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第六章 創生
2つの事業
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オングストレーム商会に来たのは、今日で2度目だ。
前回来た時は客の一人としてで、店内で偶然ヒューブレヒトたちに出逢った。
ララノアと二人で来ていて、僕とリディアンを見ながら喋っていた。
そこに、オイゲンとエクムントが現れて──。
あの出逢いがなかったら、今頃まったく違う状況になっていたかもしれない。
エルフとドワーフの現状にも気付けず、2つの事業計画も思い浮かばなかったはずだ。
そういう意味でも、商会は思い出深いところだ。
今日は、商会に招かれる立場であったため、前とは待遇が違う。
飲み物の他に軽食まで用意されて、話し合いが持たれている。
中心となって話しているのが、オングストレーム商会の会長であるブレフト。
オリーブ色の髪に茶色い瞳の人物だ。
隣に座る女性が娘のエミルで、噂通りピンクローズの髪と瞳をしている。
父であるブレヒトと、目元は似ている気がするけれど、色合いが違うせいかパッと見たところ親子には見えない。それは、二人の年齢が離れているせいでもあるだろう。
エミルは20前後に見えるけれど、ブレヒトは60を超えていそうだ。
とても落ち着いた、恰幅のいい紳士だ。
「それでは、シュリカの流通経路は、決まりということでよろしいでしょうか」
「そうだな。タカトはどう思う?」
リディアンから話を振られたところで、円卓を囲む全員の視線が僕に集中する。
ドワーフの代表としてオイゲンも座っていて、他にも今日紹介されたばかりの人が多数いる。
「シュリカのボトルはまだ開発途中で、遠くなればなるほど気泡の持ちが悪くなるのはご存知の通りです。また、衝撃にも弱いため、悪路ですと持たない可能性がある。それを踏まえると、山岳地帯を越えた先に届けることは現実的ではないと思われます。ですから──」
まずは手始めに王都を中心として広がる平野部に。その後、改良を重ねていく間に販路を広げて、輸送実験をすることも必要だ。転移門を使うかどうかも、まずは売れる見込みがないと話にならない。また、注文が増えれば、生産を増やす必要も出てくるわけで、今の生産量では対応できない。
僕の説明を商会側もメモを取りながら聞いていて、いくつか現状について質問が飛んだ。オイゲンとの通訳はエルフに任せていたけれど、専門用語については僕も補足した。
そうして、初回の会合が終わる。
「これは……驚きましたな」
ブレフトがぽつりと言って、隣のエミルが後を引き継いだ。
「さすがはサガン様、という一言で終わらせられることではありませんわね」
「その通りだ。サガンだから、できるわけじゃない」
リディアンは誇るようにそう言って、僕に笑顔を向ける。
今の僕の説明なんて、美浜部長なら見込みが甘いと突っ込むだろう。
この世界においては新技術でも、元の世界では知識の蓄積がある。
部長だけではない。僕の先輩たちくらい経験があれば、もっと力になれたのに。
でも、今それを言っても仕方がない。
僕のできることをしながら、学び続けていく先に、きっと活路は見えてくる。
「より一層、精進します」
僕はそう言って、頭を下げた。
会議が終わり、みんな三々五々に散っていく。
僕もそろそろ帰ろうと、リディアンを置いて部屋を出た。
すると、後ろから背中をポンポンと叩かれる。
「シュリカの目的は、健康促進だ。酒を呑みすぎるきらいがあるのは、王都の人間中心だからの。販路を広げて金を稼ぐのは二の次。おまけだと思っておいた方がいい」
そう言ったのはオイゲンで、僕を見上げて片目を瞑った。
「優しいですね、オイゲンさんは」
「そんなことを言うのは、お前さんぐらいじゃて」
笑いながら通訳のエルフと商会を去っていき、僕はそこで馬車に乗り込んだ。
僕はこれから、辞書編纂に携わる研究所へ行く予定で、リディアンはここに残って会議を続けるつもりらしい。
商会からは、グンターと共に馬車で研究所に向かう。
場所は、新官庁の建物の傍で、王城からもそれほど離れていない。
到着して、入り口で門番と挨拶を交わし、僕は中へ入った。
「サガン様、こちらから伺おうかと思っていました」
僕を見かけた研究員が急いで近付いてきて、書類の束を手渡してきた。
それはどうやら、ルミナスの名簿のようだった。
「今も面接は続けているのですが、実は不測の事態が起きていまして」
この研究室には、ドワーフとルミナス、そして人間族が所属している。
辞書の編纂と文法書の作成を、三種族が協力して携わってきたわけだけれど。
近いうちに、エルフの森との間に転移門が開かれたことが決まり、帰国の希望を取りまとめることになっていた。
「一度は帰りたいけれど、戻ってこられないのならこのままエイノックにいたいというものが多くおりまして」
もしかしたら、人手が足りなくなるほどに帰国希望者が出ると考えていたため、確かにこれは不測の事態だ。
「それは、こちらとしては歓迎するんですが」
僕は少し考えてから、ある言葉が出かかった。
でも、僕が勝手に決めていいことじゃない。
王や宰相にも、お伺いを立てる必要がある。
「わかりました。お返事は少し待ってもらえますか?」
「ええ、それはもう」
僕は、その後も辞書の進捗状況を聞き、今後についても意見を取り交わした。
「次はもう少し間を開けずに来るようにしたいと思っています」
「サガン様に来ていただけるのなら、私どもはとても助かります。ですが、お忙しいとお聞きしていますが」
心配そうに言われて、僕は一応否定した。
でも、それが事実と異なることは、誰の目にも明らかだろう。
見送りに来たルミナスたちに手を振って、僕はアデラ城へ帰る。
本当は、王城にも寄りたいところだけれど、これ以上遅くなると明日困ることになる。
久しぶりに、バルツァールに会いに行くのに、もう少し予習をしておきたい。
僕は図書室にこもって文献を紐解き、手元が見えなくなる頃まで続けた。
その間にも、何度か扉をノックして、フェンテスが書状を届けに来てくれた。
エルフやドワーフのいわゆる陳情書は、ほとんど僕の元に届けられる。
大抵は感謝の言葉が多いのだけれど、中には嘆きのような切羽詰まった内容もある。
やはり、近いうちに王城に行って、話し合わなければ。
僕はそう思いながら、再び文献に目を落とした。
その夜も、リディアンはパーティーに呼ばれていて、夕食に顔を出さなかった。
こんなに連日夜に出歩かなければならないと、身体に負担がかかる。
でもそれも、立太子の礼までの期間かもしれない。
それとも、王太子になったら、こんな日々がずっと続くことになるんだろうか。
僕は食事を済ませて、部屋で手紙の返事を書きながらふと思った。
ここに王太子妃が暮らすようになったら、僕は邪魔ではないだろうか。
歴代のサガンは、どうしていたんだろう。
たしか、家系図はあったと思うけれど、今まで読んだ文献にサガンの居住地までは記されていなかった。
文献にないことでも、バルツァールなら知っているだろうか。
神官庁所属であれば、過去のサガンのことにも精通しているかもしれない。
僕は、また一つ知りたいことを思いついてメモを取った。
忘れないようにその後も質問したいことを書き留めていく。
そして、翌日に控えて早めにベッドに入り、眠りについた。
夜中にドアが開いた気がしたけれど、あれは夢だったんだろうか。
目を覚ました時には僕は一人で、記憶もあまり定かじゃない。
カミロに、夜中に誰か来たかと聞くのもおかしいし。
僕は結局、誰にも何も聞かずに、次の日の朝も一人で食事をした。
前回来た時は客の一人としてで、店内で偶然ヒューブレヒトたちに出逢った。
ララノアと二人で来ていて、僕とリディアンを見ながら喋っていた。
そこに、オイゲンとエクムントが現れて──。
あの出逢いがなかったら、今頃まったく違う状況になっていたかもしれない。
エルフとドワーフの現状にも気付けず、2つの事業計画も思い浮かばなかったはずだ。
そういう意味でも、商会は思い出深いところだ。
今日は、商会に招かれる立場であったため、前とは待遇が違う。
飲み物の他に軽食まで用意されて、話し合いが持たれている。
中心となって話しているのが、オングストレーム商会の会長であるブレフト。
オリーブ色の髪に茶色い瞳の人物だ。
隣に座る女性が娘のエミルで、噂通りピンクローズの髪と瞳をしている。
父であるブレヒトと、目元は似ている気がするけれど、色合いが違うせいかパッと見たところ親子には見えない。それは、二人の年齢が離れているせいでもあるだろう。
エミルは20前後に見えるけれど、ブレヒトは60を超えていそうだ。
とても落ち着いた、恰幅のいい紳士だ。
「それでは、シュリカの流通経路は、決まりということでよろしいでしょうか」
「そうだな。タカトはどう思う?」
リディアンから話を振られたところで、円卓を囲む全員の視線が僕に集中する。
ドワーフの代表としてオイゲンも座っていて、他にも今日紹介されたばかりの人が多数いる。
「シュリカのボトルはまだ開発途中で、遠くなればなるほど気泡の持ちが悪くなるのはご存知の通りです。また、衝撃にも弱いため、悪路ですと持たない可能性がある。それを踏まえると、山岳地帯を越えた先に届けることは現実的ではないと思われます。ですから──」
まずは手始めに王都を中心として広がる平野部に。その後、改良を重ねていく間に販路を広げて、輸送実験をすることも必要だ。転移門を使うかどうかも、まずは売れる見込みがないと話にならない。また、注文が増えれば、生産を増やす必要も出てくるわけで、今の生産量では対応できない。
僕の説明を商会側もメモを取りながら聞いていて、いくつか現状について質問が飛んだ。オイゲンとの通訳はエルフに任せていたけれど、専門用語については僕も補足した。
そうして、初回の会合が終わる。
「これは……驚きましたな」
ブレフトがぽつりと言って、隣のエミルが後を引き継いだ。
「さすがはサガン様、という一言で終わらせられることではありませんわね」
「その通りだ。サガンだから、できるわけじゃない」
リディアンは誇るようにそう言って、僕に笑顔を向ける。
今の僕の説明なんて、美浜部長なら見込みが甘いと突っ込むだろう。
この世界においては新技術でも、元の世界では知識の蓄積がある。
部長だけではない。僕の先輩たちくらい経験があれば、もっと力になれたのに。
でも、今それを言っても仕方がない。
僕のできることをしながら、学び続けていく先に、きっと活路は見えてくる。
「より一層、精進します」
僕はそう言って、頭を下げた。
会議が終わり、みんな三々五々に散っていく。
僕もそろそろ帰ろうと、リディアンを置いて部屋を出た。
すると、後ろから背中をポンポンと叩かれる。
「シュリカの目的は、健康促進だ。酒を呑みすぎるきらいがあるのは、王都の人間中心だからの。販路を広げて金を稼ぐのは二の次。おまけだと思っておいた方がいい」
そう言ったのはオイゲンで、僕を見上げて片目を瞑った。
「優しいですね、オイゲンさんは」
「そんなことを言うのは、お前さんぐらいじゃて」
笑いながら通訳のエルフと商会を去っていき、僕はそこで馬車に乗り込んだ。
僕はこれから、辞書編纂に携わる研究所へ行く予定で、リディアンはここに残って会議を続けるつもりらしい。
商会からは、グンターと共に馬車で研究所に向かう。
場所は、新官庁の建物の傍で、王城からもそれほど離れていない。
到着して、入り口で門番と挨拶を交わし、僕は中へ入った。
「サガン様、こちらから伺おうかと思っていました」
僕を見かけた研究員が急いで近付いてきて、書類の束を手渡してきた。
それはどうやら、ルミナスの名簿のようだった。
「今も面接は続けているのですが、実は不測の事態が起きていまして」
この研究室には、ドワーフとルミナス、そして人間族が所属している。
辞書の編纂と文法書の作成を、三種族が協力して携わってきたわけだけれど。
近いうちに、エルフの森との間に転移門が開かれたことが決まり、帰国の希望を取りまとめることになっていた。
「一度は帰りたいけれど、戻ってこられないのならこのままエイノックにいたいというものが多くおりまして」
もしかしたら、人手が足りなくなるほどに帰国希望者が出ると考えていたため、確かにこれは不測の事態だ。
「それは、こちらとしては歓迎するんですが」
僕は少し考えてから、ある言葉が出かかった。
でも、僕が勝手に決めていいことじゃない。
王や宰相にも、お伺いを立てる必要がある。
「わかりました。お返事は少し待ってもらえますか?」
「ええ、それはもう」
僕は、その後も辞書の進捗状況を聞き、今後についても意見を取り交わした。
「次はもう少し間を開けずに来るようにしたいと思っています」
「サガン様に来ていただけるのなら、私どもはとても助かります。ですが、お忙しいとお聞きしていますが」
心配そうに言われて、僕は一応否定した。
でも、それが事実と異なることは、誰の目にも明らかだろう。
見送りに来たルミナスたちに手を振って、僕はアデラ城へ帰る。
本当は、王城にも寄りたいところだけれど、これ以上遅くなると明日困ることになる。
久しぶりに、バルツァールに会いに行くのに、もう少し予習をしておきたい。
僕は図書室にこもって文献を紐解き、手元が見えなくなる頃まで続けた。
その間にも、何度か扉をノックして、フェンテスが書状を届けに来てくれた。
エルフやドワーフのいわゆる陳情書は、ほとんど僕の元に届けられる。
大抵は感謝の言葉が多いのだけれど、中には嘆きのような切羽詰まった内容もある。
やはり、近いうちに王城に行って、話し合わなければ。
僕はそう思いながら、再び文献に目を落とした。
その夜も、リディアンはパーティーに呼ばれていて、夕食に顔を出さなかった。
こんなに連日夜に出歩かなければならないと、身体に負担がかかる。
でもそれも、立太子の礼までの期間かもしれない。
それとも、王太子になったら、こんな日々がずっと続くことになるんだろうか。
僕は食事を済ませて、部屋で手紙の返事を書きながらふと思った。
ここに王太子妃が暮らすようになったら、僕は邪魔ではないだろうか。
歴代のサガンは、どうしていたんだろう。
たしか、家系図はあったと思うけれど、今まで読んだ文献にサガンの居住地までは記されていなかった。
文献にないことでも、バルツァールなら知っているだろうか。
神官庁所属であれば、過去のサガンのことにも精通しているかもしれない。
僕は、また一つ知りたいことを思いついてメモを取った。
忘れないようにその後も質問したいことを書き留めていく。
そして、翌日に控えて早めにベッドに入り、眠りについた。
夜中にドアが開いた気がしたけれど、あれは夢だったんだろうか。
目を覚ました時には僕は一人で、記憶もあまり定かじゃない。
カミロに、夜中に誰か来たかと聞くのもおかしいし。
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