエンはサラッと勢いで言ってしまう。

『あ、はい。・・・・んっ？！えっ？！えっ？！あっ？！えぇぇぇぇぇぇぇ！！！！』

アルメダもつい勢いで返事をしてしまい顔を真っ赤にしてギエンを振り払う！

『どどどどうしたんですか？！師匠？！い、いきなり！！』

ギエンはキョトンとする。
『言った通りだぞ！俺と結婚してくれ！！
お前みたいな頭の切れる女が好きだ！！』

アルメダは顔を赤らめてもじもじしながらギエンを見る。
『で、出来ればもっと雰囲気のある所で・・・ごにょごにょ・・・』

するとシャルの苛ついた声が飛ぶ！
『ちょっとぉぉぉぉ！！！！こんな時にイチャつかないでぇぇぇ！！！早くしてくれない？！』

2人はシャルの声にドキッとして我に返る。
『よ、よし！この話は後だ！！作戦開始だ！！』

『は、はい！！師匠！』