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第2章この度、学生になりました。
14*パーティーに行くのです。
しおりを挟む皆様こんにちは。ティナ・エヴァンスです。
今日は、リリのお父様の誕生日会です。つまり、私の初めての社交の日です。
レースをふんだんに使った淡いブルーとホワイトの後ろが長くて前は膝丈程の特注したドレスを着て、ストラップのついたピンヒールを履いて、化粧は上品にでもしっかり目に施して、髪はゆるふわにミックス巻きにして編み込みハーフアップにしました。うん、いい感じです。こんなに頑張ったのは前世以来。楽しかったですね!
化粧映えする顔だったのか結構大人っぽく仕上がりました。
コンコン
最後の確認のために姿見で後ろと前とくるくる見ていると誰かが来た様です。ジンでしょうか?
「どうぞ~」
気の抜けた声で返事をすると、ゆっくりと扉が開きます。
「失礼します。お嬢、ジョー様が‥‥」
ジンは、伏せていた視線を上げて私をまっすぐ見たかと思ったら目を剥いて止まってしまいました。
「‥‥ジン?どうしたの?大丈夫?」
ジンに近づいて、目の前で掌をヒラヒラとさせるとハッとしたようにジンは動き出しました。ふふ、変なジン~
「あ、え、いえ、なんでもありません‥‥」
「ジン、どうかな?初めてのドレス着て見たんだけど‥‥」
「‥‥とても、お綺麗です。」
「ふふ。よかった。」
褒められたのが嬉しくて頬が緩みます。
「あ、そうだ。ジョーが何?」
「っ!そうでした。ジョー様が先ほどお着きになってサロンでお待ちです。」
「あらっ!うん、後ろも大丈夫ね。よし、行きますか!」
「はい。」
部屋の扉を開けてもらってジョーの待つサロンへジンを連れて向かいます。
サロンでは、ジョーとハンク、レイ兄様とカート兄様が楽しそうに話していました。
うんうん。みんなイケメンだからめちゃくちゃ絵になるわ。あ、写真撮ろう。
スッと手をジンに差し出すとジンは心得ているとばかりにカメラを手渡してくれました。さすがです。
パシャ
4人の自然体の姿を扉の陰で一枚写真を撮って確認しているとカート兄様に見つかってしまいました。
「チャコ!いま、撮っただろ!」
ギクッとしつつ、扉の前にゆっくりと行ってえへへ~と誤魔化しながら皆んなの前に出ると、みんな私を凝視してまた止まってしまいました。
「えと、ごめんね?勝手に撮って。でも、みんな正装でとってもカッコ良かったから私のコレ‥‥ゲフンゲフン。アルバムに残しておきたかったの。焼きまわしてあげるから許して?」
コテンと首を傾げつつみんなの所に言い訳しながら行くと、ジョーがフラフラと近づいて来ました。
今日のジョーは髪を全部上げて緩いオールバック風でいつもよりも男って感じでとてもかっこいいです。うん。雄みが増しました!!かっこいい~
「チャコ、とっても綺麗だ‥‥」
「本当!?良かった、ありがとうっ!!」
ジョーの言葉に満面の笑みで返すと、ジョーの顔が見る見る真っ赤になって耳までまっかです。なにそれ!見た目とのギャップ!可愛いかよーーー!!
「レイ兄様、どうですか?」
クルリとレイ兄様の前で回ってみると、レイ兄様はフワリと笑って
「本当、綺麗だ。天使が舞い降りたようだよ。」
くさいセリフをサラリと言ってくれました。
天使って!!でも、レイ兄様は真剣そのものなので茶化すのも恥ずかしくなってしまいます。
「おおーーー!!チャコ、すごく可愛いじゃないか!!流石私の天使だ!!」
お父様が大きい声で親バカ発言しながらサロンに入ってきました。
「チャコ、とても綺麗よ。」
お義母様も、お父様のすぐ後ろから褒めてくれます。よかった。浮いたりはしなさそうです。
「じゃあ~みんな揃ったし行くか。」
みんなで楽しく談笑していると、お父様が言いました。
ゾロゾロと、みんなでサロンから出て玄関を目指して歩いていると、レイ兄様がこっそりと話しかけてきました。
「今日は、ジョーに譲るけど、次の社交では僕がチャコをエスコートさせてくれる?」
「は‥‥「ダメだよ。次も、その次もチャコの行く社交の場では俺がエスコートするから、レイの出る幕はないよ。」
グイッとジョーに引っ張られてジョーの胸に飛び込む様な形に抱き抱えられます。
「あっぷ。ジョー、ちょっと強引!それに、レイ兄様に意地悪言わないの!」
ジョーの事を見上げるように抗議すると、ジョーはまた真っ赤になってしまいました。もー、せっかくの化粧が崩れてしまいます。気をつけてもらわないと!
「‥‥ご、めん。」
「ジョー、誰がエスコートするかはチャコの決める事だ。強引で自分勝手だと君は今日でお役御免かもね。」
レイ兄様がジョーにニコニコと笑いながら少し威圧的に言いました。あれ、レイ兄様少し怒ったのかな?珍しい‥‥
「っ!ふん!」
ジョーは、レイ兄様の言葉に反論できなかったのかそっぽ向いてしまいました。
・・・でも私、自分勝手なんて言ってないですよ?
少しだけ険悪ムードのまま玄関に着いて車に乗るをの待っていると、ジョーが手を引いてきました。
「今日は、みんなと一緒じゃなくて俺と一緒の車だよ。こっち」
「あ、そっか。ふふ。」
今日は、お母さん達も向こうでは一緒だけど、ジョーのエスコートだから一緒の車では行きません。ジョーの車に乗り込んでジョーと他愛もない話をしていると車が動き出しました。
助手席には、ジンも乗っています。
「今日のチャコ、いつもよりも数倍以上可愛すぎるからみんなに見せたくない‥‥」
「なにそれ~~。私の数十倍はカッコいいジョーに言われると嫌味よ?」
「‥‥本当に、チャコは自分の魅力分かってなさずぎる!絶対に、俺から離れないでね?」
「ふふ。大丈夫なのに。」
「絶対だよ!ジン!絶対、チャコに変な虫付けないように見ててくれよ!」
「勿論です。言われなくてもそうします。」
「ジンまで大袈裟すぎる~!あはは」
「・・・はぁ。」
そんな話をしていると、あっという間にリリのお家に着きます。
うわぁ。夜に来たのは初めてですが淡くライトアップされていてとても綺麗です。ざ、お城!昼間も素敵だけど夜はもっと素敵なお屋敷です!
うう、少しだけ緊張してしまいます。
「チャコ、大丈夫?」
「う、うん。少し、緊張して来ただけ。」
「チャコでも緊張するんだ。意外。」
「えぇ??私、結構緊張する方だと思うけどなぁ?」
「‥‥そっか。初めて知った。」
「まぁ、楽しもう!!」
「だね、それでこそチャコだ。」
先についていたお父様達とも合流して、パーティー会場に行きます。
うわぁ!!!すごい!!これぞ貴族って感じです!!凄く大勢の人がお酒飲んでたり話していたり、とても楽しそうです。
お父様がレイ兄様、カート兄様、ハンク、ジョーを呼びつけて何やら指示しています。
その支持に、4人は強く頷いたかと思ったら5人で拳をぶつけていました。なんなんでしょうか?
「お義母様、お父様達は何やっているんでしょう?」
「‥‥まぁ、仲がいいって事でいいんじゃないかしら?うふふ」
「??」
仲が良いのは良いんですが、あの5人、結構目立ってて恥ずかしいです。
「チャコ、お待たせ。」
「うん。ジョー、何話してたの?」
「うん?まぁ、色々?気にしなくて良いよ。チャコは、初めてのパーティー楽しんで。」
ニッコリと笑って話をそらされてしまいました。‥‥まぁ、ジョーの言う通り気にしないでおきましょう。
「リリとディナンはもう来てるかな?」
「ん~どうだろ。人集りが出来てないからまだな気がするけど‥‥」
「そっか~~リリもディナンも、素敵なんだろうなぁ。楽しみだね!」
「そうだね。でも、チャコには負けるけどね。」
「ふふ。ジョーありがと!」
ちゃんとお世辞を忘れないジョーは本当に紳士ですね。絶対いい旦那さんになりますね。
「あ、あそこにケーキ並んでるよ!!」
「本当だ。何か食べる?」
「うんっ!」
ケーキを食べながら、ジョーと談笑していると周りの人がちらちらと此方を見ているのが目に入ります。‥‥なんでしょうか。少し、がっつき過ぎてしまいましたかね?
「ジョー、なんか、みんなこっち見てない?」
「ん?そう?気にしなくていいよ。チャコは俺が守るから。あ、上から誰か来たみたいだよ。」
「あ、本当だ‥‥」
上からゆっくりと降りて来たのはディナンとリリでした。
とてもお似合いの二人で、とてもキラキラしていて仲睦まじく手を取り合って楽しそうに話しながら降りて来ます。ディナンの正装姿はとても煌びやかで、ブラックとゴールドで重厚感のある軍服風でした。‥‥え、やばい。カッコよすぎる。
リリは、淡いグリーンとホワイトのドレスで、Aラインのスカートなのでリリのスタイルの良さが際立ってとても似合っています。‥‥ふわぁ。天使が降りて来た‥‥。
ディナンが此方を見たと思ったら少し目を剥いて直ぐに視線を外し表情を戻しました。
「とってもお似合いの二人ね。」
「もう、婚約は秒読みらしいわよ?」
「あら、でもそうよね。宰相様の娘様と王子殿下は同じ学年の同じクラスなんですって。」
ヒソヒソと、ご婦人方が二人を噂しているのが耳に入ります。
・・・リリはアルノーさんが好きだから婚約はしないって言ってたけど。でも、やっぱり二人はお似合いよね。リリはとても聡明で可愛らしくて、綺麗で自慢の親友だし。ディナンもネガティブなところがあるけど、直向きで努力家で優しくて実は熱い信念を持ってる素敵な人だし。本当に、お似合い。
なんだか、みぞおちの辺りがモヤモヤとしてきます。
‥‥ケーキ食べ過ぎたかな?今日はもうやめておきましょう。
リリが私のことを見つけてくれてとびきりの笑顔で手を振ってくれました。んん”っ!!可愛すぎる!私の親友!!
私も、二人に手を振り返すとディナンも照れながらもソッと手を振ってくれました。ふふ。可愛い。
「ディナン達のところ行く?」
「うん!行きたい!」
「じゃあ、お手を。」
「ふふ」
ジョーのエスコートでディナン達のところへ向かいます。
リリたちの後ろにいた、リリのお父様に挨拶をして、4人で話しながらパーティーを楽しんでいると曲調が変わりダンスが始まりました。
「あ、ダンスが始まったね。‥‥チャコ、一曲踊ってくれますか?」
ジョーが手を差し出してくれたのでその手を取ります。
「勿論です。」
ディナンとリリは、壁際で見ているようです。
ちらちらと二人を見ていると、ディナンがなんだか寂しそうに笑っているのが見えました。
「‥‥チャコ、こっち向いて?」
「え?」
「ディ‥‥周りばっかり見ないで俺のこと見て?」
グッとジョーの体が近づいて、少しだけ悲しそうに言うもんだから罪悪感が襲って来ました。
「ご、ごめんね?もう、ジョーしか見ないから!!」
「‥‥うん。」
ジョーと踊り終わるとレイ兄様が此方に来ました。
「チャコ、次は私と踊ってくれるかい?」
一瞬、ギュっとジョーと繋いでいた手に力が入れられたと思ったらパッと離されました。
「あ、はい。レイ兄様。喜んで。」
ジョーから離れて、レイ兄様にエスコートしてもらいながらも、ふとジョーを見ると、笑って手を振ってくれました。でもなんだか‥‥無理して笑っているようにも感じます。
今日のジョーはなんだか様子がおかしいです。
レイ兄様と楽しくお話ししながら踊っていると、ディナンが視界に入って来ました。
「はは。流石、王子殿下だね。色んな令嬢に囲まれしまっている。」
「今日のディナンは数倍カッコいいですからね。仕方ないと思います。」
「そうか、チャコはあんな感じが好きなんだね。」
「え?あ、いや、軍服萌えとかじゃないですよ?えっと、その人に似合っていれば‥‥あ、勿論、今日のレイ兄様も数倍かっこいいです!」
「ありがとう。チャコも本当に綺麗だよ。」
「ありがとうございます。ふふ」
おしゃれ、頑張ってよかった。
ダンスが終わってジョーのところに行くと、ジョーも貴族令嬢に囲まれていました。
・・・邪魔しちゃ悪いわよね。女の子怖いですし。あ、レイ兄様と・・あ、もう囲まれちゃってるわ。
カート兄様とハンクはそれぞれ友達と話してるし‥‥リリも見当たらないし‥‥ジンはお手伝いで忙しそう・・お父様達もいろんな人に挨拶まわってるし・・・いっか。みんなの邪魔しちゃ悪いですし。ちょっと疲れたし風に当たってこようかしら。
何度か来ている公爵家だから、迷うことはほとんどありません。
よく、庭で会合していますしね。
あ、あっちに綺麗な噴水があったっけ。夜はどんな風になっているんでしょうか?少しだけ見に行って見ましょう。
「うっわぁ。素敵すぎる!!おとぎ話の中に入ったみたいだ~」
噴水は、ライトアップされてとても幻想的です。
「こんな所で告白されたらイチコロよね。ここで二人きりでダンスしたり・・・あ、噴水といえば事故で水被っちゃうとかね。水も滴るいい男ってね。水に入っちゃった友達を引っ張ろうとして、逆に引っ張られて一緒に水浸しになって、屈託なく笑い合う、、そして水の掛け合いが始まって‥‥次の日はAクンが風邪引いてお休みして、ちょっと罪悪感にかられてBくんがお見舞い!!家に行ったら熱でぽけ~っとしてるAクンにドキッとしちゃってたらその後、Aクンが夢現にBクンにキスとかしちゃって、思わず逃げて帰っちゃうBクン。その後から少し二人は気まずくなって‥‥でも、Bクンは嫌じゃなかったことに気がついて、自分の気持ちにも気がついて、その勢いで告白しようとしたらAクンに『ゴメン。あんなことして‥‥』って言われて距離置かれちゃってBくんは傷ついて諦めようとするけど諦められなくって‥‥キャーーーー噴水といえば、やっぱり事故よねぇ~~」
ブツブツと王道中の王道を妄想していると後ろから誰かが近づいて来たのがわかりました。大丈夫よね?きかれてないですよね?誰でしょう・・・怖い人だと嫌だな。
「あ、すごい可愛い子発見~~ねぇねぇ~こんな所で何してんのぉ??」
あ、関わっちゃいけないやつ。そう思って急いで会場に戻ります。
「ちょっと待てよーー無視してんなよなぁ。ガキが!」
腕を取られてグイッと引っ張られてしまいます。
・・・やっぱり、ピンヒールは速く歩くのに向いてないです。でも、可愛いからなぁ。実用性を取るか、可愛さを取るか。。うーーん。
「おいおい、ちょっと可愛いからってなぁ‥‥」
「あ、やめてください、痛いです‥‥」
目をうるっとさせて、オジさんを見上げると少しウッと動きが止まりました。その好きに手を払ってまた会場まで逃げますが、我に帰ったオジさんがまた追いかけて来ます。走ろうとしたら石畳にピンヒールが挟まってしまいました。もう!ついてないです!
「あーもうっ!!全然走れない!仕方ないなぁ‥‥」
ピンヒールを脱いで、未だ追いかけてくるオジさんに向かって構えます。
私が、構えているのを見て少したじろいだものの、やっぱり女だし子供だからと甘く見たようでニヤケながらこちらに来ました。
「おいおい、オジョーチャン。怖い顔して~ちょっと話したいだけだって~~」
「私は話すことなんかありません。お酒臭いしあっち行ってください。」
「ひっどいなぁ~~」
下品な笑い方で思わず眉がよってしまいました。
酔っ払ったおじさんは私の反応には構わずまた手を伸ばして来ます。本当、しつこい人です。これはちょっと、痛い目に合わせてもいいですよね?そう思って、回し蹴りしようと思いっきり足を回したら‥‥
「チャコに触るな。」
ガツン
誰かが前に出て来てしまいました‥‥。
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