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第五章 メロビクス戦争
第76話 空からの攻撃
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アンジェロ領に戻り、留守番のエルハムさんにハジメ・マツバヤシ邸で回収した本と作物の種を預ける。
「読める本は、中身を精査しておきましょう」
「よろしく。エルフの方はどうだ?」
「まあ……その……お気の毒な事に」
エルハムさんが苦笑交じりに答えた。
マンブリ草の煮汁を飲んでしまったのだ。
しばらくは、腹を下し続けるだろう。
「すまないが、面倒を見てやってくれ」
「かしこまりました」
「俺たちは、戦場に戻る」
「ご武運を!」
*
――翌朝。
夜間作戦の後、少し寝坊をした。
目を覚ますと、既に異世界飛行機グースは、偵察飛行をして帰っていた。
リス族パイロットが朝一で空に上がってくれたのだ。
朝食後、全員で報告を聞く。
リス族の隊長が地面に簡単な絵を描きながら話しをする。
「昨日、ご依頼をいただいた食料集積場所を調べました。ここと……、ここと……、ここです。大きな天幕を張ってます」
「横陣の後方に三カ所か」
「はい。上空から見ておりましたが、この三カ所に兵たちが食料を受け取りに来ておりました」
「間違いないね。朝早くから偵察ご苦労様。ありがとう。さて、次の目標はここだな」
俺の狙いはメロビクス王大国軍の食料だ。
メロビクス王大国軍は、万の大軍。
食料が減れば、弱体化するだろう。
じいが俺に先を促す。
「アンジェロ様! ご指示を!」
「まず、中央の食料集積した天幕をルーナ先生が焼き討ちして下さい。グースに乗って、魔法で上空から頼みます」
「私は飛行魔法で良い」
「いえ。グースからの魔法攻撃を実戦で試したいので、グースに乗って攻撃してください」
「アンジェロが前に話していた、地球世界の『空爆』?」
「そうです」
異世界飛行機グースを複座にした狙いは、これだ。
前席にパイロット。
後席に魔法使いを乗せて、上空から魔法攻撃を行う。
フリージア王国で飛行魔法を使えるのは、俺とルーナ先生だけだ。
俺とルーナ先生なら、飛行魔法を使って上空から爆撃が出来る。
しかし、普通の魔法使いは、空からの攻撃は出来ない。
グースを使って他の魔法使いでも空爆が出来るようになれば、戦闘でかなり有利になるだろう。
今回の戦争では、グースの実戦データを取りたい。
俺とルーナ先生の飛行魔法をなるたけ使わずにグース中心に攻撃、行動を組み立てよう。
「わかった。グースから攻撃する」
「頼みます。次は、俺たちから見て左側の食料集積場所だ。サラ、ボイチェフ、キューで頼む」
「おう!」
「わかっただ~」
「承知しました」
「油の入った壺を空中から落としてから、火のついた炭を放り込め。じい、念のため三人について行って」
「お任せ下さい」
「三人はグースで近づいて攻撃する事になるから、危険が高い。失敗したらすぐに退却して」
三人の攻撃は急降下爆撃に近い。
訓練はしているが、実戦は始めてだ。
ルーナ先生が派手に攻撃し、敵が混乱している間に三人が仕掛ける。
じいをつけるので、退却判断も間違いないだろう。
「俺は右側の食料集積場所を襲う。可能なら食料を強奪してくる」
「アンジェロは意外と悪辣」
ルーナ先生が、ジト目で俺を論評する。
「そうですか?」
「普通は戦場で活躍する事を考える。戦場で戦う事が戦争」
「いえ。戦う前に勝利を決定づけてから、戦うべきです」
「だからと言って、食料を奪うなんて考えつかない」
「えっ? そうですか?」
兵糧攻めとか、補給線の分断とか、敵の食料を狙うのは、地球ではポピュラーな作戦だ。
この異世界では、違うのか?
戦争経験がないのでわからない。
俺がじいを見ると説明を始めた。
「戦う前に勝利を決定づけてから戦う……。そういった考え方はあります。敵より大軍を組織するとか、奇襲をかけるとか、外交を駆使して連合を組むとか……」
「戦場以外の活動もあるじゃないか!」
「ありますが……。敵の食料を狙うというのは、聞いた事がないですな」
ないのか。
俺のやろうとする事は、この異世界の人々には理解されないかもしれない。
みんなは、この作戦に乗り気でないのだろうか?
「みんなは、反対?」
「やろう。食料はいくらあっても困らない。ジョバンニが楽になる」
ルーナ先生が代表して答えた。
アンジェロ領は、かなりの食料のを外部調達している。
リバフォ村でとれた大麦はウイスキー造りに回した。
現地で討伐した魔物の肉もあるが、バリエーションは少ない。
住人は少しずつ増えているので、食料調達を担当するジョバンニの負担は減らない。
そんな事情があるせいか、どうもこの作戦の目的が食料調達と思われている。
兵糧や補給の重要性が理解されていない。
今回の作戦は、敵の補給に負荷を与える事、士気を下げる事が目的なのに。
それでも、みんなやる気になってくれているから良しとしよう。
「じゃあ、早速行こう! メロビクス王大国軍の昼飯を奪うぞ!」
「「「「「「「おう!」」」」」」」
飛行帽、ゴーグル、マフラー、裏地に魔物ウールを仕込んだ冬期仕様の革ジャンと革パン、革手袋を装備する。
獣人は自前の毛皮が生えているけれど、人族やエルフには冬空の寒さが辛い。
しっかりと装備を着込んで、グースへ向かう。
俺はリス族の隊長と一番機に乗り込んだ。
魔導エンジンが独特の音を発し、プロペラが高速回転をする。
グースがふわりと離陸すると、フリージア王国軍から感嘆の声が上がった。
弓矢や魔法攻撃を食わないように、高度を高くとりメロビクス王大国軍へ向かう。
上空から見ると……なるほど、横陣の後ろに三つの大天幕が設置されている。
あれが食料集積場所か。
「隊長! 始めよう!」
「はっ!」
リス族の飛行隊長が手信号で、作戦開始の合図を送る。
グース五機が散らばっていく。
最初に攻撃を始めたのは、ルーナ先生だ。
中央の食料集積所へ向けて、火魔法を放った。
グースから赤い火の玉が放たれ、地上へ向けてまっすぐに落ちる。
白い天幕に着弾すると同時に、爆発が起こった。
「あれは?」
リス族の飛行隊長が、物珍しそうに聞いてくる。
訓練では初級のファイヤーボールくらいしか使っていなかったから、彼は中級魔法を見るのが初めてだ。
「中級火魔法のファイヤー・バーストだね。火の玉が着弾した瞬間に爆発四散する」
「天幕も食料も吹き飛びましたな……」
「うん、吹き飛んだ食料も燃えているね」
精緻な魔法のコントロールを得意とするルーナ先生だ。
グースからの魔法攻撃を苦もなくこなす。
この程度のミッションは、散歩するのと変わらないだろう。
まず、目標を一つ完全撃破だ。
地上でいくつか魔力が動いた。
反応の良い魔法使いが、魔力障壁を張り出した。
「魔力障壁は、一、二、三――」
「七カ所確認出来ます」
リス族の飛行隊長が即座に数える。
獣人は目が良い。
魔力障壁が発動した場所は、要人がいる場所だろう。
反応は良いが、魔力障壁を前や後ろに張っているだけで上空はがら空きだ。
「上空からの攻撃とは、わかっていないみたいだ」
「お待ちを……声が聞こえます……。どうやら少数の敵が忍び込んだと思い込んでいます」
耳も良いな!
俺の耳には騒ぎ声が聞こえるだけで、会話を聞き分ける事は全く出来ない。
「空からの攻撃は、想像の埒外という事か」
「それは、そうでしょう。ワイバーンなど空を飛ぶ魔物がいれば上空を警戒しましょうが、このあたりは平原です。ワイバーンは出ません」
ワイバーンなど空を飛ぶ魔物は、森や山に住みつく事が多い。
平原に出てくる事は、まずない。
ルーナ先生の攻撃に、地上は混乱し兵士たちが右往左往している。
「左の食料集積所へ攻撃が、はじまりました!」
三機のグースが食料集積所へ向けて、まっすぐ降下を始めた。
急降下爆撃とまではいかないが、かなりの急角度で突っ込んでいく。
先頭は白狼族のサラ。
次に熊族のボイチェフが続き、最後はリス族のキューだ。
上空で待機しているじいの指示だろう。
敵が混乱した良いタイミングで突撃した。
グースが地上に近づく。
機首を持ち上げて上昇に切り替わる瞬間、サラが油の入った壺を投げた。
油壺は食料集積所の天幕に、ストライクでぶつかった。
割れた油壺から、油が周辺にぶちまかれる。
続いてボイチェフが、軽々と油壺を放った。
ボイチェフの放った油壺は、ゆっくりと放物線を描いて天幕を破り地に落ちて割れた。
「おっ! キューのグースが!」
「機体を傾けてますね」
最後はキューのグースだ。
機体を斜めに傾けて、キューが半身を乗り出している。
壺から火のついた炭を丁寧にばらまき、確実に油へ着火した。
成功だ!
キューのグースが上昇飛行に移る。
その背後で食料集積所の天幕が燃え上がった。
火を消すにも水をかけるか、土をかけるかしかない。
火が消えたとしても、食料は水まみれ、泥まみれになり、口に出来ない状態だろう。
これで二つ目の目標も撃破だ。
では、最後は俺だな。
「俺はここから降下する。帰りは転移魔法を使うから、隊長は戻ってくれ」
「承知しました。ご武運を!」
俺はグースの後部シートから飛び降りた。
重力に引かれて、体が落下する。
「さあ。残りの食料をいただこう!」
「読める本は、中身を精査しておきましょう」
「よろしく。エルフの方はどうだ?」
「まあ……その……お気の毒な事に」
エルハムさんが苦笑交じりに答えた。
マンブリ草の煮汁を飲んでしまったのだ。
しばらくは、腹を下し続けるだろう。
「すまないが、面倒を見てやってくれ」
「かしこまりました」
「俺たちは、戦場に戻る」
「ご武運を!」
*
――翌朝。
夜間作戦の後、少し寝坊をした。
目を覚ますと、既に異世界飛行機グースは、偵察飛行をして帰っていた。
リス族パイロットが朝一で空に上がってくれたのだ。
朝食後、全員で報告を聞く。
リス族の隊長が地面に簡単な絵を描きながら話しをする。
「昨日、ご依頼をいただいた食料集積場所を調べました。ここと……、ここと……、ここです。大きな天幕を張ってます」
「横陣の後方に三カ所か」
「はい。上空から見ておりましたが、この三カ所に兵たちが食料を受け取りに来ておりました」
「間違いないね。朝早くから偵察ご苦労様。ありがとう。さて、次の目標はここだな」
俺の狙いはメロビクス王大国軍の食料だ。
メロビクス王大国軍は、万の大軍。
食料が減れば、弱体化するだろう。
じいが俺に先を促す。
「アンジェロ様! ご指示を!」
「まず、中央の食料集積した天幕をルーナ先生が焼き討ちして下さい。グースに乗って、魔法で上空から頼みます」
「私は飛行魔法で良い」
「いえ。グースからの魔法攻撃を実戦で試したいので、グースに乗って攻撃してください」
「アンジェロが前に話していた、地球世界の『空爆』?」
「そうです」
異世界飛行機グースを複座にした狙いは、これだ。
前席にパイロット。
後席に魔法使いを乗せて、上空から魔法攻撃を行う。
フリージア王国で飛行魔法を使えるのは、俺とルーナ先生だけだ。
俺とルーナ先生なら、飛行魔法を使って上空から爆撃が出来る。
しかし、普通の魔法使いは、空からの攻撃は出来ない。
グースを使って他の魔法使いでも空爆が出来るようになれば、戦闘でかなり有利になるだろう。
今回の戦争では、グースの実戦データを取りたい。
俺とルーナ先生の飛行魔法をなるたけ使わずにグース中心に攻撃、行動を組み立てよう。
「わかった。グースから攻撃する」
「頼みます。次は、俺たちから見て左側の食料集積場所だ。サラ、ボイチェフ、キューで頼む」
「おう!」
「わかっただ~」
「承知しました」
「油の入った壺を空中から落としてから、火のついた炭を放り込め。じい、念のため三人について行って」
「お任せ下さい」
「三人はグースで近づいて攻撃する事になるから、危険が高い。失敗したらすぐに退却して」
三人の攻撃は急降下爆撃に近い。
訓練はしているが、実戦は始めてだ。
ルーナ先生が派手に攻撃し、敵が混乱している間に三人が仕掛ける。
じいをつけるので、退却判断も間違いないだろう。
「俺は右側の食料集積場所を襲う。可能なら食料を強奪してくる」
「アンジェロは意外と悪辣」
ルーナ先生が、ジト目で俺を論評する。
「そうですか?」
「普通は戦場で活躍する事を考える。戦場で戦う事が戦争」
「いえ。戦う前に勝利を決定づけてから、戦うべきです」
「だからと言って、食料を奪うなんて考えつかない」
「えっ? そうですか?」
兵糧攻めとか、補給線の分断とか、敵の食料を狙うのは、地球ではポピュラーな作戦だ。
この異世界では、違うのか?
戦争経験がないのでわからない。
俺がじいを見ると説明を始めた。
「戦う前に勝利を決定づけてから戦う……。そういった考え方はあります。敵より大軍を組織するとか、奇襲をかけるとか、外交を駆使して連合を組むとか……」
「戦場以外の活動もあるじゃないか!」
「ありますが……。敵の食料を狙うというのは、聞いた事がないですな」
ないのか。
俺のやろうとする事は、この異世界の人々には理解されないかもしれない。
みんなは、この作戦に乗り気でないのだろうか?
「みんなは、反対?」
「やろう。食料はいくらあっても困らない。ジョバンニが楽になる」
ルーナ先生が代表して答えた。
アンジェロ領は、かなりの食料のを外部調達している。
リバフォ村でとれた大麦はウイスキー造りに回した。
現地で討伐した魔物の肉もあるが、バリエーションは少ない。
住人は少しずつ増えているので、食料調達を担当するジョバンニの負担は減らない。
そんな事情があるせいか、どうもこの作戦の目的が食料調達と思われている。
兵糧や補給の重要性が理解されていない。
今回の作戦は、敵の補給に負荷を与える事、士気を下げる事が目的なのに。
それでも、みんなやる気になってくれているから良しとしよう。
「じゃあ、早速行こう! メロビクス王大国軍の昼飯を奪うぞ!」
「「「「「「「おう!」」」」」」」
飛行帽、ゴーグル、マフラー、裏地に魔物ウールを仕込んだ冬期仕様の革ジャンと革パン、革手袋を装備する。
獣人は自前の毛皮が生えているけれど、人族やエルフには冬空の寒さが辛い。
しっかりと装備を着込んで、グースへ向かう。
俺はリス族の隊長と一番機に乗り込んだ。
魔導エンジンが独特の音を発し、プロペラが高速回転をする。
グースがふわりと離陸すると、フリージア王国軍から感嘆の声が上がった。
弓矢や魔法攻撃を食わないように、高度を高くとりメロビクス王大国軍へ向かう。
上空から見ると……なるほど、横陣の後ろに三つの大天幕が設置されている。
あれが食料集積場所か。
「隊長! 始めよう!」
「はっ!」
リス族の飛行隊長が手信号で、作戦開始の合図を送る。
グース五機が散らばっていく。
最初に攻撃を始めたのは、ルーナ先生だ。
中央の食料集積所へ向けて、火魔法を放った。
グースから赤い火の玉が放たれ、地上へ向けてまっすぐに落ちる。
白い天幕に着弾すると同時に、爆発が起こった。
「あれは?」
リス族の飛行隊長が、物珍しそうに聞いてくる。
訓練では初級のファイヤーボールくらいしか使っていなかったから、彼は中級魔法を見るのが初めてだ。
「中級火魔法のファイヤー・バーストだね。火の玉が着弾した瞬間に爆発四散する」
「天幕も食料も吹き飛びましたな……」
「うん、吹き飛んだ食料も燃えているね」
精緻な魔法のコントロールを得意とするルーナ先生だ。
グースからの魔法攻撃を苦もなくこなす。
この程度のミッションは、散歩するのと変わらないだろう。
まず、目標を一つ完全撃破だ。
地上でいくつか魔力が動いた。
反応の良い魔法使いが、魔力障壁を張り出した。
「魔力障壁は、一、二、三――」
「七カ所確認出来ます」
リス族の飛行隊長が即座に数える。
獣人は目が良い。
魔力障壁が発動した場所は、要人がいる場所だろう。
反応は良いが、魔力障壁を前や後ろに張っているだけで上空はがら空きだ。
「上空からの攻撃とは、わかっていないみたいだ」
「お待ちを……声が聞こえます……。どうやら少数の敵が忍び込んだと思い込んでいます」
耳も良いな!
俺の耳には騒ぎ声が聞こえるだけで、会話を聞き分ける事は全く出来ない。
「空からの攻撃は、想像の埒外という事か」
「それは、そうでしょう。ワイバーンなど空を飛ぶ魔物がいれば上空を警戒しましょうが、このあたりは平原です。ワイバーンは出ません」
ワイバーンなど空を飛ぶ魔物は、森や山に住みつく事が多い。
平原に出てくる事は、まずない。
ルーナ先生の攻撃に、地上は混乱し兵士たちが右往左往している。
「左の食料集積所へ攻撃が、はじまりました!」
三機のグースが食料集積所へ向けて、まっすぐ降下を始めた。
急降下爆撃とまではいかないが、かなりの急角度で突っ込んでいく。
先頭は白狼族のサラ。
次に熊族のボイチェフが続き、最後はリス族のキューだ。
上空で待機しているじいの指示だろう。
敵が混乱した良いタイミングで突撃した。
グースが地上に近づく。
機首を持ち上げて上昇に切り替わる瞬間、サラが油の入った壺を投げた。
油壺は食料集積所の天幕に、ストライクでぶつかった。
割れた油壺から、油が周辺にぶちまかれる。
続いてボイチェフが、軽々と油壺を放った。
ボイチェフの放った油壺は、ゆっくりと放物線を描いて天幕を破り地に落ちて割れた。
「おっ! キューのグースが!」
「機体を傾けてますね」
最後はキューのグースだ。
機体を斜めに傾けて、キューが半身を乗り出している。
壺から火のついた炭を丁寧にばらまき、確実に油へ着火した。
成功だ!
キューのグースが上昇飛行に移る。
その背後で食料集積所の天幕が燃え上がった。
火を消すにも水をかけるか、土をかけるかしかない。
火が消えたとしても、食料は水まみれ、泥まみれになり、口に出来ない状態だろう。
これで二つ目の目標も撃破だ。
では、最後は俺だな。
「俺はここから降下する。帰りは転移魔法を使うから、隊長は戻ってくれ」
「承知しました。ご武運を!」
俺はグースの後部シートから飛び降りた。
重力に引かれて、体が落下する。
「さあ。残りの食料をいただこう!」
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