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さすがの俺だって、遣られっぱなしは嫌だ。
壱
さらっとした手のひらが俺を愛でるが如くそっと撫で、やわやわと揉み込む。膨張したそれの裏側を、細い指先が付け根からつーっとなぞったと思えば、滑った先端にくるくると円を描く。
瞼を閉じていてもわかる。俺が触れ慣れている相沢の小さな手の感触。
「う……」
刺激を受け下腹部がキュッと締まると同時に、甘美な痺れがぞわぞわと腰から背筋を舐めるように駆け上がり、惚けた脳を直撃する。
俺の表情を楽しんでいるのか、時折顔にかかる相沢の熱い吐息も艶めかしい。
痛いほど堅くなったそれを握られ、上下に扱かれればさらにその快感に悶え、己の意思とは無関係に引いたり突き出したりと、腰が暴れる。
甘い責め苦。
もうこれ以上耐えられないと奥歯を噛みしめ首を左右に振った。
「自分ひとりだけ気持ちよくなっちゃって。専務ってば、いけない子ですねぇ」
淡々とした囁きとともに、爆発寸前の根元をキュッと締められ——。
「あぁ……」
ごめんなさい許してください。もうバカなことは考えません。
お願いだから意地悪は止めて。
頼むから、逝かせて——あいざわぁ……。
「ふーふふん、ふーふふん、ふーふふふふふふふふ——オチテナーイ」
こうして鏡に自分の局部を映し感嘆のため息をつくのは、何度目だろうか。まったく。油性フェルトペン恐るべし、だ。それにしても。
ぞうさんのくせに髭もじゃなのはご愛敬だが、このつぶらな瞳といい愛くるしい耳といい、なかなかどうして、うまく描けている、ではなくて。
ぞうさんが、物語る。あれは、夢ではなく現実のできごとである、と。
相沢は、俺の此奴を間近で直視し、触れて弄んでキュッと締め上げて——うう、まずい。
ちょっと思い出しただけなのに、ぞうさんの鼻がムクムクと成長を開始している。
「くっそ。喜んでる場合じゃないだろうが」
撫で繰り回された細い指の感触も、暖かな手のひらの温もりも、鼻歌を歌いながら表情を崩し、フェルトペンを走らせたているであろうその様子も、甘美ななにもかもを夢だと勘違いしていたなんて。
グラスを取り違えたのも、中身をうっかり飲み下してしまったのも、酒精に負けたのも、すべて俺の不徳のいたすところではあるが。
悔しい。
己に描かれたぞうさんを眺めるたびに、想いが全身を駆け巡る。
くっ。俺としたことが、なんとももったいないことを——ではなくて、一方的にやられっぱなしって、いったいなんなんだよ!
後悔後を絶たず。
毎度毎度、夢とも現ともつかぬ妄想を全開に後悔すればするほど、ぞうさんの鼻は太くたくましく元気になる。
なんてこった。
コイツが実践で役立つかどうかはべつとして、あいつ、相沢の影響力は計り知れないな、と、あらためて実感する。
だがしかし、こうして局部を見つめていてもなにかが進展するでもなく。
さて。
「もう一度、水浴びするか」
鏡に映るぞうさんに後ろ髪を引かれつつ、俺は再びシャワーブースのドアを開けた。
*
エレベーターホールを目指して受付カウンターの前を素通りしたところで、甲高い叫び声が浴びせられた。
「要さん! 美月に会いに来てくれたのね?」
本社の自動ドアをくぐった途端、俺をめざとく見つけて受付カウンターから飛び出し、飛びついてきたのは他の誰でもない、相沢に平手打ちを噛ました挙げ句、その相沢に見事な返り討ちに遭い、捨て台詞を吐いて逃げ出した橋田常務の一人娘、橋田美月だった。
なぜこんなところにこの女がいる?
栗色の巻き毛を上品なハーフアップに結い上げ、襟元の大きなリボンが特徴的な受付嬢の制服に身を包んでいる——つまり、理由は知らないが美月はいま、受付嬢をやっているのだ。
親に強請れば、コネ入社は簡単か。ふと、娘バカ橋田常務のデレた顔が浮かぶ。
一瞬たじろいだが一呼吸置いて無表情を装い、俺の腕に絡みつき豊かな胸を押しつける美月を無理やり引き剥がす。
この女、デカいだけじゃなく、力も強いな。
「みっともない真似をするんじゃない。業務に戻りなさい」
冷淡な声音で静かに叱りつけると、なぜかカウンターの中に座るもうひとりの受付嬢のほうが「ひっ」と小さく悲鳴を上げる。
泣きそうな美月の、ねっとりと恨みがましい視線を背中で感じながら、俺は、早足でエレベーターホールへと向かった。
上層階直通エレベーターに乗りドアが閉まったところで、情けなくもほーっと大きくため息をつく。
まだ諦めていなかったのか。やはり、女とは、恐ろしい生き物だ。
相沢を連れてこなくてよかった。美月が内部外部を問わず多数の人間が出入りする本社の受付で、相沢に難癖を付けることを想像して、身震いした。
エレベーターを降りると、社長の秘書がホールで待機しているという、はじめての現象に嫌な予感を覚える。
「みなさまお揃いでございます」
「うん」
——みなさまだと?
社長室のドアが開かれ一歩足を踏み入れるとそこは予感どおりの魔窟——祖父、父母、姉ふたり、と、兄を除く家族一同が勢揃いしていた。
冷静さを失い、うっかり「ゲッ」と小さく声を漏らしたのを聞かれ、姉ふたりに眉をひそめられたのは、不可抗力というものだ。
本能が逃げたい、と叫び、斜め後ろに意識を向けたがときすでに遅く。訳知りの秘書がぴっちりとドアを閉じたあとだった。心の中で舌打ちをする。
新しいプロジェクトの打ち合わせと称して呼び出されたのだがこれは、嵌められた、が、正解だろう。
瞼を閉じていてもわかる。俺が触れ慣れている相沢の小さな手の感触。
「う……」
刺激を受け下腹部がキュッと締まると同時に、甘美な痺れがぞわぞわと腰から背筋を舐めるように駆け上がり、惚けた脳を直撃する。
俺の表情を楽しんでいるのか、時折顔にかかる相沢の熱い吐息も艶めかしい。
痛いほど堅くなったそれを握られ、上下に扱かれればさらにその快感に悶え、己の意思とは無関係に引いたり突き出したりと、腰が暴れる。
甘い責め苦。
もうこれ以上耐えられないと奥歯を噛みしめ首を左右に振った。
「自分ひとりだけ気持ちよくなっちゃって。専務ってば、いけない子ですねぇ」
淡々とした囁きとともに、爆発寸前の根元をキュッと締められ——。
「あぁ……」
ごめんなさい許してください。もうバカなことは考えません。
お願いだから意地悪は止めて。
頼むから、逝かせて——あいざわぁ……。
「ふーふふん、ふーふふん、ふーふふふふふふふふ——オチテナーイ」
こうして鏡に自分の局部を映し感嘆のため息をつくのは、何度目だろうか。まったく。油性フェルトペン恐るべし、だ。それにしても。
ぞうさんのくせに髭もじゃなのはご愛敬だが、このつぶらな瞳といい愛くるしい耳といい、なかなかどうして、うまく描けている、ではなくて。
ぞうさんが、物語る。あれは、夢ではなく現実のできごとである、と。
相沢は、俺の此奴を間近で直視し、触れて弄んでキュッと締め上げて——うう、まずい。
ちょっと思い出しただけなのに、ぞうさんの鼻がムクムクと成長を開始している。
「くっそ。喜んでる場合じゃないだろうが」
撫で繰り回された細い指の感触も、暖かな手のひらの温もりも、鼻歌を歌いながら表情を崩し、フェルトペンを走らせたているであろうその様子も、甘美ななにもかもを夢だと勘違いしていたなんて。
グラスを取り違えたのも、中身をうっかり飲み下してしまったのも、酒精に負けたのも、すべて俺の不徳のいたすところではあるが。
悔しい。
己に描かれたぞうさんを眺めるたびに、想いが全身を駆け巡る。
くっ。俺としたことが、なんとももったいないことを——ではなくて、一方的にやられっぱなしって、いったいなんなんだよ!
後悔後を絶たず。
毎度毎度、夢とも現ともつかぬ妄想を全開に後悔すればするほど、ぞうさんの鼻は太くたくましく元気になる。
なんてこった。
コイツが実践で役立つかどうかはべつとして、あいつ、相沢の影響力は計り知れないな、と、あらためて実感する。
だがしかし、こうして局部を見つめていてもなにかが進展するでもなく。
さて。
「もう一度、水浴びするか」
鏡に映るぞうさんに後ろ髪を引かれつつ、俺は再びシャワーブースのドアを開けた。
*
エレベーターホールを目指して受付カウンターの前を素通りしたところで、甲高い叫び声が浴びせられた。
「要さん! 美月に会いに来てくれたのね?」
本社の自動ドアをくぐった途端、俺をめざとく見つけて受付カウンターから飛び出し、飛びついてきたのは他の誰でもない、相沢に平手打ちを噛ました挙げ句、その相沢に見事な返り討ちに遭い、捨て台詞を吐いて逃げ出した橋田常務の一人娘、橋田美月だった。
なぜこんなところにこの女がいる?
栗色の巻き毛を上品なハーフアップに結い上げ、襟元の大きなリボンが特徴的な受付嬢の制服に身を包んでいる——つまり、理由は知らないが美月はいま、受付嬢をやっているのだ。
親に強請れば、コネ入社は簡単か。ふと、娘バカ橋田常務のデレた顔が浮かぶ。
一瞬たじろいだが一呼吸置いて無表情を装い、俺の腕に絡みつき豊かな胸を押しつける美月を無理やり引き剥がす。
この女、デカいだけじゃなく、力も強いな。
「みっともない真似をするんじゃない。業務に戻りなさい」
冷淡な声音で静かに叱りつけると、なぜかカウンターの中に座るもうひとりの受付嬢のほうが「ひっ」と小さく悲鳴を上げる。
泣きそうな美月の、ねっとりと恨みがましい視線を背中で感じながら、俺は、早足でエレベーターホールへと向かった。
上層階直通エレベーターに乗りドアが閉まったところで、情けなくもほーっと大きくため息をつく。
まだ諦めていなかったのか。やはり、女とは、恐ろしい生き物だ。
相沢を連れてこなくてよかった。美月が内部外部を問わず多数の人間が出入りする本社の受付で、相沢に難癖を付けることを想像して、身震いした。
エレベーターを降りると、社長の秘書がホールで待機しているという、はじめての現象に嫌な予感を覚える。
「みなさまお揃いでございます」
「うん」
——みなさまだと?
社長室のドアが開かれ一歩足を踏み入れるとそこは予感どおりの魔窟——祖父、父母、姉ふたり、と、兄を除く家族一同が勢揃いしていた。
冷静さを失い、うっかり「ゲッ」と小さく声を漏らしたのを聞かれ、姉ふたりに眉をひそめられたのは、不可抗力というものだ。
本能が逃げたい、と叫び、斜め後ろに意識を向けたがときすでに遅く。訳知りの秘書がぴっちりとドアを閉じたあとだった。心の中で舌打ちをする。
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