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第三章
新たな攻略対象者!?
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アレクシ様は空いているソファに座るとクリス殿下が口を開いた。
「アレクシじゃないか、いつ戻って来たんだ?」
「クリス殿下、ご無沙汰しております。いやぁ、実は入学試験のために半月前に一日だけ帰って来たんスけど、本格的に戻って来たのは昨日なんですよ~」
「お前も役員に選ばれたのか。兄弟揃って首席に生徒会役員とは、流石は宰相一家だな」
「俺っちは首席も生徒会もクソだりぃし嫌だったんスけど、あんまり逆らって父さん怒らせると面倒なんで仕方なくって感じです」
「ははっ! 相変わらずだな、お前は」
どうやらクリス殿下はアレクシ様と面識がある様で砕けた様子で会話をしている。
「その様子じゃ留学先でも悠々自適な生活を満喫していたのだろう?」
「ははっ、まぁ否定はしませんよ」
その様子にマクシム様は再びため息を吐いた。
「セリーヌ嬢、アレクは不躾なところがありまして……。それに、初顔合わせがこんな形になってしまい申し訳ありません」
「マクシム様、気にしないで下さい! それに、アレクシ様は気さくな方ですし、緊張せずに会話が出来ます」
「そう言ってくれると助かります。しかし、顔合わせは改めて場を設けます」
マクシム様は終始申し訳なさそうにしているけど、私としては堅苦しい場よりこうやって日常の一コマの中で挨拶をする方が気楽で良い。そっちの方が相手の人となりが分かるしね。
そんな事を考えていると、再びコンコンッと扉をノックする音が聞こえガラガラと扉を開ける音がした。
「失礼します。おや、全員揃っていますね」
壇上の時とは違い、先生は少し改まった様子で中に入ってきた。
「えー皆様。本来なら教師は生徒会室には入らない事が学園の決まりですが、今日は初日なので生徒会について簡単に私の口から説明します」
へぇ、そんな決まりがあるんだ。
確かに生徒会は学園において生徒達を先導するリーダー的存在であり、一定の指導権があると聞いた事がある。
そのため、成績優秀に加えてカリスマ性のある者や品行方正である者が選ばれやすいそうだ。
教師は生徒会の歴史や役割などを端的に説明し、最後にアレクシ様の事について触れた。
「生徒会役員は上級生の中から選抜されるのが当学園の伝統ですが、今年は怪我で役員を辞退した者が出てしまい、急遽アレクシ君にお願いをしました」
「ああ、アイツか」
オリバー様はどうやらその人物の事を知っている様で、ふんふんと相槌を打っている。
騎士団所属の方なのだろうか。
先生は生徒会についての権限や今年度の役割分担等を掻い摘んで説明した。
「ーーでは、私の方からの説明は以上です。生徒会室の鍵はマクシム君に委ねるので、後は君達の自由に使って下さい」
教師は私達に向かって一礼すると生徒会室を後にした。
どうやら初回は顔合わせ以外にする事がないらしく、今日はお茶やお菓子を飲み食いしたら帰る流れになった。
目の前のお菓子をモグモグ食べていると、誰かに肩をトントンッと勢い良く叩かれた。
「セリーヌ様! 少しお時間をいただけます!?」
「アリス様? ええ、いいですよ」
アリスちゃんはいつになく目をランランと輝かせながら少々興奮した様子で私に話しかけて来た。
何か嬉しい事でもあったのかしら?
「ありがとうございます。では皆様、セリーヌ様を暫くお借り致しますわね、おほほ」
おおお!? ちょ、ちょっと!?
アリスちゃんは待ち切れない様子でグイグイと腕を引っ張りながら足速に私を生徒会室から連れ出した。
「アレクシじゃないか、いつ戻って来たんだ?」
「クリス殿下、ご無沙汰しております。いやぁ、実は入学試験のために半月前に一日だけ帰って来たんスけど、本格的に戻って来たのは昨日なんですよ~」
「お前も役員に選ばれたのか。兄弟揃って首席に生徒会役員とは、流石は宰相一家だな」
「俺っちは首席も生徒会もクソだりぃし嫌だったんスけど、あんまり逆らって父さん怒らせると面倒なんで仕方なくって感じです」
「ははっ! 相変わらずだな、お前は」
どうやらクリス殿下はアレクシ様と面識がある様で砕けた様子で会話をしている。
「その様子じゃ留学先でも悠々自適な生活を満喫していたのだろう?」
「ははっ、まぁ否定はしませんよ」
その様子にマクシム様は再びため息を吐いた。
「セリーヌ嬢、アレクは不躾なところがありまして……。それに、初顔合わせがこんな形になってしまい申し訳ありません」
「マクシム様、気にしないで下さい! それに、アレクシ様は気さくな方ですし、緊張せずに会話が出来ます」
「そう言ってくれると助かります。しかし、顔合わせは改めて場を設けます」
マクシム様は終始申し訳なさそうにしているけど、私としては堅苦しい場よりこうやって日常の一コマの中で挨拶をする方が気楽で良い。そっちの方が相手の人となりが分かるしね。
そんな事を考えていると、再びコンコンッと扉をノックする音が聞こえガラガラと扉を開ける音がした。
「失礼します。おや、全員揃っていますね」
壇上の時とは違い、先生は少し改まった様子で中に入ってきた。
「えー皆様。本来なら教師は生徒会室には入らない事が学園の決まりですが、今日は初日なので生徒会について簡単に私の口から説明します」
へぇ、そんな決まりがあるんだ。
確かに生徒会は学園において生徒達を先導するリーダー的存在であり、一定の指導権があると聞いた事がある。
そのため、成績優秀に加えてカリスマ性のある者や品行方正である者が選ばれやすいそうだ。
教師は生徒会の歴史や役割などを端的に説明し、最後にアレクシ様の事について触れた。
「生徒会役員は上級生の中から選抜されるのが当学園の伝統ですが、今年は怪我で役員を辞退した者が出てしまい、急遽アレクシ君にお願いをしました」
「ああ、アイツか」
オリバー様はどうやらその人物の事を知っている様で、ふんふんと相槌を打っている。
騎士団所属の方なのだろうか。
先生は生徒会についての権限や今年度の役割分担等を掻い摘んで説明した。
「ーーでは、私の方からの説明は以上です。生徒会室の鍵はマクシム君に委ねるので、後は君達の自由に使って下さい」
教師は私達に向かって一礼すると生徒会室を後にした。
どうやら初回は顔合わせ以外にする事がないらしく、今日はお茶やお菓子を飲み食いしたら帰る流れになった。
目の前のお菓子をモグモグ食べていると、誰かに肩をトントンッと勢い良く叩かれた。
「セリーヌ様! 少しお時間をいただけます!?」
「アリス様? ええ、いいですよ」
アリスちゃんはいつになく目をランランと輝かせながら少々興奮した様子で私に話しかけて来た。
何か嬉しい事でもあったのかしら?
「ありがとうございます。では皆様、セリーヌ様を暫くお借り致しますわね、おほほ」
おおお!? ちょ、ちょっと!?
アリスちゃんは待ち切れない様子でグイグイと腕を引っ張りながら足速に私を生徒会室から連れ出した。
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