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二章
一の二
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靴も履かぬイヨーリカを、ラヒが宿の廂の下へ運び降ろした。靴を履くのに手間取り、ラヒが宿の主人と話す内容も聞かず仕舞いで、部屋へ通されたイヨーリカは、戸を閉めるラヒを訝しげに眺めた。
話でもあるのだろうが、今は、塗れた髪も拭きたい。が、運ばれるお湯に足を漬けるよう促すラヒが、自身も湯桶を一つ取ると、乱雑に頭を湯に浸し、髪を濯ぎ始めた。洗顔したところで、髪を拭き、長靴を脱いで足湯も堪能している。
悴む手で髪を拭いつつ、温まった足を湯から引き上げたイヨーリカは、ラヒが同室に居座る気だと察し、部屋を見回した。寝台は二台ある。
「シルヴァは?」
「隣です。お呼びになられますか?」
イヨーリカを守るラヒに、出て行けとは言えない。恐らく出る気もないだろう。シルヴァが居れば心強いが、シルヴァまでこの状況に巻き込むこととなる。
「食事が参りましたら、私は一度、部屋を出ます。彼女はその時に寄越します。就寝のご用意などは、その間にお済ませください」
深夜もとうに回る時刻。不機嫌そうに湯を運んだ主人を思えば、湯と食事を頼んだだけでもラヒに礼を抱くべきなのだろう。不承不承頷いた。
沈黙に、水音が響く。窓の外は今も雨が降り注ぐ。が、雨音でなく、手洗に水が滴る水音だ。ずぶ濡れの着衣のまま湯桶に立ち尽くすラヒは、裾を捲り上げた格好が、がたいの良さに反し、少年のよう。疲労余って神経がいかれたか、イヨーリカは噴出してしまった。ラヒが憮然と顔を歪めれば、尚更だ。
「どうぞ、お脱ぎになって。毛布でも羽織っていただければ十分だわ。仕立屋ですもの。見慣れています」
イヨーリカは窓を向いた。窓にチラつく灯りの中に、ラヒの脱ぐ様が映っている。顔を下向けるが、衣擦れの音までは誤魔化し様もない。気まずさに、口を開いていた。
「事情は、伺えるのかしら?」
服を絞り、叩いて伸ばしているラヒが、低く答えた。
「シルヴァ嬢に漏らすことはできかねます」
黙考した。シルヴァはロワンの家臣。ラヒは、口止めをしたのだ。話さないなら、語ると。イアはロワンと会えただろうか。ロワンには伝える口振りだったイア。イアもロワンが付けた男らには公言しなかった。なら、そういうことなのだろう。
「分かったわ。許可がなければ、誰にも話さないわ」
躊躇の間がある。耐えて待てば、目前に現れた手に度肝を抜かれた。毛布から伸びる、裸の腕。
ふと、下男の腕っ節を思い出し、大きな手のひらへ幼い指を掛けて遊んだ頃の郷愁に捕らわれた。あの町も離れ、ドムトルの町も思いも寄らぬ形で去った。行く先も見えず、今はこの男に道を委ねる。私の居場所は何処なのだろう。
ロワンに会いたい。
ラヒは、差し出した紙を受け取らないイヨーリカに、紙を開いて見せた。油紙にはさんでいたらしく、油染みができている。異国の文字だ。書き殴った文字は幾つかで纏まり、列や行を成して並ぶ。間に線や二重線、点線などが相互に走る。
紙に手を伸ばして、見るは、ラヒが指差す文字。
「これは、ラスワタの女王であられた、フィリョンカ様です。私が先ほどお会いした時には、グライアヌと名乗られていらっしゃいましたが…」
イヨーリカは目を細め見た。読めもしない文字を凝視し、ラヒの言葉を繰り返し頭で読み上げる。
「え? …つまり、イア、いえ、祖母は、女王? ラスワタ国の?」
首を傾げて、事態を飲み込もうとして、そのままラヒの横顔を見上げるが、ラヒは肯定する面立ちでしかない。
「二代前です」
深く息を吸う。深く吐く間際、事実だとの動揺が、息を震わせていく。
ただ、頭では納得した。だからだ。周囲から浮いた家であったのは。しかし、本当に?
「確かなの?」
「はい。懐かしく尊顔を拝見させていただきました」
遠慮していた視線を一気にラヒへ這わす。
「祖母を知っているの?」
「記憶にあるお姿のままとは。ですが、面影は十分に。間違いございません。私が見せた印の意味もご存知でいらした」
やはり、事実だ。
が、現実味が伴わない。ラヒを見ても、年齢はそう自分と変わらないだろう。ラヒに女王の顔を見た思い出があるなら、何故自分にはその記憶がないのだ。
じわじわと察して、握り締めていた紙を広げ、凝視した。これは家系図だ。指で追うにも、文字が不明。指が泳いで、指が震えた。
「私は誰なの?」
見つめ返すラヒの瞳に浮かぶが憐憫と知り、虚脱した。
イアとの絆が、唯一の家族の繋がりだ。そう思っていた。それで生きてきた。イアに愛され、それで十分だと安堵した生活だった。祖母が全てだった。
「お願い! 指して! 私はどれ? お願いだから指してよ! 私はイアと生きてきたのよ。イアと働いて、イアとご飯を食べたの。そうよ、イアはイアだわ。一緒に仕立屋をしているの。イアは、そんなこと言わなかった。レースを編んで、幸せよね、って、言っていたもの。やめて。違うと言って! イアは私のおばあちゃんなの!」
ラヒが毛布で、喚く口を覆う。泣き声も出せないのかと、余計に涙が溢れる。この場に連れて来たラヒが憎い。この男が来なければと、ラヒを揺する。ラヒは気にもしない。ただ、声が漏れぬよう、口を塞ぐだけに気を集中している。
戸が打たれた。
「食事を…ちょっと! 何するんだい!」
床に割れ物が散乱する音と、水気が飛び散る音に、怒声が混じってけたたましい騒動だ。
我に返って戸口を見れば、シルヴァの服地に視界を覆われた。端から、ラヒが女と戸の外に出る様が見える。
「揉め事はごめんだよ! 何時だと思ってるのさ!」
シルヴァを見上げれば、煮えたぎる目で戸を睨み付けている。
ラヒが戻ってきた。腰から下穿きを下げただけの裸体を目にし、イヨーリカは手元に剥ぎ取っていたらしい毛布を、思わず放った。
シルヴァの怒りが肩を揺らした。
「何をしていた?」
「騒ぐな」
「部屋を移って」
「無理だ」
「では、私も居させてもらうわ」
「シルヴァ殿は宿の者を見張ってもらう。この騒ぎで誰か呼びに走られては適わない」
「あなたがすれば?」
「こちらはシルヴァ殿を必要としていない。従わないなら、戻れ」
ラヒがイヨーリカに目を移した。機に、シルヴァが、探る目を寄越した。
「大丈夫よ、シルヴァ。ラヒは無害よ。泣き声を消そうとしただけ。彼は悪くないわ」
「しかし、ロワン様は気になさいます。イヨーリカ様が男と一緒に」
「ロワンは気にしないわ。話せば理解してくれる人でしょ?」
「お約束くださいますか、その…」
「ええ。ロワンを裏切るようなことはしない。ロワンに恥じることもよ」
シルヴァの口元が、笑みに弛緩した。
「宿の方に謝ってきますわ。イヨーリカ様も何か口にしませんと」
女二人の会話の合間に散乱物を集めていたラヒが、戸を抜けるシルヴァの裾でしこたま叩かれたのは、気のせいではないだろう。イヨーリカも処理に加わり、ラヒが借りてきたらしい布で残物を拭い取る。黙々と片すラヒへ、小声を出した。
「悪かったわ。暴れて」
「いえ、私に断言ができれば良かったのですが」
「断言?」
「フィリョンカ様にお尋ねしたものの、言葉を濁されましたので、推察ですが、あなた様
は、グレイチェル様所縁のお方でしょう。ご存命であられた頃のグレイチェル王妃に生き写しでおられますから」
戻ってきたシルヴァは、朝に近い時刻の夕餉というのに、上機嫌だった。
ラヒの居ない内に、と、身を拭うを手伝い、用を足した瓶の中身を、窓の外へ流す。シルヴァの指針は、全てロワンへ降り掛かる損得に見出しているようだ。イヨーリカの胸の内を知って、婚礼が待ち遠しいと、行く末分からない旅路を溢しては部屋へと戻っていった。
コルセットを外しては、外套を羽織った所で、留め具も填まらない。下着と下穿きが、外套の前開きからは見えてしまっている。が、シルヴァを帰して良かった。シルヴァの服は濡れが酷い。外套は更に。裸で男と寝かせられはしない。
酷使した体と、理解を超える事態に疲弊した思考、お腹が満たされて温まれば、ラヒの話が子守歌になった。
「ラスワタ国の王室に、イヨーリカ様のお名前はございません。グレイチェル王妃は療養で離宮に滞在中、お子を成されぬままお亡くなりになられました」
話でもあるのだろうが、今は、塗れた髪も拭きたい。が、運ばれるお湯に足を漬けるよう促すラヒが、自身も湯桶を一つ取ると、乱雑に頭を湯に浸し、髪を濯ぎ始めた。洗顔したところで、髪を拭き、長靴を脱いで足湯も堪能している。
悴む手で髪を拭いつつ、温まった足を湯から引き上げたイヨーリカは、ラヒが同室に居座る気だと察し、部屋を見回した。寝台は二台ある。
「シルヴァは?」
「隣です。お呼びになられますか?」
イヨーリカを守るラヒに、出て行けとは言えない。恐らく出る気もないだろう。シルヴァが居れば心強いが、シルヴァまでこの状況に巻き込むこととなる。
「食事が参りましたら、私は一度、部屋を出ます。彼女はその時に寄越します。就寝のご用意などは、その間にお済ませください」
深夜もとうに回る時刻。不機嫌そうに湯を運んだ主人を思えば、湯と食事を頼んだだけでもラヒに礼を抱くべきなのだろう。不承不承頷いた。
沈黙に、水音が響く。窓の外は今も雨が降り注ぐ。が、雨音でなく、手洗に水が滴る水音だ。ずぶ濡れの着衣のまま湯桶に立ち尽くすラヒは、裾を捲り上げた格好が、がたいの良さに反し、少年のよう。疲労余って神経がいかれたか、イヨーリカは噴出してしまった。ラヒが憮然と顔を歪めれば、尚更だ。
「どうぞ、お脱ぎになって。毛布でも羽織っていただければ十分だわ。仕立屋ですもの。見慣れています」
イヨーリカは窓を向いた。窓にチラつく灯りの中に、ラヒの脱ぐ様が映っている。顔を下向けるが、衣擦れの音までは誤魔化し様もない。気まずさに、口を開いていた。
「事情は、伺えるのかしら?」
服を絞り、叩いて伸ばしているラヒが、低く答えた。
「シルヴァ嬢に漏らすことはできかねます」
黙考した。シルヴァはロワンの家臣。ラヒは、口止めをしたのだ。話さないなら、語ると。イアはロワンと会えただろうか。ロワンには伝える口振りだったイア。イアもロワンが付けた男らには公言しなかった。なら、そういうことなのだろう。
「分かったわ。許可がなければ、誰にも話さないわ」
躊躇の間がある。耐えて待てば、目前に現れた手に度肝を抜かれた。毛布から伸びる、裸の腕。
ふと、下男の腕っ節を思い出し、大きな手のひらへ幼い指を掛けて遊んだ頃の郷愁に捕らわれた。あの町も離れ、ドムトルの町も思いも寄らぬ形で去った。行く先も見えず、今はこの男に道を委ねる。私の居場所は何処なのだろう。
ロワンに会いたい。
ラヒは、差し出した紙を受け取らないイヨーリカに、紙を開いて見せた。油紙にはさんでいたらしく、油染みができている。異国の文字だ。書き殴った文字は幾つかで纏まり、列や行を成して並ぶ。間に線や二重線、点線などが相互に走る。
紙に手を伸ばして、見るは、ラヒが指差す文字。
「これは、ラスワタの女王であられた、フィリョンカ様です。私が先ほどお会いした時には、グライアヌと名乗られていらっしゃいましたが…」
イヨーリカは目を細め見た。読めもしない文字を凝視し、ラヒの言葉を繰り返し頭で読み上げる。
「え? …つまり、イア、いえ、祖母は、女王? ラスワタ国の?」
首を傾げて、事態を飲み込もうとして、そのままラヒの横顔を見上げるが、ラヒは肯定する面立ちでしかない。
「二代前です」
深く息を吸う。深く吐く間際、事実だとの動揺が、息を震わせていく。
ただ、頭では納得した。だからだ。周囲から浮いた家であったのは。しかし、本当に?
「確かなの?」
「はい。懐かしく尊顔を拝見させていただきました」
遠慮していた視線を一気にラヒへ這わす。
「祖母を知っているの?」
「記憶にあるお姿のままとは。ですが、面影は十分に。間違いございません。私が見せた印の意味もご存知でいらした」
やはり、事実だ。
が、現実味が伴わない。ラヒを見ても、年齢はそう自分と変わらないだろう。ラヒに女王の顔を見た思い出があるなら、何故自分にはその記憶がないのだ。
じわじわと察して、握り締めていた紙を広げ、凝視した。これは家系図だ。指で追うにも、文字が不明。指が泳いで、指が震えた。
「私は誰なの?」
見つめ返すラヒの瞳に浮かぶが憐憫と知り、虚脱した。
イアとの絆が、唯一の家族の繋がりだ。そう思っていた。それで生きてきた。イアに愛され、それで十分だと安堵した生活だった。祖母が全てだった。
「お願い! 指して! 私はどれ? お願いだから指してよ! 私はイアと生きてきたのよ。イアと働いて、イアとご飯を食べたの。そうよ、イアはイアだわ。一緒に仕立屋をしているの。イアは、そんなこと言わなかった。レースを編んで、幸せよね、って、言っていたもの。やめて。違うと言って! イアは私のおばあちゃんなの!」
ラヒが毛布で、喚く口を覆う。泣き声も出せないのかと、余計に涙が溢れる。この場に連れて来たラヒが憎い。この男が来なければと、ラヒを揺する。ラヒは気にもしない。ただ、声が漏れぬよう、口を塞ぐだけに気を集中している。
戸が打たれた。
「食事を…ちょっと! 何するんだい!」
床に割れ物が散乱する音と、水気が飛び散る音に、怒声が混じってけたたましい騒動だ。
我に返って戸口を見れば、シルヴァの服地に視界を覆われた。端から、ラヒが女と戸の外に出る様が見える。
「揉め事はごめんだよ! 何時だと思ってるのさ!」
シルヴァを見上げれば、煮えたぎる目で戸を睨み付けている。
ラヒが戻ってきた。腰から下穿きを下げただけの裸体を目にし、イヨーリカは手元に剥ぎ取っていたらしい毛布を、思わず放った。
シルヴァの怒りが肩を揺らした。
「何をしていた?」
「騒ぐな」
「部屋を移って」
「無理だ」
「では、私も居させてもらうわ」
「シルヴァ殿は宿の者を見張ってもらう。この騒ぎで誰か呼びに走られては適わない」
「あなたがすれば?」
「こちらはシルヴァ殿を必要としていない。従わないなら、戻れ」
ラヒがイヨーリカに目を移した。機に、シルヴァが、探る目を寄越した。
「大丈夫よ、シルヴァ。ラヒは無害よ。泣き声を消そうとしただけ。彼は悪くないわ」
「しかし、ロワン様は気になさいます。イヨーリカ様が男と一緒に」
「ロワンは気にしないわ。話せば理解してくれる人でしょ?」
「お約束くださいますか、その…」
「ええ。ロワンを裏切るようなことはしない。ロワンに恥じることもよ」
シルヴァの口元が、笑みに弛緩した。
「宿の方に謝ってきますわ。イヨーリカ様も何か口にしませんと」
女二人の会話の合間に散乱物を集めていたラヒが、戸を抜けるシルヴァの裾でしこたま叩かれたのは、気のせいではないだろう。イヨーリカも処理に加わり、ラヒが借りてきたらしい布で残物を拭い取る。黙々と片すラヒへ、小声を出した。
「悪かったわ。暴れて」
「いえ、私に断言ができれば良かったのですが」
「断言?」
「フィリョンカ様にお尋ねしたものの、言葉を濁されましたので、推察ですが、あなた様
は、グレイチェル様所縁のお方でしょう。ご存命であられた頃のグレイチェル王妃に生き写しでおられますから」
戻ってきたシルヴァは、朝に近い時刻の夕餉というのに、上機嫌だった。
ラヒの居ない内に、と、身を拭うを手伝い、用を足した瓶の中身を、窓の外へ流す。シルヴァの指針は、全てロワンへ降り掛かる損得に見出しているようだ。イヨーリカの胸の内を知って、婚礼が待ち遠しいと、行く末分からない旅路を溢しては部屋へと戻っていった。
コルセットを外しては、外套を羽織った所で、留め具も填まらない。下着と下穿きが、外套の前開きからは見えてしまっている。が、シルヴァを帰して良かった。シルヴァの服は濡れが酷い。外套は更に。裸で男と寝かせられはしない。
酷使した体と、理解を超える事態に疲弊した思考、お腹が満たされて温まれば、ラヒの話が子守歌になった。
「ラスワタ国の王室に、イヨーリカ様のお名前はございません。グレイチェル王妃は療養で離宮に滞在中、お子を成されぬままお亡くなりになられました」
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