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私のトーク術は壊滅レベル
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《アリス視点》
「……」
「……」
き、気まずい。
ドミニクが出て行った後、少なくとも10分は沈黙が続いている。チラッとアレンを見ると……なぜか、私の顔を見てニコニコしてるけど。何この人。
どうして、こんな楽しそうにというか、嬉しそうにしてるの? 私、何も話してないんだけど。
でも、何か話した方が良いよね。ここは、フォンテーヌのお屋敷な訳で、彼を招いたんだもの。
「あ、あの!」
「はい、なんでしょうか」
「きっ、今日は良い天気ですね」
「そう……ですね?」
「……ああ」
とりあえず、身近な話題からと思って天気の話をしたのに失敗したわ。
話しながら外を見ると、雨がザーザー降っていた。さっき、ドミニクが覗いてた時は降ってなかったのに。ちゃんと見てから話せば良かったわ。よくよく耳を澄ますと、雨音が聞こえてくるし。
気まずい。気まずすぎる!
え、これって何の時間? 何か、特技でもアピールした方が良い?
私はものすごーく気まずいのに、アレンは楽しそうにニコニコしっぱなしだし……何か、良いことでもあったとか?
「あの……」
「はい、なんでしょうか?」
「さっきから嬉しそうにしている気が……するのですけども」
「はい! 嬉しいです!」
「そあ、そ、そうですか」
何がそんなに嬉しいのですか? と続けようとしたのに、彼の笑顔に押されてしまってタイミングを逃してしまった。そして、訪れる静寂……。
ドミニク、帰ってきて!
それか、うるさくして良いからシャルル様! 今なら、混ぜるな危険コンビニ認定したイリヤとドレス専門店のサミーも混ざって良いから!! なんて、そんな都合の良いことは起こるはずもなく。
こうなりゃあ、ヤケだわ! 見てなさい!
「あ、あの!」
「はい、なんでしょうか?」
「ロベール卿は、ドミニクと仲が良いんですよね。休日に一緒にどこか出かけた、り……ロベール卿?」
イリヤと一緒に培ったトーク術をご覧あれ! とか調子に乗った私は、お見合いよろしく質問をしてみた。
イリヤから教えてもらったのだけど、男性と一番仲良くなるにはお仕事の話を避けたほうがよろしいのですって。間違っても、収入とか階級とかは聞いちゃダメだとか。……まあ、そんなステータスを見て婚姻を結ぶ人なんて居ないと思うけど。だって、失礼じゃないの。
でも、私のトーク術はあまり良くなかったみたい。
だって、アレンったらものすごい勢いでドヨーンとした空気を纏ってしまったし。……もしかして、ドミニクの話題じゃダメだった? 休日のお話をしたくて振ったけど、ここはストレートに「休日はどのようにお過ごしになられるのでしょうか?」って聞けばよかった。改良の余地ありね。
「ロベール卿、何か嫌なことを言ってしまいましたか?」
「……え」
「え?」
「……名前、それじゃないです」
「名前? ジェレミー?」
「いえ、私の名前です……。さっきみたいに呼んでください」
「さ、さっき?」
「先程は、アレンとファーストネームで呼んでくださいました。昔のように、そう呼んでください」
「!? え、あ、う、嘘……。よ、呼んでました?」
「ええ、ばっちり読んでましたよ。アリスお嬢様」
「!?!?」
嘘でしょ!?
話題云々の話じゃなかったわ。もう、土台からダメなやつだったわ……。
ちょっと待って。深呼吸しましょう。
私は、ベル。私はベル。あの狂ったように食事をするアリスじゃない。私はベル、ベル。
「なっ、何をおっしゃっているのですか? 私は、ベル・フォンテーヌです」
「そうなんですか、アリスお嬢様?」
「そうよ、私はアリス・グロスターなんだから」
「やっぱり、そうですよね!」
「そうよ! ……あれ、今私なんて言った?」
「アリス・グロスターとおっしゃいました、アリスお嬢様」
「!?!?!?」
どうしてぇ!!?
今、何か誘導尋問的なものがあった!? ほら、彼って騎士団じゃない? そういうの得意そうじゃない!?
パニックになった私は、勢い良く布団の中に潜り込んだ。でも、お察しで。力がないから、中途半端にしかできなかった。
頭が出ていたらしいの。そこに、「失礼します」と言ってアレンが手を置いてくる。
「私も、ジェレミーのように貴女様を名前でお呼びしたいです。許可をいただけますか?」
「……うぅ」
「そうやって毛布に潜るの、今も変わっていませんね」
「うっ……。だ、だって……。なんで、アレンは私に構うの? 狂った私を見てたでしょう? はしたなく食べ物を食べる私も見てたのでしょう? 覚えてるのでしょう? 私、見たのよ。あなたが必死になって止めているのを、夢で」
その手を温かく感じた私は、涙声になりながら布団の中でそう聞いてみた。視線を合わせて話さないといけないんだろうけど、そんな余裕はない。
とにかく、力の限りシーツを掴んだ。毛布をかぶり、「私は居ません」アピールでもしてるみたい。なのに、口は良く動く。
今、話しているのは誰?
自分の口から出てくる言葉なのに、それは遠くから誰かに操られているような感じがしてならない。
「アレンは、潜入捜査で国から命令されてたから私のところに仕方なく居たんでしょお……。どうせ、気持ち悪いって思っていたのでしょぉ。無理して居なくて良いわ、仕事に戻って良い。今だって、1人でドミニクのことを待てるもん……」
「……アリスお嬢様」
私の泣き言を聞いたアレンは、それでも頭に置いた手をゆっくりと動かして名前を呼んでくれるだけ。
その声が、手の温かさと相まってなぜか泣き出しそうになる。
私は、自分がベルになっていることを忘れて毛布の中で涙を流した。一度流した涙は、嗚咽と共にシーツを濡らしていく。
「アリスお嬢様は、私が義務や同情でお側に居たと思ってるのですか?」
「……うん」
「違いますよ。私は、私の意思であの場に居ました。だから、一旦お休みをいただきお屋敷に帰ってもまた戻って来たでしょう?」
「……うん」
「そもそ私は、王宮で初めてお嬢様と会った際に恐れながら一目惚れしてしまいました。潜入捜査の話をいただいた時は、お側でどう支えようかばかり考えて過ごしましたし。執事学校に通っている時も、お嬢様はどのような食事がお好きなのか、色は何を好むのかなどそればかり考えていつの間にか卒業していたくらいです」
「うん……。うん?」
「最初に発作を見た時は驚きましたが、同情やそんな感情はなかったですね。むしろ、私がお側で支えていないとと奮闘した記憶があります。……ダメですね。まだ貴女様がアリスお嬢様だと確定して居ないのに、似ていらっしゃる言動を見るたびに胸が苦しくなってしまいます」
「……???」
え、待って。
今、なんて言った? ひ、一目惚れって言わなかった? 気のせい?
気のせいよね。多分、気のせい。ひと……ヒトメボレンとかいう物質があったり? 後でアインスに聞いてみましょう。あの人、結構化学に強いから。
以前、ベラドンナの花の話をしたら、嬉しそうにアルカロイドとかトロパン……なんかそんな感じの呪文をたくさん言ってたし、それって化学に強いってことよね? そうよね、そう! はい、解散!
泣いていた私は、アレンのその言葉によって涙を引っ込めた。むしろ、今まで泣いていたのが嘘のように意識がはっきりしたというか……。
とにかく、戻ってきて私の涙! そっちは解散しないで!
「もし、貴女様がアリスお嬢様でしたら、今度は全力でお守りいたします。2度と、あのような過ちは冒しません。なので、教えていただけませんか。貴女様の正体を」
毛布の熱と自身から出ている熱によって、内部が蒸れてきた。でも、今外に出たらその回答をしなきゃいけないってことでしょう? え、なんて言えば良いの? 今まで、イリヤやアインスにはどうやって伝えてた?
アレンにも、普通に伝えたら良い? でも、信じてくれなかったら? 頭のおかしい女だと思われたら……?
どうしましょう。どうしましょう。
……なんて言えば良いの?
「……」
「……」
き、気まずい。
ドミニクが出て行った後、少なくとも10分は沈黙が続いている。チラッとアレンを見ると……なぜか、私の顔を見てニコニコしてるけど。何この人。
どうして、こんな楽しそうにというか、嬉しそうにしてるの? 私、何も話してないんだけど。
でも、何か話した方が良いよね。ここは、フォンテーヌのお屋敷な訳で、彼を招いたんだもの。
「あ、あの!」
「はい、なんでしょうか」
「きっ、今日は良い天気ですね」
「そう……ですね?」
「……ああ」
とりあえず、身近な話題からと思って天気の話をしたのに失敗したわ。
話しながら外を見ると、雨がザーザー降っていた。さっき、ドミニクが覗いてた時は降ってなかったのに。ちゃんと見てから話せば良かったわ。よくよく耳を澄ますと、雨音が聞こえてくるし。
気まずい。気まずすぎる!
え、これって何の時間? 何か、特技でもアピールした方が良い?
私はものすごーく気まずいのに、アレンは楽しそうにニコニコしっぱなしだし……何か、良いことでもあったとか?
「あの……」
「はい、なんでしょうか?」
「さっきから嬉しそうにしている気が……するのですけども」
「はい! 嬉しいです!」
「そあ、そ、そうですか」
何がそんなに嬉しいのですか? と続けようとしたのに、彼の笑顔に押されてしまってタイミングを逃してしまった。そして、訪れる静寂……。
ドミニク、帰ってきて!
それか、うるさくして良いからシャルル様! 今なら、混ぜるな危険コンビニ認定したイリヤとドレス専門店のサミーも混ざって良いから!! なんて、そんな都合の良いことは起こるはずもなく。
こうなりゃあ、ヤケだわ! 見てなさい!
「あ、あの!」
「はい、なんでしょうか?」
「ロベール卿は、ドミニクと仲が良いんですよね。休日に一緒にどこか出かけた、り……ロベール卿?」
イリヤと一緒に培ったトーク術をご覧あれ! とか調子に乗った私は、お見合いよろしく質問をしてみた。
イリヤから教えてもらったのだけど、男性と一番仲良くなるにはお仕事の話を避けたほうがよろしいのですって。間違っても、収入とか階級とかは聞いちゃダメだとか。……まあ、そんなステータスを見て婚姻を結ぶ人なんて居ないと思うけど。だって、失礼じゃないの。
でも、私のトーク術はあまり良くなかったみたい。
だって、アレンったらものすごい勢いでドヨーンとした空気を纏ってしまったし。……もしかして、ドミニクの話題じゃダメだった? 休日のお話をしたくて振ったけど、ここはストレートに「休日はどのようにお過ごしになられるのでしょうか?」って聞けばよかった。改良の余地ありね。
「ロベール卿、何か嫌なことを言ってしまいましたか?」
「……え」
「え?」
「……名前、それじゃないです」
「名前? ジェレミー?」
「いえ、私の名前です……。さっきみたいに呼んでください」
「さ、さっき?」
「先程は、アレンとファーストネームで呼んでくださいました。昔のように、そう呼んでください」
「!? え、あ、う、嘘……。よ、呼んでました?」
「ええ、ばっちり読んでましたよ。アリスお嬢様」
「!?!?」
嘘でしょ!?
話題云々の話じゃなかったわ。もう、土台からダメなやつだったわ……。
ちょっと待って。深呼吸しましょう。
私は、ベル。私はベル。あの狂ったように食事をするアリスじゃない。私はベル、ベル。
「なっ、何をおっしゃっているのですか? 私は、ベル・フォンテーヌです」
「そうなんですか、アリスお嬢様?」
「そうよ、私はアリス・グロスターなんだから」
「やっぱり、そうですよね!」
「そうよ! ……あれ、今私なんて言った?」
「アリス・グロスターとおっしゃいました、アリスお嬢様」
「!?!?!?」
どうしてぇ!!?
今、何か誘導尋問的なものがあった!? ほら、彼って騎士団じゃない? そういうの得意そうじゃない!?
パニックになった私は、勢い良く布団の中に潜り込んだ。でも、お察しで。力がないから、中途半端にしかできなかった。
頭が出ていたらしいの。そこに、「失礼します」と言ってアレンが手を置いてくる。
「私も、ジェレミーのように貴女様を名前でお呼びしたいです。許可をいただけますか?」
「……うぅ」
「そうやって毛布に潜るの、今も変わっていませんね」
「うっ……。だ、だって……。なんで、アレンは私に構うの? 狂った私を見てたでしょう? はしたなく食べ物を食べる私も見てたのでしょう? 覚えてるのでしょう? 私、見たのよ。あなたが必死になって止めているのを、夢で」
その手を温かく感じた私は、涙声になりながら布団の中でそう聞いてみた。視線を合わせて話さないといけないんだろうけど、そんな余裕はない。
とにかく、力の限りシーツを掴んだ。毛布をかぶり、「私は居ません」アピールでもしてるみたい。なのに、口は良く動く。
今、話しているのは誰?
自分の口から出てくる言葉なのに、それは遠くから誰かに操られているような感じがしてならない。
「アレンは、潜入捜査で国から命令されてたから私のところに仕方なく居たんでしょお……。どうせ、気持ち悪いって思っていたのでしょぉ。無理して居なくて良いわ、仕事に戻って良い。今だって、1人でドミニクのことを待てるもん……」
「……アリスお嬢様」
私の泣き言を聞いたアレンは、それでも頭に置いた手をゆっくりと動かして名前を呼んでくれるだけ。
その声が、手の温かさと相まってなぜか泣き出しそうになる。
私は、自分がベルになっていることを忘れて毛布の中で涙を流した。一度流した涙は、嗚咽と共にシーツを濡らしていく。
「アリスお嬢様は、私が義務や同情でお側に居たと思ってるのですか?」
「……うん」
「違いますよ。私は、私の意思であの場に居ました。だから、一旦お休みをいただきお屋敷に帰ってもまた戻って来たでしょう?」
「……うん」
「そもそ私は、王宮で初めてお嬢様と会った際に恐れながら一目惚れしてしまいました。潜入捜査の話をいただいた時は、お側でどう支えようかばかり考えて過ごしましたし。執事学校に通っている時も、お嬢様はどのような食事がお好きなのか、色は何を好むのかなどそればかり考えていつの間にか卒業していたくらいです」
「うん……。うん?」
「最初に発作を見た時は驚きましたが、同情やそんな感情はなかったですね。むしろ、私がお側で支えていないとと奮闘した記憶があります。……ダメですね。まだ貴女様がアリスお嬢様だと確定して居ないのに、似ていらっしゃる言動を見るたびに胸が苦しくなってしまいます」
「……???」
え、待って。
今、なんて言った? ひ、一目惚れって言わなかった? 気のせい?
気のせいよね。多分、気のせい。ひと……ヒトメボレンとかいう物質があったり? 後でアインスに聞いてみましょう。あの人、結構化学に強いから。
以前、ベラドンナの花の話をしたら、嬉しそうにアルカロイドとかトロパン……なんかそんな感じの呪文をたくさん言ってたし、それって化学に強いってことよね? そうよね、そう! はい、解散!
泣いていた私は、アレンのその言葉によって涙を引っ込めた。むしろ、今まで泣いていたのが嘘のように意識がはっきりしたというか……。
とにかく、戻ってきて私の涙! そっちは解散しないで!
「もし、貴女様がアリスお嬢様でしたら、今度は全力でお守りいたします。2度と、あのような過ちは冒しません。なので、教えていただけませんか。貴女様の正体を」
毛布の熱と自身から出ている熱によって、内部が蒸れてきた。でも、今外に出たらその回答をしなきゃいけないってことでしょう? え、なんて言えば良いの? 今まで、イリヤやアインスにはどうやって伝えてた?
アレンにも、普通に伝えたら良い? でも、信じてくれなかったら? 頭のおかしい女だと思われたら……?
どうしましょう。どうしましょう。
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