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第11話 狡猾さと性質が、やがて仇となる リナス視点(2)
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「リナス・ファスル。犯人隠避罪など複数の罪により、貴方を逮捕する」
闖入者たちは、この国の治安組織に属する人間。リーダーであろう大男がそう宣告し、それを合図にわたしは2人の大男によって身柄を拘束された。
「いっ、隠避罪っ!? 何の話っ!? 一体何を言っているの!?」
「提示した令状が、見えてないようだ。近くで見せてやってくれ」
「はっ!」
そうして右端の男が歩み寄ってきて、わたしは広げられた紙を戸惑いながら見つめる。そうすると――そこには、は!? 両親の汚職に関する隠避罪と記されていた。
「ファスル家当主夫妻は、長年汚職に手を染めていた。貴方はそれを知りながら隠し――両親を操る武器とし、結婚前後で様々な支援をさせていた」
「……………………」
「貴方に両親を守る意図はなかったようだが、どうであれだ。確実な証拠を掴んだ上で見過ごすことは、罪となるのだよ」
「……………………な、なにを言っているのか、分からないわ……。さっぱり分からない……。どうして、そんな話になっているの……?」
わたしが脅していたのは、3人だけの秘密――家庭内の秘密で、念のため、侍女や使用人たちにも明かしていない。その話をする際は、周辺の人払いをした上で、両親の部屋で行っている。外部に漏れるはずがない。
そもそも!
汚職の件の証拠はわたしが全部握っていて、特定できるものはない! わたしが漏らさない限り、コイツらが把握することはできないっ。
((なのに、なぜ!?))
コイツらは把握していて、すでに令状まで出ているの!?
「…………そうか。知らないフリをするか」
「ち、違う、本当に何も知らないのっ。いったい、何が起きているの……!?」
「…………はぁ。まあ、いいだろう。五月蝿くなるだろうが、その方が手っ取り早い。ここに奴らを連れてきてくれ」
奴ら? 奴らって誰?
首を傾げていると、連れてこられたのはパパとママ。でも、それでも理由が分からなくって……。目を瞬かせていると、2人は……。
予想だにしなかった……。絶対にあるはずのないと思っていたことを、口にしたのだった……。
「「リナス……。汚職の件は、わたし達が自首したのだよ(したのよ)……」」
闖入者たちは、この国の治安組織に属する人間。リーダーであろう大男がそう宣告し、それを合図にわたしは2人の大男によって身柄を拘束された。
「いっ、隠避罪っ!? 何の話っ!? 一体何を言っているの!?」
「提示した令状が、見えてないようだ。近くで見せてやってくれ」
「はっ!」
そうして右端の男が歩み寄ってきて、わたしは広げられた紙を戸惑いながら見つめる。そうすると――そこには、は!? 両親の汚職に関する隠避罪と記されていた。
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「……………………」
「貴方に両親を守る意図はなかったようだが、どうであれだ。確実な証拠を掴んだ上で見過ごすことは、罪となるのだよ」
「……………………な、なにを言っているのか、分からないわ……。さっぱり分からない……。どうして、そんな話になっているの……?」
わたしが脅していたのは、3人だけの秘密――家庭内の秘密で、念のため、侍女や使用人たちにも明かしていない。その話をする際は、周辺の人払いをした上で、両親の部屋で行っている。外部に漏れるはずがない。
そもそも!
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((なのに、なぜ!?))
コイツらは把握していて、すでに令状まで出ているの!?
「…………そうか。知らないフリをするか」
「ち、違う、本当に何も知らないのっ。いったい、何が起きているの……!?」
「…………はぁ。まあ、いいだろう。五月蝿くなるだろうが、その方が手っ取り早い。ここに奴らを連れてきてくれ」
奴ら? 奴らって誰?
首を傾げていると、連れてこられたのはパパとママ。でも、それでも理由が分からなくって……。目を瞬かせていると、2人は……。
予想だにしなかった……。絶対にあるはずのないと思っていたことを、口にしたのだった……。
「「リナス……。汚職の件は、わたし達が自首したのだよ(したのよ)……」」
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