ハイスペック隠れ腐女子が異世界に転生しました。~二度目の人生全力で楽しみます!~

なーさん

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第1章 この度、伯爵令嬢になりました。

11*魔法はとても便利です。

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あれからちゃんと自分でも復習がてら自分だけの結晶を作って見ました。
なんでしょうか、いくらやっても、金色の結晶にしかならなくて水晶のような透明の結晶が作れなくて困ってしまいます。‥‥アレはやっぱり、ディナンと作ったから出来たみたいですね。


次の魔法の授業の日、自分だけで作った結晶をルーファス先生に見てもらいました。

「おお!ここまでちゃんとした結晶をもう作れるようになったのか!やり方は教えてなかっただろう?誰かに習ったのか?」

「はい、お友達に教えてもらったんです。色々と相談に乗ってもらって、少しだけ魔力を扱えるようになれた気がします!」

「それは、いい友達を持ったな。うん、そしたら、次の段階に行けるな。」

ルーファス先生に褒めてもらえて、いままでの遅れを取り戻せたようで嬉しくなります。

「じゃあ、今日からは本格的に魔法を使う訓練をするぞ」

「「はい、よろしくお願いします!」」


そうして教えてもらったのは一般的な・・・日常的に使う魔法です。

水をだしたり、光をつけたり、火を付けたり‥‥
この世界では使えないと大変な思いをすることになる魔法です。
こちらも、ディナンのおかげで難なくできるようになりました。

「ハンク、チャコ。すごいじゃないか。あっという間に魔法が上達しているな。今日はここまで!と思ったがまだ時間があるな。‥‥あ、そうだ。これも絶対に日常的に使う魔法なんだが、結晶を作れるなら作れるだろう。連絡手段の魔法を教えよう。」

ルーファス先生は、この世界の電話を教えてくれるみたいです。やったー!そしたらディナンやジョーと簡単に連絡取れるようになります!うれしい!

まず、自分の結晶を好きな大きさで作ります。私は持って来た結晶があるのでそれを使うことにしました。ハンクの作った結晶は薄いオレンジ色で、とても暖かな色でした。作る人によって色が違うんですね。

「結晶が作れたら、手の中でしっかりと握って呪文を唱える。『カラティンクテル』ってね。」

言われたようにしっかりと落とさないように結晶を持って手に魔力を込めます。

「‥‥カラティンクテル」

すると、さっきまで何ともなかった結晶の温度が上がって少し熱いくらいになりました。熱が落ち着いた頃、手を広げてみると結晶の中になにか魔法陣が刻まれていました。

「うわぁ出来た!チャコ、どう?出来た?」

ハンクが無邪気な笑顔で聞いてくれました。

「うん、私も出来たみたい!!凄いね、本当に!」

私たちのやりとりを見ていたルーファス先生がその結晶を手にとって見てくれます。

「うん、上出来だ。そしたら、この魔法陣が入った結晶に連絡を取りたい人の魔力を込めてもらうんだ。そしたら会話ができるようになるぞ。因みに、世間では、家族用、友達用、仕事用など用途に分けて作っている人も多いぞ。あと、通信できる範囲は自分の魔力量で決まるから気をつけろ。手紙の魔蝶と違って遠くにいるやつには届かない。」

「「はい!」」

「あと、その結晶石のままでも使えるが、大体の人は加工して装飾品にして身につけておく。そうすると連絡したいときにすぐにできるから便利なんだ。」

「そうなんですね。因みに、ルーファス先生はどのように身につけているんですか?」

「あぁ、俺は、バングルにしている。いくつも石をつけてもそんなに違和感ないしな。」

「バングル‥‥いいですね!う~ん、なににしよう。悩みますね。」

「俺も邪魔にならないやつ考えないとなー」

アクセサリーのことを考えていたらルーファス先生がパンパンと手を叩いて注目を集めました。

「装飾品のデザインは授業が終わったらじっくり考えろ!今は、登録の仕方を教えるからな。チャコ、石貸せ。」

「はい、先生。」

ルーファス先生に私の結晶石を渡すと先生は結晶石を片手で握って魔力を込め出しました。
すぐに、パチッという静電気のような音がしてから先生から結晶石を返されました。何か変化があったのか結晶石を覗いてみても特に変化があったようには思えません

「じゃあ、チャコはハンクのに。ハンクはチャコのにやってみろ」

そう言って渡された結晶石に先生がやっていたように魔力を入れていきました。
先ほどと同じようにパチッと音がしました。多分、うまくいったはずです‥‥

「じゃあ、石に魔力を流しながらハンクに何か念じてみろ」

・・・急に言われても困っちゃいます。なんて言えばいいんでしょうか‥‥。
とりあえずまたじぶんの結晶石に魔力を流して『ハンク、聞こえる?』と念じて見ました。すると隣にいたハンクの結晶石が光って魔力を込めるといきなり「うわあ!」と声をあげていました。

「ハンク、ちゃんと聞こえたか?」

先生がビックリしているハンクに聞きました。

「はい、聞こえる?ってチャコに耳のすぐそばで言われているような感じでした!」

「そうか。成功だな。ハンク、チャコにもなにか送ってみろ」

「っ、はい!」

元気に返事をして魔力を込めています。すると先ほどとは逆に、私の結晶石が光りました。
結晶石に魔力を込めると耳のそばで『今日の夕ご飯は何だろう?』とハンクの声で聞こえました。ふふ。まだお昼ご飯も食べてないのになんで夕ご飯?と笑ってしまうのも、しかたありませんよね?ハンク可愛い。

「ちゃんと聞こえました。ハンク、まだお昼も食べてないのに夕ご飯は早いんじゃない?ふふ」

「あ、お昼ご飯と夕ご飯を間違えた‥‥」

「ははは。ハンクは腹減ってきたか。今日はだいぶ進んだし、魔力も多く使ったからな。今日はあとハンクとチャコ、俺の結晶石にも登録だけしてから今日はここまでにしようか。」

「「はい!ありがとうございました!」」

ルーファス先生が豪快に笑って今日の授業は終わりになりました。
授業が終わって部屋から出る時、フッと浮かんだ疑問がありました。ルーファス先生の方へ振り返り、ハンクが行ったのを確認してから話しかけます。

「ルーファス先生、ちょっといいですか?」

「ん?チャコ、どーした?」

ルーファス先生は帰る支度をしながらも、聞いてくれるようです。そんなに時間を取らせては悪いので簡潔に伝えないとですね。

「あの、二人で結晶石を作るのって、何か意味があるんですか?」

ピタッという音が聞こえたように感じるくらいルーファス先生がいきなり止まりました。

「‥‥ルーファス先生?」

不安になって先生を呼ぶとちょっとギギギ‥‥というようにゆっくりと振り向いてきました。‥‥怖い。なにか変なことを言ったのでしょうか?無知ですみません。


「えーっと、二人で作るのは、親愛の証だ。なので、本当に好きな相手‥‥結婚相手以外とは作ってはいけないことになっているし、その結晶でお互いの結婚指輪とかを作ったりする。因みに、相性もわかるぞ。」

「相性ですか‥‥。それは、どんな風になっていると相性がいいということになるんですか?」

「‥‥あぁーーっとな、色の混じり具合でわかるぞ。例えば、青い魔力と赤い魔力があって、相性がいいと綺麗な紫になる‥‥とか、その二人が合わさるように石が変化するんだ。混じり気がないほど相性がいい。‥‥んで?なんでそんなこと聞くんだ?」

ジトッとした目で見られて少し視線を彷徨わせてしまいます。‥‥ディナンには言ってはいけないと言われたし‥‥結婚相手以外と作っちゃいけないって言われたら、作ったことなんか言えません。必死に言い訳を考えました。

「あの、えーっと、あ、お父様!の!指輪が、お父様の魔力の色と違っていたので気になったのです!宝石を使っているのかとも思ったんですけど、先ほどの先生の話だとダメみたいな感じでしたし‥‥」

「・・・・なぁんだ。そんなことか。うん、それなら良かった。俺はてっきり結晶石の作り方を教えてくれた『お友達』と二人の結晶石を作ったのかと思ったぞ。」

そういってルーファス先生はバンバンと私の二の腕を叩いて笑っています。‥‥当たりすぎてて怖い。ルーファス先生が鋭すぎて、これからは軽く変な質問をするのはやめておこうと心にメモしました。

「まぁ、そんなことしたらチャコの父ちゃんが黙ってないだろうからな。もしかしたら領地に連れて行かれるかもしれないぞ?あいつはまだまだチャコに婚約相手をつける気がないからな。」

「は、ははは」

やりかねなくて乾いた笑いしか出ないです。うん、ちゃんと黙っておこう。それに、ディナンはそんなに大ごとになるって知らないでやってそうですし。いつか決まるであろう、ディナンの婚約者さんにも悪いですしね。うん、永遠に黙っておこう。















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