天才中学生高過ぎる知力で理不尽をぶっ飛ばす！

第178話 それぞれの道

〈剣神王ギエン〉
戦いから一年後〈ゼリオン王国〉第一王女アルメダと結婚。
〈ゼリオン王国〉騎士団を再結成し鍛え上げ国の防衛の要とする。
更に国内の不正や裏家業の撲滅に努め弱者救済に尽力する。
後に〈ゼリオン王国〉では”理不尽な事をすると剣神王がやってくる”と子供の頃から言い聞かせるのであった。

〈槍神王ジン〉
セルナのたっての願いで戦いの後すぐに国に戻りセルナと結婚する。
何故かハインド王が1番喜んでいたが・・
国の防衛の為、騎士団を鍛えて国外だけでなく国内の警備体制を強化する。
すると徐々に不正や暴力が減って行った。
やがてハインド王国は〈槍神王国〉として名を轟かせる事になるのだった。

〈竜神王ロウ〉
ロウはアイラとも共に旅に出る。各地に出没する盗賊や野盗、海賊に至るまで見つけ次第ぶっ飛ばしていった。
すると盗賊達は次第に減っていき”ドラゴンを見たらすぐ逃げろ”が合言葉になる。
ロウとアイラは人々から護り神と崇められる様になった。
そして数年後2人はミラフ村に身を寄せ、ミラフ村を街に発展させて街の領主となり生涯過ごす事になる。

〈魔道王パル〉〈聖神王エマ〉〈大天使エル〉〈錬神王メル〉〈付神王マリ〉〈薬神王エリ〉

女性陣は今更他の男に魅力を感じる事がなく6人は話合いの結果皆んなでハヤトの妻になる事に決める。
ハヤトはいきなりの事でびっくりしていたが快く承諾する。
数年後20人の子供に恵まれて騒がしくも楽しい毎日を送る。
後にハヤトと共にファイデル王国を出て自分達の国を立ち上げる事になる。

〈超越者アマクサ・ハヤト〉
ファイデル王が亡りセティア王女が王座につくと、ハヤトは前々から考えていた事を実行する為に妻達と共にファイデル王国を去る事にする。
セティア王女の恋心は叶わず仕舞いとなる。

ハヤトは神級精霊達の力を借りて広大な土地に自分の王国を作ったのだ。
不正や争いの無い理想的な国を作り他の国々の手本となる様な国にしたいと思ったのだ。国の名は〈アマクサ王国〉
この国では絶えず精霊達が飛び回り不正や悪事を見張っているのだ。
その事から別名、神が守る国〈神国〉と言われ永きに渡って発展し世界の中心と言われる様になるのである。


神に連れてこられてこの世界に降り立った天草隼人。理不尽を嫌い、理不尽をぶっ飛ばし続けて来た。
その意思は弟子に始まりその子供達、そして孫達と受け継がれて行く。
この世界に理不尽と言う名の悪がある限りそれをぶっ飛ばす者が必ず現れる。
理不尽を振りかざす勇気があるなら振りかざせばいい。
理不尽がある所に〈英雄ハヤト〉は現れる。
必ず後悔しながら報いを受ける事になるだろう。
　　　　　　　　完