175 / 358
第八章 メロビクス戦争2
第175話 乗るしかない! このビッグウェーブに!
しおりを挟む
フォーワ辺境伯は、睡眠不足である。
「戦況はどうなっているのだろう? 気になる……」
フォーワ辺境伯は、戦争に不参加のメロビクス王大国貴族だ。
じい、こと、コーゼン男爵と密約を結び、自分の領地と配下貴族の領地の安全を確保した。
だが――。
「ううむ……。我が国が負けるとも思えぬが、フリージア王国もなかなか強そうだった。果たして、どんな結末になるのか……」
フォーワ辺境伯は、日夜考えていた。
『フリージア王国が、どれくらい勝つか?』
『メロビクス王大国が、どれくらい負けるか?』
『どうしたら生き残れるか?』
だが、判断するには情報が足りない。
電話もネットもSNSもない異世界では、仕方のない事であった。
フォーワ辺境伯が書斎で考え込んでいると、執事が大慌てで書斎に飛び込んできた。
「フォーワ辺境伯様! 面会希望者が!」
「面会? 誰だろう?」
「フリージア王国アンジェロ王子からの使いです! 空飛ぶ魔道具で、先ほど到着いたしました!」
「な、なんと! すぐにお通ししろ! くれぐれも丁重にな!」
使者はリス族のパイロットで、アンジェロからの手紙をフォーワ辺境伯に渡した。
「なにっ!?」
手紙を読んだフォーワ辺境伯は、驚きに手が震えた。
アンジェロからの手紙には、フリージア王国軍は連戦連勝で、既に王都メロウリンクまで馬で二日の距離に布陣していると書いてあった。
さらに――。
「むううう! ギュイーズ侯爵がフリージア王国に味方しただと!」
アンジェロからの手紙を信ずるならば、メロビクス王大国はボロ負けしている。
滅亡の危機である。
(ここは勝ち馬のフリージア王国に乗り換えるべきか?)
しかし、フォーワ辺境伯は、決断できなかった。
このアンジェロからの手紙に、本当の事が書かれているとは限らないからだ。
フォーワ辺境伯が考え込むと、リス族のパイロットが遠慮がちに話しかけた。
「あの~、フォーワ辺境伯様をご案内するように申し使ったのですが……。二枚目に書いてありませんか?」
「えっ……二枚目?」
フォーワ辺境伯は、手紙に書かれた内容の衝撃が強くて、二枚目に気が付いていなかった。
慌てて二枚目の手紙に目を通す。
「ほう! 空飛ぶ魔道具に乗って、空から戦況視察をしないかだと!?」
警戒心よりも好奇心が勝った。
フォーワ辺境伯は、アンジェロの申し出を受けることにした。
リス族のパイロットから渡された飛行帽や魔物の革製ジャンパーを着込み、異世界飛行機グースの後部座席に座る。
「日帰りですので、少々飛ばします」
「うむ。よろしく頼むよ」
フォーワ辺境伯は、初めての空の旅へと出発した。
空の上は寒さが厳しいが、それでも、見た事のない景色にフォーワ辺境伯は感動した。
リス族のパイロットはブースト機能を入れる事で、一時間ほどで王都メロウリンクの近くまで飛行した。
「フォーワ辺境伯様! 左手に王都メロウリンクです!」
「おお! もう、王都か!」
フォーワ辺境伯は、グースの移動速度に驚いた。
そして、すぐにメロビクス王大国軍とフリージア王国軍がにらみ合う戦場の上空に差し掛かった。
「むうう……。両軍兵数は互角だな……」
「ええ。メロビクス王大国は、宰相ミトラル殿が討たれ、戦力は散り散りになりました。あれでも、よくかき集めた方だと思いますよ」
「そうか……」
続いてリス族のパイロットは、メロビクス王大国東側のフリージア王国軍占領地域の上空を飛んで回った。
メロビクス王大国の領土内にフリージア王国の旗がひるがえる。
アンジェロの手紙に書かれていた事が真実であると、フォーワ辺境伯は認識した。
そして異世界飛行機グースは、アンジェロたちがいるマカロン男爵領に降り立った。
「フォーワ辺境伯! お待ちしておりました!」
「おお! マカロン男爵!」
マカロン男爵は、王都の西側、地図で言うと左側に領地を持つ領地貴族である。
アリーの祖父であるギュイーズ侯爵の派閥に属している。
今回、ギュイーズ侯爵の要請を受けて、アンジェロたちを受け入れることにしたのだ。
ほわっとした雰囲気のマカロン男爵が、フォーワ辺境伯に状況説明をした。
「ここにはアンジェロ王子直下の第二騎士団とシメイ伯爵領軍がおります。王都メロウリンク攻略の準備中です。ギュイーズ侯爵からは兵士百人、我が領からは兵士五十人を出します。他領からも続々と兵が集まっております」
「なに!? 貴殿は王都メロウリンク攻略に参加されるのか!? ギュイーズ侯爵も!?」
驚くフォーワ辺境伯。
しかし、マカロン男爵は、『何を言っているのだ?』とばかり、きょとんとした顔をした。
「ええ。ギュイーズ侯爵の派閥は全員参加。他の派閥に属する北西部の貴族も参加しますよ。フォーワ辺境伯殿は、参加されないのですか? 南西部も参加ですよね?」
「えっ!? いや……まあ……」
孫娘アリー・ギュイーズの説得を受け入れたギュイーズ侯爵は、積極的な動きに転じたのだ。
自派閥の領地貴族を説得し、北西部の他派閥の貴族にも声をかけた。
『一人でも、二人でも、少数で良いから兵を出せ! 出兵したという事実が大切なのだ。兵を出さずば、後々、貴殿の処遇に影響するぞ』
ギュイーズ侯爵の説得を受けた貴族たちは、困惑した。
彼らも正確な情報を掴んでいない。
しかし、ギュイーズ侯爵がウソをつくとも思えない。
それにメロビクス王大国は、広すぎる為、王家から領地貴族に目が届かない事も多く、領地貴族は独立意識が強かった。
結局、彼らは、十人から二十人程度の兵を出し、お茶を濁す事にした。
フリージア王国軍が勝ったら、兵を出したと恩を売れる。
メロビクス王大国王家が守り切れば、脅されて仕方なく少数の兵を出しましたと言い訳するつもりである。
そんな中でも、マカロン男爵は積極派の一人だ。
おっとりした外見に似合わず、意外に野心家である。
「もう、メロビクス王大国の王家はダメですよ。宰相ミトラル様も討ち死にしましたし。この大波に乗るのか、のまれて溺れるのか……。ここが運命の分かれ道ですな」
「そ、そうですな! はははは!」
フォーワ辺境伯は、空笑いしながら、背中に冷や汗をかいていた。
(危なかった……。こんなに状況が動いているとは……)
しばらく、野営地をマカロン男爵の案内で見て回る。
フォーワ辺境伯は、社交的な笑顔を絶やさないが、その目は注意深くあたりを観察していた。
(あれは……! 以前見た馬がなくても走る馬車だな……)
野営地は賑やかで、フリージア王国軍兵士とギュイーズ侯爵らのメロビクス人兵士が仲良く食事をしていた。
野営地の隅では軍馬と一緒に大きな魔物が飼育されていた。
グンマークロコダイルのマエバシ、タカサキ、イセサッキである。
フォーワ辺境伯の領地近くには魔物の森があるので、警戒はしたが驚きはしなかった。
それよりも困惑した。
この異世界でテイミングスキルは、謎が多く全容は解明されていない。
ブルムント地方では、下位の亜竜をテイムした竜騎兵がわずかに存在するが、少なくとも大陸北西部では軍事行動に魔物を組み込む事はない。
(あのように凶悪そうな魔物を軍中に入れるとは……。一体、何を考えておるのだ!?)
すると目の前に『ニュウ』っと、一匹のグンマークロコダイルを掲げる人物がいた。
ルーナである。
「グンマー・おあ・とりーと」
「えっ……?」
フォーワ辺境伯の困惑は、深まるばかりだった。
「戦況はどうなっているのだろう? 気になる……」
フォーワ辺境伯は、戦争に不参加のメロビクス王大国貴族だ。
じい、こと、コーゼン男爵と密約を結び、自分の領地と配下貴族の領地の安全を確保した。
だが――。
「ううむ……。我が国が負けるとも思えぬが、フリージア王国もなかなか強そうだった。果たして、どんな結末になるのか……」
フォーワ辺境伯は、日夜考えていた。
『フリージア王国が、どれくらい勝つか?』
『メロビクス王大国が、どれくらい負けるか?』
『どうしたら生き残れるか?』
だが、判断するには情報が足りない。
電話もネットもSNSもない異世界では、仕方のない事であった。
フォーワ辺境伯が書斎で考え込んでいると、執事が大慌てで書斎に飛び込んできた。
「フォーワ辺境伯様! 面会希望者が!」
「面会? 誰だろう?」
「フリージア王国アンジェロ王子からの使いです! 空飛ぶ魔道具で、先ほど到着いたしました!」
「な、なんと! すぐにお通ししろ! くれぐれも丁重にな!」
使者はリス族のパイロットで、アンジェロからの手紙をフォーワ辺境伯に渡した。
「なにっ!?」
手紙を読んだフォーワ辺境伯は、驚きに手が震えた。
アンジェロからの手紙には、フリージア王国軍は連戦連勝で、既に王都メロウリンクまで馬で二日の距離に布陣していると書いてあった。
さらに――。
「むううう! ギュイーズ侯爵がフリージア王国に味方しただと!」
アンジェロからの手紙を信ずるならば、メロビクス王大国はボロ負けしている。
滅亡の危機である。
(ここは勝ち馬のフリージア王国に乗り換えるべきか?)
しかし、フォーワ辺境伯は、決断できなかった。
このアンジェロからの手紙に、本当の事が書かれているとは限らないからだ。
フォーワ辺境伯が考え込むと、リス族のパイロットが遠慮がちに話しかけた。
「あの~、フォーワ辺境伯様をご案内するように申し使ったのですが……。二枚目に書いてありませんか?」
「えっ……二枚目?」
フォーワ辺境伯は、手紙に書かれた内容の衝撃が強くて、二枚目に気が付いていなかった。
慌てて二枚目の手紙に目を通す。
「ほう! 空飛ぶ魔道具に乗って、空から戦況視察をしないかだと!?」
警戒心よりも好奇心が勝った。
フォーワ辺境伯は、アンジェロの申し出を受けることにした。
リス族のパイロットから渡された飛行帽や魔物の革製ジャンパーを着込み、異世界飛行機グースの後部座席に座る。
「日帰りですので、少々飛ばします」
「うむ。よろしく頼むよ」
フォーワ辺境伯は、初めての空の旅へと出発した。
空の上は寒さが厳しいが、それでも、見た事のない景色にフォーワ辺境伯は感動した。
リス族のパイロットはブースト機能を入れる事で、一時間ほどで王都メロウリンクの近くまで飛行した。
「フォーワ辺境伯様! 左手に王都メロウリンクです!」
「おお! もう、王都か!」
フォーワ辺境伯は、グースの移動速度に驚いた。
そして、すぐにメロビクス王大国軍とフリージア王国軍がにらみ合う戦場の上空に差し掛かった。
「むうう……。両軍兵数は互角だな……」
「ええ。メロビクス王大国は、宰相ミトラル殿が討たれ、戦力は散り散りになりました。あれでも、よくかき集めた方だと思いますよ」
「そうか……」
続いてリス族のパイロットは、メロビクス王大国東側のフリージア王国軍占領地域の上空を飛んで回った。
メロビクス王大国の領土内にフリージア王国の旗がひるがえる。
アンジェロの手紙に書かれていた事が真実であると、フォーワ辺境伯は認識した。
そして異世界飛行機グースは、アンジェロたちがいるマカロン男爵領に降り立った。
「フォーワ辺境伯! お待ちしておりました!」
「おお! マカロン男爵!」
マカロン男爵は、王都の西側、地図で言うと左側に領地を持つ領地貴族である。
アリーの祖父であるギュイーズ侯爵の派閥に属している。
今回、ギュイーズ侯爵の要請を受けて、アンジェロたちを受け入れることにしたのだ。
ほわっとした雰囲気のマカロン男爵が、フォーワ辺境伯に状況説明をした。
「ここにはアンジェロ王子直下の第二騎士団とシメイ伯爵領軍がおります。王都メロウリンク攻略の準備中です。ギュイーズ侯爵からは兵士百人、我が領からは兵士五十人を出します。他領からも続々と兵が集まっております」
「なに!? 貴殿は王都メロウリンク攻略に参加されるのか!? ギュイーズ侯爵も!?」
驚くフォーワ辺境伯。
しかし、マカロン男爵は、『何を言っているのだ?』とばかり、きょとんとした顔をした。
「ええ。ギュイーズ侯爵の派閥は全員参加。他の派閥に属する北西部の貴族も参加しますよ。フォーワ辺境伯殿は、参加されないのですか? 南西部も参加ですよね?」
「えっ!? いや……まあ……」
孫娘アリー・ギュイーズの説得を受け入れたギュイーズ侯爵は、積極的な動きに転じたのだ。
自派閥の領地貴族を説得し、北西部の他派閥の貴族にも声をかけた。
『一人でも、二人でも、少数で良いから兵を出せ! 出兵したという事実が大切なのだ。兵を出さずば、後々、貴殿の処遇に影響するぞ』
ギュイーズ侯爵の説得を受けた貴族たちは、困惑した。
彼らも正確な情報を掴んでいない。
しかし、ギュイーズ侯爵がウソをつくとも思えない。
それにメロビクス王大国は、広すぎる為、王家から領地貴族に目が届かない事も多く、領地貴族は独立意識が強かった。
結局、彼らは、十人から二十人程度の兵を出し、お茶を濁す事にした。
フリージア王国軍が勝ったら、兵を出したと恩を売れる。
メロビクス王大国王家が守り切れば、脅されて仕方なく少数の兵を出しましたと言い訳するつもりである。
そんな中でも、マカロン男爵は積極派の一人だ。
おっとりした外見に似合わず、意外に野心家である。
「もう、メロビクス王大国の王家はダメですよ。宰相ミトラル様も討ち死にしましたし。この大波に乗るのか、のまれて溺れるのか……。ここが運命の分かれ道ですな」
「そ、そうですな! はははは!」
フォーワ辺境伯は、空笑いしながら、背中に冷や汗をかいていた。
(危なかった……。こんなに状況が動いているとは……)
しばらく、野営地をマカロン男爵の案内で見て回る。
フォーワ辺境伯は、社交的な笑顔を絶やさないが、その目は注意深くあたりを観察していた。
(あれは……! 以前見た馬がなくても走る馬車だな……)
野営地は賑やかで、フリージア王国軍兵士とギュイーズ侯爵らのメロビクス人兵士が仲良く食事をしていた。
野営地の隅では軍馬と一緒に大きな魔物が飼育されていた。
グンマークロコダイルのマエバシ、タカサキ、イセサッキである。
フォーワ辺境伯の領地近くには魔物の森があるので、警戒はしたが驚きはしなかった。
それよりも困惑した。
この異世界でテイミングスキルは、謎が多く全容は解明されていない。
ブルムント地方では、下位の亜竜をテイムした竜騎兵がわずかに存在するが、少なくとも大陸北西部では軍事行動に魔物を組み込む事はない。
(あのように凶悪そうな魔物を軍中に入れるとは……。一体、何を考えておるのだ!?)
すると目の前に『ニュウ』っと、一匹のグンマークロコダイルを掲げる人物がいた。
ルーナである。
「グンマー・おあ・とりーと」
「えっ……?」
フォーワ辺境伯の困惑は、深まるばかりだった。
20
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
神の手違い転生。悪と理不尽と運命を無双します!
yoshikazu
ファンタジー
橘 涼太。高校1年生。突然の交通事故で命を落としてしまう。
しかしそれは神のミスによるものだった。
神は橘 涼太の魂を神界に呼び謝罪する。その時、神は橘 涼太を気に入ってしまう。
そして橘 涼太に提案をする。
『魔法と剣の世界に転生してみないか?』と。
橘 涼太は快く承諾して記憶を消されて転生先へと旅立ちミハエルとなる。
しかし神は転生先のステータスの平均設定を勘違いして気付いた時には100倍の設定になっていた。
さらにミハエルは〈光の加護〉を受けておりステータスが合わせて1000倍になりスキルも数と質がパワーアップしていたのだ。
これは神の手違いでミハエルがとてつもないステータスとスキルを提げて世の中の悪と理不尽と運命に立ち向かう物語である。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる