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日常
しおりを挟む「リーズ、おはよう」
愛しい婚約者の肩を優しく叩く。今日は学校体育の授業があり、馬車に乗った途端に俺の肩で寝てしまった。リーズは体力がなく疲れやすいので毎日の送り迎えは婚約者である俺の役目だ。リーズの兄様とはだいぶ揉めたが、頑張って勝ち取った役目である。リーズはどうやらまだ半醒半睡のようで、目は半分程しか開いていない。赤子のようである。可愛い。
「ん、おはようございますシャロン様。今は何時でしょうか。」
「ちょうど5時だよ。着くまでに時間があるから、まだ寝ていても大丈夫だよ。」
「いえ、起きていますわ。夕食の時に寝てしまっては大変ですもの。」
俺の婚約者はこんなにも健気である。可愛い。年齢が関係しなければすぐにでも結婚していたのに。
「ふふっ、そっか。学校はどうだった?」
「今日は、ローザ様から東方の国のお土産でお茶を頂きましたわ。ちょうどお料理の授業でクッキーを焼いたので、お昼休みにみんなでいただきましたの。あっ、シャロン様の分もございましてよ。」
「本当かい?じゃあ夕飯の後にでも頂こうかな。東方のお茶はどうだった?」
「こっちのお茶とは違って、少し苦味がありましたわ。ローザ様曰くケーキやクッキーなどの甘いお菓子によく合うそうですの。」
ローザとは、リーズのミドルスクールからの友人であり、定期的にリーズの学校での様子を手紙で送ってくれる。(ようにお願いした。)
「それは珍しいね。楽しみだなぁ。」
今日あったことを楽しそうに話す姿を見て惚れない男はいないだろう。可愛すぎる、優勝
だ。まぁ、俺以外に見せるつもりもないが。
そんな話をしているうちにリーズの家に着いたようだ。
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