ハイスペック隠れ腐女子が異世界に転生しました。~二度目の人生全力で楽しみます!~

なーさん

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第1章 この度、伯爵令嬢になりました。

19*リリとの会合に行くのです。

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【※この回には腐った表現が多々あります。苦手な方はスルーしてください。】


皆様、こんにちは。ティナ・エヴァンスです。
本日、待ちに待った、リリとの会合でございます。
リリの家へ行くのはとても緊張するのですが、それ以上に同じ趣味を持つ同志との語らいにとても胸が高鳴っております。

・・・どこまで話してもいいのかしら。

むしろ、リリは本当に腐っているのか‥‥?
どのくらいの事を言っていいのかはわからないけど、R指定まではダメなことはわかる。いや、しかし!R指定とはどこからどこまでなのか。アレをアレするとかを言わなければいいのでしょうか‥‥うん。ちゃんと見極めなければ。

この世界で初めて出会えた同志を、失いたくないのです。
でも、だからと言って隠しつつ話すのも失礼な気がしてしまって‥‥いや、そうですね、ここはまずリリに身を任せて見ましょう。よし、その方向でいきましょう。

リリとの会話の内容を考えていたら、あっという間に、リリのお家へ着いてしまいました。

「チャコ!いらっしゃい!」

「リリ、お招きいただいてありがとうございます。こちら、良かったら後でみなさんで食べてください。」

「あら、わざわざありがとう。さ、庭に席を用意したの。早速そっちへいきましょう!」

簡単な挨拶を終えて、お庭へついて行くと、可愛くセッティングされたテーブルがありました。座るように促されて、席に着きます。

「アルノー、私はチャコと二人きりで話したいので、話が聞こえないくらい遠くまで全員席を外してください。」

と、念入りに人払いをしてくれました。私と一緒に来ていた従者にも声が聞こえないくらいまで下がってもらって準備万端です。


「コホン‥‥チャコ、違ったら、本当に悪いのですけれど‥‥あなた、男の子のイチャイチャしている所、好き‥‥なの?」

おふ。いきなりストレートに入れて来ました。それにはやはり、ストレートに返すしかないでしょう。

「そ、そうね‥‥。美少年同士がじゃれてたりするところを見るのは好きだわ。」

「やっぱり!あの時も絶対同じこと考えてましたよね!?」

「んね!!!リリ、少し声に出てたから聞いちゃったけど、本当全く同じこと考えてた!」

「「あとすこし、肩あたってくれぇってね!!」」

はぁ、やっぱり、リリは仲間のようです。
それでも、リリはまだ幼いのです。私みたいに中身が29の擦れたおばさんじゃないので話には気をつけなければいけません。あぁ、後何年したら、R指定の話ができるのでしょうか‥‥

「あたし、すごく嬉しいんですの。この気持ちを分かってくれる人がいなくて、兄や、執事のアルノーに言ったら物凄く引かれた目で見られて以来、この趣味は隠して来ましたんですもの。あぁ、一人、たった一人の仲間がいるだけで全然違うんですね。」

「わかるっ!私は、誰にも言ったことないけど、絶対に言ったら引かれるよね。あぁ‥‥『ノンケ』の男の子に言ったら、拒否反応凄そうだね。確かに、引かれた目で見られたら絶対、隠し通さなきゃって思う。」

「チャコ、『ノンケ』、とはなんですの?」

あ、こっちにない言葉でしたか。そりゃそうだ。

「えと、『ノンケ』っていうのは、恋愛対象が女の子で、男の子を恋愛対象として見れない男の子のことだよ。」

「そんな言葉があるんですね!!チャコ、もっと教えてくださいませ!」

あぁ、リリ、そんなキラッキラの笑顔でそんな‥‥よし、この際です。リリには申し訳ないですが、一緒に落ちるところまで…いや、一緒に腐れる所まで腐って頂きましょう!!

「‥‥わかったわ。私の持ちうる知識、全てリリに教えてあげる!!!」

そうして私のリリを腐らせよう企画が始動しました。



授業をする事、二時間・・・・・



「わかりましたわ!!攻めx受けで使うのですね!あぁ、楽しい。授業がこんなに楽しいことなんて、今までありませんでしたわ。この授業ならば、いつまででも受けれます。」

「ふふふ。3角関係とかになったり、気持ちの大きさの示し方だったりもまだ、色々とあるけれど大まかには教えてあげれたわ。・・・ようこそ、こちらの腐った世界へ!!!」

リリはとても優秀な方でした。教えれば教えるほど吸収していき、まるでスポンジ‥‥!いや、高野豆腐!あの黒の人言っていましたものね。スポンジは出て行くけど、高野豆腐はどんどん美味しくなるって!あぁ、久々に読みたくなって来ました!!

「では、リリさんに問題です。」

「はい、先生!何でしょうか!」

「あそこにいる、リリさんの執事のアルノーさん、そして、私の従者のジャン。どっちが攻めで、どっちが受けでしょう!」

「えぇ、結構迷いますわね、っちょっと待ってください、えーと‥‥」

あぁ、わかるわ。リリの頭の中でメモが書かれて言っている。よく見て。よく感じて。正解を導き出すのです!

アルノー、17歳、身長は少し低めで大体175前後程、無駄な肉は無く、どちらかというと細くて華奢。髪は鮮やかなグリーンで、瞳もグリーン。見た目は物腰柔らかそうで、常に微笑している。綺麗な顔をしていて、一見冷たそう。でも、情には厚くて、意外と面倒見がいいらしい。いや、執事なんだから面倒見がいいのは当たり前なんだけど、それはそれ、これはこれ。あ、因みに、黒縁メガネがマストアイテム。

ジャン、19歳、結構な背の高さがあります。大体190ちょっとくらい?、がっちりとした体格で、従者というよりも護衛といった方がしっくりくるような風貌。オレンジの髪色にブラウンの瞳。眉がキリッとしていて一見無口そうで怖そう。だけど、少し話せば、人懐っこくよく話してくれるしよく笑ういい子です。因みに、ワンコ属性。

さぁ、皆さんはこの情報で、どう、感じますか?


因みに私は、ジャンxアルノーです。


だって、ワンコ属性のSっ気のある攻めが好きなんですもの!!!王道と言うでなかれ。
一見、怖そうなジャンが破顔した時とか、ときめきものですよ?最初は警戒してたのに、だんだん懐いてきて、結果離れない。離れれない。粘着質な軽いヤンデレさんとか、によによしないですか?それに、アルノーのような、いつも冷静沈着な涼しい顔をした人こそ、攻められて、攻められてどろっどろに愛されて、メガネずらしながら訳わかんなくなりながら、半泣きでおねだりされたりしたら‥‥あ、鼻血出そう。


「分かりました。私、決めましたわ。」

自分の妄想に浸っていたら、リリが意を決したように声をあげました。

「決めましたか。‥‥では、結果発表を‥‥。」




「アルノーxジャン!!!ですわ。」



「あぁぁぁぁぁ。逆かぁぁぁ。」

まさかの逆で、私は思わず机に突っ伏してしまいました。いいんです。これは人それぞれの好み。正解なんてないんです。もしあったとしたら、それは本人同士の事なので、本人たちに任せるしかないのです。えぇ、わかってます。わかっていますが‥‥くぅぅぅ。

「え、チャコは逆なんですの!?何故!?あの二人ならこの合わせしか、考えられなかったんですけど!?だって、アルノーは絶対に攻めでしょう!?言葉が辛辣ですし、私が泣きそうになると、ニヤニヤして楽しそうですし!それに、ジャンはあの見た目のだからこそ、泣かせたく、いじりたくなるんじゃないですか!?」

「いやいや、まだまだね。リリ。普段が攻めだからこそ、泣かせたくなるんじゃないですか!人に弱みを見せない、見せれない人が、その弱みを見せた時こそが!!真の愛が芽生えるのです!確かに、ジャンのことも喘かせてみたい。鬼畜ドSな攻めで、泣かして、溶かして、もう許してと言わせてみたい‥‥!しかし、ジャンの天然なSっぷりで、翻弄されてしまうアルノーのことも見てみたい!結果、私はSが好き!」

「・・・確かに。アルノーのこと、泣かせてみたい‥‥ですわね。」

「お嬢様?私の事を、泣かせたいのですか?」

「「うぎゃぁあ!!!」」

急に近くで声がして二人で飛び跳ねました。

「‥‥なんですか、人の事をお化けみたいに。」

アルノーは片耳を抑えて、心底迷惑そうな顔をして見下ろしています。
え、聞かれた?勝手に、二人を使って妄想したの、聞かれてたの?
顔面蒼白な私とリリをよそに、とても綺麗に口を弧の字にして笑っているアルノーが怖い‥‥!その後ろの、ジャンの呆れた顔が痛い!!!

「いや、なんでもないのよ。ただの、えと、その、」

リリ、言葉が浮かばなすぎて詰まっています。ここは正直に謝るべき!?でも、どこまで聞かれたのかわからない‥‥あぁ、どうしよう!?

「大丈夫です、お嬢様が私の事を泣かせようなど、絶対に不可能ですから。」

サラリとリリに言い捨てて、アルノーはお茶を淹れ終わるとサッサと席を離れて行きました。‥‥あの反応、『泣かせる』ってところくらいしか聞いてない?あ、もしかしてリリがアルノーの悪口言ってたとか、勘違いしちゃったでしょうか?それはそれで、よくない気がしますが、あの話を全部聞かれてなかったと言うのは、心底ホッとしました。あぁ、こう言う時、貴族というのは面倒ですね。


「コホン。チャコ、失礼しましたわ。大丈夫、詳細は聞かれてなさそうなので‥‥」

チラリと、リリがアルノーを見ると、先ほどと同じ位置で、ジャンと話していました。

「でも、もしかして、リリがアルノーの悪口とか言ってるって思われたんじゃない?私、訂正してくるよ!」

「大丈夫です、アルノーは怒ってたら空気にすぐにでますから。怒ってはないと思いますわ。‥‥多分。」

「そ、そう?」

なんだか不安ですね‥‥。


ガチャン


突然、アルノー達の方から大きな音が聞こえました。
・・・あぁ、ジャンが私へケーキを出そうとしたら後ろにアルノーがいるのを忘れてたのか、思いっきりぶつかってしまったようです。あぁ‥‥アルノー、メガネ取れてる‥‥。

慌ててジャンがアルノーのメガネを拾って自分の持っていたハンカチで拭いています。
・・・おや?ジャンが、何故かアルノーのメガネを覗き込みました。‥‥なんだと!?
ジャンはいつも裸眼なのにメガネがとても似合うだと!!??


う、うそだろ‥‥?



『うわ、ごめん!大丈夫だったか?ほんとごめんなぁ。ほら、立てるか?』

ジャンが座り込んでしまっているアルノーに手を差し出して立たせてあげます。

『‥‥‥‥大丈夫。』

ぶっきら棒ながら、手を取ってグイッと引っ張りジャンの方へと引き寄せました。
アルノーはお尻についた土をパシパシと叩いて落としています。

『あ、メガネ落ちちゃったな。ハンカチハンカチ‥‥っと‥‥あれ?アルノーのメガネ、なんで度はいってないんだ?伊達メしてたのか?』

アルノーのメガネを拾って、ハンカチで土を吹き取りました。そこで、フッと気がついたのです。このメガネには度が入っていないと。好奇心で覗き込みます。

『っ!返せ!』

伊達眼鏡越しに見たアルノーは何故か、顔が真っ赤です。
・・・伊達眼鏡に気づいたのが恥ずかしかったのか?それとも、、、

『えぇ、ちょっとくらいいじゃんか~ほら、どう?似合う?』

『っ!!!‥‥べ、別に。』

『っ!(なんでアルノー、顔真っ赤なんだよ。)‥‥可愛い。っ!!(うわ、口に出てた)』

バッ口元を抑えても遅かった様です。
バッチリ聞こえていた様で、アルノーは挑発的な笑みを浮かべました。

『はっ?可愛いってなんだよ。俺は男だぞ?もしかして、お前そっちの気でもあんのか?』

アルノーが鬼畜にジャンに薄く笑い、ジャンの掛けていた眼鏡を取ろうとしました。
近くに来たアルノーの耳が赤いのを見て、ドクンっと胸が跳ねました。

『っ!‥‥‥‥よ。』

『は? なんだよ、ジャン?はっきり言えーーー『あるよ。』っ!!!』

急に手を取られて顎を救われジャンの顔が近づいてきて、何かが唇に勢いよく触れました。

ングッ

チュ、ヌ・・・・・




「っ・・・・きゃーーーーーー!!!!だめだめだめ!それ以上はだめなんだってばーーー!!!‥‥て、あ。」

一人妄想してオーバーヒート起こして叫んでしまいました。
この近くにいる人たちみんながこっちを凝視しています。
やばいです、一人弾けすぎました。リリでさえ、ぽかんとしてしまっています。

「え、あ、あの、シツレイシマシタ。」

綺麗に椅子に座りなおし、何事もなかったかのように紅茶を飲みましたが、何故かしょっぱく感じました。



この後、リリに何を妄想してたのか教えて二人で再びオーバーヒートしました。


うん、楽しかったです。









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