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俺にも俺の考えがある。
壱
「なんで優香なんですか? あたしじゃだめですか? あんな美人でもないなんの取り柄もないひとと一緒にいてもつまらないでしょう?」
心配だから一緒に行くとの相沢の言葉を押し切り、相沢の妹のために予約したホテルまで送った車中で、驚いたことに俺は、相沢の妹に迫られた。
「どうしてそんな言い方するの?」
「だって本当のことだもの。あのひとって昔からずっとあんなだし、彼氏どころか友だちすらいたことないんですよ?」
「君のお姉さんだろう?」
「それは、そうなんですけど。でもなんかあのひと、家族って感じじゃないんですよ。 いつもひとりでなにしてるのかわからなくて気味が悪いっていうか……あたしだけじゃなくてお父さんもお母さんもお姉ちゃんも、みんなそう思ってますよ」
なぜそれほどまでに言えるのか。
相沢の家族には家族なりの歴史があるだろう。それは俺のあずかり知らぬところだ。けれども。
相沢の妹の口から次々出てくる相沢への悪口雑言は、ひとつの家庭の中で一緒に育った実の姉に向かって言う言葉とは、俺には到底思えなかった。
マンションへ帰ると、部屋の中はすでに灯りが消され、間接照明に薄暗く照らされた寝室のベッドで、相沢がひとり丸くなって眠っていた。
服を脱いでベッドに入り、相沢を起こさぬようそっと背後から抱き締めうなじに顔を埋める。その温もりと肌から香る薔薇の香りを嗅いで、やっと荒ぶった心が凪いでいく。
「お帰りなさい」
「ごめん、起こしちゃった?」
寝返りを打ち俺に向き直った相沢の腰を抱く。
「すみませんでした」
「なに?」
「妹のことです。ご迷惑おかけしてしまって」
「いや、迷惑なんて、そんなことないよ」
うっかり出てしまった俺の苦笑いを相沢が見逃すわけはなかった。
「うそ。大変だったでしょう? やっぱりわたしも一緒に行けばよかった」
「無事に帰って来れただろう?」
「ふふふ。そうですね」
含み笑いをしながらそう言う相沢の表情を見て俺は察する。車中で起きたことはお見通し。妹の口から出る言葉もすべて、予想の範囲内だったらしい。
「なあ、相沢」
「はい?」
「抱きたい」
本能に忠実な俺の手は、言葉よりも先に相沢のショートパンツの内側で尻を撫で回している。
「だめです。明日から出張でしょう? もう寝ないと起きられなくなりますよ?」
俺の前髪を撫でる相沢の手の優しさは、とてもじゃないが拒絶しているようには感じられない。
「相沢が起こしてよ」
顔に息を吹きかけ、唇を啄めば、相沢の唇もそれに応えてくれる。舌を差し入れ、口腔をねっとりと舐り、相沢の舌を誘き出して強く吸い上げた。
「はぁ……だめ……で……」
相沢の蕩けた瞳が、俺の情欲を搔き立てる。
覚えたての弱点である耳に舌を這わせながら、尻を撫でていた手を前に移動し割れ目をかき分け花弁を探った。
「だめじゃないでしょ? ほら、キスだけでこんなに濡れてる」
「んあぁ」
蜜を纏わせた指先で蕾を撫で軽く押し潰すと、相沢は背を仰け反らせ身体を震わせた。
Tシャツを脱がせ、舌と手のひらを駆使し花びらの散る素肌を味わう。胸の頂を口の中で転がし甘噛みするたびに聞こえる相沢の甘い呻きに、待ちきれないと下半身が悲鳴を上げる。
下着ごとショートパンツも剝き取り、蜜口に指を差し入れた。昨晩の余韻が残る熱く柔らかい中を、二本の指で優しく抜き差しすれば、さらに蜜が溢れだす。
「うぅ、だ、め、あぁ……い……」
己を埋め込み、熱に引きずられそうになりながらも、ゆるゆると腰を動かせば、自ずと流れ込んでくるその声。
俺を受け入れて啼く相沢の心が、泣いていた。
心配だから一緒に行くとの相沢の言葉を押し切り、相沢の妹のために予約したホテルまで送った車中で、驚いたことに俺は、相沢の妹に迫られた。
「どうしてそんな言い方するの?」
「だって本当のことだもの。あのひとって昔からずっとあんなだし、彼氏どころか友だちすらいたことないんですよ?」
「君のお姉さんだろう?」
「それは、そうなんですけど。でもなんかあのひと、家族って感じじゃないんですよ。 いつもひとりでなにしてるのかわからなくて気味が悪いっていうか……あたしだけじゃなくてお父さんもお母さんもお姉ちゃんも、みんなそう思ってますよ」
なぜそれほどまでに言えるのか。
相沢の家族には家族なりの歴史があるだろう。それは俺のあずかり知らぬところだ。けれども。
相沢の妹の口から次々出てくる相沢への悪口雑言は、ひとつの家庭の中で一緒に育った実の姉に向かって言う言葉とは、俺には到底思えなかった。
マンションへ帰ると、部屋の中はすでに灯りが消され、間接照明に薄暗く照らされた寝室のベッドで、相沢がひとり丸くなって眠っていた。
服を脱いでベッドに入り、相沢を起こさぬようそっと背後から抱き締めうなじに顔を埋める。その温もりと肌から香る薔薇の香りを嗅いで、やっと荒ぶった心が凪いでいく。
「お帰りなさい」
「ごめん、起こしちゃった?」
寝返りを打ち俺に向き直った相沢の腰を抱く。
「すみませんでした」
「なに?」
「妹のことです。ご迷惑おかけしてしまって」
「いや、迷惑なんて、そんなことないよ」
うっかり出てしまった俺の苦笑いを相沢が見逃すわけはなかった。
「うそ。大変だったでしょう? やっぱりわたしも一緒に行けばよかった」
「無事に帰って来れただろう?」
「ふふふ。そうですね」
含み笑いをしながらそう言う相沢の表情を見て俺は察する。車中で起きたことはお見通し。妹の口から出る言葉もすべて、予想の範囲内だったらしい。
「なあ、相沢」
「はい?」
「抱きたい」
本能に忠実な俺の手は、言葉よりも先に相沢のショートパンツの内側で尻を撫で回している。
「だめです。明日から出張でしょう? もう寝ないと起きられなくなりますよ?」
俺の前髪を撫でる相沢の手の優しさは、とてもじゃないが拒絶しているようには感じられない。
「相沢が起こしてよ」
顔に息を吹きかけ、唇を啄めば、相沢の唇もそれに応えてくれる。舌を差し入れ、口腔をねっとりと舐り、相沢の舌を誘き出して強く吸い上げた。
「はぁ……だめ……で……」
相沢の蕩けた瞳が、俺の情欲を搔き立てる。
覚えたての弱点である耳に舌を這わせながら、尻を撫でていた手を前に移動し割れ目をかき分け花弁を探った。
「だめじゃないでしょ? ほら、キスだけでこんなに濡れてる」
「んあぁ」
蜜を纏わせた指先で蕾を撫で軽く押し潰すと、相沢は背を仰け反らせ身体を震わせた。
Tシャツを脱がせ、舌と手のひらを駆使し花びらの散る素肌を味わう。胸の頂を口の中で転がし甘噛みするたびに聞こえる相沢の甘い呻きに、待ちきれないと下半身が悲鳴を上げる。
下着ごとショートパンツも剝き取り、蜜口に指を差し入れた。昨晩の余韻が残る熱く柔らかい中を、二本の指で優しく抜き差しすれば、さらに蜜が溢れだす。
「うぅ、だ、め、あぁ……い……」
己を埋め込み、熱に引きずられそうになりながらも、ゆるゆると腰を動かせば、自ずと流れ込んでくるその声。
俺を受け入れて啼く相沢の心が、泣いていた。
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