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第二十六話 入植初日、乙女心と諍い。
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「………落ち着きましたの。ありがとうモモ…」
ハーブティーを飲み終えたマリティアが、コップを降ろしてモモにお礼を言う。
「…ええ、それは良かったわ」
モモと言えば、そう返答して微笑む。これから共に暮らしていく友人が落ち着きを取り戻し、本心から喜んでいた。
「…ごめんなさいですの。柄にもなく大声を張り上げてしまって」
「いいのよ。誰だってそんな時はあるものだから。そんな時は、私やみんなを頼ってね?」
「…ええ…ですの」
先程まで、自分の感情と理性の狭間で苦悩していたマリティアは、モモが入れてくれた鎮静効果のあるハーブティーを飲んで、少しずつ落ち着きを取り戻していた。
もちろん、モモの優しさが詰まった言葉のお陰もあって、である。
モモも、友人を混乱状態から回復させることが出来てホッとしていた。
正直、ストライダーIKUMIとの関係のことで、あれほどマリティアが取り乱すとは思ってもいなかったモモである。
そこでモモは、これ以上マリティアが醜態を晒すことがないように、ストライダーの屋台にあった逸品を待ち出し、お茶を入れてきたのであった。
そうしてハーブティーを飲んだマリティアは、先程まで嫉妬心を露わにしていた態度を改め、非常におとなしい状態になることが出来たのだ。
「ごめんねマリティア。もう少し、私が言葉を選ぶべきだったわ。本当にごめんなさい」
「私も…ごめんね」
しばらくして、おとなしくなったマリティアに謝罪したのは、彼女が混乱する原因を作ったアマナとカナだった。
アマナとカナが、マリティアが混乱するような言動をしたのは事実であった。
マリティアが抱いていた幼くて純粋だった夢を、アマナとカナが無残にも壊してしまったのである。
だからマリティアは混乱し、先程のように醜態を晒してしまったのだ。
「いえ、こうして落ち着いて考えてみれば、カナの言い分は妥当でした。アマナの言うことも…少しは理解できますの…もっとも、気持ちは別なのですが…」
「ううん。マリティアの反応は正常だったと思う。私だって本当は、好きな人には自分だけ見ていて欲しいもの」
「私も、それは同感。私が変な話になる切っ掛けを作ってしまって、ごめんね」
「…カナには別に怒ってはいませんの…ただ、どうしてアマナはあんな事を言い出したんですの…?」
カナはただ「みんなでストライダーの郎党にして貰おう」と、言っただけだ。
マリティアが今問題にしているのは、即ちアマナが言った「女が男性に使えることは、即ち、妻になるという意味だ」と言ったことである。
つまり、それではカナのしていた主張と、話の趣旨がまったく別になってしまう。
それは、マリティアの好きなストライダーに、大勢の側室が誕生することを意味していた。
IKUMIに恋するマリティアとしては、その事態は避けたい処である。
だが、アマナの意見はその想いを全否定する内容であった。
しかも、自分と同じ立場であるはずのアマナがそれを言ったのである。
マリティアが混乱するのも、ある意味当然だった。
だからマリティアは、「どうして?」とアマナに説明を求めたのである。
「…勘」
そこに、何事か考えていた態のアマナから、予想外の答えが返ってきた。
「…勘? 話が良く解りませんの…」
ちょっと何を言っているのと、アマナの言動に全然理解が追い付かないマリティアである。
これではマリティアも、拗ねたように口を尖らす以外、どうしようもない。
先程もアマナは、この場に居る全員でIKUMIの奥方になるなどと言い出して、多くの者たちを困惑させた。
マリティアは混乱してしまい、正体を失ってしまった程である。
それにも懲りずに、アマナはまた意味不明のことを言う。マリティアがまた機嫌を損ね、拗ねるのも当然であった。
「あの…アマナちゃん?」
さすがに「それはないよ」と、モモがアマナを嗜めようと口を出す。しかし、アマナが胸の前に手を翳して、態度でモモを制した。
「ごめんね、モモ。説明します。じつは私とノアとリューコの三人は、さっき精霊術を使った時に、ストライダーさまの心の中を覗いたの。そうよね、ノア?」
「ああ。あの時ね。僕も見たよ」
「でしょう。どう感じた?」
「あの人…ストライダーさまは、この世界を守っている人だと感じた。だから、もしも支えることが出来るなら、全力で支えなければならないと思った。この身を捧げてもね」
「やっぱり、ノアもそう思うでしょう?」
「うん。だから、アマナが何を言いたかったのか、僕は良く解るよ。この身体をすべて捧げて、ストライダーさまが求めてくれば、何でもするってことだよね?」
「その通りです。私は生まれて初めて、大いなる力の一端に触れた気がしました。そして、ストライダーさまが自らを選ばれし者と言ったいた意味を理解したのです」
「だからさっきの…眠ってしまう前のリューコちゃんもそう思って、あんなに想いを昂らせていたんだと思う」
そう言って、スヤァと寝ているリューコの寝顔を覗き込むノア。
そのようにしてアマナとノアは、何やら色々と難しい事に納得している模様だった。この場にいるマリティアたち多数の幼女たちを置き去りにしてである。
どうやら精霊術を通じて、ストライダーIKUMI…即ち、選ばれし者の内面に触れた二人は、まだその内面に触れてはいない者たちとは全く違う、別の認識を持つに至ったようである。
それが、まだIKUMIの内面に触れていない者たちと、齟齬を生じさせたのである。
「………そんなことを言われても、納得できませんの」
当然、ストライダーの内面に触れていない者の一人であるマリティアは、ある意味独りよがりに近いそんな説明になど、当然、納得することはできない。
当たり前に反発する。
それは、モモをはじめ、カナたち他の子たちも一緒であった。
アマナとノアの主張は、ちょっと話が飛び過ぎているのだ。そんな話に、満足に説明を受けてもいない幼女たちは納得しない。また、悪戯に乗ってみることもない。
なぜなら、妥当な反応を示しているのは、自分たちの代表と言うべき、マリティアの方であるからだ。
「そうだね。これは僕たちが悪いよね、アマナ?」
「そうね。少し非常識な話を突然してしまって、私が悪かったわ。ごめんねマリティア」
「僕も悪かったよ。ごめんね、マリティア、カナ、謝るよ」
だが、アマナもノアも、自分の至らない事に対して、素直に認められる賢い子であった。ここで悪戯に自己主張せず、謝罪して深刻な対立が生じる前に身を引くことができた。
「え…と、私は謝罪を受け入れるわ」
とりあえず、そう返答するカナである。内心「私はただ、士分の娘として当然のことを言っただけだよね。なんでこんな話になっちゃったの?」と冷や汗を掻きながらであったが。
「………そう言ってくれるなら、私もこの話は止めにしますの」
マリティアもそう言って、言い争いの矛を収める。
すると、部屋の中に張り詰めていた雰囲気が、急速に解きほぐされていった。
モモをはじめ、そんな状況をハラハラとして眺めていた一同も、ホッと胸を撫で下ろす。
こうして、幼女たちの初めての言い争いは幕を下ろしたのだった。
お互いの想いにちょっとした齟齬を残して。
しかし、それはある意味、当然のことなのだった。
人は立場や認識の違いから、常にどちらの方向に向かうかで対立し、諍いを起こす。そのために人間は、どこかの時点で、必ず対立の引き金を引いてしまうのである。
幼女たちがこの場に集まる少し前、精霊術の奔流へと意識をアクセスさせたアマナ、ノアは、それを経験していないマリティア他の幼女たちと、決定的な意識の違いを持ってしまった。
そのことが原因となり、カナとマリティアの主張に反応したアマナが、こんな諍いを起こす引金を引いてしまったのである。
人の業ともいえる諍いの順番が、こうして幼女たちに回ってきてしまったのだった。
だが。
それはある意味、誰もが人間社会を生きていくために経験しなければならない、一種の通過儀礼のような事態であったのかもしれない。
そんな多くの経験を経て、人は成長していくのだから。
「さあ、みんな。もう落ち着いたことだし、このまま大人しくストライダーさまを待ちましょう」
モモがそう言って場を和ませ、幼女たちを心を、緊張状態から解き放った。
諍いの時は終わり、幼女たちの間に静かな時間が戻ったいく。
そんな状況下にあって、ただ一人、我関せずと寝入っていたリューコの寝息だけが、スゥスゥと規則的に部屋に響くのだった。
スヤァ。
ハーブティーを飲み終えたマリティアが、コップを降ろしてモモにお礼を言う。
「…ええ、それは良かったわ」
モモと言えば、そう返答して微笑む。これから共に暮らしていく友人が落ち着きを取り戻し、本心から喜んでいた。
「…ごめんなさいですの。柄にもなく大声を張り上げてしまって」
「いいのよ。誰だってそんな時はあるものだから。そんな時は、私やみんなを頼ってね?」
「…ええ…ですの」
先程まで、自分の感情と理性の狭間で苦悩していたマリティアは、モモが入れてくれた鎮静効果のあるハーブティーを飲んで、少しずつ落ち着きを取り戻していた。
もちろん、モモの優しさが詰まった言葉のお陰もあって、である。
モモも、友人を混乱状態から回復させることが出来てホッとしていた。
正直、ストライダーIKUMIとの関係のことで、あれほどマリティアが取り乱すとは思ってもいなかったモモである。
そこでモモは、これ以上マリティアが醜態を晒すことがないように、ストライダーの屋台にあった逸品を待ち出し、お茶を入れてきたのであった。
そうしてハーブティーを飲んだマリティアは、先程まで嫉妬心を露わにしていた態度を改め、非常におとなしい状態になることが出来たのだ。
「ごめんねマリティア。もう少し、私が言葉を選ぶべきだったわ。本当にごめんなさい」
「私も…ごめんね」
しばらくして、おとなしくなったマリティアに謝罪したのは、彼女が混乱する原因を作ったアマナとカナだった。
アマナとカナが、マリティアが混乱するような言動をしたのは事実であった。
マリティアが抱いていた幼くて純粋だった夢を、アマナとカナが無残にも壊してしまったのである。
だからマリティアは混乱し、先程のように醜態を晒してしまったのだ。
「いえ、こうして落ち着いて考えてみれば、カナの言い分は妥当でした。アマナの言うことも…少しは理解できますの…もっとも、気持ちは別なのですが…」
「ううん。マリティアの反応は正常だったと思う。私だって本当は、好きな人には自分だけ見ていて欲しいもの」
「私も、それは同感。私が変な話になる切っ掛けを作ってしまって、ごめんね」
「…カナには別に怒ってはいませんの…ただ、どうしてアマナはあんな事を言い出したんですの…?」
カナはただ「みんなでストライダーの郎党にして貰おう」と、言っただけだ。
マリティアが今問題にしているのは、即ちアマナが言った「女が男性に使えることは、即ち、妻になるという意味だ」と言ったことである。
つまり、それではカナのしていた主張と、話の趣旨がまったく別になってしまう。
それは、マリティアの好きなストライダーに、大勢の側室が誕生することを意味していた。
IKUMIに恋するマリティアとしては、その事態は避けたい処である。
だが、アマナの意見はその想いを全否定する内容であった。
しかも、自分と同じ立場であるはずのアマナがそれを言ったのである。
マリティアが混乱するのも、ある意味当然だった。
だからマリティアは、「どうして?」とアマナに説明を求めたのである。
「…勘」
そこに、何事か考えていた態のアマナから、予想外の答えが返ってきた。
「…勘? 話が良く解りませんの…」
ちょっと何を言っているのと、アマナの言動に全然理解が追い付かないマリティアである。
これではマリティアも、拗ねたように口を尖らす以外、どうしようもない。
先程もアマナは、この場に居る全員でIKUMIの奥方になるなどと言い出して、多くの者たちを困惑させた。
マリティアは混乱してしまい、正体を失ってしまった程である。
それにも懲りずに、アマナはまた意味不明のことを言う。マリティアがまた機嫌を損ね、拗ねるのも当然であった。
「あの…アマナちゃん?」
さすがに「それはないよ」と、モモがアマナを嗜めようと口を出す。しかし、アマナが胸の前に手を翳して、態度でモモを制した。
「ごめんね、モモ。説明します。じつは私とノアとリューコの三人は、さっき精霊術を使った時に、ストライダーさまの心の中を覗いたの。そうよね、ノア?」
「ああ。あの時ね。僕も見たよ」
「でしょう。どう感じた?」
「あの人…ストライダーさまは、この世界を守っている人だと感じた。だから、もしも支えることが出来るなら、全力で支えなければならないと思った。この身を捧げてもね」
「やっぱり、ノアもそう思うでしょう?」
「うん。だから、アマナが何を言いたかったのか、僕は良く解るよ。この身体をすべて捧げて、ストライダーさまが求めてくれば、何でもするってことだよね?」
「その通りです。私は生まれて初めて、大いなる力の一端に触れた気がしました。そして、ストライダーさまが自らを選ばれし者と言ったいた意味を理解したのです」
「だからさっきの…眠ってしまう前のリューコちゃんもそう思って、あんなに想いを昂らせていたんだと思う」
そう言って、スヤァと寝ているリューコの寝顔を覗き込むノア。
そのようにしてアマナとノアは、何やら色々と難しい事に納得している模様だった。この場にいるマリティアたち多数の幼女たちを置き去りにしてである。
どうやら精霊術を通じて、ストライダーIKUMI…即ち、選ばれし者の内面に触れた二人は、まだその内面に触れてはいない者たちとは全く違う、別の認識を持つに至ったようである。
それが、まだIKUMIの内面に触れていない者たちと、齟齬を生じさせたのである。
「………そんなことを言われても、納得できませんの」
当然、ストライダーの内面に触れていない者の一人であるマリティアは、ある意味独りよがりに近いそんな説明になど、当然、納得することはできない。
当たり前に反発する。
それは、モモをはじめ、カナたち他の子たちも一緒であった。
アマナとノアの主張は、ちょっと話が飛び過ぎているのだ。そんな話に、満足に説明を受けてもいない幼女たちは納得しない。また、悪戯に乗ってみることもない。
なぜなら、妥当な反応を示しているのは、自分たちの代表と言うべき、マリティアの方であるからだ。
「そうだね。これは僕たちが悪いよね、アマナ?」
「そうね。少し非常識な話を突然してしまって、私が悪かったわ。ごめんねマリティア」
「僕も悪かったよ。ごめんね、マリティア、カナ、謝るよ」
だが、アマナもノアも、自分の至らない事に対して、素直に認められる賢い子であった。ここで悪戯に自己主張せず、謝罪して深刻な対立が生じる前に身を引くことができた。
「え…と、私は謝罪を受け入れるわ」
とりあえず、そう返答するカナである。内心「私はただ、士分の娘として当然のことを言っただけだよね。なんでこんな話になっちゃったの?」と冷や汗を掻きながらであったが。
「………そう言ってくれるなら、私もこの話は止めにしますの」
マリティアもそう言って、言い争いの矛を収める。
すると、部屋の中に張り詰めていた雰囲気が、急速に解きほぐされていった。
モモをはじめ、そんな状況をハラハラとして眺めていた一同も、ホッと胸を撫で下ろす。
こうして、幼女たちの初めての言い争いは幕を下ろしたのだった。
お互いの想いにちょっとした齟齬を残して。
しかし、それはある意味、当然のことなのだった。
人は立場や認識の違いから、常にどちらの方向に向かうかで対立し、諍いを起こす。そのために人間は、どこかの時点で、必ず対立の引き金を引いてしまうのである。
幼女たちがこの場に集まる少し前、精霊術の奔流へと意識をアクセスさせたアマナ、ノアは、それを経験していないマリティア他の幼女たちと、決定的な意識の違いを持ってしまった。
そのことが原因となり、カナとマリティアの主張に反応したアマナが、こんな諍いを起こす引金を引いてしまったのである。
人の業ともいえる諍いの順番が、こうして幼女たちに回ってきてしまったのだった。
だが。
それはある意味、誰もが人間社会を生きていくために経験しなければならない、一種の通過儀礼のような事態であったのかもしれない。
そんな多くの経験を経て、人は成長していくのだから。
「さあ、みんな。もう落ち着いたことだし、このまま大人しくストライダーさまを待ちましょう」
モモがそう言って場を和ませ、幼女たちを心を、緊張状態から解き放った。
諍いの時は終わり、幼女たちの間に静かな時間が戻ったいく。
そんな状況下にあって、ただ一人、我関せずと寝入っていたリューコの寝息だけが、スゥスゥと規則的に部屋に響くのだった。
スヤァ。
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