いきなり異世界って理不尽だ!

みーか

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 中間の村から山に向かって道路を出しながら進む。
 途中の川も橋をかけて真っ直ぐに山の方へ進み山裾でストップ!
 ワーガに背負ってもらい、山の中に入る。この前花火をあげたからここら辺の山には人はいないと思う。
 1つ山を越えて、トンネルを出す。次に進みながら電話でトンネルを通って進んで来てくれるように頼む。
 4っつ程山を越えると、やはり開けた場所に出た。

 今日はここまでにして、山から離れた所にシェアハウスを出す。
 私とワーガは少し先に進み、横にある山を越えてみる事にした。
 また良い事思い付いた!!

 ドローンを出して山の多さを確認してみる。
 おぉ山の上からの映像がスマホで見れる!

 あれ?最初からこうしていたら………。
 考えない事にしよう!

 1番山の数が少ない場所を探すと、山と山の間に1箇所だけ、トンネル一つでつながりそうな所を発見!

 ワーガに背負ってもらい山越えして、トンネルを出した。
 川向こう村から橋を渡って、少し進んだ辺りに出た。
 車を出して、シェアハウスに戻る。
 
 シェアハウスでは、皆んなで晩ご飯を作って待っていてくれた。
 
 次の日は、ひたすら真っ直ぐ道路を出しながら進む。
 川があったので橋を出して、さらに進むと山が見えてきた。
 次は山に沿うように進む。2時間半くらい進むと山が途切れ海が見えた。オーガの里の海のように、砂浜は少ししかなく崖のようになっている。
 ここにもシェアハウスを出して昼休憩にした。

 昼ごはんのリクエストを聞くと焼き肉が良いと言うので、外にバーベキューセットを出して炭火で肉を焼きまくって食べた!
 さすがオーガ、どんどん消えていく。
 私もノンアルコールカクテルとサイコロステーキを焼いて食べる。おにぎりも用意してある。
 今日も朝早くから頑張ってくれてるし、少しのんびりとお肉を堪能しよう!
  
 2時間程食べたり休憩したり片付けたりして出発する。
 山に沿ってひたすら走ると、暗くなった頃にトンネルが見えてきた。
 山に囲まれた場所のようだ。

 シェアハウスでご飯を食べながら作戦会議をする。

 トンネル村の方へ行く道路を作った事、この場所の説明をリリガやゴーガに電話で伝える。
 ドーガにも電話してハルー村の様子を聞くと、かなり落ち着いてきてるようだ。ドーガが人間やオーガを集めた事で、ホッとできたようでシェアハウスにも人間や病院村の獣人族の人が一緒に住んで話しを聞いたり、傷の手当てをしたり、ハルー村の人達は元々ドワーフやエルフの奴隷だった人達と仲良く暮らしている事を話してくれたりしながらゆっくりと慣れてもらっていると言っていた。
 ハルー村に行ってもらって良かった!

 ここをどうするかを話し合う。
「俺は、もっと準備を整えてから花火を上げるのがいいと思う。」
 ソーガが言い、メノガも賛成した。
「俺も!急ぐ気持ちはわかる!でも、もう少し整えてからにしないと後からが大変になる。」
「そうかぁ、確かにここで少し暮らして環境が整ってからの方が安心できるのかも!」
「しかし、ご主人様!俺は、あんな風に酷い事される奴隷がいるなら早く助けてあげたい!鎖に繋がれて傷だらけで……、あんな事されてる人が他にもいるかもと思うと……。」
「ワーガの気持ちもわかるよ。私も同じ気持ち。でも、ここを整えてからって言うのも理解できるんだ。その生活を見てもらえば、この前のような事にはならないんじゃないかなぁ。………洗脳されてたら同じかもしれないけど。」
「陽菜さん、明日あちこちの村から人を呼んで1日で村を作り上げてしまうのはどうですか?電話で人は呼べます。僕たちは畑を作ったりスーパーに物を並べたりしたら、かなり環境は整うと思います。人が沢山居れば何かあっても協力してもらえるし、心強いです。」
 ホナガが提案してくれる。
「そうだね!整った時に助けた方が慌てなくていいし、助けられる方も安心できる。うん、そうしよう!どぅ?ワーガ?」
「1日2日なら問題ないと思う!良い案だ!」
「じゃあ、明日も朝から忙しくなるよ~!!今日はもぅ寝ましょう!私とワーガであちこちに電話しておくね!」

 部屋に戻り、ワーガと手分けして電話をかけた。
 どこも快くOKしてくれ、人を集めてくれる事になった。

 朝、バスの音で目が覚めて外を見ると、もぅあちこちから到着している。夜に出てきてくれたようだ。
 皆んなの気持ちに心があったかくなる。
 
 急いで起きて、マンションや住宅やアパートにシェアハウスなどを出す。
 ご飯を食べながら検索して、少し違うタイプのシェアハウスやモデルハウス、アパートも間取りを変えたりして色々と出してみた。
 
 肥料や耕運機なども大量に出してどんどん作業を進めてもらう。
 スーパーにも沢山の品物が並んだ。
 道路も出して、家も増やしていく。食堂も出した。
 駐車場やガソリンスタンド、休憩所、公民館に避難所も出していく。
 病院も出して、薬や包帯なども揃えておく。
 それぞれが考えて、病院で働いてくれる人や食堂で働いてくれる人、様々な人を連れて来てくれた。
 温泉は、なかなか便利だったから温泉とシャワールーム、更衣室などもある。
 美容院も出した。この前の奴隷だった人達は、髪の毛も伸び放題で酷い状態だった。オーガの里で絡まった髪の毛をカットしたり、髭を剃ったりして5回ほどシャンプーしたら別人のようになった。
 獣人族も髪の毛と尻尾の毛が絡まったり、傷に髪の毛が張り付いていたりと酷い状態だった。
 今回は、それもすぐに対処できる!
 よーし、なんとかなりそう!
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