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二九章
バカをやってみたかった……ホントにやったらヤバいじゃない!
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映画館についたときにはすでに夜になっていた。真梨子は愛車を駐車場にいれ、運転席を出ると、助手席側にまわり、鴻志の腕をつかんで無理やりひっぱり出した。
「さっ、行こう」
明るく言ってのける。その言い方に鴻志はムカっ腹を立てた。さすがにそこまで振りまわされるつもりはない。眉をよせ、目をつり上げ、力任せに腕を振り払った。声を張り上げる。
「いい加減にしろっ! なんでおれがお前とセックスしなきゃならんのだ。それも、映画館のトイレなんぞで」
「照れることないでしょ。若い子たちはみんなやってるわ」
「照れてるわけじゃない。お前とセックスする理由も必要もないと言ってるだけだ」
「理由とかなんとかこそエッチするには必要ないじゃない。後腐れなく、それもタダでヤラせてあげるって言ってるのよ。男なら喜ぶべきじゃない?」
「いいか、おれはな……」
鴻志は一度、言葉を切った。目を閉じ、気をおちつけるために深く息をはいた。そうしないとどれだけ怒鳴りちらすかわからない。一息入れてから静かに、しかし、抑制された怒りを込めてつづける。
「……どんな形であれ、強制されるのはきらいなんだよ。勢いに乗せられてついつい付きあっちまったが、際限なく振りまわされる気はない。図に乗るなっ!」
叫ぶ鴻志の左目の下の筋肉がぴくぴくと脈打っている。自分をにらみつけるその表情の険しさに真梨子はため息を付いた。これはあきらめざるを得ない。
遊園地で絶叫マシンに乗るのを渋っていたときとはちがう。あのときはどんなにいやがっているようでもまだまだ口だけで表情には出ていなかった。何より、怒っている雰囲気がなかった。
だから、無理やり乗せることができた。子供がいやがるおとなに甘えて無理やり要求を通すときのように。鴻志のほうにそれを許すだけのゆとりがあったのだ。
いまはちがう。いまの鴻志は本気で怒っている。目付きや顔つきもそうだが、何より、全身から発散される雰囲気がちがう。怒りと拒絶のオーラが全身から立ちのぼり、まるで陽炎を見ているかのような錯覚さえ覚えるほど。
過剰とも思えるような怒り方だが、真梨子にはその気持ちはわかった。少なくとも、想像はできた。ごく幼い頃から毎日のように自分の意志を無視され、暴力によって従うことを強制されてきた鴻志である。自分の意志を無視され、勝手に物事を運ばれることに対する屈辱感、拒絶感は人一倍のはずだ。そんな鴻志にして見れば真梨子の身勝手な態度はそれこそ、みじめだった子供時代の再現。容認できるようなものではないのだろう。
――たしかに、調子に乗りすぎたみたいね。
真梨子は苦い思いをこめて胸のうちで反省した。クスリでも打ったかのようなハイな感覚が薄れ、冷静なおとなとしての自分が少しだけ戻ってきた。
真梨子は両手を肩の高さにかかげた。降伏のポーズだ。
「わかった。謝る。たしかに図に乗りすぎたわ。ごめん。乗ってよ。送るから」
「……また、妙な考え起こしたりしないだろうな?」
鴻志はあくまでもいぶかしげな視線で真梨子をにらんでいる。真梨子は肩をすくめた。
「だいじょうぶよ」
「………」
鴻志は信用する気はないようだった。あくまでもいぶかしむ視線で真梨子を見ている。だが、無言のまま身を翻すとそのまま助手席に戻った。
真梨子も運転席に戻った。シートベルトを付ける。キイをまわす。アクセルをふかす。エンジンが音を立てる。タイヤがまわる。車が駐車場から走り出る。
しばらくはふたりとも無言だった。車の少ない道をなめらかに走って行く。やがて、窓枠に肘をつき、手にあごを乗せていた鴻志が静かに呟いた。
「……何があった?」
「えっ?」
真梨子はその声に鴻志を見た。鴻志はかわらない姿勢のまま目だけを真梨子のほうに向けていた。真一文字に結ばれた唇が彼の内心の疑惑の深さを物語っていた。
「お前のことはもちろん、くわしいわけじゃない。だが、いままでおれと会ったときに出来損ないのネコの毛皮を二,三〇枚かぶっていたのでなければ、こんな派手に行動するタイプじゃなかったはずだ。何かがなければここまで変わるはずがない。何があった?」
鴻志の言葉は犯罪を追求する検察官のように鋭かったが、その奥には消しきれない人情味、他人のことを思いやる気持ちがたしかにあった。その暖かみに真梨子は思わず涙をこぼしそうになった。
車内をふたたび沈黙が覆った。真梨子は答えなかったし、鴻志も重ねて追求したりはしなかった。姿勢をかえることなく、ただ黙って横目で真梨子を見ている。無理に白状させるつもりはないらしい。真梨子が話し出すまで待つつもりのようだ。
その配慮、辛抱強さに、真梨子は泣きたくなった。変身した自分ではなく、それ以前の、地味で、暗くて、はっきりしない、ふさぎごみがちの自分に戻ってしまったような気がした。
真梨子は答えなかったのではない。答えられなかったのだ。何があったのか、自分自身でよくわかっている。言葉で説明することもできる。しかし、説明する勇気がなかった。それがひどく子供っぽく、情けないことのような気がして恥ずかしかったのだ。
鴻志のほうがもっと子供っぽく、怒りまくり、ヒステリックな態度に出ていれば逆に話しやすかったかも知れない。だが、鴻志の態度はあくまでも忍耐強く、おちつき払ったおとなの度量だった。まわりのすべてを包み込むような包容力を感じさせた。それだけに一層、恥ずかしさが募った。
鴻志の視線を頬に感じる。疑念と、気遣わしさと、少しばかりの苛立ちのこもった視線。それでも、あくまでも真梨子が話し出すのを待とうとする視線。真梨子は自分がおとなの前で泣いている子供になったような気がした。頬が赤くなった。うつむき、唇をかみ締めた。かみ締めた唇が勝手に開き、動きはじめた。
「バカを……」
「えっ?」
「バカをやってみたかったのよ。……こんな風に!」
真梨子は叫び様、アクセルを思いきり踏み込んだ。一気に速度が上がり、シートベルトに固定された体が座席の上ではずんだほど。
「おい……!」
さすがにあわてた鴻志が叫ぶ。
真梨子は無視した。さらにアクセルを踏み込んだ。エンジンがうなりを上げ、車体が加速する。窓の外を流れる景色がすごい速度で後ろに流れさる。もはや、車というより弾丸の勢いで突き進む。
「おい、前ッ……!」
鴻志の悲鳴が上がる。
真梨子ははっとなった。
急カーブか迫っていた。道路は右側に大きく曲がり、目の前には白いガードレール。
さすがに真梨子もあわてた。わけのわからない声を上げてハンドルを切った。間に合わなかった。撃ち出されたロケットと化した車体はいささかも曲がる気配を見せないまま思いきりガードレールに突っ込んだ。
「さっ、行こう」
明るく言ってのける。その言い方に鴻志はムカっ腹を立てた。さすがにそこまで振りまわされるつもりはない。眉をよせ、目をつり上げ、力任せに腕を振り払った。声を張り上げる。
「いい加減にしろっ! なんでおれがお前とセックスしなきゃならんのだ。それも、映画館のトイレなんぞで」
「照れることないでしょ。若い子たちはみんなやってるわ」
「照れてるわけじゃない。お前とセックスする理由も必要もないと言ってるだけだ」
「理由とかなんとかこそエッチするには必要ないじゃない。後腐れなく、それもタダでヤラせてあげるって言ってるのよ。男なら喜ぶべきじゃない?」
「いいか、おれはな……」
鴻志は一度、言葉を切った。目を閉じ、気をおちつけるために深く息をはいた。そうしないとどれだけ怒鳴りちらすかわからない。一息入れてから静かに、しかし、抑制された怒りを込めてつづける。
「……どんな形であれ、強制されるのはきらいなんだよ。勢いに乗せられてついつい付きあっちまったが、際限なく振りまわされる気はない。図に乗るなっ!」
叫ぶ鴻志の左目の下の筋肉がぴくぴくと脈打っている。自分をにらみつけるその表情の険しさに真梨子はため息を付いた。これはあきらめざるを得ない。
遊園地で絶叫マシンに乗るのを渋っていたときとはちがう。あのときはどんなにいやがっているようでもまだまだ口だけで表情には出ていなかった。何より、怒っている雰囲気がなかった。
だから、無理やり乗せることができた。子供がいやがるおとなに甘えて無理やり要求を通すときのように。鴻志のほうにそれを許すだけのゆとりがあったのだ。
いまはちがう。いまの鴻志は本気で怒っている。目付きや顔つきもそうだが、何より、全身から発散される雰囲気がちがう。怒りと拒絶のオーラが全身から立ちのぼり、まるで陽炎を見ているかのような錯覚さえ覚えるほど。
過剰とも思えるような怒り方だが、真梨子にはその気持ちはわかった。少なくとも、想像はできた。ごく幼い頃から毎日のように自分の意志を無視され、暴力によって従うことを強制されてきた鴻志である。自分の意志を無視され、勝手に物事を運ばれることに対する屈辱感、拒絶感は人一倍のはずだ。そんな鴻志にして見れば真梨子の身勝手な態度はそれこそ、みじめだった子供時代の再現。容認できるようなものではないのだろう。
――たしかに、調子に乗りすぎたみたいね。
真梨子は苦い思いをこめて胸のうちで反省した。クスリでも打ったかのようなハイな感覚が薄れ、冷静なおとなとしての自分が少しだけ戻ってきた。
真梨子は両手を肩の高さにかかげた。降伏のポーズだ。
「わかった。謝る。たしかに図に乗りすぎたわ。ごめん。乗ってよ。送るから」
「……また、妙な考え起こしたりしないだろうな?」
鴻志はあくまでもいぶかしげな視線で真梨子をにらんでいる。真梨子は肩をすくめた。
「だいじょうぶよ」
「………」
鴻志は信用する気はないようだった。あくまでもいぶかしむ視線で真梨子を見ている。だが、無言のまま身を翻すとそのまま助手席に戻った。
真梨子も運転席に戻った。シートベルトを付ける。キイをまわす。アクセルをふかす。エンジンが音を立てる。タイヤがまわる。車が駐車場から走り出る。
しばらくはふたりとも無言だった。車の少ない道をなめらかに走って行く。やがて、窓枠に肘をつき、手にあごを乗せていた鴻志が静かに呟いた。
「……何があった?」
「えっ?」
真梨子はその声に鴻志を見た。鴻志はかわらない姿勢のまま目だけを真梨子のほうに向けていた。真一文字に結ばれた唇が彼の内心の疑惑の深さを物語っていた。
「お前のことはもちろん、くわしいわけじゃない。だが、いままでおれと会ったときに出来損ないのネコの毛皮を二,三〇枚かぶっていたのでなければ、こんな派手に行動するタイプじゃなかったはずだ。何かがなければここまで変わるはずがない。何があった?」
鴻志の言葉は犯罪を追求する検察官のように鋭かったが、その奥には消しきれない人情味、他人のことを思いやる気持ちがたしかにあった。その暖かみに真梨子は思わず涙をこぼしそうになった。
車内をふたたび沈黙が覆った。真梨子は答えなかったし、鴻志も重ねて追求したりはしなかった。姿勢をかえることなく、ただ黙って横目で真梨子を見ている。無理に白状させるつもりはないらしい。真梨子が話し出すまで待つつもりのようだ。
その配慮、辛抱強さに、真梨子は泣きたくなった。変身した自分ではなく、それ以前の、地味で、暗くて、はっきりしない、ふさぎごみがちの自分に戻ってしまったような気がした。
真梨子は答えなかったのではない。答えられなかったのだ。何があったのか、自分自身でよくわかっている。言葉で説明することもできる。しかし、説明する勇気がなかった。それがひどく子供っぽく、情けないことのような気がして恥ずかしかったのだ。
鴻志のほうがもっと子供っぽく、怒りまくり、ヒステリックな態度に出ていれば逆に話しやすかったかも知れない。だが、鴻志の態度はあくまでも忍耐強く、おちつき払ったおとなの度量だった。まわりのすべてを包み込むような包容力を感じさせた。それだけに一層、恥ずかしさが募った。
鴻志の視線を頬に感じる。疑念と、気遣わしさと、少しばかりの苛立ちのこもった視線。それでも、あくまでも真梨子が話し出すのを待とうとする視線。真梨子は自分がおとなの前で泣いている子供になったような気がした。頬が赤くなった。うつむき、唇をかみ締めた。かみ締めた唇が勝手に開き、動きはじめた。
「バカを……」
「えっ?」
「バカをやってみたかったのよ。……こんな風に!」
真梨子は叫び様、アクセルを思いきり踏み込んだ。一気に速度が上がり、シートベルトに固定された体が座席の上ではずんだほど。
「おい……!」
さすがにあわてた鴻志が叫ぶ。
真梨子は無視した。さらにアクセルを踏み込んだ。エンジンがうなりを上げ、車体が加速する。窓の外を流れる景色がすごい速度で後ろに流れさる。もはや、車というより弾丸の勢いで突き進む。
「おい、前ッ……!」
鴻志の悲鳴が上がる。
真梨子ははっとなった。
急カーブか迫っていた。道路は右側に大きく曲がり、目の前には白いガードレール。
さすがに真梨子もあわてた。わけのわからない声を上げてハンドルを切った。間に合わなかった。撃ち出されたロケットと化した車体はいささかも曲がる気配を見せないまま思いきりガードレールに突っ込んだ。
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