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痴情の踟蹰
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「喉渇いたね」
彼に応えられない。
ペットボトルの水を飲む彼に背を向ける。
「ユーリ」
呼ばれたが反応できない。
「‼︎」
水を含んだ彼にキスをされ思わず飲み込む。
もう一度、キスをされる。
「君を永遠に抱いていたいよ。抱いている時は僕に応えてくれるのに終われば冷たくなる」
そんなつもりはない。
けれど、ジーノに抱かれている時は身体が熱くて…気持ちよくてずっとこうしていたいと思ってしまう。
でも今は櫂のことを考える。
完全に裏切り者なのに櫂を想ってしまう。
私は淫乱なのだろうか?
こんなことになるまで経験もなければ、あまり興味もなかった。
性的なことへの関心は自分は低い方だと思っていた。
夫人の言うジーノとは合わせ貝だからなのだろうか?
「いいよ。ユーリが僕の体目当てでも」
彼が私を犯したのにジーノの言い分は許せない。
睨んで目線を外す。
「でも『今は』だ。そのうち心から僕を愛して欲しい」
……苦しい。
ジーノを憎めない。
多分、このままジーノを愛せば櫂を裏切ったことを除けば侑梨は幸せだろう。
それなのに、なんで櫂をこんなに思ってしまうんだろう。
もう櫂には会えないし、夫人にも会いたくない。
「夫人はそんなに合わせ貝を楽しみたいの?」
呟くように言い捨てる。
こんなの、知らなければよかった。
「ユーリ、僕の上に乗って」
抗えない。
彼の揺さぶりが侑梨を苦痛から解放してくれる。
何も考えず真っ白な場所に連れて行ってくれる。
「私も──貴方とずっと繋がっていたい」
「っ…ん」
彼のが侑梨のとろける箇所を擦る。
為す術なく侑梨はジーノに抱きついている。
「んんっ…ジーノっ!」
イくのを我慢しても簡単にイかされてしまう。
対位を変えられ腰を持ち上げて打ち付けられる。
奥を突かれ痙攣したように体を揺らすしかできない。
彼と侑梨の体液が混じり中はもうトロトロだ。
もう何度出されただろう。
「ユーリ好きだよ」
ジーノが身体を震わせ侑梨の最奥に出す。
更にそれを塗り付けるようにゆっくりと奥を突く。
「ぁっ……ん」
侑梨は何度も何度もイッてしまう身体を恥じるが、
もうどうしようもなかった──
彼に応えられない。
ペットボトルの水を飲む彼に背を向ける。
「ユーリ」
呼ばれたが反応できない。
「‼︎」
水を含んだ彼にキスをされ思わず飲み込む。
もう一度、キスをされる。
「君を永遠に抱いていたいよ。抱いている時は僕に応えてくれるのに終われば冷たくなる」
そんなつもりはない。
けれど、ジーノに抱かれている時は身体が熱くて…気持ちよくてずっとこうしていたいと思ってしまう。
でも今は櫂のことを考える。
完全に裏切り者なのに櫂を想ってしまう。
私は淫乱なのだろうか?
こんなことになるまで経験もなければ、あまり興味もなかった。
性的なことへの関心は自分は低い方だと思っていた。
夫人の言うジーノとは合わせ貝だからなのだろうか?
「いいよ。ユーリが僕の体目当てでも」
彼が私を犯したのにジーノの言い分は許せない。
睨んで目線を外す。
「でも『今は』だ。そのうち心から僕を愛して欲しい」
……苦しい。
ジーノを憎めない。
多分、このままジーノを愛せば櫂を裏切ったことを除けば侑梨は幸せだろう。
それなのに、なんで櫂をこんなに思ってしまうんだろう。
もう櫂には会えないし、夫人にも会いたくない。
「夫人はそんなに合わせ貝を楽しみたいの?」
呟くように言い捨てる。
こんなの、知らなければよかった。
「ユーリ、僕の上に乗って」
抗えない。
彼の揺さぶりが侑梨を苦痛から解放してくれる。
何も考えず真っ白な場所に連れて行ってくれる。
「私も──貴方とずっと繋がっていたい」
「っ…ん」
彼のが侑梨のとろける箇所を擦る。
為す術なく侑梨はジーノに抱きついている。
「んんっ…ジーノっ!」
イくのを我慢しても簡単にイかされてしまう。
対位を変えられ腰を持ち上げて打ち付けられる。
奥を突かれ痙攣したように体を揺らすしかできない。
彼と侑梨の体液が混じり中はもうトロトロだ。
もう何度出されただろう。
「ユーリ好きだよ」
ジーノが身体を震わせ侑梨の最奥に出す。
更にそれを塗り付けるようにゆっくりと奥を突く。
「ぁっ……ん」
侑梨は何度も何度もイッてしまう身体を恥じるが、
もうどうしようもなかった──
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