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第86話 決戦3
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メイシス達は今、正に散開して攻撃を仕掛けようとしていた。
すると頭上を赤い火の玉のような物が通過して魔物の群れの中に着弾する!
ちゅっどおぉぉぉぉぉぉぉん!!!!
突然の攻撃に対応出来ずに魔物達が派手に飛び散っているのが見えた。
「な、何?!何処からの攻撃なの?!」
メイシス達が慌てて周りを見渡しているとサルビナの横に大男が立っており何やら話をしていた。
(・・・でした・・・それでは!!)
話が終わるとサルビナが皆に振り返り事情を説明した。
「そう言う事だったのね・・・それにしてもサルビナの保険が利いて良かったわ!これで最終防衛線は心配無さそうね!」
メイシスがあらためて魔物達に向き返る!そしてその上に浮いている黒いオーラに包まれたイルバスを見据えて自らも光のオーラを立ち昇らせて宙に浮かぶ。
「イルバス・・・待ってなさい!暗黒神の呪縛から解き放ってあげるわ!!皆んな!!行くわよ!!」
「「「「「了解!!」」」」」
「おう!!!行くぞ!!!」
「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
兵士達はここが自分達の墓場になると覚悟して〈神の加護人〉達の後に付き魔物の軍勢に向かって行く。メイシスに付いた25人の兵士達はメイシスの邪魔にならないようにアイリスと共に向かって行った。
しかし兵士達はここで〈神の加護人〉達の本当の力を知る事になるのだった。
カーテンの隙間から差し込む朝日に瞼をくすぐられミハエルは静かに瞼を開く。
寝起きの気怠さを心地よく堪能していると足速に歩く足音が近付き入り口の扉をけたたましくノックする音が頭に響く!
こんこんこんこんこんこんこんこん!!!!
ガチャガチャガチャ・・
「ミハエル君ーー!!起きてるーー?!」
朝からテンションが高いよ・・・アンリルさん・・・
ミハエルが扉を開けようとベットから降りて入り口に向かう。
「古代魔法〈アンロック〉!!」
ガチャ!
あ・・こんな所で古代魔法を・・・
そして勢いよく扉が開けられるとアンリルが満面の笑顔で勢いそのままでミハエルを抱き締める!!
「あうっ!!」
「ミハエル君!!ありがとうーー!!本当にありがとう!!!ミハエル君のおかげよーー!!!」
アンリルは感極まりミハエルを胸の中で揉くしゃにしている。
「あぶっ!ぶほっ!アンリルさん?!どうしたの?!」
「詳しい事は朝ご飯を食べながら話すわ!さあ!早く行きましょう!!!」
アンリルはミハエルが着替えを終えると急かすようにミハエルのの手を掴んで部屋を出るのであった。
食堂へ行くと既に皆が揃っておりサリアがテンション高く両手で手招きしていた。
「おーい!!こっち!こっち!」
アンリルとミハエルはサリアの姿を見つけて席に着いた。
「ねえねえ!皆んなご先祖様に会えたの?」
サリアがテーブルに乗り出して聞く!
「えぇ!私は会えたわよ!それに自分の事も色々聞けたわ!」
アンリルも前のめりで対抗する。しかしカリンとライナードは微妙な表情になる。
「カリンちゃんは・・・どうしたの?」
サリアはカリンの表情が冴えないのに気付いて顔を覗き込む。
「う、うん・・私は・・ご先祖様じゃなかったの・・・」
「ぼ、僕も・・違ったんだ・・・」
カリンとライナードが話し出すとミハエル達の眉間に段々と皺が寄ってくる。
「だ、大冥界神ハーデスの・・・娘?!・・転生?!暗黒神ルビラスを止める為に?!」
「大天界神ゼロムスが生まれ変わらせたの?!暗黒神ルビラスを止める為に?!」
「そ、それじゃあ・・・私達は暗黒神ルビラスを止める為に集められたの?」
確かにそう考えるのが普通なんだけどメイシスは偶然だと言っていたよね・・・これは本当に運命なのかな・・・
「だけどこの世界が〈暗黒神ルビラス〉の復活を恐れているんだよね?だけど神であるルビラスを止めるのに何故人間の僕達なんだろう?」
ミハエルは神がルビラスを止めるのに人間に転生させた事に違和感があったのだ。
「そうね。でも、その続きは今晩教えてもらいましょうよ!もう一泊するわよ!!」
アンリルは意気揚々とサンドイッチをほうばるのであった。
今ここに物凄い勢いで走る馬車があった。
「急いで!!私だけ除け者は嫌よ!!夕方迄に着いて!!お願い!!」
「お嬢様!馬車の中で立ち上がっては危ないです!お座りください!!」
サーシャはリナから事情を聞いて居ても立っても居られず両親の首を無理矢理首を縦に振らせて日の出と同時にイルシスの街に向かって爆走していた。
「待っててよミハエル君!!今行くからね!!」
すると頭上を赤い火の玉のような物が通過して魔物の群れの中に着弾する!
ちゅっどおぉぉぉぉぉぉぉん!!!!
突然の攻撃に対応出来ずに魔物達が派手に飛び散っているのが見えた。
「な、何?!何処からの攻撃なの?!」
メイシス達が慌てて周りを見渡しているとサルビナの横に大男が立っており何やら話をしていた。
(・・・でした・・・それでは!!)
話が終わるとサルビナが皆に振り返り事情を説明した。
「そう言う事だったのね・・・それにしてもサルビナの保険が利いて良かったわ!これで最終防衛線は心配無さそうね!」
メイシスがあらためて魔物達に向き返る!そしてその上に浮いている黒いオーラに包まれたイルバスを見据えて自らも光のオーラを立ち昇らせて宙に浮かぶ。
「イルバス・・・待ってなさい!暗黒神の呪縛から解き放ってあげるわ!!皆んな!!行くわよ!!」
「「「「「了解!!」」」」」
「おう!!!行くぞ!!!」
「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
兵士達はここが自分達の墓場になると覚悟して〈神の加護人〉達の後に付き魔物の軍勢に向かって行く。メイシスに付いた25人の兵士達はメイシスの邪魔にならないようにアイリスと共に向かって行った。
しかし兵士達はここで〈神の加護人〉達の本当の力を知る事になるのだった。
カーテンの隙間から差し込む朝日に瞼をくすぐられミハエルは静かに瞼を開く。
寝起きの気怠さを心地よく堪能していると足速に歩く足音が近付き入り口の扉をけたたましくノックする音が頭に響く!
こんこんこんこんこんこんこんこん!!!!
ガチャガチャガチャ・・
「ミハエル君ーー!!起きてるーー?!」
朝からテンションが高いよ・・・アンリルさん・・・
ミハエルが扉を開けようとベットから降りて入り口に向かう。
「古代魔法〈アンロック〉!!」
ガチャ!
あ・・こんな所で古代魔法を・・・
そして勢いよく扉が開けられるとアンリルが満面の笑顔で勢いそのままでミハエルを抱き締める!!
「あうっ!!」
「ミハエル君!!ありがとうーー!!本当にありがとう!!!ミハエル君のおかげよーー!!!」
アンリルは感極まりミハエルを胸の中で揉くしゃにしている。
「あぶっ!ぶほっ!アンリルさん?!どうしたの?!」
「詳しい事は朝ご飯を食べながら話すわ!さあ!早く行きましょう!!!」
アンリルはミハエルが着替えを終えると急かすようにミハエルのの手を掴んで部屋を出るのであった。
食堂へ行くと既に皆が揃っておりサリアがテンション高く両手で手招きしていた。
「おーい!!こっち!こっち!」
アンリルとミハエルはサリアの姿を見つけて席に着いた。
「ねえねえ!皆んなご先祖様に会えたの?」
サリアがテーブルに乗り出して聞く!
「えぇ!私は会えたわよ!それに自分の事も色々聞けたわ!」
アンリルも前のめりで対抗する。しかしカリンとライナードは微妙な表情になる。
「カリンちゃんは・・・どうしたの?」
サリアはカリンの表情が冴えないのに気付いて顔を覗き込む。
「う、うん・・私は・・ご先祖様じゃなかったの・・・」
「ぼ、僕も・・違ったんだ・・・」
カリンとライナードが話し出すとミハエル達の眉間に段々と皺が寄ってくる。
「だ、大冥界神ハーデスの・・・娘?!・・転生?!暗黒神ルビラスを止める為に?!」
「大天界神ゼロムスが生まれ変わらせたの?!暗黒神ルビラスを止める為に?!」
「そ、それじゃあ・・・私達は暗黒神ルビラスを止める為に集められたの?」
確かにそう考えるのが普通なんだけどメイシスは偶然だと言っていたよね・・・これは本当に運命なのかな・・・
「だけどこの世界が〈暗黒神ルビラス〉の復活を恐れているんだよね?だけど神であるルビラスを止めるのに何故人間の僕達なんだろう?」
ミハエルは神がルビラスを止めるのに人間に転生させた事に違和感があったのだ。
「そうね。でも、その続きは今晩教えてもらいましょうよ!もう一泊するわよ!!」
アンリルは意気揚々とサンドイッチをほうばるのであった。
今ここに物凄い勢いで走る馬車があった。
「急いで!!私だけ除け者は嫌よ!!夕方迄に着いて!!お願い!!」
「お嬢様!馬車の中で立ち上がっては危ないです!お座りください!!」
サーシャはリナから事情を聞いて居ても立っても居られず両親の首を無理矢理首を縦に振らせて日の出と同時にイルシスの街に向かって爆走していた。
「待っててよミハエル君!!今行くからね!!」
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