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妃の役目
しおりを挟む「何をよそ見している?お前ばかりでなく、俺も気持ちよくさるんだ」
「それに気持ち良い方が、子を孕みやすいかもしれないぞ」
(ビクン)
香蘭の細い腰からお腹へと触れ、彼女の初心な反応に性の欲がこみ上げ息遣いが次第に荒くなる滄波
「良いか孕みやすくと、その為に準備してやってるんだ我慢しろ。しばらくすれば気持ちよくなる」
そう言って陛下の舌は首筋から下に移動していく。舌を上下に、左右にそして弧を描くように動かす。
「あっ…ま、待って……!」
「待たん」
陛下は小慣れたように、しかし優しく私の胸を愛撫する。
初めての感覚に戸惑い口を塞ごうとするも塞ぎきれない。
喘ぎ声が段々と大きくなって行き、呼吸も荒くなっていた矢先に陛下の舌が私の胸の頂点を弄る。
ころころと飴玉のように転がす舌使いは激しく体中に電気が走ったような感覚に。
「あ、そんなにっ」
「いやか?お前の体はそうはいっていないみたいだぞ」
「本当は好きなんだ、お前は男女の営みが」
両手で自分の顔を隠し、自分でも抗う事の出来ない性の感情に戸惑いが隠せない香蘭。
「そ、そんな…私は没落寸前とはいえ皇女です。そんなはしたないことなど…」
言葉とは裏腹に、初めて女として発情してしまった体からは愛液が止まらずあふれ出るのであった。
部屋の明かりは一本の蝋燭の光のみ。
その蝋燭のオレンジ色の火の明かりに反射し、キラキラと光る彼女の濡れている秘部は真っ暗な部屋に唯一輝きを放つ宝石の光の様である。
「強情な女だ。だがそんな女を屈服させるのも男の楽しみだ」
不敵な笑みを浮かべながら衣を捲り上げ滄波の舌は香蘭のお腹をツーッとなぞる。
「ひっ…や、やああんっ…」
体が自然と動いている自分に困惑しながらも本能のまま敏感に反応する密な部分に辿り着く。
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