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またね
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どうしても涙が出る時は泣き笑いでゆきちゃんと過ごした。
あっちに行って私と出会って一緒に過ごす事はわかってるけど、今の私がゆきちゃんに会えなくなる事がこんなに辛いなんて……。
精一杯笑顔で残りの時間をゆきちゃんと思いっきり関わった。
ちょーど1ヶ月経った夜、神様が来た。
「どうする?記憶は無くすか?」
「いえ、覚えていたいです。ゆきちゃんを産んだ事も、ゆきちゃんと一緒にいた時間も、大切な大切な時間です。」
「俺も、ゆきは大切な宝物だ。忘れたくない!」
「わかった。では連れて行く。1分このスマホに3人で動画を残すんじゃ。これはゆきちゃんのスマホ、何度でも見れる。」
「私達に、残す事は出来ますか?」
「うむ、今までの写真や動画は他の人に見られると困るからのぉ。このスマホを使うんじゃ。全ての写真や動画を今から入れる。陽菜とルイ以外には、ただの風景が写っているように見えるようにしてある。この専用のイヤホンで聞くと声も聞ける。」
そう言って、神様が杖を一振りすると、私達が撮った写真がカメラやスマホから消えていた。
それから2人で考えてゆきちゃんを交代で抱っこしながら、ゆきちゃんをどれだけ愛しているか、大切かをスマホの動画に残した。
このスマホは、私達が消えた後にゆきちゃんのスマホで見られるようにしてあるらしい。
その後、ゆきちゃんに最後の授乳をして、神様に託す。
涙が止まらなかった。
泣きつかれて寝てしまったらしい。ゆきちゃんのベビーベットの横で寝ていたはずなのに無くなっていた。
今日は、日曜日。流唯君と2人で本当に動画や写真が見れるか神様からもらったスマホを見ていると、お母さんが来た。
もちろん、ゆきちゃんの事は忘れていた。私の体も、産む前に戻っているし、日付けは同じだけど、仕事をしていた事になっていて、ちゃんとお給料が振り込まれている。
明日から、また普通の毎日が始まるんだなぁ……。
すると、神様がくれたスマホがピロンと音をたてる。
流唯君と2人で、見てみると画像メッセージが送られてきていた。
開いてみると、私とゆきちゃんの出会いの場面が写真として送られてきた。
きっと神様のサプライズなんだろう。
それから毎日一枚必ず写真が送られてくる。
ルイ君が抱っこしてるのもあるし、ルイ君のお父さんが大はしゃぎしてるのもある。ファーナさんが抱っこしてる写真や、ワーガやナナガと写ってるのもある。
毎日の私達の楽しみになった。
それから4ヶ月経った頃、私の妊娠が判明。今回も、ゆきちゃんの時と同じように、両親が大喜び。そしてやっぱり大暴走!
流唯君も変わらずに、優しくしてくれる。
私は………、出産の痛みを覚えているから今からドキドキする。
ゆうちゃんも子どもを連れて遊びに来てくれたり、マタニティー服を貸してくれたりする。
お腹のあかちゃんは、女の子だった。やっぱりうちの両親が同じようにお雛様を買わなきゃ!と言い出してる。
またあの陣痛が始まり、いやいやこんなもんじゃなかった!と思い出しながら、痛みが強くなるのを待って病院に行った。
流唯君も私も初産だけど、経験は2回目だ。
「山田さん、落ち着いてますねぇ~。初めての人はもっとパニックになりますよ。」
助産師さんに褒められた。まぁ2回目だしね。
病院に着いてから、5時間ほどで産まれてきてくれた。
やっぱり、ゆきちゃんに似てるな。
涙が止まらなかった。
退院して家に帰ると、ゆきちゃんがいた時と同じ配置でベビー用品が置かれている。
名前は、私が陽菜、お姉ちゃんがゆき、だから『夏海』に決定。
今回は、ゆうちゃん、ゆみ、かなちゃんもお祝いを持って来てくれた。流唯君のおじさん、おばさんも病院に駆けつけてくれ、大喜びしてくれた。あやちゃんも夏海を抱っこして大喜びだ。退院してからも学校帰りに時々寄っては、夏海をあやしてくれる。
まだまだ早いのに、うちの両親と流唯君のおじさんとおばさん、あやちゃんがお雛様を買ってきた。まだ10月なのに飾ってある。早く片付けるけど、早く出すのはOKだ!とか言いながら、なかなか立派な3段のお雛様を飾ってくれる。
夏海は、お雛様がお気に入りで見せると泣き止む。
もぅ毎日お祭り騒ぎだ。
流唯君も、仕事から帰ると夏海のお世話をしてくれる。お風呂に入れるのは、流唯君の仕事だ。
「いつまで一緒に入ってくれるかなぁ~。」
いやいや、まだ3ヶ月のあかちゃん相手に何言ってるんだか!
夏海には見えるかどうかわからないけど、毎日「お姉ちゃんのゆきだよ。」と写真を見せている。
夏海が2歳になった頃、2人目を妊娠した。今度はゆうちゃんの2人目と同級生決定だ!
ゆみも結婚して、なんとほぼ同じ頃1人目妊娠。かなちゃんも結婚して双子を妊娠。
ゆうちゃん所が私より2ヶ月ほど早く産まれて、ゆみと私は予定日が2日しか違わない。かなちゃんは私より1ヶ月後だ。
大きなお腹をした4人で写真を撮ったり、ランチしたりと楽しい妊婦生活だった。
ゆうちゃん、女の子出産の知らせを聞いて、3人で大喜びした。
あっちに行って私と出会って一緒に過ごす事はわかってるけど、今の私がゆきちゃんに会えなくなる事がこんなに辛いなんて……。
精一杯笑顔で残りの時間をゆきちゃんと思いっきり関わった。
ちょーど1ヶ月経った夜、神様が来た。
「どうする?記憶は無くすか?」
「いえ、覚えていたいです。ゆきちゃんを産んだ事も、ゆきちゃんと一緒にいた時間も、大切な大切な時間です。」
「俺も、ゆきは大切な宝物だ。忘れたくない!」
「わかった。では連れて行く。1分このスマホに3人で動画を残すんじゃ。これはゆきちゃんのスマホ、何度でも見れる。」
「私達に、残す事は出来ますか?」
「うむ、今までの写真や動画は他の人に見られると困るからのぉ。このスマホを使うんじゃ。全ての写真や動画を今から入れる。陽菜とルイ以外には、ただの風景が写っているように見えるようにしてある。この専用のイヤホンで聞くと声も聞ける。」
そう言って、神様が杖を一振りすると、私達が撮った写真がカメラやスマホから消えていた。
それから2人で考えてゆきちゃんを交代で抱っこしながら、ゆきちゃんをどれだけ愛しているか、大切かをスマホの動画に残した。
このスマホは、私達が消えた後にゆきちゃんのスマホで見られるようにしてあるらしい。
その後、ゆきちゃんに最後の授乳をして、神様に託す。
涙が止まらなかった。
泣きつかれて寝てしまったらしい。ゆきちゃんのベビーベットの横で寝ていたはずなのに無くなっていた。
今日は、日曜日。流唯君と2人で本当に動画や写真が見れるか神様からもらったスマホを見ていると、お母さんが来た。
もちろん、ゆきちゃんの事は忘れていた。私の体も、産む前に戻っているし、日付けは同じだけど、仕事をしていた事になっていて、ちゃんとお給料が振り込まれている。
明日から、また普通の毎日が始まるんだなぁ……。
すると、神様がくれたスマホがピロンと音をたてる。
流唯君と2人で、見てみると画像メッセージが送られてきていた。
開いてみると、私とゆきちゃんの出会いの場面が写真として送られてきた。
きっと神様のサプライズなんだろう。
それから毎日一枚必ず写真が送られてくる。
ルイ君が抱っこしてるのもあるし、ルイ君のお父さんが大はしゃぎしてるのもある。ファーナさんが抱っこしてる写真や、ワーガやナナガと写ってるのもある。
毎日の私達の楽しみになった。
それから4ヶ月経った頃、私の妊娠が判明。今回も、ゆきちゃんの時と同じように、両親が大喜び。そしてやっぱり大暴走!
流唯君も変わらずに、優しくしてくれる。
私は………、出産の痛みを覚えているから今からドキドキする。
ゆうちゃんも子どもを連れて遊びに来てくれたり、マタニティー服を貸してくれたりする。
お腹のあかちゃんは、女の子だった。やっぱりうちの両親が同じようにお雛様を買わなきゃ!と言い出してる。
またあの陣痛が始まり、いやいやこんなもんじゃなかった!と思い出しながら、痛みが強くなるのを待って病院に行った。
流唯君も私も初産だけど、経験は2回目だ。
「山田さん、落ち着いてますねぇ~。初めての人はもっとパニックになりますよ。」
助産師さんに褒められた。まぁ2回目だしね。
病院に着いてから、5時間ほどで産まれてきてくれた。
やっぱり、ゆきちゃんに似てるな。
涙が止まらなかった。
退院して家に帰ると、ゆきちゃんがいた時と同じ配置でベビー用品が置かれている。
名前は、私が陽菜、お姉ちゃんがゆき、だから『夏海』に決定。
今回は、ゆうちゃん、ゆみ、かなちゃんもお祝いを持って来てくれた。流唯君のおじさん、おばさんも病院に駆けつけてくれ、大喜びしてくれた。あやちゃんも夏海を抱っこして大喜びだ。退院してからも学校帰りに時々寄っては、夏海をあやしてくれる。
まだまだ早いのに、うちの両親と流唯君のおじさんとおばさん、あやちゃんがお雛様を買ってきた。まだ10月なのに飾ってある。早く片付けるけど、早く出すのはOKだ!とか言いながら、なかなか立派な3段のお雛様を飾ってくれる。
夏海は、お雛様がお気に入りで見せると泣き止む。
もぅ毎日お祭り騒ぎだ。
流唯君も、仕事から帰ると夏海のお世話をしてくれる。お風呂に入れるのは、流唯君の仕事だ。
「いつまで一緒に入ってくれるかなぁ~。」
いやいや、まだ3ヶ月のあかちゃん相手に何言ってるんだか!
夏海には見えるかどうかわからないけど、毎日「お姉ちゃんのゆきだよ。」と写真を見せている。
夏海が2歳になった頃、2人目を妊娠した。今度はゆうちゃんの2人目と同級生決定だ!
ゆみも結婚して、なんとほぼ同じ頃1人目妊娠。かなちゃんも結婚して双子を妊娠。
ゆうちゃん所が私より2ヶ月ほど早く産まれて、ゆみと私は予定日が2日しか違わない。かなちゃんは私より1ヶ月後だ。
大きなお腹をした4人で写真を撮ったり、ランチしたりと楽しい妊婦生活だった。
ゆうちゃん、女の子出産の知らせを聞いて、3人で大喜びした。
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