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9.軽トラ
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朝、目を覚まして、身支度を整えて魔力確認!
「何これ!……すごい数字なんですけど‼︎」
1人叫んでしまった。パッと数えられる桁ではない。うーん、一・十・百・千………と小学生のように数えていくと75億になっている。もちろんその下の数字もゼロでは無い。1魔力が百円と考えると0を2つ付けたらいいんだよね??えっ?7500億円って事?マジか、大金持ちじゃないか!しかも税金なんてもんはないから使いたい放題!うっひゃーー!
…とりあえず洗濯機出そう。洗濯機置き場もちゃんとあるから、そこにイメージして出した。
後は、ファーファちゃん達に家を建てようと思い、とりあえず外に出ると微かに風に乗って悲鳴が聞こえるような気がする。下から風が吹き上げて来た時に、しっかりと悲鳴が聞こえた!ファーナさん?
どーしよう、ここから走ってもかなりかかるし、何が起きてるか分からない。えーと、えーと、……あっ、私大金持ちだった!大きく深呼吸して落ち着いて、スマホを出して軽トラの画像を出し、しっかりイメージしてから、オートマの軽トラを出した。一応免許は取ったから運転はできるはず。ペーパーだけどなんとなく覚えてる…気がする……。車のキーを挿してエンジンをかける。よし、かかった。サイドブレーキを下ろしてアクセルを踏む。
う、動いたぁーー!よし、スピードアップだ!
途中かなりの傾斜で落ちるんじゃないかとヒヤヒヤしながらなんとか近くまで来れた。
ファーナさんのテントの周りに数人の男の人がいて、テントを揺らしたり叩いたりしている。
どーしよう、この人達を追い払わないと…、よーし!
『ビーーーーーービーーーー‼︎‼︎』
クラクションを思いっきり鳴らしながら車のまま近づいた。クラクションの音にビックリして大慌てで逃げ出して行く。
トラックを止めて降りると18歳くらい?の男の子が腰を抜かしてアワアワしている。無視して、テントを開けるとファーナさんはファーファちゃんを抱き抱えて震えていた。
「大丈夫?何もされてない?」
私の顔を見るとホッとしたように体の力が抜けたのが分かった。
「…大丈夫です。突然この家が揺れたり、叩かれたりしてビックリしただけです。」
良かったぁ~、何もなくて。外で腰を抜かしてる男の子に事情を聞いてみる事にした。
「ねぇ、そこの人、なんでこんなことしたの?」
「…あ……ぁ…、えっ、ゔ……は…」
ダメだこりゃ、相当ビックリし過ぎてまともに話す事も出来ない。
少し落ち着くのを待って、おにぎりを出して、
「どーぞ。食べてもいいよ。食べ物、おにぎりって言うんだよ。そのままこーやって…パクっ。うん、美味しい。」
一口食べて見せると、怖々しながらも手を伸ばし、ギューっと目をつぶって毒でも食べるかのように一口食べる。
「…………んっ‼︎パクっ、もぐもぐ…パクっ!………ごっくん。……うめーーーー!もっとくれ!」
「話してくれたら、あげる。なんでこんな事になったの?」
「朝起きたら、男達が集まってるから見に来た。変な物が置いてあるから何か分からねーし、とりあえず叩いてみたら中から人の声がするしビックリして……。」
あぁ、なるほど~。確かに見たこともないような物が急に見えたらビックリするよね。近くに家は無かったけど、ここまで何もない荒れた土地だから離れててもこんな目立つ物が急に出てきたら、遠くても見えるし、ビックリもするだろうな。テント大きいし。
私の家のある方は、丘になってて草も生えてるけど、ここら辺はまばらに草が生えてるくらい。大きな木も無いし、川の近くがちょっと草が多いかな。地球で言うと、サバンナと砂漠と混ぜ合わせたような、何にも無い平地。
「教えてくれてありがとう、はい、おにぎりとお茶。どーぞ。」
ペットボトルのお茶を出し、蓋を取って渡す。男の子の目がキラキラして、すごい勢いで食べ始めた。
「何これ!……すごい数字なんですけど‼︎」
1人叫んでしまった。パッと数えられる桁ではない。うーん、一・十・百・千………と小学生のように数えていくと75億になっている。もちろんその下の数字もゼロでは無い。1魔力が百円と考えると0を2つ付けたらいいんだよね??えっ?7500億円って事?マジか、大金持ちじゃないか!しかも税金なんてもんはないから使いたい放題!うっひゃーー!
…とりあえず洗濯機出そう。洗濯機置き場もちゃんとあるから、そこにイメージして出した。
後は、ファーファちゃん達に家を建てようと思い、とりあえず外に出ると微かに風に乗って悲鳴が聞こえるような気がする。下から風が吹き上げて来た時に、しっかりと悲鳴が聞こえた!ファーナさん?
どーしよう、ここから走ってもかなりかかるし、何が起きてるか分からない。えーと、えーと、……あっ、私大金持ちだった!大きく深呼吸して落ち着いて、スマホを出して軽トラの画像を出し、しっかりイメージしてから、オートマの軽トラを出した。一応免許は取ったから運転はできるはず。ペーパーだけどなんとなく覚えてる…気がする……。車のキーを挿してエンジンをかける。よし、かかった。サイドブレーキを下ろしてアクセルを踏む。
う、動いたぁーー!よし、スピードアップだ!
途中かなりの傾斜で落ちるんじゃないかとヒヤヒヤしながらなんとか近くまで来れた。
ファーナさんのテントの周りに数人の男の人がいて、テントを揺らしたり叩いたりしている。
どーしよう、この人達を追い払わないと…、よーし!
『ビーーーーーービーーーー‼︎‼︎』
クラクションを思いっきり鳴らしながら車のまま近づいた。クラクションの音にビックリして大慌てで逃げ出して行く。
トラックを止めて降りると18歳くらい?の男の子が腰を抜かしてアワアワしている。無視して、テントを開けるとファーナさんはファーファちゃんを抱き抱えて震えていた。
「大丈夫?何もされてない?」
私の顔を見るとホッとしたように体の力が抜けたのが分かった。
「…大丈夫です。突然この家が揺れたり、叩かれたりしてビックリしただけです。」
良かったぁ~、何もなくて。外で腰を抜かしてる男の子に事情を聞いてみる事にした。
「ねぇ、そこの人、なんでこんなことしたの?」
「…あ……ぁ…、えっ、ゔ……は…」
ダメだこりゃ、相当ビックリし過ぎてまともに話す事も出来ない。
少し落ち着くのを待って、おにぎりを出して、
「どーぞ。食べてもいいよ。食べ物、おにぎりって言うんだよ。そのままこーやって…パクっ。うん、美味しい。」
一口食べて見せると、怖々しながらも手を伸ばし、ギューっと目をつぶって毒でも食べるかのように一口食べる。
「…………んっ‼︎パクっ、もぐもぐ…パクっ!………ごっくん。……うめーーーー!もっとくれ!」
「話してくれたら、あげる。なんでこんな事になったの?」
「朝起きたら、男達が集まってるから見に来た。変な物が置いてあるから何か分からねーし、とりあえず叩いてみたら中から人の声がするしビックリして……。」
あぁ、なるほど~。確かに見たこともないような物が急に見えたらビックリするよね。近くに家は無かったけど、ここまで何もない荒れた土地だから離れててもこんな目立つ物が急に出てきたら、遠くても見えるし、ビックリもするだろうな。テント大きいし。
私の家のある方は、丘になってて草も生えてるけど、ここら辺はまばらに草が生えてるくらい。大きな木も無いし、川の近くがちょっと草が多いかな。地球で言うと、サバンナと砂漠と混ぜ合わせたような、何にも無い平地。
「教えてくれてありがとう、はい、おにぎりとお茶。どーぞ。」
ペットボトルのお茶を出し、蓋を取って渡す。男の子の目がキラキラして、すごい勢いで食べ始めた。
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