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第六章 創生
交錯する想い
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100日祭の衣装の準備や儀礼の手順の確認、ルミナスの帰国事業など。
やるべきこともやりたいことも、僕にはたくさんあった。
本を読むこともその一つなんだけれど、日を追うごとに忙しさが増していき、なかなか図書室に籠もれなくなる。仕方なく、時間を見つけてバルツァールから借りている本を自室で読み、頭に浮かんだことを書き留めておく。
総して、バルツァールの元へ行く時間さえ逼迫する中、女性たちの訪問は続いていた。
食堂で席に着いたところで、給仕係がお茶を運んでくる。
僕はその香りにホッと息を吐き、女性たちの話に耳を傾けた。
今日の話題は、ユレイヌの噂話だ。
僕は聞くと話に聞きながら、お茶を飲んでいた。
「タカトさまは、お優しいですよね」
「私もそう思います」
突然そう言われて、僕はカップを持ち上げる手を止める。
「私たちのこと、一度も追い返そうとなさらなかった」
「御迷惑だったでしょうに、ちゃんとお話を聞いてくださって」
4人ともに顔を俯け、どこか消沈した様子だ。
巷では、ベドナーシュ宰相の娘であるユレイヌとクヴィスト侯爵の孫娘であるフランシェが妃候補として有力視されていて、最終的にリディアンがどちらを選ぶか賭けの対象にまでなっているらしい。
正妃と妾妃は、この二人で決まりだろうとまで言われているため、自分たちが選ばれる可能性が低くなっていることを、4人とも自覚しているんだろう。
「どうして皆さんは、リディアンの妃になりたいんですか?」
そう言えば、こちらから聞いたことはなかったと、僕は話を振ってみる。
すると、子爵家の長女アニエスが、おもむろに口を開く。
「私がまだ社交界に出たばかりの頃です。ダンスの練習をたくさんしてきたのに、一曲目で裾を踏んで転びそうになり、その後は壁際に立っていることしかできなくて。その時に、リディアン王子が手を差し伸べて、ダンスに誘ってくださいました。私のターンがきれいで、一緒に踊りたくなったと言ってくださいました。──その時から、いつかリディアン王子のお傍にと思ってまいりました」
胸元で手を組み合わせて、アニエスは祈るように言う。
その後も一人一人が、リディアンとの出会いや想いを語り始めた。
ただ、王太子となるから妃になりたいと思ったわけじゃない。
それぞれが、胸に秘める思いがあったのかと、僕は話を聞きながら考えを改めた。
「今となっては叶わぬ夢ですが、こうしてタカトさまに聞いていただけて報われました」
ロニヤやエメットも頷き、目元を拭っている。
僕はかける言葉が見つからなくて、もう一杯お茶を勧めた。
「このお茶、とても美味しいので、是非味わってください。アデラ城のローズで作ったハーブティーです」
「ありがとうございます」
お茶を飲み終わるまで話し、頃合いを見て4人は辞去の挨拶をした。
城の外まで送りに行くと、ちょうどリディアンが馬車から降りるところだった。
僕たちの姿を見ると、青い瞳を瞠る。
「リディアン王子」
「まあ、なんてこと」
まさか出逢えると思っていなかったのか、4人とも感激した面持ちだ。
でも、リディアンは険のある眼差しを4人に向ける。
「なぜここに?」
いつも聞く声とはまるで違う冷たい声に、僕は思わず一歩足を踏み出した。
「先日の夜会で皆でお茶を飲む約束をして、ここに来ていただいたんです」
咄嗟に嘘を吐いた僕に、リディアンは疑わし気な視線をくれる。
これ以上、誤魔化しがきかないのなら、今のうちに帰すに限る。
「また是非、いらしてください」
「ありがとうございます。タカト様」
そうして、4人を急いで帰したところで、僕はリディアンと改めて対面した。
「あんな態度を見せるなんて、リディらしくな──」
「来い」
突然、リディアンは僕の腕を引いて、自分の部屋へと連れて行った。
痛いほどに二の腕を掴まれて、僕は内心慄いていた。
こんなに僕に対して怒気を表すリディアンを、これまで見たことがなかったからだ。
「なぜ、城に入れた?」
扉を音を立てて勢い良く閉め、リディアンは僕に詰め寄った。壁に追いやられて、僕は逃げ場を失う。
「無断で入れたことは謝ります。でも、せっかく来てくれたのに、追い返すわけには行きません」
「それだけか?」
リディアンは眉根を顰め、更に僕を問い詰める。
「あいつらは、お前のことをタカトと呼んでいた。いつの間にそんなに親しくなったんだ?」
「僕を名前で呼ぶ人なんて、これまでにもたくさんいたでしょう? なぜ、彼女たちだけ責められるんですか」
僕が反論すると、益々怒りをあらわにし、リディアンは前髪を掻き上げた。
「バルツァールのこともだ。俺には言えないことも、あの男には相談できるんだな」
どの話を念頭に置いているかは知らないけれど、それよりも気にかかることがある。
「どうしてそこで、先生の名前が出てくるんです? 一体、先生の何が気に食わないんですか」
「何もかにもだ!」
リディアンはそこで、僕の傍の壁に手を突いた。
鼻先が触れ合うほどの距離で、目を覗き込まれる。
顔を近付けることなんてこれまでもあったのに、あまりに険しい表情に僕は驚愕して動けない。
「俺の知らないところで、今度は何をしている? 今計画していることを、すべて説明してみろ」
リディアンが何を危惧しているのかはわからない。
でも、こんな言い方はない。
思わず、売り言葉に買い言葉で、言い返してしまった。
「僕が何を考えているかって? 僕には、一人で悩み、考える自由さえないんですか?」
ただでさえ、僕の行動は制限されている。
リディアンのサガンである以上、やらなければならないことも、逆にやれないことだってたくさんある。それを嫌だと思ったことはないけれど、せめて考える自由くらいはあってもいいはずだ。
言い返した僕を見て、リディアンは唇を噛んだ。
そして、深い溜息を吐いて、心を落ち着けようとしている。
「時折俺は、お前のすべてが見えなくなる。不安になるんだ」
声のトーンも落ちて、リディアンが本気で不安になっているのだとわかる。
何をそんなに恐れているのか。
僕にはまったく理解できない。
こんなに傍にいて、いつだってリディアンを迎える準備を整えているのに。
バルツァールや女性たちに会って話すことの、何がいけないのだろう。
しばらく沈黙が続いた後、リディアンは僕を睨みつけたまま言う。
「次の夜会からは、お前も一緒に来てくれ」
その提案に、僕は思わず食って掛かった。
「僕が苦手だとわかっているのに、来いって言うんですか?」
「そうだ」
肯定されて、僕もリディアンを睨みつける。
「僕に、あなたの未来の妃を選べってことですか」
「……っ」
途端に顎を掴まれて、何をと思う間に唇を塞がれた。
噛みつくような、乱暴なキスだ。
こんなキスをされて、嬉しいわけがない。
肩を押しやり、胸を叩いても、リディアンは止めようとしない。
舌を絡め取り、吸い上げられて、僕の身体から力が抜ける。
快感を無理矢理、身体の奥底から引きずり出された気がして、僕はその場にへたり込んだ。
俯いて息を詰め、こんな時でも感じてしまう己に顔を歪めていると、ドアが開いて出ていく足音がした。
僕は、泣いてしまわないように浅い呼吸を繰り返した後、壁に手を突いて立ち上がった。
あまりに自分が不甲斐なくて、情けなくなる。
本当ならやることはまだいっぱいあるのに、もう何も考えられそうにない。
僕は、椅子に座って、目を閉じて心を落ち着けた。
あんなに一つになれたと思っていたのに。
どうしてこんなことになったんだろう。
リディアンに対して不信感を抱いてしまう。
こんな感情を向けるなんて、初めてのことだ。
どうしてこんなに上手くいかないんだろう。
なぜ分かり合えないんだろう。
僕は、額に手を当てて、大事なところで何もできない自分を嫌悪した。
やるべきこともやりたいことも、僕にはたくさんあった。
本を読むこともその一つなんだけれど、日を追うごとに忙しさが増していき、なかなか図書室に籠もれなくなる。仕方なく、時間を見つけてバルツァールから借りている本を自室で読み、頭に浮かんだことを書き留めておく。
総して、バルツァールの元へ行く時間さえ逼迫する中、女性たちの訪問は続いていた。
食堂で席に着いたところで、給仕係がお茶を運んでくる。
僕はその香りにホッと息を吐き、女性たちの話に耳を傾けた。
今日の話題は、ユレイヌの噂話だ。
僕は聞くと話に聞きながら、お茶を飲んでいた。
「タカトさまは、お優しいですよね」
「私もそう思います」
突然そう言われて、僕はカップを持ち上げる手を止める。
「私たちのこと、一度も追い返そうとなさらなかった」
「御迷惑だったでしょうに、ちゃんとお話を聞いてくださって」
4人ともに顔を俯け、どこか消沈した様子だ。
巷では、ベドナーシュ宰相の娘であるユレイヌとクヴィスト侯爵の孫娘であるフランシェが妃候補として有力視されていて、最終的にリディアンがどちらを選ぶか賭けの対象にまでなっているらしい。
正妃と妾妃は、この二人で決まりだろうとまで言われているため、自分たちが選ばれる可能性が低くなっていることを、4人とも自覚しているんだろう。
「どうして皆さんは、リディアンの妃になりたいんですか?」
そう言えば、こちらから聞いたことはなかったと、僕は話を振ってみる。
すると、子爵家の長女アニエスが、おもむろに口を開く。
「私がまだ社交界に出たばかりの頃です。ダンスの練習をたくさんしてきたのに、一曲目で裾を踏んで転びそうになり、その後は壁際に立っていることしかできなくて。その時に、リディアン王子が手を差し伸べて、ダンスに誘ってくださいました。私のターンがきれいで、一緒に踊りたくなったと言ってくださいました。──その時から、いつかリディアン王子のお傍にと思ってまいりました」
胸元で手を組み合わせて、アニエスは祈るように言う。
その後も一人一人が、リディアンとの出会いや想いを語り始めた。
ただ、王太子となるから妃になりたいと思ったわけじゃない。
それぞれが、胸に秘める思いがあったのかと、僕は話を聞きながら考えを改めた。
「今となっては叶わぬ夢ですが、こうしてタカトさまに聞いていただけて報われました」
ロニヤやエメットも頷き、目元を拭っている。
僕はかける言葉が見つからなくて、もう一杯お茶を勧めた。
「このお茶、とても美味しいので、是非味わってください。アデラ城のローズで作ったハーブティーです」
「ありがとうございます」
お茶を飲み終わるまで話し、頃合いを見て4人は辞去の挨拶をした。
城の外まで送りに行くと、ちょうどリディアンが馬車から降りるところだった。
僕たちの姿を見ると、青い瞳を瞠る。
「リディアン王子」
「まあ、なんてこと」
まさか出逢えると思っていなかったのか、4人とも感激した面持ちだ。
でも、リディアンは険のある眼差しを4人に向ける。
「なぜここに?」
いつも聞く声とはまるで違う冷たい声に、僕は思わず一歩足を踏み出した。
「先日の夜会で皆でお茶を飲む約束をして、ここに来ていただいたんです」
咄嗟に嘘を吐いた僕に、リディアンは疑わし気な視線をくれる。
これ以上、誤魔化しがきかないのなら、今のうちに帰すに限る。
「また是非、いらしてください」
「ありがとうございます。タカト様」
そうして、4人を急いで帰したところで、僕はリディアンと改めて対面した。
「あんな態度を見せるなんて、リディらしくな──」
「来い」
突然、リディアンは僕の腕を引いて、自分の部屋へと連れて行った。
痛いほどに二の腕を掴まれて、僕は内心慄いていた。
こんなに僕に対して怒気を表すリディアンを、これまで見たことがなかったからだ。
「なぜ、城に入れた?」
扉を音を立てて勢い良く閉め、リディアンは僕に詰め寄った。壁に追いやられて、僕は逃げ場を失う。
「無断で入れたことは謝ります。でも、せっかく来てくれたのに、追い返すわけには行きません」
「それだけか?」
リディアンは眉根を顰め、更に僕を問い詰める。
「あいつらは、お前のことをタカトと呼んでいた。いつの間にそんなに親しくなったんだ?」
「僕を名前で呼ぶ人なんて、これまでにもたくさんいたでしょう? なぜ、彼女たちだけ責められるんですか」
僕が反論すると、益々怒りをあらわにし、リディアンは前髪を掻き上げた。
「バルツァールのこともだ。俺には言えないことも、あの男には相談できるんだな」
どの話を念頭に置いているかは知らないけれど、それよりも気にかかることがある。
「どうしてそこで、先生の名前が出てくるんです? 一体、先生の何が気に食わないんですか」
「何もかにもだ!」
リディアンはそこで、僕の傍の壁に手を突いた。
鼻先が触れ合うほどの距離で、目を覗き込まれる。
顔を近付けることなんてこれまでもあったのに、あまりに険しい表情に僕は驚愕して動けない。
「俺の知らないところで、今度は何をしている? 今計画していることを、すべて説明してみろ」
リディアンが何を危惧しているのかはわからない。
でも、こんな言い方はない。
思わず、売り言葉に買い言葉で、言い返してしまった。
「僕が何を考えているかって? 僕には、一人で悩み、考える自由さえないんですか?」
ただでさえ、僕の行動は制限されている。
リディアンのサガンである以上、やらなければならないことも、逆にやれないことだってたくさんある。それを嫌だと思ったことはないけれど、せめて考える自由くらいはあってもいいはずだ。
言い返した僕を見て、リディアンは唇を噛んだ。
そして、深い溜息を吐いて、心を落ち着けようとしている。
「時折俺は、お前のすべてが見えなくなる。不安になるんだ」
声のトーンも落ちて、リディアンが本気で不安になっているのだとわかる。
何をそんなに恐れているのか。
僕にはまったく理解できない。
こんなに傍にいて、いつだってリディアンを迎える準備を整えているのに。
バルツァールや女性たちに会って話すことの、何がいけないのだろう。
しばらく沈黙が続いた後、リディアンは僕を睨みつけたまま言う。
「次の夜会からは、お前も一緒に来てくれ」
その提案に、僕は思わず食って掛かった。
「僕が苦手だとわかっているのに、来いって言うんですか?」
「そうだ」
肯定されて、僕もリディアンを睨みつける。
「僕に、あなたの未来の妃を選べってことですか」
「……っ」
途端に顎を掴まれて、何をと思う間に唇を塞がれた。
噛みつくような、乱暴なキスだ。
こんなキスをされて、嬉しいわけがない。
肩を押しやり、胸を叩いても、リディアンは止めようとしない。
舌を絡め取り、吸い上げられて、僕の身体から力が抜ける。
快感を無理矢理、身体の奥底から引きずり出された気がして、僕はその場にへたり込んだ。
俯いて息を詰め、こんな時でも感じてしまう己に顔を歪めていると、ドアが開いて出ていく足音がした。
僕は、泣いてしまわないように浅い呼吸を繰り返した後、壁に手を突いて立ち上がった。
あまりに自分が不甲斐なくて、情けなくなる。
本当ならやることはまだいっぱいあるのに、もう何も考えられそうにない。
僕は、椅子に座って、目を閉じて心を落ち着けた。
あんなに一つになれたと思っていたのに。
どうしてこんなことになったんだろう。
リディアンに対して不信感を抱いてしまう。
こんな感情を向けるなんて、初めてのことだ。
どうしてこんなに上手くいかないんだろう。
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