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第三章 本性
纏わりと揺らぎとサガン
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王都の街中を歩いたその日。
リディアンが僕の寝室を訪ねて来たのは、ディナーのすぐあとだった。
「スティーナと纏わりを始める前に、少し話しておこう」
「それは、とても助かります。本を読んでも、全然イメージがつかなかったので」
揺らぎについても詳しいことは書かれていなかったが、纏わりについても文献が存在していない。もしかしたら口伝のように、人から人へと言い伝えていかなければならないことなのかもしれない。
「纏わりというのは、互いの魔力に触れ合い、干渉することだ」
魔力に触れ合う?
それは、僕とリディアンがキスを通して行っていることに近い気がする。
「ただし、力が拮抗していないと、強い方に吸い取られてしまう危険性もある。だから、信頼し合った相手ではないとやれないのが普通だ。そうしないと、魔力を失うことだって有り得るからだ」
もしそうなら、何も知らない僕と纏わりを行う場合、相手が僕の能力の全てを自分に移し替えることができてしまうということか。それは確かに、慎重に見極めて行動しなければいけないだろう。
「習得は、そうして高めた魔力の方向性を決めることだ。何が適しているのか、どこまでできるのか。それを見極め、育てていく過程とも言える」
魔力の方向性というのは、水属性や風属性といった属性にまつわることなのかもしれない。リディアンのように水の力を持つ人には、火属性は使いにくいと言ったように。
僕はリディアンの言葉を聞きながら、想像を膨らませた。
「スティーナにも能力を見極める力があるから、そこは頼もしい限りだ。王命だから、下手にタカトの力を奪うこともできないだろう」
その点については、たしかに今回は心配がいらないかもしれない。
「大丈夫。俺も可能な限り参加する」
見張り役を買って出るつもりなのかと、僕は苦笑した。
前々から思ってきたけれど、リディアンは過保護すぎる。
そんなに僕は危なっかしく見えるんだろうか。
2日後にはスティーナに会って、纏わりを始める。
場所はアデラ城だし、リディアンもいるから、こちらは何も不安じゃない。
むしろ、スティーナは怖くないんだろうか。
そう考えると、あの時にアデラ城に来てくれると向こうから申し出てくれたのは、スティーナの配慮だったに違いない。だから、リディアンもあの場で即答してお礼を言ったのか。
スティーナに会う前に、僕にもできることはないだろうか。
彼女のために何か──。
そこまで考えたところで、僕はふと気づいた。
「ちょっと待ってください。纏わりについてですが」
「何か問題があるのか?」
互いの魔力に触れ合い、干渉する。
纏わりでそれができるということは。
「僕の魔力だって、リディの魔力と触れ合って高めていけたはずですよね? それなら、目の色を定着させることだって、纏わりでできたんじゃないですか? むしろ、揺らぎなんかより確実で、効果も抜群だったのでは」
僕と初対面のスティーナができる纏わり。
それは、揺らぎなんかよりも、接触は少ないに違いない。
すると、「ああ」とリディアンは、特に気にした風もなく肯定した。
「ただ、俺には魔力がないことになっているからな」
それは、魔力があることを僕にも隠した弊害だ。
最初から魔力があると誰もが知っていたら、纏わりが使えたわけで。
一か月もキスする必要なんてなかった。
僕の魔力を封じると言われたことだって、リディアンに魔力があるとわかっていれば、必要ない議論だったはずだ。
結果的に、嘘をついているせいで、問題ばかり起きている。
僕は額に手をやり、眉間に寄せてしまった皺を伸ばした。
リディアンを責めることはできない。それはそうなんだけれど。
国王は、本当に知らないのだろうか。
心が見抜ける人なら、リディアンの魔力についてだって、知り得るはずだ。
たとえ魔力を封じていたとしても、心や思考までは封じ込めない。
なら、王城で会うたびに、国王だけには伝わるはずだ。
リディアンが、出来損ないの王子のふりをしている。
それを国王が見抜けないはずがない。
僕が考え込んでいると、リディアンは椅子に座り直した。
そして、長い脚を組み、肘掛けに肘を突く。
「俺の母の名前は、アデラフィールドと言う。この城は母が愛していたこともあって、その愛称で呼ばれているんだ」
アデラフィールド・マニー城。
この城の名前には、そんな由来があったのか。
「神殿でも話したように、母は6年前、俺が12の時に亡くなった」
リディアンはそこで言葉を切り、顎先に指で触れた。
「母は、父のサガンだった。エイノック国の伯爵家の娘で、王妃となってマティアスと僕を生んだんだ。そして、10年ほど前に父が疫病に罹った時に、母は自らの力で父の病気を治した」
リディアンの母がサガンだったとは、これまで聞いたことがなかった。
サガンと婚姻を結ぶこともあるとは知っていたけれど、こんなに身近にいたなんて。
「父が罹った疫病は、これまでもたびたび国に蔓延した。ちょうど、初代サガンの時も同じ病気が流行った。ピクスと呼ばれるその病には、薬も回復魔法も効かない。だから──母は、父の病気を自分に移したんだ」
最後の言葉を聞いた途端に、身体中に衝撃が走った。
胸が痛み、呼吸が止まる。
瞬きするのも忘れて、僕はリディアンを見続けた。
「生前、母はずっと俺に言っていた。2番目であることを忘れてはいけない。それだけは約束してほしい、と」
そこまで言って、リディアンは僕に顔を向けた。
それが、不肖の弟を演じてきた理由だと。
僕にそう言いたかったんだろう。
2番目であらなければならない。
だから、誰の目からも自分の力を隠し、悟られまいとした。
王太子を引き立てるために、無能でなければならないって?
リディアンにはリディアンの人生があるのに?
「リディ、僕は」
「俺の話はこれで終わりだ。それより、タカトのこれからについて考えよう」
僕には、これから纏わりの件がある。
ヒューブレヒトやオルゲンとの約束もある。
だから、リディアンのことにかまけている場合じゃないと言いたいんだろうか。
そして、リディアン自身、これ以上この件について触れてほしくないってことなのか。
そんなのってない。
「タカト」
穏やかな声で名前を呼ばれて、唇が戦慄いた。
このままでは、リディアンの前で泣き出してしまいそうだ。
僕は、肩で息をして、溜め込んでいた空気を吐き出した。
そして、じろりとリディアンを睨む。
「今は僕だって、リディの魔力のことは知っているんです。纏わりでいいんじゃないんですか? 練習にもなるし」
僕が敢えて茶化して言うと、リディアンは眉を押し上げた。
「それではつまらない」
「つまるとか、つまらないとか、そう言う話じゃ……うわっ」
リディアンは椅子から僕を抱え上げて、ベッドの方へ連れていく。
「まだ黒眼でいる時間の方が長いからな。もっと、激しく長く、濃厚にしないと」
「リディ、これ以上されたら、目の色が定着する前に僕の唇が腫れてしまいますよ」
「お前は、本当に可愛いな、タカト」
そして、口元に笑みを刷き、僕の頬に唇を押し当てる。
仕方がない人だと笑ってしまい、そこからはなし崩しになった。
「リディ……っ待って、くすぐった……いっ」
「ここも弱いよね。タカトは」
上げかけた言葉は、唇に塞がれ、飲み込まれる。
僕は、リディアンの背中に腕を回し、その重みを受け止めた。
リディアンが僕の寝室を訪ねて来たのは、ディナーのすぐあとだった。
「スティーナと纏わりを始める前に、少し話しておこう」
「それは、とても助かります。本を読んでも、全然イメージがつかなかったので」
揺らぎについても詳しいことは書かれていなかったが、纏わりについても文献が存在していない。もしかしたら口伝のように、人から人へと言い伝えていかなければならないことなのかもしれない。
「纏わりというのは、互いの魔力に触れ合い、干渉することだ」
魔力に触れ合う?
それは、僕とリディアンがキスを通して行っていることに近い気がする。
「ただし、力が拮抗していないと、強い方に吸い取られてしまう危険性もある。だから、信頼し合った相手ではないとやれないのが普通だ。そうしないと、魔力を失うことだって有り得るからだ」
もしそうなら、何も知らない僕と纏わりを行う場合、相手が僕の能力の全てを自分に移し替えることができてしまうということか。それは確かに、慎重に見極めて行動しなければいけないだろう。
「習得は、そうして高めた魔力の方向性を決めることだ。何が適しているのか、どこまでできるのか。それを見極め、育てていく過程とも言える」
魔力の方向性というのは、水属性や風属性といった属性にまつわることなのかもしれない。リディアンのように水の力を持つ人には、火属性は使いにくいと言ったように。
僕はリディアンの言葉を聞きながら、想像を膨らませた。
「スティーナにも能力を見極める力があるから、そこは頼もしい限りだ。王命だから、下手にタカトの力を奪うこともできないだろう」
その点については、たしかに今回は心配がいらないかもしれない。
「大丈夫。俺も可能な限り参加する」
見張り役を買って出るつもりなのかと、僕は苦笑した。
前々から思ってきたけれど、リディアンは過保護すぎる。
そんなに僕は危なっかしく見えるんだろうか。
2日後にはスティーナに会って、纏わりを始める。
場所はアデラ城だし、リディアンもいるから、こちらは何も不安じゃない。
むしろ、スティーナは怖くないんだろうか。
そう考えると、あの時にアデラ城に来てくれると向こうから申し出てくれたのは、スティーナの配慮だったに違いない。だから、リディアンもあの場で即答してお礼を言ったのか。
スティーナに会う前に、僕にもできることはないだろうか。
彼女のために何か──。
そこまで考えたところで、僕はふと気づいた。
「ちょっと待ってください。纏わりについてですが」
「何か問題があるのか?」
互いの魔力に触れ合い、干渉する。
纏わりでそれができるということは。
「僕の魔力だって、リディの魔力と触れ合って高めていけたはずですよね? それなら、目の色を定着させることだって、纏わりでできたんじゃないですか? むしろ、揺らぎなんかより確実で、効果も抜群だったのでは」
僕と初対面のスティーナができる纏わり。
それは、揺らぎなんかよりも、接触は少ないに違いない。
すると、「ああ」とリディアンは、特に気にした風もなく肯定した。
「ただ、俺には魔力がないことになっているからな」
それは、魔力があることを僕にも隠した弊害だ。
最初から魔力があると誰もが知っていたら、纏わりが使えたわけで。
一か月もキスする必要なんてなかった。
僕の魔力を封じると言われたことだって、リディアンに魔力があるとわかっていれば、必要ない議論だったはずだ。
結果的に、嘘をついているせいで、問題ばかり起きている。
僕は額に手をやり、眉間に寄せてしまった皺を伸ばした。
リディアンを責めることはできない。それはそうなんだけれど。
国王は、本当に知らないのだろうか。
心が見抜ける人なら、リディアンの魔力についてだって、知り得るはずだ。
たとえ魔力を封じていたとしても、心や思考までは封じ込めない。
なら、王城で会うたびに、国王だけには伝わるはずだ。
リディアンが、出来損ないの王子のふりをしている。
それを国王が見抜けないはずがない。
僕が考え込んでいると、リディアンは椅子に座り直した。
そして、長い脚を組み、肘掛けに肘を突く。
「俺の母の名前は、アデラフィールドと言う。この城は母が愛していたこともあって、その愛称で呼ばれているんだ」
アデラフィールド・マニー城。
この城の名前には、そんな由来があったのか。
「神殿でも話したように、母は6年前、俺が12の時に亡くなった」
リディアンはそこで言葉を切り、顎先に指で触れた。
「母は、父のサガンだった。エイノック国の伯爵家の娘で、王妃となってマティアスと僕を生んだんだ。そして、10年ほど前に父が疫病に罹った時に、母は自らの力で父の病気を治した」
リディアンの母がサガンだったとは、これまで聞いたことがなかった。
サガンと婚姻を結ぶこともあるとは知っていたけれど、こんなに身近にいたなんて。
「父が罹った疫病は、これまでもたびたび国に蔓延した。ちょうど、初代サガンの時も同じ病気が流行った。ピクスと呼ばれるその病には、薬も回復魔法も効かない。だから──母は、父の病気を自分に移したんだ」
最後の言葉を聞いた途端に、身体中に衝撃が走った。
胸が痛み、呼吸が止まる。
瞬きするのも忘れて、僕はリディアンを見続けた。
「生前、母はずっと俺に言っていた。2番目であることを忘れてはいけない。それだけは約束してほしい、と」
そこまで言って、リディアンは僕に顔を向けた。
それが、不肖の弟を演じてきた理由だと。
僕にそう言いたかったんだろう。
2番目であらなければならない。
だから、誰の目からも自分の力を隠し、悟られまいとした。
王太子を引き立てるために、無能でなければならないって?
リディアンにはリディアンの人生があるのに?
「リディ、僕は」
「俺の話はこれで終わりだ。それより、タカトのこれからについて考えよう」
僕には、これから纏わりの件がある。
ヒューブレヒトやオルゲンとの約束もある。
だから、リディアンのことにかまけている場合じゃないと言いたいんだろうか。
そして、リディアン自身、これ以上この件について触れてほしくないってことなのか。
そんなのってない。
「タカト」
穏やかな声で名前を呼ばれて、唇が戦慄いた。
このままでは、リディアンの前で泣き出してしまいそうだ。
僕は、肩で息をして、溜め込んでいた空気を吐き出した。
そして、じろりとリディアンを睨む。
「今は僕だって、リディの魔力のことは知っているんです。纏わりでいいんじゃないんですか? 練習にもなるし」
僕が敢えて茶化して言うと、リディアンは眉を押し上げた。
「それではつまらない」
「つまるとか、つまらないとか、そう言う話じゃ……うわっ」
リディアンは椅子から僕を抱え上げて、ベッドの方へ連れていく。
「まだ黒眼でいる時間の方が長いからな。もっと、激しく長く、濃厚にしないと」
「リディ、これ以上されたら、目の色が定着する前に僕の唇が腫れてしまいますよ」
「お前は、本当に可愛いな、タカト」
そして、口元に笑みを刷き、僕の頬に唇を押し当てる。
仕方がない人だと笑ってしまい、そこからはなし崩しになった。
「リディ……っ待って、くすぐった……いっ」
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