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第3部2章 今年最後のイベントとトラブル
01 ウィンターホリデーはもうすぐで
しおりを挟む体育祭が終われば、ウィンターホリデーまで秒読みだ。
今年のクリスマスは、月曜日に重なっていたこともあり、その日が今年の授業の最終日。だったら、前の週の金曜日に授業を終わらせてくれればいいのに、とも思ったが、クリスマスは、学園内でパーティーがあるので授業日らしい。といっても、あるのは午前だけなので、さほど苦ではない。そもそも、学校は好きなので、そこまであーだこーだいうつもりもない。
「――となると、クリスマスイブかな」
「何を悩んでいるんだ。ニル」
「うわああっ!? せ、セシル」
「同じ部屋にいれば話しかけることだってあるだろう。何を、そんなに驚いている。カレンダーとにらみ合って。俺を見てくれ」
「にじみ出る独占欲……じゃなくて、カレンダーにまで嫉妬するなよ。セシル」
寮の部屋に飾ってあるカレンダーを見て、俺は授業日数と、父との特訓日、その他いろいろ確認していた。この一か月は逆算して動き、来年すがすがしい一年を切れるようにするのだ。
そのために、今できることはやっておかなければならない。
セシルは、俺の背後に立って、こっちを見ろと言わんばかりに肩を掴む。カレンダーにまで嫉妬するなんて、どれだけかまってほしいのだろうか。だが、かれこれ、十分ほどはカレンダーの前に立っている俺も俺で、セシルが寂しいと思うのも理解できなくもないが。
「また、かまってちゃん?」
「……クリスマスイブが何とか言っていたからな。どうした?」
「………………まあ、ちょっと、そのね?」
スッとカレンダーに目を向け、俺は二十四日が日曜日であることを確認する。その日は何もなかったし、鍛錬もクリスマスイブであるからない。それと、日曜日という休日だ。
そんなグッドタイミングで、することといえば一つしかないだろう。
(クリスマスデートだよ! セシルのアホ!)
鈍いな、鈍すぎる。
クリスマスイブに何もないと分かれば、導き出される答えなど一つだろう。それとも、俺とデートしたいという発想がないのだろうか。
まあ、いい。今回はあの日のリベンジなのだ。
セシルにテストで負け、セシルが勝者として要求してきたあの初デート。いろいろあって、プラマイゼロの思い出には残るが、思い出したくない要素も多々あった初デートの次、セカンドデート。
今度は俺から誘うといったため、いつデートに誘おうか考えていたのだ。そして、到来したチャンス、クリスマスイブ。ここを逃すわけにはいかなかった。
(あ~俺、はしゃぎすぎてる。引かれないかな)
クリスマスにデートなんて夢だった。俺は、前世では恋人もいなかったし、勝手に失恋していたし。そして、毎年やってくるクリスマス、一人で街を歩けば多くのカップルとすれ違うわけで。もちろん、男女のペアだけじゃなくて……とにかく、うらやましかった。前世の親友は、恋人とクリスマスデートをしていて、クリスマスに遊びに行くこともできなかったし。
だから、今世は大好きな人とクリスマスデートを……! と、一人盛り上がっていた。まだ、了承されると決まったわけでもないのに。
でも、夢だったのだから仕方がない。大好きなセシルとクリスマスデート。雪が降る街を……とかとか。妄想は広がりに、広がるわけだ。セシルが、こういった行事ごとを好きかは分からないが。
実際に、ゲームの中では用意されていたイベントだ。セシルか、ゼラフか、アルチュールか、フィリップか……他にも、解放した攻略キャラを選んでクリスマスデートができるイベントがあった。もう、ゲーム通り進まないとはわかっていても、クリスマスデートくらいはできるだろう。あんな、キラキラとしたスチル絵みたいなデートにならないかもしれないけど。自分が大好きでやまない人が、クリスマスにデートしてくれて、そこで笑顔でも見せてくれたら、俺はそれで何年も生きていけそうだ。
そわそわする俺にまだ気づいていないようで、セシルは首を傾げた。
「ウィンターホリデーまで、もうすぐだな」
「違う!」
「……っ!? す、まない。ニル。どうした」
思わず声に出して叫んでしまった。
確かに、ウィンターホリデーまでもうすぐだけど、そうじゃない、セシル。
(ポンコツ、アホセシル。何でこんな時だけ鈍感攻めマインド発動するんだよ……!!)
変なところで察しがいいくせに、何で気づいてくれないのだろうか。
いや、俺から誘うと決めているのだか、察してくれなくてもいいのだが、少しはそういう気になっているところで、デートに誘いたかったとかいう俺の自分勝手な思いがあるわけで。
はあ~~~~と長いため息をつけば、さらに、セシルは申し訳なさそうに俺の顔を覗き込んだ。
「セシルの、バカ」
「酷いな。何もしていないのに、バカといわれるのは」
「にぶちんのセシルが悪い」
もう、明日言おうかな、と俺はカレンダーを見る気にもなれずセシルの横を通ろうとすれば、腕をがっしりと掴まれてしまった。
「――クリスマスデートか? ずいぶんロマンチストだな」
「セシル!?」
「からかいすぎたな。だが、その顔、悪くないぞ?」
ニヤリと口角を上げて、セシルは勝ち誇ったような笑みを浮かべた。気づいていたのなら、早くそういってくれと、俺は顔に熱が集まるのを感じた。一人、騒いではしゃいで、落胆して。それを見ているセシルはさぞ、俺が滑稽に見えただろうな。
いつの間に、そんなスキルを身に着けたというのだろうか。
いや、これはデジャヴだ。二度目だ、引っかかったのは。
俺が、頬を膨らませば、くすりと笑って、俺の頬をツンツンと人差し指でつついてくる。
「やめてよ! セシル、酷い、酷すぎて、一緒に寝ない」
「それは困るな。最近は夜、冷え込む。お前を抱いていないと寝れない」
「そもそも! 二段ベッドなのに、何で俺のベッドに入り込んで寝ようとするの! 狭いだろ!」
「だが、朝になったら、俺を離さんとばかりニルは俺の身体に足を絡めてくるぞ? 寒いんだろ」
「そこは、好きなんだろ? じゃないの!? セシルってやっぱよくわかんない」
俺が一番知っているはずなのにな、と見たこともないセシルの顔がだんだんと増えていく。そのたび、俺の記憶に刻まれて、いろんなセシルの顔が増えていく。コンプリートなんてきっとできやしない。
でも、生き生きとしているセシルを見るのは悪くないとは思う。好きだ。
俺をからかってくるのはちょっと嫌だし、癪だけど。
まあ、二段ベッドなのに俺のベッドに入り込んできて寝る率が高くなっているのは事実としてあり、最近ベッドのスプリングの軋み具合が酷いことになっている。そのうち壊れそうだし、弁償って家に請求される。それはいいが、何故壊れたのかと問い詰められたらまずい。
「はあ……はあ……セシルと会話するの疲れる」
「なら、黙ろうか? だが、俺が避けたり、無視したりするとニルはさみしくなって――」
「ああ! もう、そういうところ! 俺をからかって楽しい!?」
「楽しいが?」
「……真顔で答えんのずるいし。やだ、無視はしたら嫌だから」
そういえば、セシルの本音が真逆になる魔法事故からもうすでに数か月は経っているのか。
だが、思い出せばあれはかなりショックな出来事で、本音と真逆のことを言われるのも嫌だったが、セシルと会話ができないのも嫌だった。結局、俺は口であーだこーだいいつも、セシルが喋りかけてくれなきゃ嫌だし、そばにいてくれなきゃ嫌なわがままなのだ。
セシルを独り占めしたい。どんな表情のセシルも、俺だけのもので、他の人に見せないでほしい。
恋心を自覚した当初はこんなこと思っていなかったのに。俺も随分と欲深くなったと思う。でも、きっと、それは恋をしたら出てくる当たり前のものなのだ。俺が本当に欲しいものというのはまだ見つからない。
セシルは、俺をからかいすぎたと反省したのか、俺の頭を撫でた。優しく、彼の大きな手が俺の頭を揺さぶる。何とも言えないこの不規則な動きに俺はうとうとと眠たくなってしまう。
俺はセシルを全部赦しちゃうんだから、本当にダメだと思う。
「無視はしない。俺もお前と話せないのはさみしいからな。だから、ニル。お前も俺を無視しないでくれ」
「……セシルがしないなら、しない」
「ああ、約束する」
俺の髪をちょっと上にあげて、ちょっと出た額にキスを落とす。本当にキスが好きだな、と俺はされるがままになりながら思った。
俺もされるのが好きだから、嫌じゃないけど。
(……って、目的忘れるところだった)
セシルにほだされるのはいつものことで、重要なことを忘れてはならない。話が振出しに戻った気がしてならないが、ここは仕切り直しといこう。
「あーごほんっ、えっと、セシル。クリスマスイブ空いてる?」
「ああ、もちろん空いているぞ」
「……っ、いい笑顔すぎる。もしかして、セシルも誘おうとしてた?」
「どうだろうな。で、空いているが、なんなんだ? ニル」
「うわっ、性格悪すぎる……いいけどさ。今度は俺が誘うって言ったし。有言実行ってやつ」
満面の笑みなんて浮かべちゃってさ。浮かれているのは俺だけじゃないってわかったからいいものの、恥ずかしさがなくなるわけでもない。
俺にデートに誘われるのが楽しみで、そわそわしているっていうのが伝わってきたから、俺も腹をくくるしかなかった。
分かっている状態で、デートに誘うってなんだ? という話になるが、そこは目を瞑ろう。
「その、クリスマスイブ。俺とデートしてほしい……デートしたい、セシルと。クリスマスイブを一緒に過ごしたい」
「フッ、もちろんだ。俺も、ニルとデートをしたい。クリスマスイブにデートなんて、最高だな」
さらに、顔をほころばせる。今まで見た中でも五本の指に入るくらいに最高の笑顔だ。
俺がデートに誘ったくらいで、そんな顔してくれちゃってさ! そんなに、俺がデートに誘ったのが嬉しいか? 嬉しいんだな……!
(ダメだ。俺も、バカになってる……)
断られる可能性なんて、一パーセントにも満たなかっただろう。だが、デートの約束を取り付けられたことがあまりにも嬉しかった。心の中で大きく振りかぶってからのガッツポーズだって決めた。
舞い上がるのは仕方がないことだ。
「じゃあ、当日楽しみにしててよ。セシル。俺、今からすっごく楽しみ」
「いい笑顔だな、ニル。お前が笑うと、俺まで嬉しくなってくる」
「は、恥ずかしいこと言うなよ、もう。前のデートだってすっごく楽しかった。でも、あれは、テストに勝った勝者の要求だったから。今回はそんなのない、俺がデートに誘った」
「ああ、俺はああいう誘い方しかできないからな」
「別に責めてないけど……」
「先の予定ができるのは楽しみだな。そのために、頑張れる」
カレンダーに目を移し、うむとセシルはうなずいていた。
ああ、横顔も最高に輝いている、なんて見つめていれば、セシルの後ろの俺の机に置いてあった砂時計に目がいった。短い時間しか測れないそれは、もはや装飾品と化しているが、夜から朝へ、朝から夜へと変わっていくその砂の移り変わりは見ていて飽きない。
「ニル」
「何? セシル」
「デートに誘ってくれてありがとうな、ニル。お前とデートができると思うと、浮かれてしまう」
「それは、俺もだよ。そんなに喜んでもらえるなんて思ってもなかった。恥ずかしいけど」
「お前だけだ、俺をこんなふうにさせるのは。これからも、お前だけ」
「大袈裟だなあ、セシルは。うん……俺も」
セシルも望めば何でも手に入る。それだけの権力と財力はある。
でもきっと、それじゃ手に入らないものもあるのだろう。それを与えられるのは俺だけ。きっと、この世界で俺だけなのだ。
俺は砂時計をひっくり返す。朝から夜へ、水色から深い青へと落ちていく砂を眺めながら、俺は思わずフフッと笑ってしまった。
(デート、楽しみだな……)
セシルと二回目のデート。今度こそ誰にも邪魔されないことを願って、俺はカレンダーの十二月二十四日に赤い丸を付けた。
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