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船旅
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『は、は、陽菜………。すごいのぉ………。』
「だって、魔王が山程魔物を次々に出してくるから、聖水ぶっかけたり、水鉄砲に聖水入れて撃ったり、ホースで海水撒いたり、虫の駆除剤を大量にばら撒いたりしたからどんどん増えてしまって……。」
『……………は、はははは……。』
「魔王の魔力なんて私の魔力の1パーセントも無かったと思う。」
『………そ、そーじゃな。』
「今から建物を無くす事もできる?」
『あ、あぁ、大丈夫じゃ。陽菜達がいる場所には強い魔物はいなくなった。虫の魔物も少しはいるが前ほどの毒は持っておらんから安心してくれ。魔物も少しはおらんとバランスが崩れるからのぉー。後は頼んだぞ!』
「はーい!」
その日はあちこちに電話して、それぞれの村に戻っても大丈夫だと伝え私達も疲れていたので早くに寝た。
朝になり、枯れ果てた山に行き神様に教えてもらったように更地をイメージした。自分が出した建物じゃないから上手く行くかわからないけど、私が出した道路があるからいける気がする!
パッと目を開けると、山が消えていた!!成功~!!
一応、何も私の出した物がない山もしてみたがダメだった。トンネルは、トンネルだけ消えた。
川向こう村とみかん村の間の山が全てなくなったので、道路を出して繋げておいた。
今日は、ハルー村に帰る事にして車でひたすら走った。
夜になってハルー村に到着して、家でゆっくりする。
次の日は、朝から魔王がどうなったのかを聞きたい人達に公民館に集まってもらい話した。
ルイ君やワーガの活躍と、私の容赦ない攻撃に拍手してくれた……。
なぜかエルフの若い女性が熱心に話しを聞き、質問までしてくるから理由を聞くと、私達の絵本を作るらしい。もぅ1人は小説にするらしい……。
ルイ君に悪魔の姿や魔王の姿、台詞などを細かく聞いていたし、ワーガに私がどれだけ酷い事をしたかを熱心に聞いていた。さらに、私の動きを再現させたり、これまでしてきた私がキレた時の行動などもキラキラした目で聞いてた……やめて……。
ダンドンさんにも初めての出会いを聞きに行ったようだ。
ドーガにも聞いていて、丸坊主にされた事などを遠い目をしながら話していた……。
もぅ、忘れてください……。
その日の夜、公民館に私が指名した人達を集めて話しを聞いてもらった。
この世界には他にも大陸があり、悪魔は復活する事はないが、魔王は復活する可能性があり神様から助けてほしいと言われた事を説明する。
写真で大きな豪華客船を見せて、これで旅をしようと思うから、一緒に来てほしいと伝える。
急なので、明日の夕方までに返事をお願いした。
ワーガとルイ君とでビオラ町の浜の端に大きな船着場を出して、世界一周する豪華客船を出した。
細々としたものを揃えたり、食料を出したり、大きな植木鉢に果物の木を植えたり、小さな畑を作ったりと夕方まで作業して、今日は近くにシェアハウスを出して泊まる事にした。
電話で行くかどうかの返事を聞く。
今回は、ルールのおじいちゃんも来てくれる。ルールとヒュール、ミイナ、ターモもOK。
リリガと旦那さんと息子さんも来てくれる。
ファーナさん達も来てくれる。ルイ君とルイ君のお父さんも。
ワーガとナナガ。キガとラナガも家族で来てくれる。ダンドンさん、3バカトリオ、サーフ君一家。
後は一緒に来たい人を募集した。
ゴーガやドーガ、ダイルさんにも来てほしいが、こっちを守ってくれる人も残していかなきゃダメだから、一緒に来たい人達も仕事があまり被らないように考えてもらった。
やはり若い人達が多く、他の場所も見てみたいそうだ。
出発は明後日。出来るだけ家族がばらばらにならないようにしてもらう。
今回はルイ君のお父さんが来てくれるから小さい子を連れた家族も多い。
たまたま他の村からの人達も集まっていたから、集合するのも楽だった。船に乗らない人達は、それぞれ自分達の村に戻っていく。
空き家が沢山あるが、毎日それぞれの村で結婚式、出産など家族が増えているから問題ないだろう。
もし、何年もかかるような事になったら家が足りるかの方が心配だ。
エルフやドワーフが家を建ててみたいと勉強しているし、リフォームもできるようになりそうだ。帰って来た時に、すごく素敵な村や町になっていたら良いなぁ~!!
それぞれ別れの挨拶をしたり、荷物をまとめたりしながらあっという間に出発の日になった。
見送りに来てくれた人達に手を振って、船が進んでいく。
船長は、ルイ君だ。この3日ひたすらDVDで船の操縦を覚えてくれた。他にも5人船の操縦ができるように勉強してもらった。
ハゼドン達は船の食堂で働いてくれるし、ルイ君のお父さんは畑や木の管理、赤ちゃんのお世話など頑張ってくれるそうだ。
ルールのおじいちゃんは、船医として医務室にいてくれる。ルールとヒュールも一緒にいる。
皆んなワクワクしながら海を眺めたり船の中を探検したりしていた。
この船旅で少しはゆっくり出来たら良いなぁ~と思いながら自分の部屋で荷物を片付けたり過ごしやすいようにした。
それぞれの部屋がかなり広くなっていて、応接セットや簡単なキッチンもある。シャワー室やトイレ、洗面所もついている。
「だって、魔王が山程魔物を次々に出してくるから、聖水ぶっかけたり、水鉄砲に聖水入れて撃ったり、ホースで海水撒いたり、虫の駆除剤を大量にばら撒いたりしたからどんどん増えてしまって……。」
『……………は、はははは……。』
「魔王の魔力なんて私の魔力の1パーセントも無かったと思う。」
『………そ、そーじゃな。』
「今から建物を無くす事もできる?」
『あ、あぁ、大丈夫じゃ。陽菜達がいる場所には強い魔物はいなくなった。虫の魔物も少しはいるが前ほどの毒は持っておらんから安心してくれ。魔物も少しはおらんとバランスが崩れるからのぉー。後は頼んだぞ!』
「はーい!」
その日はあちこちに電話して、それぞれの村に戻っても大丈夫だと伝え私達も疲れていたので早くに寝た。
朝になり、枯れ果てた山に行き神様に教えてもらったように更地をイメージした。自分が出した建物じゃないから上手く行くかわからないけど、私が出した道路があるからいける気がする!
パッと目を開けると、山が消えていた!!成功~!!
一応、何も私の出した物がない山もしてみたがダメだった。トンネルは、トンネルだけ消えた。
川向こう村とみかん村の間の山が全てなくなったので、道路を出して繋げておいた。
今日は、ハルー村に帰る事にして車でひたすら走った。
夜になってハルー村に到着して、家でゆっくりする。
次の日は、朝から魔王がどうなったのかを聞きたい人達に公民館に集まってもらい話した。
ルイ君やワーガの活躍と、私の容赦ない攻撃に拍手してくれた……。
なぜかエルフの若い女性が熱心に話しを聞き、質問までしてくるから理由を聞くと、私達の絵本を作るらしい。もぅ1人は小説にするらしい……。
ルイ君に悪魔の姿や魔王の姿、台詞などを細かく聞いていたし、ワーガに私がどれだけ酷い事をしたかを熱心に聞いていた。さらに、私の動きを再現させたり、これまでしてきた私がキレた時の行動などもキラキラした目で聞いてた……やめて……。
ダンドンさんにも初めての出会いを聞きに行ったようだ。
ドーガにも聞いていて、丸坊主にされた事などを遠い目をしながら話していた……。
もぅ、忘れてください……。
その日の夜、公民館に私が指名した人達を集めて話しを聞いてもらった。
この世界には他にも大陸があり、悪魔は復活する事はないが、魔王は復活する可能性があり神様から助けてほしいと言われた事を説明する。
写真で大きな豪華客船を見せて、これで旅をしようと思うから、一緒に来てほしいと伝える。
急なので、明日の夕方までに返事をお願いした。
ワーガとルイ君とでビオラ町の浜の端に大きな船着場を出して、世界一周する豪華客船を出した。
細々としたものを揃えたり、食料を出したり、大きな植木鉢に果物の木を植えたり、小さな畑を作ったりと夕方まで作業して、今日は近くにシェアハウスを出して泊まる事にした。
電話で行くかどうかの返事を聞く。
今回は、ルールのおじいちゃんも来てくれる。ルールとヒュール、ミイナ、ターモもOK。
リリガと旦那さんと息子さんも来てくれる。
ファーナさん達も来てくれる。ルイ君とルイ君のお父さんも。
ワーガとナナガ。キガとラナガも家族で来てくれる。ダンドンさん、3バカトリオ、サーフ君一家。
後は一緒に来たい人を募集した。
ゴーガやドーガ、ダイルさんにも来てほしいが、こっちを守ってくれる人も残していかなきゃダメだから、一緒に来たい人達も仕事があまり被らないように考えてもらった。
やはり若い人達が多く、他の場所も見てみたいそうだ。
出発は明後日。出来るだけ家族がばらばらにならないようにしてもらう。
今回はルイ君のお父さんが来てくれるから小さい子を連れた家族も多い。
たまたま他の村からの人達も集まっていたから、集合するのも楽だった。船に乗らない人達は、それぞれ自分達の村に戻っていく。
空き家が沢山あるが、毎日それぞれの村で結婚式、出産など家族が増えているから問題ないだろう。
もし、何年もかかるような事になったら家が足りるかの方が心配だ。
エルフやドワーフが家を建ててみたいと勉強しているし、リフォームもできるようになりそうだ。帰って来た時に、すごく素敵な村や町になっていたら良いなぁ~!!
それぞれ別れの挨拶をしたり、荷物をまとめたりしながらあっという間に出発の日になった。
見送りに来てくれた人達に手を振って、船が進んでいく。
船長は、ルイ君だ。この3日ひたすらDVDで船の操縦を覚えてくれた。他にも5人船の操縦ができるように勉強してもらった。
ハゼドン達は船の食堂で働いてくれるし、ルイ君のお父さんは畑や木の管理、赤ちゃんのお世話など頑張ってくれるそうだ。
ルールのおじいちゃんは、船医として医務室にいてくれる。ルールとヒュールも一緒にいる。
皆んなワクワクしながら海を眺めたり船の中を探検したりしていた。
この船旅で少しはゆっくり出来たら良いなぁ~と思いながら自分の部屋で荷物を片付けたり過ごしやすいようにした。
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