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第6部1章 君の隣で歩みだす未来
07 戻ってきた宝物
しおりを挟む(セシルが……何でここに?)
いや、彼もこの騒ぎを聞きつけてきたのだろう。だが、見る限り一人で、また突っ走ったことが分かってしまった。無意識のうちに眉が八の字に曲がる。
セシルらしいけど、彼はもう少し皇太子という自覚を持つべきだ。
まあ、元主人に剣を向けた俺がいうべきじゃないと思うけど。
「セシル、一人で来たの?」
「ああ……いや、連れてきているはずだ。ああ、連れてきている」
俺が訪ねると、あからさまに目を逸らし、その夜色の瞳を泳がせていた。
「はあ……まあ、いいや。その件についてはおいおい説教するとして、セシル。今すぐに追わなきゃ、フィルが」
「そのつもりだ。お前がくる前に終わらせようと思ったが、少々手こずってな。それで、ニルは一人で来たわけじゃないんだろう?」
と、セシルは自分のことを棚に上げて、物陰に潜んでいたディーデリヒ先生に出てくるよう促した。
さすがは、セシルだ。
気配を完全に殺していたはずのディーデリヒ先生に気づくとは、恐れ多い。ディーデリヒ先生は、セシルに促され出てくると静かに頭を下げた。
「ご無沙汰しております。皇太子殿下」
「……ディーデリヒ・ブリッツ。どうして、ニルと一緒にいた」
「それは――」
「ディーデリヒ先生が、俺の家に来てたんだ。それで、その途中でフィルが誘拐されたって話を受けてここに飛んできた。転移魔法でここまで転移させてくれたのは、ディーデリヒ先生だから」
俺がそういうと、セシルはディーデリヒ先生を一瞥する。
ディーデリヒ先生の表情は動かず、茜色の瞳も何を考えているかわからない。敵ではないことは確かだ。何せ、彼の所属する組織と、皇室側の利害は一致しているから。
魔塔の残党を処理すること。それは、お互いに一致した目的である。
「ならばなぜ、ニルを助けなかった? 先生が助けてくれていたら、もっと早くすんだのではないか?」
「それは、エヴィヘットくんに止められていたからだ。自分でやるから、援護だけ頼むと」
「ニル」
「……っ、ご、ごめんって」
今度は夜色の瞳がこちらを向く。明らかに不機嫌な顔で俺を見たのは、俺の無茶を叱りたいからだろう。
セシルとやっていることはどっこいどっこいだが、セシルのほうが俺に対する思いというか、心配な感情は重い。しかも、俺が先ほど受けた傷についても気付いているようで、ますます彼の顔は険しくなっていく。
はじめから、ディーデリヒ先生の助けを借りていたらことはすぐに片付いたと言われればその通りだ。でも、ディーデリヒ先生はなるべく、やつらと接触しずにいたかったようだし、ついてきてくれるだけでも十分だった。
まあ、そんなことよりもフィルマメント救出のほうが重要ではあるのだが。
「はあ……説教するのはこっちのほうだ、ニル。とにかく追うぞ。やつらは外に出たらしい」
「そうだね。でも、ごめんなんか安心してる自分がいる」
セシルと合流できて、一人で戦っているという気持ちから解放された。
だが、問題はまだ解決していない。
セシルはもう一度、ディーデリヒ先生を睨みつけた後、俺と共に倉庫から出た。
磯の匂いが一層増し、港のほうに目を向けると、何人かの漁師らしき人がその場に倒れていた。どうやら気絶しているようだ。それから、顔を上げると、一隻の船が港を出発して沖へ出ているのが見えた。
俺は直感的に、その船にフィルマメントがいると気づく。
「先生、あそこに転移はできるか?」
「可能ですが、殿下……」
俺の隣で、セシルとディーデリヒ先生は話を進めていた。
転移魔法で飛んでもいいが、転移魔法は場所から場所への移動をするための魔法だ。現在進行形で動いている場所へ移動するとなると、座標が途中でズレる可能性がある。そうなれば、俺たちは大海に投げ出されてしまうだろう。
(まだ、沖に出て少しだ。これならきっと……)
「転移の必要はないです。ディーデリヒ先生。ここは俺がっ!!」
「待て、ニル! 何をするつもりだ!?」
剣を鞘から引き抜き、俺は、堤防と海の境目に剣を突き立てた。すると、足元に大きな空色の魔法陣が浮かび上がり、魔法陣から広がるように海が凍り始めたのだ。一本の氷の道が見る見るうちに船に向かって伸びていく。
「ニル、なんてことを」
「これで、道ができたよ。それに、これならあの船も途中で凍らせることができる」
「……そんな出力…………ニル、お前は身体のことを考えなさすぎだ」
セシルの怒りはごもっともだった。
だが、何故か今は身体が痛くないのだ。心臓も正常に動いている。詠唱を唱えた末の魔法だったからか、はたまた、海という氷魔法に近い質に対する液体に魔法をかけたためか。いつもよりも負荷が少なくすんだのだ。
それでも、気が気でないセシルは俺の肩を掴んでいる。
俺はそんなセシルの手を払いのけ、早くいくよう促した。
「ここで言い合っていても仕方ないじゃん。説教は後でなんでしょ?」
「……ああ、そうだ。本当にお前は、怖いもの知らずだな」
「フィルを助けるためなら、なんだってするよ。でもね、死んだりはしない。君を残して死なないって約束してる」
俺は、凍り付いた海に足を乗せる。パキッと音を鳴らすが、割れる恐れはなかった。
道といっても、本当に狭い一本道で、二人並んでは走れない。また、長くはもたないだろう。すでに沖に出ている船まで伸び、船の進行が止まった。
セシルは、少し躊躇いを見せたが、フィルマメントのことを考えたのか、氷の道を駆けだした。
俺もそれに続く。
ディーデリヒ先生には先ほどのように、援護を頼み俺も氷の道を駆けだした。いつもより速く走れるが、ブレーキが利かない。だが、すいすいと進み、あっという間に、船にまで到着した。
船の上には、ローブを羽織ったやつらがいて、この状況に驚いているようだった。
まさか、海が凍り付き、船が止まるなんて考えもしないだろうから。
(これが、お前たちが信仰してる竜の力だよ……)
皮肉な話、俺はこの力に頼らざるを得ない。
俺とセシルは、船の上に飛び乗り、甲板でやつらと対峙する。
セシルも剣を引き抜き、やつらを睨みつけると、まだ連携がとり切れていない隙をついて駆け出した。
俺も続いてやつらに切りかかる。
男たちは、先ほどと同じように魔法で応戦するが、火球を放つことはしなかった。それは、船に引火し燃えてしまててゃいけないからだろう。
小さな水滴のような球が俺たちを襲う。それは、弾丸のようで、肩を掠めると一本の線が肌に行く。そこから、血があふれ出し、宙を舞った。
火球とは違い、小さいため弾道の予測が難しい。また、剣で斬ることはできても斬ったという実感がない。
だが、先ほどとは違い、セシルがいる安ど感からか、心なしか剣を振るう手が軽かった。彼がいてくれるだけで、俺は百二十パーセント以上の力を出せる。
セシルは、男たちの間を縫い、後ろから彼らの心臓を一突きした。そこで、敵の動きが止まり、膝から崩れる。
あっという間に、セシルは二人倒し、残りは四人となる。
俺は、セシルの陰に隠れ、セシルが攻撃を弾かれた次の瞬間に、彼の後ろから敵を貫いた。
残り三人。
追い詰められた男たちは、身を寄せていた。
二人は、フィルマメントを抱えている男を守るように詠唱を唱える。しかし、こちらのほうが早い。俺たちは同時に床を蹴って切りかかる。
「……っ!!」
だが、俺たちは少しだけ見誤った。二人の陰に隠れ、フィルマメントを抱えている男が詠唱を唱えたことに気づかなかったのだ。
至近距離まで来ていたため、今から方向転換するのは難しい。俺たちは、目の前に現れた大きな魔法陣に突っ込む形でブレーキをかける。その後、放たれた赤黒い稲妻の砲弾を、背を反る形で何とか回避した。
鼻の上を、赤黒い稲妻が走り抜けていく。
「……っ、セーフ」
「はあああっ!!」
俺は、避けきれたことに安堵したが、セシルはその先をいき、一人を片す。
残りは二人となり、男たちは顔を見合わせていた。
それから、フィルマメントを盾にし、これ以上近づいたらと脅し始めたのだ。
「どうする」
「……竜の血を受け継いだものがいるという事実は分かった。ここは撤退するべきだろう」
と、男たちは俺たちを前に会話し始めたのだ。
そして、転移魔法の詠唱を唱え始めたので、俺は無策のまま突っ込んだ。フィルマメントまで一緒に転移してしまうと思ったからだ。しかし、男たちはフィルマメントをこちらに投げ、そのまま転移魔法によって逃亡する。
小さな身体が宙を舞う。俺は、その様子を目で追うことしかできなかった。海に落ちたら……? そう考えてようやく体が動いたが、動いたときにはすでにセシルがフィルマメントの身体を抱きしめてくれていた。
「……っ、と。ニル、大丈夫だ」
「は……はあ~~~~よかった」
俺はその場で崩れ落ちる。
心臓が止まるかと思ったのだ。
今となって疲労感が体にどっと現れ、ぺしゃんと座り込んだまま動けなくなる。
(よかった、本当によかった……)
やつらが、意外とあっさり退散してくれたおかげで、こちらの被害も少なかった。
とはいえ、取り逃がしたことには変わりなく、ディーデリヒ先生は苦々しい顔をしていた。
俺は、フィルマメントが本当に無事か確かめるべく、床を這ってセシルのもとへ行こうとした。だが、刹那足元に何かが転がったのだ。
それは、小さな瓶でコロコロと転がったのち、ふたが空き、黒い液体がその場に広がった。無臭だったが、その液体はインクより黒く、何か不吉なものを感じた。かすかに、黒い靄のようなものが立っている気がする。
しかし、俺はそれに目を奪われていた。
得体のしれないもので、不気味だというのに、何故か見ていると頭の中にもやがかかっていくような、思考がだんだんと遅くなっていくのだ。
「――ル、ニル!!」
「……っ」
「大丈夫か、ニル」
「あ……うん、大丈夫。ごめん」
気づけば、セシルの顔がすぐそばにあった。片手でフィルマメントを抱き、もう片手は俺の肩に置いている。俺は、先ほどとは違い彼の手を振り払うことなく、セシルを見つめ返した。
なぜかセシルは不安げに俺を見ている。
「どうかしたか」
「ううん、何でもない。よかったなって思って……うっ」
「ニル!!」
フィルマメントと、セシルの顔を見て安心した。
だが次の瞬間、あの痛みが遅れてやってくる。
「うっ……あ、ぁああっ」
体温が一気に下落する。
内側から、凍結するような痛みが押し寄せ、全身が針に刺されるような感覚が体を支配する。
痛みというよりかは、全身にある血管が凍ってしまった感覚だ。息ができず、耳が冷たく感じるようなそんな寒さに襲われる。
それと同時にこみ上げてきたのは吐き気だった。うっ、と内側から何かがこみあげてくる。手で、口元を押さえたる。鉄の味が舌の上を汚染していく。
口を押さえた手に血がつき、手の隙間からぽたぽたと赤黒い血が落ちるのが見えた。
「ニルっ」
「……めん、あれ、たぶん、魔法」
「ああ……クソ、今魔力を――」
遅れてやってきた痛みは、先ほど魔法を使った代償だろう。
あの時は、本当に何も感じなかった。不思議なくらいだった。フィルマメントを助けると身体を力んでいたせいか、あとによって押し寄せてきたのかもしれない。
魔力が抜けていく感覚がし、俺は目を回した。
セシルの魔力供給で間に合うだろうか。その前に、気を失ってしまいそうだ。
いつものごとく、彼に迷惑をかけ、心配をかけてしまっている。そんな自分が惨めで仕方がない。
セシルの顔が近づいてくるのが分かったが、気配しか感じない。いつも感じる匂いも温度も……そう思っていると、何か温かい柔らかいものが、俺の手を叩いた。
「まぁー」
「……ふぃる?」
先ほどまで眠っていたはずのフィルマメントが声を上げた。
霞んだ視界の中で見えたのは、大きな夜色の瞳。そして、小さな手は俺の手に重なっていて、そこから暖かな何かが注ぎ込まれる。
(魔力……? フィルの?)
信じられなかった。
セシルと似た魔力を感じる。いや、俺たちの子どもなわけだから、セシルと似た魔力というのはおおよそあっている。
でも、まだ子どものフィルマメントが俺に魔力を注いでいるのだ。
手をつなぐくらいでは、多くの魔力を流し込むことは不可能だ。だから、応急処置は、キスなど身体的接触がより濃いほうがなおいい。
だが、フィルマメントに触れられているだけで、それと同等の効果を俺は今受けていたのだ。
体の中に入り込んでくる陽だまりのように温かい魔力。それが全身の血を溶かし、俺の心臓を再び動かした。
数分も経たないうちに、俺の身体は正常な体温に戻り、心臓の痛みも止んだ。
「フィル……? フィルが」
「これは驚いたな。俺たちよりも魔力量があるとは聞いていたが、こんな……」
「そうだった……そうだったけど、これほどまで……フィル?」
「う~~~~まぁっ!!」
フィルは、俺が元気になったことを喜ぶように、キャッキャッと笑っていた。彼の手はやけどするくらい温かかったし、白くてモチモチしている頬は赤く色づいていた。
子どもに命を救われるなんて、親として嬉しくもあり、恥かしくもあった。でも、子どもに生かされているという事実は俺の心を温かくしてくれた。
俺は、セシルからフィルマメントを譲り受け、腕の中で抱く。フィルマメントは、いきなり俺の腕の中に抱かれてもなくことも喚くこともなかった。ただ、大きな夜を閉じ込めた瞳を俺に向けて、それからにぱあぁとほほ笑んだ。
「フィル……」
俺は彼をぎゅっと抱き寄せて、よかったと何度も呟いた。
「よかった……本当にっ」
俺の命を救ってくれて、ありがとうと何度も。
フィルマメントは、俺の言葉を理解してくれているかわからないけど、「まぁーあー」といって俺の頬をぺちぺちと叩く。
愛らしい我が子が、大切な宝物が腕の中に戻ってきてくれた。その安堵で俺は胸がいっぱいになる。
もし、連れ去られてしまったら、二度と戻って来なかったら。そう考えただけで、また心臓が凍り付くように冷たくなる。
俺は、フィルマメントの額にチュッとキスを落とし、それからふにふにと柔らかい頬にもキスをした。
フィルマメントはちょっとだけ鬱陶しそうに「ぶぅう~」と言っていたが、やっぱり、泣くことはなかった。
「ニル、大丈夫か」
「うん。もう平気。フィルが俺を救ってくれたんだよ。この子、絶対に英雄になる」
「英雄ってなんのだ……まあ、確かに。俺たちの宝物で英雄かもしれないな」
フィルマメントを抱いている俺の肩をそっと抱く。セシルの匂いと、大好きな我が子の匂い。二人の匂いは、磯の匂いも何も邪魔しずに、スッと鼻に入ってくる。
セシルは、俺がフィルマメントにしたように、俺にキスをし、それから俺とは反対方向のフィルマメントの頬にキスをした。
フィルマメントは先ほどから降らされるキスの雨に耐えきれなくなったのか、セシルの髪を引っ張り出した。少し、ご機嫌斜めらしい。
「フィルダメだよ。セシルが禿げちゃう」
「なっ、まだそんな年じゃない」
「フィルは、セシルと似て力が強いから、全部むしられちゃうかもよ?」
「さすがにないだろう……待て、フィル。痛いからやめてくれ」
「あはは~ほら、言わんこっちゃない」
フィルマメントはセシルの銀色の髪が気になったのが、グイグイと束を掴んで引っ張っていた。
セシルの髪は頭皮から引っ張られて確かに痛そうだ。だが、俺はそんな光景が微笑ましくて止めることができなかった。
笑顔があふれてくる。幸せだ。
先ほどあった出来事が嘘のように、俺たちは、海上でぽつんと止まった船の上で子供と戯れた。海風が俺たちの髪をくすぐり、フィルマメントが小さな手足を空に向けていた。
海とは違う青い空が俺たちを見下ろし、白い太陽がさんさんと降り注いでいた。
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