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第一章 僕の話
ガードが固いあの子
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作戦は言われていた通り翌日の昼に決行された。
班替えは事前に告知されていて僕とシリウスが離れることに混乱は起きず、スムーズに行われたと思う。ちなみに移動をしたのは僕でシリウスは前の班のままだ。
本人は自分が移動組で無かったことに不満気だが、作戦の規模を考えるとこれでも十分過ぎるほど譲歩して貰っているんだぞと懇々と説き伏せた。その結果見えない耳と尻尾が垂れ下がっていた気がしないでもないが、まあそれはどうにでもなるだろうと午前中は新たに割り振られた班で訓練を行い、そして僕は今ヴィズの森の中を歩いていた。
「いやあ、こんな大掛かりな作戦でまさかルーヴとスタクを分けるなんて隊長も思い切ったよねぇ」
間延びした声に森の中へ向けていた意識を列の前方へ向ける。
そこに見慣れたいつもの班長の姿は当然無く、あるのはひょろりと背の高い眠たげな目をした男だ。その男の目は前に向けられているが意識はこちらにある。掛けられた言葉も額面通りに受け取れば嫌味と捉えられなくもないが、その声は「特になんとも思ってない」と受け止められるほど無頓着だった。
「いやでもルーヴじゃなくてスタクを移動にしたのは英断。どんだけ年齢って名前の経験があったとしても、あの規格外が一人だけ混ざったらさすがに持て余しちゃうもんねー。俺もさあ、お前たちと学園被ってた時期あるけど噂だけで実際どんなのかはここに来てから知ったからもうおったまげびっくりポンしちゃってさぁ。ルーヴって昔っからあんな感じなのー?」
「昔に比べたら、あれでも随分マシになった気がしますねー…」
あはは、と軽く笑いながら答えたのはヤードだ。
今日僕はヤードと同じ班に振り分けられていた。僕としても今までシリウスとしか組んだことが無かったから、今回のことは多少不安に思うことが無いこともないが、それでも緊張はしていない。
人に合わせる、という技術において僕は自信があるからだ。
「え⁉︎ あれでマシなの? じゃあ学園生活どんなだったのよまぁじで」
今度は明確に僕に対して向けられた言葉に視線を上にして考える。
「僕の学園生活において隣、または視界に常にシリウスがいましたね。腕を伸ばせば触れる距離にいつでも奴はいました」
「えぇ…」
ドン引き…。
六人編成のうちの四人の先輩が僕を見て心からそう言っているのがわかった。
「それが普通なので何も思わないです」
「えぇ…。まじなのヤード」
「残念ながら…。一時期は飯までスタクが手ずから食べさせてましたし、ツーマンセルは絶対スタクとじゃなきゃ無理だって駄々捏ねてたし、部屋決めの時もスタクと一緒じゃないと嫌だって担当の教官がノイローゼになる手前まで頼み込んでたし…」
「待て部屋決めのは知らないぞ」
「あ」
「ここに来て数年越しの真実が明かされるのアツいね」
乾いた笑いを響かせながら足は進む。
談笑しながらでも周囲への警戒は一切怠っていないのが研ぎ澄まされた魔力からわかって、やはりここには優秀な人しかいないのだなと再確認する。
「まあそれだけ好き放題しててもなーんか許しちゃえるってのがルーヴの一番の強みだよねー。カリスマ性とかそんなんじゃないけどさ、なんつーの? 弟見てる気分になる。実際あんな弟まじでお断りだけどー」
手に負えないよなぁ、なんて言いながら歩いていた隊長の足が止まる。
それに合わせて全員の足も止まり、緊張が走る。
「まあ折角の機会だから普段ガード固すぎて近寄れないスタクと仲良くしたいんだけどー、とりあえず魔物倒してからにしよっかぁ」
間延びした暢気な口調なのにどこか鋭さを感じさせる声に全員が頷く。
森のあちこちから音と一緒に魔力の揺れが感じられる。その中にはシリウスの物も混ざっていた。うまくやっていればいいがと思った側からその思考を捨てるように頭を振る。
僕には人の心配をするような余裕は無いし、何よりあの馬鹿なら大丈夫だと何故だか根拠もなく信じられる。
班長から出される指示に短く返事をして、合図と共に行動を開始する。
所々様子を伺う場面もあったが概ね連携に問題が無いとわかればそこから魔物の殲滅はスムーズに進んだ。
「うーん、半々ってとこだね」
ある程度の魔物を処理し終わったところでいい意味で気の抜ける声が響いた。
「思ったよりも少ないと取ればいいのか、その逆か。みんなどう思う?」
「んん、少ない、と、俺は思います」
「僕も同意見です。以前の作戦から結構な日数が立っているけどそれにしては寄生されている個体が少ない。ただ懸念があるとするなら──」
「前みたいな寄生元がまだどっかにいるかもって、ことだよねえ。隊長も言ってたけど」
「ここまで通って来た道にはそれに当たる木は無かったです。…魔物自体に謎が多過ぎるせいで色々と不明瞭なのがネックですね」
「けど感染力っていうのかなぁ。そういうのは割と低い印象。落とした果実を喰われないと寄生出来ないってのはまあ魔物側からしても運だもんなー」
「…確かに非効率ですよねえ。いや、でも、能動的な寄生とかされても困るんですけど…!」
「それはそう」
ヴィズの森は相変わらず光が入らず薄暗い。今日の天気は間違いなく快晴で、今は真昼間だというのにこの森の中だけは永遠に夜のような気さえして気味が悪い。灰になって消えた魔物がいた位置に目線を落とし、先に進もうかと軽く話している声が聞こえて視線を戻すとヤードが「あ」と声を上げた。
「どうした、!」
「あっは! ぜーんぜん見えないけどもしかしてこれ派手にやってるんじゃなーい?」
ドン、と地面が揺れた。
実際にそこが揺れた訳ではない。実際には大きな魔力のうねりに空気が震えたのだ。
似ているなと思った。
シリウスが大怪我をする前に放った、天にも昇るような白い火柱を生む魔力に。
「シリウスですね」
気付いたら口から名前が溢れ出ていた。
「こんなド派手な魔法使えるのなんてそいつくらいでしょ。ほーんと規格外。どでかい魔力ぶっ放したら大抵爆発して終わるのにさ、それをちゃんと技として扱い切れてるんだからすごいよね。そもそもこの量の魔力を持ってるのが意味ワカンナイ。ルーヴって絶対子供の頃学園の窓とか割ったでしょー」
「割ってない窓ないんじゃないですか?」
「だっはー! ウケる!」
腹を押さえてゲラゲラと笑う姿がおかしくて小さく吹き出すと班長がビタっと動きを止めた。その目が信じられないとでも言うように僕を見ている。この光景を前にも見たなと思った。
「……スタクって、表情筋生きてたんだねえ…」
「? まあ」
「え、ねえヤード。もしかしてこれも?」
「…残念ながら…」
「えぇ…」
ドン引き、数分前にも似たような空気が漂い僕は首を傾げた。
「…これはちょっとおもしろそーだから作戦終わったら俺ルーヴにウザ絡みしよーっ。はいはい、それじゃあ続きからですけどもー、魔物自体も強くないし量もいないって感じなので攻め方を変えまーす。ツーマンセルにするよ。ヤードはスタクと組んでねえ、他はいつも通り。宿木を見つけたらすぐに通信機で報告、それぞれ国境付近にまで進んで問題が無ければそれも報告。いいですかー」
「はい」
「うんうん、それじゃあ一旦解散! また後でなぁ」
口調は緩いのに出される指示はテキパキとしていてその緩急に僕は数秒反応が遅れた。周りに合わせて返事をすると慣れた様子で別れる姿にこの班ではこれが普通なんだなと思っていると後ろからトン、と肩を叩かれた。
「大丈夫?」
「…ああ、やっぱり班が変わると咄嗟の状況判断も当然だけど変わるんだな。よろしく、ヤード」
「あはは、班長は結構自由だからな。スタクの足を引っ張らないように頑張るよ」
「それは僕の台詞だろ」
もう一度よろしく、と拳を出すとヤードは目を瞬かせた。意味を理解するとそばかすの浮いた頬を緩ませて控え目に拳がコツンとぶつかる。
「うん、よろしく」
班替えは事前に告知されていて僕とシリウスが離れることに混乱は起きず、スムーズに行われたと思う。ちなみに移動をしたのは僕でシリウスは前の班のままだ。
本人は自分が移動組で無かったことに不満気だが、作戦の規模を考えるとこれでも十分過ぎるほど譲歩して貰っているんだぞと懇々と説き伏せた。その結果見えない耳と尻尾が垂れ下がっていた気がしないでもないが、まあそれはどうにでもなるだろうと午前中は新たに割り振られた班で訓練を行い、そして僕は今ヴィズの森の中を歩いていた。
「いやあ、こんな大掛かりな作戦でまさかルーヴとスタクを分けるなんて隊長も思い切ったよねぇ」
間延びした声に森の中へ向けていた意識を列の前方へ向ける。
そこに見慣れたいつもの班長の姿は当然無く、あるのはひょろりと背の高い眠たげな目をした男だ。その男の目は前に向けられているが意識はこちらにある。掛けられた言葉も額面通りに受け取れば嫌味と捉えられなくもないが、その声は「特になんとも思ってない」と受け止められるほど無頓着だった。
「いやでもルーヴじゃなくてスタクを移動にしたのは英断。どんだけ年齢って名前の経験があったとしても、あの規格外が一人だけ混ざったらさすがに持て余しちゃうもんねー。俺もさあ、お前たちと学園被ってた時期あるけど噂だけで実際どんなのかはここに来てから知ったからもうおったまげびっくりポンしちゃってさぁ。ルーヴって昔っからあんな感じなのー?」
「昔に比べたら、あれでも随分マシになった気がしますねー…」
あはは、と軽く笑いながら答えたのはヤードだ。
今日僕はヤードと同じ班に振り分けられていた。僕としても今までシリウスとしか組んだことが無かったから、今回のことは多少不安に思うことが無いこともないが、それでも緊張はしていない。
人に合わせる、という技術において僕は自信があるからだ。
「え⁉︎ あれでマシなの? じゃあ学園生活どんなだったのよまぁじで」
今度は明確に僕に対して向けられた言葉に視線を上にして考える。
「僕の学園生活において隣、または視界に常にシリウスがいましたね。腕を伸ばせば触れる距離にいつでも奴はいました」
「えぇ…」
ドン引き…。
六人編成のうちの四人の先輩が僕を見て心からそう言っているのがわかった。
「それが普通なので何も思わないです」
「えぇ…。まじなのヤード」
「残念ながら…。一時期は飯までスタクが手ずから食べさせてましたし、ツーマンセルは絶対スタクとじゃなきゃ無理だって駄々捏ねてたし、部屋決めの時もスタクと一緒じゃないと嫌だって担当の教官がノイローゼになる手前まで頼み込んでたし…」
「待て部屋決めのは知らないぞ」
「あ」
「ここに来て数年越しの真実が明かされるのアツいね」
乾いた笑いを響かせながら足は進む。
談笑しながらでも周囲への警戒は一切怠っていないのが研ぎ澄まされた魔力からわかって、やはりここには優秀な人しかいないのだなと再確認する。
「まあそれだけ好き放題しててもなーんか許しちゃえるってのがルーヴの一番の強みだよねー。カリスマ性とかそんなんじゃないけどさ、なんつーの? 弟見てる気分になる。実際あんな弟まじでお断りだけどー」
手に負えないよなぁ、なんて言いながら歩いていた隊長の足が止まる。
それに合わせて全員の足も止まり、緊張が走る。
「まあ折角の機会だから普段ガード固すぎて近寄れないスタクと仲良くしたいんだけどー、とりあえず魔物倒してからにしよっかぁ」
間延びした暢気な口調なのにどこか鋭さを感じさせる声に全員が頷く。
森のあちこちから音と一緒に魔力の揺れが感じられる。その中にはシリウスの物も混ざっていた。うまくやっていればいいがと思った側からその思考を捨てるように頭を振る。
僕には人の心配をするような余裕は無いし、何よりあの馬鹿なら大丈夫だと何故だか根拠もなく信じられる。
班長から出される指示に短く返事をして、合図と共に行動を開始する。
所々様子を伺う場面もあったが概ね連携に問題が無いとわかればそこから魔物の殲滅はスムーズに進んだ。
「うーん、半々ってとこだね」
ある程度の魔物を処理し終わったところでいい意味で気の抜ける声が響いた。
「思ったよりも少ないと取ればいいのか、その逆か。みんなどう思う?」
「んん、少ない、と、俺は思います」
「僕も同意見です。以前の作戦から結構な日数が立っているけどそれにしては寄生されている個体が少ない。ただ懸念があるとするなら──」
「前みたいな寄生元がまだどっかにいるかもって、ことだよねえ。隊長も言ってたけど」
「ここまで通って来た道にはそれに当たる木は無かったです。…魔物自体に謎が多過ぎるせいで色々と不明瞭なのがネックですね」
「けど感染力っていうのかなぁ。そういうのは割と低い印象。落とした果実を喰われないと寄生出来ないってのはまあ魔物側からしても運だもんなー」
「…確かに非効率ですよねえ。いや、でも、能動的な寄生とかされても困るんですけど…!」
「それはそう」
ヴィズの森は相変わらず光が入らず薄暗い。今日の天気は間違いなく快晴で、今は真昼間だというのにこの森の中だけは永遠に夜のような気さえして気味が悪い。灰になって消えた魔物がいた位置に目線を落とし、先に進もうかと軽く話している声が聞こえて視線を戻すとヤードが「あ」と声を上げた。
「どうした、!」
「あっは! ぜーんぜん見えないけどもしかしてこれ派手にやってるんじゃなーい?」
ドン、と地面が揺れた。
実際にそこが揺れた訳ではない。実際には大きな魔力のうねりに空気が震えたのだ。
似ているなと思った。
シリウスが大怪我をする前に放った、天にも昇るような白い火柱を生む魔力に。
「シリウスですね」
気付いたら口から名前が溢れ出ていた。
「こんなド派手な魔法使えるのなんてそいつくらいでしょ。ほーんと規格外。どでかい魔力ぶっ放したら大抵爆発して終わるのにさ、それをちゃんと技として扱い切れてるんだからすごいよね。そもそもこの量の魔力を持ってるのが意味ワカンナイ。ルーヴって絶対子供の頃学園の窓とか割ったでしょー」
「割ってない窓ないんじゃないですか?」
「だっはー! ウケる!」
腹を押さえてゲラゲラと笑う姿がおかしくて小さく吹き出すと班長がビタっと動きを止めた。その目が信じられないとでも言うように僕を見ている。この光景を前にも見たなと思った。
「……スタクって、表情筋生きてたんだねえ…」
「? まあ」
「え、ねえヤード。もしかしてこれも?」
「…残念ながら…」
「えぇ…」
ドン引き、数分前にも似たような空気が漂い僕は首を傾げた。
「…これはちょっとおもしろそーだから作戦終わったら俺ルーヴにウザ絡みしよーっ。はいはい、それじゃあ続きからですけどもー、魔物自体も強くないし量もいないって感じなので攻め方を変えまーす。ツーマンセルにするよ。ヤードはスタクと組んでねえ、他はいつも通り。宿木を見つけたらすぐに通信機で報告、それぞれ国境付近にまで進んで問題が無ければそれも報告。いいですかー」
「はい」
「うんうん、それじゃあ一旦解散! また後でなぁ」
口調は緩いのに出される指示はテキパキとしていてその緩急に僕は数秒反応が遅れた。周りに合わせて返事をすると慣れた様子で別れる姿にこの班ではこれが普通なんだなと思っていると後ろからトン、と肩を叩かれた。
「大丈夫?」
「…ああ、やっぱり班が変わると咄嗟の状況判断も当然だけど変わるんだな。よろしく、ヤード」
「あはは、班長は結構自由だからな。スタクの足を引っ張らないように頑張るよ」
「それは僕の台詞だろ」
もう一度よろしく、と拳を出すとヤードは目を瞬かせた。意味を理解するとそばかすの浮いた頬を緩ませて控え目に拳がコツンとぶつかる。
「うん、よろしく」
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