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第177話 神々の談話
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『〈大世界神〉様、地上で神の域に達した者が出た様です。』
〈始原の精霊オリジン〉が一礼する。
『ふむ。その様じゃの。しかし問題はないじゃろう。』
『しかし〈大世界神〉様!人間如きが神の域に達したとなれば地上が滅びますぞ!!』
〈終末の精霊スルト〉が身を乗り出す!
『ふぉふぉふぉ。〈英雄ハヤト〉なら大丈夫じゃ。滅ぶどころか平和な世界にしてくれるだろう。
お前達の危惧するのは分かるが決してダンジョンの神の様な愚かな事はしてはならぬぞ。』
『はい。〈大世界神〉様がそこまで言われるのでしたら従います。・・・それにしてもあの様な人間がどうやって誕生したのでしょうか?』
〈終末の精霊スルト〉が首を傾げる。
『さてのぉ・・・どうしてだろうのぉ・・』
〈大世界神〉は虚空を眺めてニヤリと笑う。
【神様の部屋】
『ダンジョンの神も馬鹿な事をしたものじゃのぉ。彼奴も下積みも長く苦労して神になったのに勿体ない事をしたものじゃ・・・。
奴は悪さが出来ぬ様にスキル【必要経験値増加・極大】をつけられてゴブリンに転生させるそうじゃ。
少し同情してしまうが仕方あるまい。
これも退屈な日々の所為かも知れぬのぉ・・
それにしてもハヤトは神級精霊を従える程になったのだな・・。神の仲間入りか・・・。
『もしかしてここまで見込んでいたんですか?』
『ふぉふぉふぉ、まさか!わしは暇を持て余しただけじゃ。楽しみが欲しかっただけじゃよ。それがこんな事になるとは夢にも思わなかった・・・。
確かに神が世界に干渉すると規格外の事が起こるのじゃな・・・。
少々自重せねばなるまい。』
『ふふ、そんな事を言いながら顔は笑っていますよ。
ところでハヤト君は神としてここへ来るのですか?』
『いや、人間として寿命を全うしたいそうじゃ。・・・退屈は嫌だと言っておった。
人間は、ある意味・・羨ましいのう・・・』
『それにしてもハヤトは凄い所まで登って来たね。これからどんな事が起きるのかな?!本当に楽しみだよ!!
ハヤト君の生涯の歩みが楽しみですね・・・〈大世界神ゼウス〉様。』
『ふぉふぉふぉ。ここではそれは言わぬ約束じゃぞ。〈世界神ゼロム〉よ。
さあ、神の力を持った〈英雄ハヤト〉の物語の始まりじゃ!!!』
ハヤトは神級精霊達に振り返る。
『今日はありがとう。皆んな助かったよ!
もう大丈夫だからアイツを連れて帰っていいよ。』
ゼルスが1歩前に出て一礼する。
『はい。また何かありましたら遠慮なくお呼びください。それでは失礼致します。』
神級精霊達が一礼して姿を消した。
ハヤトは弟子達に振り返り笑顔を見せる!
『さあ!!俺達も帰ってご飯にしよう!!色々と楽しい話を聞かせてくれ!!!』
『『『『『『はい!!!師匠!!』』』』』
ここはとある森の中・・・
『グ、グギャ?!ギャギャギャ?!・・・グ、グギャァァァァァァァ!!!!』
(こ、これは?!俺はどうなった?!・・・ゴ、ゴブリンだとぉぉぉぉぉぉぉ!!!!)
『こっちだ!!こっちから声がしたぞ!!』
『油断しないで!!群れに見つかったら危険よ!』
『そうだぞ!!ゴブリンと言えど油断するな!!』
『いたぞ!!ゴブリンだ!!それも1匹だ!!』
『グギャ?!グ、グギャギャギャギャ?!グギャ!!!』
(何だと?!ぼ、冒険者か?!やばいぞ!!!)
『喰らいなさい!【ファイヤーボール】!』
ゴブリンの後頭部に火の玉が直撃して転がる。
『グゲェ!!!グギャ・・・グギャ・・・
グガギャ・・』
(ぐげぇ!!!くそがっ・・・こんな所で・・俺は神だぞ・・・)
『うおぉぉぉぉりゃぁぁぁぁ!!!!トドメだぁぁぁぁぁ!!!!』
ざんっ!!!!
冒険者の剣がゴブリンの首に食い込み突き刺さる!
『グ、グゲェ・・・・ゲェ』
(な、なんで俺が・・・・こんな、、)
ゴブリンは世の理不尽を噛み締めながら絶命していった。
〈始原の精霊オリジン〉が一礼する。
『ふむ。その様じゃの。しかし問題はないじゃろう。』
『しかし〈大世界神〉様!人間如きが神の域に達したとなれば地上が滅びますぞ!!』
〈終末の精霊スルト〉が身を乗り出す!
『ふぉふぉふぉ。〈英雄ハヤト〉なら大丈夫じゃ。滅ぶどころか平和な世界にしてくれるだろう。
お前達の危惧するのは分かるが決してダンジョンの神の様な愚かな事はしてはならぬぞ。』
『はい。〈大世界神〉様がそこまで言われるのでしたら従います。・・・それにしてもあの様な人間がどうやって誕生したのでしょうか?』
〈終末の精霊スルト〉が首を傾げる。
『さてのぉ・・・どうしてだろうのぉ・・』
〈大世界神〉は虚空を眺めてニヤリと笑う。
【神様の部屋】
『ダンジョンの神も馬鹿な事をしたものじゃのぉ。彼奴も下積みも長く苦労して神になったのに勿体ない事をしたものじゃ・・・。
奴は悪さが出来ぬ様にスキル【必要経験値増加・極大】をつけられてゴブリンに転生させるそうじゃ。
少し同情してしまうが仕方あるまい。
これも退屈な日々の所為かも知れぬのぉ・・
それにしてもハヤトは神級精霊を従える程になったのだな・・。神の仲間入りか・・・。
『もしかしてここまで見込んでいたんですか?』
『ふぉふぉふぉ、まさか!わしは暇を持て余しただけじゃ。楽しみが欲しかっただけじゃよ。それがこんな事になるとは夢にも思わなかった・・・。
確かに神が世界に干渉すると規格外の事が起こるのじゃな・・・。
少々自重せねばなるまい。』
『ふふ、そんな事を言いながら顔は笑っていますよ。
ところでハヤト君は神としてここへ来るのですか?』
『いや、人間として寿命を全うしたいそうじゃ。・・・退屈は嫌だと言っておった。
人間は、ある意味・・羨ましいのう・・・』
『それにしてもハヤトは凄い所まで登って来たね。これからどんな事が起きるのかな?!本当に楽しみだよ!!
ハヤト君の生涯の歩みが楽しみですね・・・〈大世界神ゼウス〉様。』
『ふぉふぉふぉ。ここではそれは言わぬ約束じゃぞ。〈世界神ゼロム〉よ。
さあ、神の力を持った〈英雄ハヤト〉の物語の始まりじゃ!!!』
ハヤトは神級精霊達に振り返る。
『今日はありがとう。皆んな助かったよ!
もう大丈夫だからアイツを連れて帰っていいよ。』
ゼルスが1歩前に出て一礼する。
『はい。また何かありましたら遠慮なくお呼びください。それでは失礼致します。』
神級精霊達が一礼して姿を消した。
ハヤトは弟子達に振り返り笑顔を見せる!
『さあ!!俺達も帰ってご飯にしよう!!色々と楽しい話を聞かせてくれ!!!』
『『『『『『はい!!!師匠!!』』』』』
ここはとある森の中・・・
『グ、グギャ?!ギャギャギャ?!・・・グ、グギャァァァァァァァ!!!!』
(こ、これは?!俺はどうなった?!・・・ゴ、ゴブリンだとぉぉぉぉぉぉぉ!!!!)
『こっちだ!!こっちから声がしたぞ!!』
『油断しないで!!群れに見つかったら危険よ!』
『そうだぞ!!ゴブリンと言えど油断するな!!』
『いたぞ!!ゴブリンだ!!それも1匹だ!!』
『グギャ?!グ、グギャギャギャギャ?!グギャ!!!』
(何だと?!ぼ、冒険者か?!やばいぞ!!!)
『喰らいなさい!【ファイヤーボール】!』
ゴブリンの後頭部に火の玉が直撃して転がる。
『グゲェ!!!グギャ・・・グギャ・・・
グガギャ・・』
(ぐげぇ!!!くそがっ・・・こんな所で・・俺は神だぞ・・・)
『うおぉぉぉぉりゃぁぁぁぁ!!!!トドメだぁぁぁぁぁ!!!!』
ざんっ!!!!
冒険者の剣がゴブリンの首に食い込み突き刺さる!
『グ、グゲェ・・・・ゲェ』
(な、なんで俺が・・・・こんな、、)
ゴブリンは世の理不尽を噛み締めながら絶命していった。
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