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終わり
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いよいよ、私とゆみの番だ。
私は予定日より3日ほど早く陣痛が来て、2人目だからか早く産まれてきてくれた。
男の子だ。名前はもぅ決めてある。『秋斗』。
これまた両親が大騒ぎで、五月人形と鯉のぼりを!!とか言い出して大変だった。
ゆみは、予定日通りに女の子を出産。
かなちゃんは、予定日より早く男の子の双子を出産。
子育てが少し落ち着いて来た頃に、皆んなでうちに集まって、あかちゃん達を並べて写真を撮ったり、子育ての悩み相談をしたりして盛り上がった。
数年経ち、夏海は5歳。ゆきちゃんは一つ上。秋斗は2歳。
毎年ゆきちゃんの誕生日はこっそりと祝っている。出来れば向こうの私とルイ君にゆきちゃんの誕生日を教えてあげたい!!
毎日一枚の写真を楽しみにしている。ワーガがカレーを食べてしまってゆきちゃんを怒らせた時の写真なんかは、思い出して大笑いした。
楽しかったなぁ~。あっちの世界にも大切な人は沢山できて、こっちの世界でも大変な家族が増えていって、2つの世界を行き来できたらいいのになぁ~。最近、よく考えてしまう。流唯君ともよく話す。夏海や秋斗にも向こうの世界を見せてあげたいし、ゆきって言うお姉ちゃんがいるんだと教えてあげたいし、会わせてあげたい。もちろん私も流唯君もゆきちゃんに会いたい!!
相変わらず、うちの両親も2人にメロメロだし、流唯君のおじさんもおばさんもよく来てくれる。あやちゃんも2人のお世話をしてくれるようになって、保育士さんになりたいと今は大学に通っている。
まだあっちの世界は、ハルー村で楽しく暮らしている頃だ。まだペットには出会えてない頃だな。
そんな事を考えながら毎日忙しい日々を、過ごしていた。
秋斗も小学生になり、私も近くのペットショップでパートの仕事を始めた。ハルー村のペット達は増えたかなぁ?
ちょーど私達がこっちの世界に帰って来た時になった。
次の日、神様からもらったスマホに着信があった。
出るとゆきちゃんから。
『全部、神様から聞いたよ。お母さん、私の本当のお母さん!!』
「うん、うん。ゆきちゃんは私の本当の子だよ。」
『お父さんも、本当のお父さんだった。私………嬉しくて。』
「……うん。こうして声を聞けるだけで………う、嬉しい……。」
涙が止まらなかった。
流唯君がちょうど帰って来たから電話を代わる。
流唯君も号泣。
『お母さんとお父さんが残した、私が産まれてこっちに来る前の動画を見たよ。私、とってもとっても愛されていたんだね。もう一度会いたい。』
「私も会いたい!!あれからね、ゆきちゃんは、お姉ちゃんになったんだよ。夏海って名前の女の子と秋斗って名前の男の子。ゆきちゃんの妹と弟だよ。2人にも会わせてあげたいな……。」
『うん、会いたい!いつか………必ず!!』
「うん、そうだね。」
『もぅ時間みたい……。お母さん達の写真も1日1枚送れるようにしたって派遣神が言ってたから、送ってね!』
「うん、絶対送るよ!他の皆んなにもよろしく。」
『うん、皆んな急にいなくなったお母さん達にパニックなんだ……。』
「そうだよね。映像は見れた?」
『うん、皆んな号泣しながら見てたよ。』
「おじいちゃんによろしく伝えてね。」
『うん。じゃあ…………』
切れた。
流唯君と2人して号泣しているから子ども達が心配している。
早速、家族で写真を撮って神様のスマホで送った。
その画像を見ている皆んなの写真が送られてきた。
それから5年ほど経ち、ゆきちゃんとルイト君の結婚式写真が送られてきた。
流唯君は、ゆきは絶対やらん!!と叫んでいたけど、もぅ結婚してるし。
とってもお似合いだ。横でルイ君のお父さんが号泣してるのが写ってる。
さらにそれから1年ほど経ち、今度はゆきちゃんがあかちゃんを抱っこしてる写真が送られてきた。
うぅ、孫だーー!!!!初孫だーーーー!!!鯉のぼり買わなきゃ!!
あぁ、うちの両親の気持ちがわかる!
我が家も夏海の結婚が決まり、準備をしている。
あやちゃんは、めっちゃカッコイイ人と大学で出会い、その人と結婚してラブラブな結婚生活を送ってる。子どもも3人いて、時々うちに連れて来て流唯君をパパと呼ばせて困らせてる。
あれから10年、神様が一度だけ機械の調子が良いからとあっちに連れて行ってくれた。
孫を抱っこして、歳をとったルイ君のお父さんに感謝してファーナさん達と泣き笑いの再会をして、うちの家族を紹介して……記念撮影をして…。
わずか2時間だったけど、全員には会えなかったけど最高の時間だった。
あれからあっちの世界には行く事は出来ず、ゆきちゃんとは写真の中でしか会えない。
苦しい事、悲しい事もあったし、なんで私なの?理不尽だ!!と思ったけど、あっちの世界に行って、ルイ君に出会えて、ゆきちゃんに出会えて本当に良かった!!
ゆきちゃんとの別れは辛かったけど、向こうで出会えて育てる事ができて本当に良かった。
私をあの世界に連れて行ってくれた神様に感謝だ。あの世界の人達がこれからも幸せで、楽しく暮らしていけるといいな。
あぁ、今とっても幸せだな。
皆んな、ありがとう!!
おしまい。
読んでくださってありがとうございました。初めて書いた作品なので、読んでくださる方がいるのがすごく嬉しかったです。
ありがとうございました。
私は予定日より3日ほど早く陣痛が来て、2人目だからか早く産まれてきてくれた。
男の子だ。名前はもぅ決めてある。『秋斗』。
これまた両親が大騒ぎで、五月人形と鯉のぼりを!!とか言い出して大変だった。
ゆみは、予定日通りに女の子を出産。
かなちゃんは、予定日より早く男の子の双子を出産。
子育てが少し落ち着いて来た頃に、皆んなでうちに集まって、あかちゃん達を並べて写真を撮ったり、子育ての悩み相談をしたりして盛り上がった。
数年経ち、夏海は5歳。ゆきちゃんは一つ上。秋斗は2歳。
毎年ゆきちゃんの誕生日はこっそりと祝っている。出来れば向こうの私とルイ君にゆきちゃんの誕生日を教えてあげたい!!
毎日一枚の写真を楽しみにしている。ワーガがカレーを食べてしまってゆきちゃんを怒らせた時の写真なんかは、思い出して大笑いした。
楽しかったなぁ~。あっちの世界にも大切な人は沢山できて、こっちの世界でも大変な家族が増えていって、2つの世界を行き来できたらいいのになぁ~。最近、よく考えてしまう。流唯君ともよく話す。夏海や秋斗にも向こうの世界を見せてあげたいし、ゆきって言うお姉ちゃんがいるんだと教えてあげたいし、会わせてあげたい。もちろん私も流唯君もゆきちゃんに会いたい!!
相変わらず、うちの両親も2人にメロメロだし、流唯君のおじさんもおばさんもよく来てくれる。あやちゃんも2人のお世話をしてくれるようになって、保育士さんになりたいと今は大学に通っている。
まだあっちの世界は、ハルー村で楽しく暮らしている頃だ。まだペットには出会えてない頃だな。
そんな事を考えながら毎日忙しい日々を、過ごしていた。
秋斗も小学生になり、私も近くのペットショップでパートの仕事を始めた。ハルー村のペット達は増えたかなぁ?
ちょーど私達がこっちの世界に帰って来た時になった。
次の日、神様からもらったスマホに着信があった。
出るとゆきちゃんから。
『全部、神様から聞いたよ。お母さん、私の本当のお母さん!!』
「うん、うん。ゆきちゃんは私の本当の子だよ。」
『お父さんも、本当のお父さんだった。私………嬉しくて。』
「……うん。こうして声を聞けるだけで………う、嬉しい……。」
涙が止まらなかった。
流唯君がちょうど帰って来たから電話を代わる。
流唯君も号泣。
『お母さんとお父さんが残した、私が産まれてこっちに来る前の動画を見たよ。私、とってもとっても愛されていたんだね。もう一度会いたい。』
「私も会いたい!!あれからね、ゆきちゃんは、お姉ちゃんになったんだよ。夏海って名前の女の子と秋斗って名前の男の子。ゆきちゃんの妹と弟だよ。2人にも会わせてあげたいな……。」
『うん、会いたい!いつか………必ず!!』
「うん、そうだね。」
『もぅ時間みたい……。お母さん達の写真も1日1枚送れるようにしたって派遣神が言ってたから、送ってね!』
「うん、絶対送るよ!他の皆んなにもよろしく。」
『うん、皆んな急にいなくなったお母さん達にパニックなんだ……。』
「そうだよね。映像は見れた?」
『うん、皆んな号泣しながら見てたよ。』
「おじいちゃんによろしく伝えてね。」
『うん。じゃあ…………』
切れた。
流唯君と2人して号泣しているから子ども達が心配している。
早速、家族で写真を撮って神様のスマホで送った。
その画像を見ている皆んなの写真が送られてきた。
それから5年ほど経ち、ゆきちゃんとルイト君の結婚式写真が送られてきた。
流唯君は、ゆきは絶対やらん!!と叫んでいたけど、もぅ結婚してるし。
とってもお似合いだ。横でルイ君のお父さんが号泣してるのが写ってる。
さらにそれから1年ほど経ち、今度はゆきちゃんがあかちゃんを抱っこしてる写真が送られてきた。
うぅ、孫だーー!!!!初孫だーーーー!!!鯉のぼり買わなきゃ!!
あぁ、うちの両親の気持ちがわかる!
我が家も夏海の結婚が決まり、準備をしている。
あやちゃんは、めっちゃカッコイイ人と大学で出会い、その人と結婚してラブラブな結婚生活を送ってる。子どもも3人いて、時々うちに連れて来て流唯君をパパと呼ばせて困らせてる。
あれから10年、神様が一度だけ機械の調子が良いからとあっちに連れて行ってくれた。
孫を抱っこして、歳をとったルイ君のお父さんに感謝してファーナさん達と泣き笑いの再会をして、うちの家族を紹介して……記念撮影をして…。
わずか2時間だったけど、全員には会えなかったけど最高の時間だった。
あれからあっちの世界には行く事は出来ず、ゆきちゃんとは写真の中でしか会えない。
苦しい事、悲しい事もあったし、なんで私なの?理不尽だ!!と思ったけど、あっちの世界に行って、ルイ君に出会えて、ゆきちゃんに出会えて本当に良かった!!
ゆきちゃんとの別れは辛かったけど、向こうで出会えて育てる事ができて本当に良かった。
私をあの世界に連れて行ってくれた神様に感謝だ。あの世界の人達がこれからも幸せで、楽しく暮らしていけるといいな。
あぁ、今とっても幸せだな。
皆んな、ありがとう!!
おしまい。
読んでくださってありがとうございました。初めて書いた作品なので、読んでくださる方がいるのがすごく嬉しかったです。
ありがとうございました。
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