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宴会
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公民館に戻ると、ダンドンさんに声をかけて机を出してもらったりコップやお皿を並べてもらったりした。私1人では、大変すぎる。エルフの女性には、果物を切ってもらったり、大きな和室2つに、男性と女性の人数分の布団を敷いてもらったりと手伝ってもらう。
その間に、パジャマを出したり、帰りに着てもらうように、作業着を出しそれぞれ枕元に並べてもらった。
キッチンに戻ると男性のエルフもナイフを使って上手に皮を剥いて手伝ってくれている。
時間もないので、今日は手作りは諦め、スマホでオードブルを検索して出す。トマトなど生で食べられる物は切ってもらい出す事にした。手際の良いエルフの皆さんがいるので、キュウリや人参、セロリ、大根などスティックにしてもらいマヨネーズをお皿に入れ並べる。簡単に出来るチーズオムレツを作り方を教えて作ってもらった。
手の空いた人に粉吹き芋も作ってもらう。ここの土地で採れた美味しい野菜や果物を食べてもらいたかった。魔力で出すと、味が微妙だからねぇ~。
料理をしていると、ダンドンさん達も見に来て、出来た料理を運んだりしてくれる。結構皆んなマメだ。
料理をしながらエルフの男性が話しかけてきた。
「あの動物は、なんだ??見た事がない。」
「あぁ、この卵を産んでくれる鳥がニワトリ。それにミルクを出してくれるのが牛、山羊もミルクを出してくれます。モコモコなのが羊で、羊の毛で服が作れたりします。」
「……なるほど。羊に似た魔物ならエルフの里でも飼っていて、服にしたりしている。ただ、かなり凶暴で毛刈りで怪我人が出る。」
「ここの羊は、大人しいですよ。」
「足の早いのは、なんだ?」
「馬ですね!人が乗る事が出来ます。でも、練習が必要ですね。」
「この赤いのはなんだ?」
「トマトです。野菜ですよ。」
皆んな興味津々のようで説明するのが大変だ。
お酒も大量に出して、種類も色々と出してみた。他にもジュースや、お茶なども出す。
スマホで時間を見ると夜の7時前。そろそろ宴会を始めようと思っていたら、ファーナさん達数名が煮物や唐揚げを持って来てくれた。一緒にと誘ってみたけど、断られた。仕方ないよね。だって奴隷にされたり拐われたりしたんだもん、そりゃ許せないし怖いと思う。
ご馳走をさらに机に並べて、お酒をコップに注いでと乾杯の用意をしていたら、男の人が数名やって来た。どうしてもこの前のお酒の味が忘れられないらしく、恐怖よりお酒が勝ったようだ。
一緒に座ってもらって、乾杯の仕方を説明する。
「かんぱーい!」
グラスを上げると、皆んなも真似をしてくれた。フォークやスプーンも用意してあるので使いやすい物で食べてもらう。フルーツにはピックを刺して食べやすいようにしてある。
あちこちから歓声が上がっていた。エルフはフルーツが気に入ったようでバクバク食べていた。ドワーフは野菜スティックが気に入ったようだ。唐揚げと煮物も好評でお酒より食べ物に夢中だった。
少し落ち着いたところで、お酒にも手が伸びて、色んな味を楽しんでいた。
後から来た人に話しを聞くと、奴隷だった人達は、それぞれお腹いっぱい食べ、もぅそろそろ寝ている頃だと教えてくれた。布団は足りないけど、畳の部屋ではそのままで十分だと座布団を枕代わりにして寝るそうだ。掛け布団もなくても寒くないから敷布団代わりにしたらしい。それを聞いて、ちょっと席を外すと伝え、軽トラであちこち周り、先住民の人にタオルケットなどを沢山渡して回った。枕も、布団も余るくらいに出したから、なんとかなるだろう。シェアハウスに届けるとダイニングも、テーブルや椅子を避けて雑魚寝をしようとしていた。とりあえず沢山の布団を出して敷き詰めてもらい枕やタオルケットを1人一つづつ持って行ってもらった。空いていた部屋でも雑魚寝をしようとしていた。住宅やアパートもしっかりといっぱいになっている。明日は家を沢山出さないとね!
公民館に戻ると、エルフもドワーフも人間も一緒になりお酒を注いだり注がれたり、肩を組んで乾杯してる人もいる。大盛り上がりだ。まさにどんちゃん騒ぎ!
私が帰って来たのを見るとエルフの男性が話しかけてきた。
「私の名前は、ライル。エルフの里の若者代表をしている。陽菜殿、ここは素晴らしい!食べ物もお酒も最高だ!私もここに住みたいと思うがダメだろうか?」
「私は住んでもらっても問題はないですが、他の人達が嫌がるかもしれません。」
「……そうか……。そうだな、酷い扱いをしてきた自覚はある。明日、人間達に聞いてみてくれないか?受け入れられないなら諦めよう…。」
「分かりました。」
「わしも住みたいぞ!ここは天国だ~!」
ダンドンさんも赤い顔で詰め寄ってきた。
「分かりました。それも皆さんに聞いてみますから。」
スマホを見ると10時になっている。私は帰って寝よう。まだお風呂も入れてないし。何人かエルフの女性達も和室に帰って行った。お酒が無くなれば宴会も終わるだろう…。片付けや掃除は明日の朝、自分達でしてもらおう。
その間に、パジャマを出したり、帰りに着てもらうように、作業着を出しそれぞれ枕元に並べてもらった。
キッチンに戻ると男性のエルフもナイフを使って上手に皮を剥いて手伝ってくれている。
時間もないので、今日は手作りは諦め、スマホでオードブルを検索して出す。トマトなど生で食べられる物は切ってもらい出す事にした。手際の良いエルフの皆さんがいるので、キュウリや人参、セロリ、大根などスティックにしてもらいマヨネーズをお皿に入れ並べる。簡単に出来るチーズオムレツを作り方を教えて作ってもらった。
手の空いた人に粉吹き芋も作ってもらう。ここの土地で採れた美味しい野菜や果物を食べてもらいたかった。魔力で出すと、味が微妙だからねぇ~。
料理をしていると、ダンドンさん達も見に来て、出来た料理を運んだりしてくれる。結構皆んなマメだ。
料理をしながらエルフの男性が話しかけてきた。
「あの動物は、なんだ??見た事がない。」
「あぁ、この卵を産んでくれる鳥がニワトリ。それにミルクを出してくれるのが牛、山羊もミルクを出してくれます。モコモコなのが羊で、羊の毛で服が作れたりします。」
「……なるほど。羊に似た魔物ならエルフの里でも飼っていて、服にしたりしている。ただ、かなり凶暴で毛刈りで怪我人が出る。」
「ここの羊は、大人しいですよ。」
「足の早いのは、なんだ?」
「馬ですね!人が乗る事が出来ます。でも、練習が必要ですね。」
「この赤いのはなんだ?」
「トマトです。野菜ですよ。」
皆んな興味津々のようで説明するのが大変だ。
お酒も大量に出して、種類も色々と出してみた。他にもジュースや、お茶なども出す。
スマホで時間を見ると夜の7時前。そろそろ宴会を始めようと思っていたら、ファーナさん達数名が煮物や唐揚げを持って来てくれた。一緒にと誘ってみたけど、断られた。仕方ないよね。だって奴隷にされたり拐われたりしたんだもん、そりゃ許せないし怖いと思う。
ご馳走をさらに机に並べて、お酒をコップに注いでと乾杯の用意をしていたら、男の人が数名やって来た。どうしてもこの前のお酒の味が忘れられないらしく、恐怖よりお酒が勝ったようだ。
一緒に座ってもらって、乾杯の仕方を説明する。
「かんぱーい!」
グラスを上げると、皆んなも真似をしてくれた。フォークやスプーンも用意してあるので使いやすい物で食べてもらう。フルーツにはピックを刺して食べやすいようにしてある。
あちこちから歓声が上がっていた。エルフはフルーツが気に入ったようでバクバク食べていた。ドワーフは野菜スティックが気に入ったようだ。唐揚げと煮物も好評でお酒より食べ物に夢中だった。
少し落ち着いたところで、お酒にも手が伸びて、色んな味を楽しんでいた。
後から来た人に話しを聞くと、奴隷だった人達は、それぞれお腹いっぱい食べ、もぅそろそろ寝ている頃だと教えてくれた。布団は足りないけど、畳の部屋ではそのままで十分だと座布団を枕代わりにして寝るそうだ。掛け布団もなくても寒くないから敷布団代わりにしたらしい。それを聞いて、ちょっと席を外すと伝え、軽トラであちこち周り、先住民の人にタオルケットなどを沢山渡して回った。枕も、布団も余るくらいに出したから、なんとかなるだろう。シェアハウスに届けるとダイニングも、テーブルや椅子を避けて雑魚寝をしようとしていた。とりあえず沢山の布団を出して敷き詰めてもらい枕やタオルケットを1人一つづつ持って行ってもらった。空いていた部屋でも雑魚寝をしようとしていた。住宅やアパートもしっかりといっぱいになっている。明日は家を沢山出さないとね!
公民館に戻ると、エルフもドワーフも人間も一緒になりお酒を注いだり注がれたり、肩を組んで乾杯してる人もいる。大盛り上がりだ。まさにどんちゃん騒ぎ!
私が帰って来たのを見るとエルフの男性が話しかけてきた。
「私の名前は、ライル。エルフの里の若者代表をしている。陽菜殿、ここは素晴らしい!食べ物もお酒も最高だ!私もここに住みたいと思うがダメだろうか?」
「私は住んでもらっても問題はないですが、他の人達が嫌がるかもしれません。」
「……そうか……。そうだな、酷い扱いをしてきた自覚はある。明日、人間達に聞いてみてくれないか?受け入れられないなら諦めよう…。」
「分かりました。」
「わしも住みたいぞ!ここは天国だ~!」
ダンドンさんも赤い顔で詰め寄ってきた。
「分かりました。それも皆さんに聞いてみますから。」
スマホを見ると10時になっている。私は帰って寝よう。まだお風呂も入れてないし。何人かエルフの女性達も和室に帰って行った。お酒が無くなれば宴会も終わるだろう…。片付けや掃除は明日の朝、自分達でしてもらおう。
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