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第六章 創生
夜の図書室で**
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バルツァールの元での訓練は、毎回体力と気力が満タンでないと挑めない。
時間が長いこともそうだけれど、1回1回が真剣勝負で気が抜けないからだ。
それと同時に、求められることがハードでレベルが高く、毎回全力を出し尽くす。
今日も、しっかり前日に眠って、気合を入れて転移してきた。
瑪瑙の鉢植えのノトの木を目指し、バルツァールの部屋に入ると、僕を見て目を細めた。
「よし、今日はちゃんと禁欲してきたな」
一目でバレてしまうのは、かなり気恥ずかしいんだけれど。
これまで前科があるので、何も言えない。
今取り組んでいるのは、回復魔法の使い方だ。
前にゴドフレド神官に使った魔力回復とは違い、対象はさらに広範囲に及ぶ。
今日は、バルツァールの家の周辺に対して回復を試みることになっている。
延焼して無惨な跡が残る場所付近だ。
土属性の能力のない僕に無茶じゃないかと思ったんだけれど、バルツァールは訓練の対象にした。
風属性の能力で魔力を高めてから、回復の使い方如何で可能になるという話だ。
外に出て、地面の上に立って両腕を広げる。
目を瞑って風を感じながら、魔力を高めていく。
でも、そこから先がなかなか上手くいかない。
「イメージを膨らませろ。君は以前の状態を記憶しているはずだ。それに近付けていくんだ」
集中して思い描くけれど、以前の記憶もあやふやな上、力として発動する条件がわからない。
コツが掴めなくて四苦八苦していると、バルツァールが声を掛けてきた。
「身体に余計な力が入っているからだ。リディアン王子との逢瀬を思い出せ」
「……っ」
言われた途端にリディアンの声が蘇って、僕は顔を赤くした。
──『タカト、もっと身体の力を抜いて。そう、いい子だ』
おかげで疼きと火照りが気になって、集中が途切れてイメージなんてできっこない。
もちろんバルツァールには僕の状態は筒抜けで、呆れたように深い溜息を吐いた。
「私は逢瀬を思い出せと言ったんだ。行為を思い出す奴があるか」
「……すみません」
穴があったら入りたいとはこのことだ。
どうしてこう、僕は迂闊でそそっかしいんだろう。
一度集中が途切れると、なかなか心が乱れて元に戻せない。
「仕方がない。今日はここまでだ」
せっかくの訓練だというのに、全然進まなかった。
僕はバルツァールに礼と謝罪を述べた。
「気にするな。今日はこれから天気も荒れそうだ。早めに終わっておこう」
「……はい」
こんなことでは、いつになったら自在に能力を操れるようになるのか。
僕は、自分が情けなくなりながら、頭を下げてから図書室に転移した。
毎回転移の瞬間は緊張する。
間違えて他の場所に行っては事だ。
まず周囲を確かめて、自分がちゃんと図書室にいることにホッとする。
思ったよりも早く引き上げてきたおかげで、まだ時間はたっぷりある。
せめて空いた時間で、もう少し勉強しよう。
実践ができなかったのだから、座学くらいはしておきたい。
僕は、昼食後から図書室にこもって本を読んだ。
王族の中に強い回復能力の持ち主がいて、その手記が残っていると以前バルツァールが言っていた。もしかしたら、その中にヒントがあるのかもしれない。とにかく、何か取っ掛かりを掴みたい。そうでもしなければ、日々が無駄に過ぎてしまう。
外は風が吹き荒び、窓に雨粒が打ち付けている。
バルツァールの言う通り、天気が悪くなり、図書室の中も暗くなった。
僕は、ランタンに明かりをつけて引き寄せ、手記を読み耽った。
13代目の王のサガンとは異なり、回復能力を持つその王族の手記は日記風で、読んでいてとても興味深かった。エイノック国にも、やはり複数の妃がいた時代があったらしい。今の王のように、王妃が亡くなった後も新しく妃を選ばない人の方が珍しいくらいだ。
王妃と妾妃を持ったことで、いかに苦労をしたか。
サガンにどう諫められてきたか。
嘆きに近い話ばかりだけれど、そのおかげで11人も子宝に恵まれた。
ついうっかり、回復能力とは別のところを詳しく読んでしまった。
そろそろ身を入れて学ばなければと思ったところで、突然扉が開いた。
図書室に入ってくる人は限られていて、グンターやフェンテスならノックをする。
入ってきたのは、やっぱりリディアンだった。
酷く切羽詰まった顔をしていると思ったら、扉の鍵を掛ける。
外に漏らしたくない話なら遮蔽で十分で、グンターがいれば人が押し入ってくる心配はない。
一体、何のために?
不可解に思って、本を閉じて立ち上がりかけると、リディアンは大股で僕に近寄った。
あまりの勢いに圧倒されていると、僕の両肩を掴む。
「タカトが足りないんだ」
僕が足りない?
一瞬、何を言われたのかわからず、聞き間違えたのかとさえ思う。
問い返す前に机の上に座らされて、後ろへと押し倒される。
固い机の天板に仰向けに倒れ込んだ僕に、リディアンは覆い被さってきた。
そして、手袋をしたまま、手のひらで僕の頬を撫でる。
「──触らせてくれ」
触るくらい、構わないけれど。
そう答える前に、唇に唇が重なり、舌が口腔内に挿入される。
「んんっ……ん……は……っ」
あまりの出来事に驚き、危うく舌を噛みそうになる。
怪我をさせては大変だと力を抜くと、舌で口腔内を弄り、上顎を辿ってくる。
ぞくぞくと背中を快感が這い上がり、頬が熱くなる。
リディアンは、僕の胸元のタイを解き、首筋にもキスをしてきた。
「……っ待って、リディっ」
耳元で声を潜めて言ったが、効果はない。
それどころか、ブラウスの裾をまくり上げられた。
腹筋にキスをして、へそから胸元へと舐め上げられる。
「ふっ……く……っ」
慌てて押し返そうとしたけれど、夜会のために髪も服もセットされていて、どこに触っていいかわからない。その間に、乳首にも舌で舐め、音を立てて吸い上げる。
「ん……っは……っぁ……リ、ディ……っ」
声が上擦り、甘えたように響いてしまう。
どんどん追い詰められ、身体が昂ってしまい、ここが図書室であることを忘れそうになる。
「駄目……です……っこんな」
息が乱れて、喉がひりつく。
リディアンは、胸元から顔を上げて僕を間近から見つめてきた。
蒼い瞳にまるで火が灯ったようだ。
苛烈な熱い眼差しに、声も出ない。
瞬きも忘れて、その底光りする瞳に見入っていると、右手袋を歯に挟んで引き抜いた。
そして、顎を捉えて顔を自分の方に向け、じっと瞳を覗き込む。
「タカト……愛している」
眉根を寄せて切なげな声で言われ、僕は目を見開いた。
どうしてそんな辛そうに愛の告白をするんだろう。
驚きすぎて、すぐには自分の想いを伝えられない。
その間にも、リディアンの唇が頬に触れ、舌が耳朶を舐める。
「ん……っ」
びくびくと身体を震わせていると、するりと下穿きの中に手を入れられた。
「うあっ……んん……っん」
声を上げかけた唇を塞ぎ、手のひらで直に僕のモノに触れて握る。
腰が跳ね、自分のモノに一気に熱が集まるのがわかる。
目をギュッと瞑ってやり過ごそうとしても、手で扱かれては耐え切れない。
「駄目……っ出、ちゃ……う……からっ」
肩を押し返して言うと、リディアンは吐息で笑う。
「出しているところが見たい」
「……っ」
無茶だと思って机の奥に逃げようとすると、その拍子に下穿きを下ろされた。
勃ち上がった自分のモノを目にして青くなったところで、リディアンはその先端をぺろりと舐めた。上目遣いで僕を見ながら、モノを口の深くまで咥え込む。音を立ててしゃぶられて、僕は身を起こしてリディアンの頭に手を置いた。
「やめ……てっ……お願い……っ」
でも、リディアンは顔を離すことなく舐めしゃぶり、僕の快感を煽る。
形のいい唇が僕を咥えて、やわやわと食む。
口元を出入りする濡れたモノに目が引き寄せられた。
あまりに卑猥な眺めなのに、リディアンの顔はこんな時でも美しい。
啜り上げるようにしゃぶられて、身体がガクガクと震え出してしまう。
「出……る……も、う……あぅ……っんん」
僕を見つめるリディアンから目を逸らし、顎を上げる。
「ひあ……っく……う……っ」
どんなに我慢しようとしても、射精感は止められず、僕はそこで達した。
リディアンの口の中に出してしまったことも、図書室でしてしまったことにも、僕はショックを受けた。
力なく机の上に横たわり、顔を腕で隠す。
リディアンは僕の頭をそっと撫で、顔を覆った手の上にキスをした。
「ごめん、タカト」
そう言ってから、僕の腕を引いて身を起こさせ、脱がした服を順に着せていく。
自身の乱れた服も直し、最後に手袋を嵌め直す。
「行ってくる」
背中を抱き寄せて囁き、リディアンは図書室から出て行った。
僕はあまりの衝撃でしばらく動けず、その夜は食事も摂ることができなかった。
時間が長いこともそうだけれど、1回1回が真剣勝負で気が抜けないからだ。
それと同時に、求められることがハードでレベルが高く、毎回全力を出し尽くす。
今日も、しっかり前日に眠って、気合を入れて転移してきた。
瑪瑙の鉢植えのノトの木を目指し、バルツァールの部屋に入ると、僕を見て目を細めた。
「よし、今日はちゃんと禁欲してきたな」
一目でバレてしまうのは、かなり気恥ずかしいんだけれど。
これまで前科があるので、何も言えない。
今取り組んでいるのは、回復魔法の使い方だ。
前にゴドフレド神官に使った魔力回復とは違い、対象はさらに広範囲に及ぶ。
今日は、バルツァールの家の周辺に対して回復を試みることになっている。
延焼して無惨な跡が残る場所付近だ。
土属性の能力のない僕に無茶じゃないかと思ったんだけれど、バルツァールは訓練の対象にした。
風属性の能力で魔力を高めてから、回復の使い方如何で可能になるという話だ。
外に出て、地面の上に立って両腕を広げる。
目を瞑って風を感じながら、魔力を高めていく。
でも、そこから先がなかなか上手くいかない。
「イメージを膨らませろ。君は以前の状態を記憶しているはずだ。それに近付けていくんだ」
集中して思い描くけれど、以前の記憶もあやふやな上、力として発動する条件がわからない。
コツが掴めなくて四苦八苦していると、バルツァールが声を掛けてきた。
「身体に余計な力が入っているからだ。リディアン王子との逢瀬を思い出せ」
「……っ」
言われた途端にリディアンの声が蘇って、僕は顔を赤くした。
──『タカト、もっと身体の力を抜いて。そう、いい子だ』
おかげで疼きと火照りが気になって、集中が途切れてイメージなんてできっこない。
もちろんバルツァールには僕の状態は筒抜けで、呆れたように深い溜息を吐いた。
「私は逢瀬を思い出せと言ったんだ。行為を思い出す奴があるか」
「……すみません」
穴があったら入りたいとはこのことだ。
どうしてこう、僕は迂闊でそそっかしいんだろう。
一度集中が途切れると、なかなか心が乱れて元に戻せない。
「仕方がない。今日はここまでだ」
せっかくの訓練だというのに、全然進まなかった。
僕はバルツァールに礼と謝罪を述べた。
「気にするな。今日はこれから天気も荒れそうだ。早めに終わっておこう」
「……はい」
こんなことでは、いつになったら自在に能力を操れるようになるのか。
僕は、自分が情けなくなりながら、頭を下げてから図書室に転移した。
毎回転移の瞬間は緊張する。
間違えて他の場所に行っては事だ。
まず周囲を確かめて、自分がちゃんと図書室にいることにホッとする。
思ったよりも早く引き上げてきたおかげで、まだ時間はたっぷりある。
せめて空いた時間で、もう少し勉強しよう。
実践ができなかったのだから、座学くらいはしておきたい。
僕は、昼食後から図書室にこもって本を読んだ。
王族の中に強い回復能力の持ち主がいて、その手記が残っていると以前バルツァールが言っていた。もしかしたら、その中にヒントがあるのかもしれない。とにかく、何か取っ掛かりを掴みたい。そうでもしなければ、日々が無駄に過ぎてしまう。
外は風が吹き荒び、窓に雨粒が打ち付けている。
バルツァールの言う通り、天気が悪くなり、図書室の中も暗くなった。
僕は、ランタンに明かりをつけて引き寄せ、手記を読み耽った。
13代目の王のサガンとは異なり、回復能力を持つその王族の手記は日記風で、読んでいてとても興味深かった。エイノック国にも、やはり複数の妃がいた時代があったらしい。今の王のように、王妃が亡くなった後も新しく妃を選ばない人の方が珍しいくらいだ。
王妃と妾妃を持ったことで、いかに苦労をしたか。
サガンにどう諫められてきたか。
嘆きに近い話ばかりだけれど、そのおかげで11人も子宝に恵まれた。
ついうっかり、回復能力とは別のところを詳しく読んでしまった。
そろそろ身を入れて学ばなければと思ったところで、突然扉が開いた。
図書室に入ってくる人は限られていて、グンターやフェンテスならノックをする。
入ってきたのは、やっぱりリディアンだった。
酷く切羽詰まった顔をしていると思ったら、扉の鍵を掛ける。
外に漏らしたくない話なら遮蔽で十分で、グンターがいれば人が押し入ってくる心配はない。
一体、何のために?
不可解に思って、本を閉じて立ち上がりかけると、リディアンは大股で僕に近寄った。
あまりの勢いに圧倒されていると、僕の両肩を掴む。
「タカトが足りないんだ」
僕が足りない?
一瞬、何を言われたのかわからず、聞き間違えたのかとさえ思う。
問い返す前に机の上に座らされて、後ろへと押し倒される。
固い机の天板に仰向けに倒れ込んだ僕に、リディアンは覆い被さってきた。
そして、手袋をしたまま、手のひらで僕の頬を撫でる。
「──触らせてくれ」
触るくらい、構わないけれど。
そう答える前に、唇に唇が重なり、舌が口腔内に挿入される。
「んんっ……ん……は……っ」
あまりの出来事に驚き、危うく舌を噛みそうになる。
怪我をさせては大変だと力を抜くと、舌で口腔内を弄り、上顎を辿ってくる。
ぞくぞくと背中を快感が這い上がり、頬が熱くなる。
リディアンは、僕の胸元のタイを解き、首筋にもキスをしてきた。
「……っ待って、リディっ」
耳元で声を潜めて言ったが、効果はない。
それどころか、ブラウスの裾をまくり上げられた。
腹筋にキスをして、へそから胸元へと舐め上げられる。
「ふっ……く……っ」
慌てて押し返そうとしたけれど、夜会のために髪も服もセットされていて、どこに触っていいかわからない。その間に、乳首にも舌で舐め、音を立てて吸い上げる。
「ん……っは……っぁ……リ、ディ……っ」
声が上擦り、甘えたように響いてしまう。
どんどん追い詰められ、身体が昂ってしまい、ここが図書室であることを忘れそうになる。
「駄目……です……っこんな」
息が乱れて、喉がひりつく。
リディアンは、胸元から顔を上げて僕を間近から見つめてきた。
蒼い瞳にまるで火が灯ったようだ。
苛烈な熱い眼差しに、声も出ない。
瞬きも忘れて、その底光りする瞳に見入っていると、右手袋を歯に挟んで引き抜いた。
そして、顎を捉えて顔を自分の方に向け、じっと瞳を覗き込む。
「タカト……愛している」
眉根を寄せて切なげな声で言われ、僕は目を見開いた。
どうしてそんな辛そうに愛の告白をするんだろう。
驚きすぎて、すぐには自分の想いを伝えられない。
その間にも、リディアンの唇が頬に触れ、舌が耳朶を舐める。
「ん……っ」
びくびくと身体を震わせていると、するりと下穿きの中に手を入れられた。
「うあっ……んん……っん」
声を上げかけた唇を塞ぎ、手のひらで直に僕のモノに触れて握る。
腰が跳ね、自分のモノに一気に熱が集まるのがわかる。
目をギュッと瞑ってやり過ごそうとしても、手で扱かれては耐え切れない。
「駄目……っ出、ちゃ……う……からっ」
肩を押し返して言うと、リディアンは吐息で笑う。
「出しているところが見たい」
「……っ」
無茶だと思って机の奥に逃げようとすると、その拍子に下穿きを下ろされた。
勃ち上がった自分のモノを目にして青くなったところで、リディアンはその先端をぺろりと舐めた。上目遣いで僕を見ながら、モノを口の深くまで咥え込む。音を立ててしゃぶられて、僕は身を起こしてリディアンの頭に手を置いた。
「やめ……てっ……お願い……っ」
でも、リディアンは顔を離すことなく舐めしゃぶり、僕の快感を煽る。
形のいい唇が僕を咥えて、やわやわと食む。
口元を出入りする濡れたモノに目が引き寄せられた。
あまりに卑猥な眺めなのに、リディアンの顔はこんな時でも美しい。
啜り上げるようにしゃぶられて、身体がガクガクと震え出してしまう。
「出……る……も、う……あぅ……っんん」
僕を見つめるリディアンから目を逸らし、顎を上げる。
「ひあ……っく……う……っ」
どんなに我慢しようとしても、射精感は止められず、僕はそこで達した。
リディアンの口の中に出してしまったことも、図書室でしてしまったことにも、僕はショックを受けた。
力なく机の上に横たわり、顔を腕で隠す。
リディアンは僕の頭をそっと撫で、顔を覆った手の上にキスをした。
「ごめん、タカト」
そう言ってから、僕の腕を引いて身を起こさせ、脱がした服を順に着せていく。
自身の乱れた服も直し、最後に手袋を嵌め直す。
「行ってくる」
背中を抱き寄せて囁き、リディアンは図書室から出て行った。
僕はあまりの衝撃でしばらく動けず、その夜は食事も摂ることができなかった。
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