37 / 42
リナス編 リナスのその後~運命的な出会い~ 俯瞰視点(7)
しおりを挟む
「こっちはねっ! ゴミみたいな男の幼馴染を何年もやってあげたのよっ!? なのにゴミ!? 汚物!? ふざけるんじゃないわよ!! それは全部こっちの台詞っ!! ゴミなのも汚物なのもお前よ!!」
渾身の力でビンタを行った、リナス。彼女はその勢いで床に倒れたケヴィンに馬乗りになり、目を剥いて胸倉を掴みました。
「なっ……っ!? なっっ!? やってあげた⁉ そっ、その口調っ! ま、まさかお前は――」
「ええそうよ!! 久しぶりねケヴィン!! わたしはリナスよっっ‼ アンタのせいで二十代を棒に振ったわっ! どうもありがとうねぇぇっ!!」
キレてしまったリナスの中からは、すっかり『我慢』が消えてしまっています。そのため大声で正体を明かし、再度ケヴィンの頬を平手打ちをしました。
「こっちはアンタの暴走のせいで人生が滅茶苦茶になってしまったのよ!? だから今度こそ利用してやろうと思っていたのに!! ゴミっ⁉ 汚物っ⁉ よくも好き勝手言ってくれたわね!!」
「っっ、それは俺の台詞だ!! お前のせいで何もかもが転落してしまったんだぞ!? 元凶が生意気な口を叩くな!!」
ファリス=リナスだと知ったケヴィンもまた、激怒。長年の労働で手に入れた腕力でリナスを突き飛ばし、胸倉を掴み返しました。
「お前さえ近づいてこなければっ、今頃侯爵家の当主だったんだぞ!? ずっと貴族でっっ、安泰な一生が約束されてたんだぞ!! なのにぃぃっ!! なのにぃぃぃっ!! お前のせいでぇぐぁっ!?」
「わたしが近づいてもアンタがバカな真似をしなければ侯爵家に居られたのよ!! 全部アンタのせいでしょ‼ ふざけるなきゃあ!?」
リナスもまた胸倉を掴まれてもひるまず、もう一度ビンタをします。ですが今度はケヴィンもやり返し、頬にビンタを受けました。
「よくも……っ。わたしの綺麗な肌を傷付けたわね!!」
「お前がやったことをやっただけだ!! それにお前の肌は綺麗じゃない!! 心と一緒で汚ぐぁっ!?」
「うるさい黙れ黙れっ!! そもそもっ!! アンタがエマに心変わりをしなければ何も起きていないのよっ!! この見る目がないゴミ男きゃっ!?」
「心変わりだぁ!? こっちはなあっ!! お前に恋愛感情があるなんて気が付いてなかったんだよ!! 自分の作戦ミスのせいだろぐうっ!?」
「あれに気付かないアンタがどうかしてるのよ!! いくら聡明なわたしでもバカが相手なら支障がぶっ!?」
ビンタで止めて叫び、その叫びをまたビンタで止める。こういったことが何度も何度も繰り返されます。
そして――
渾身の力でビンタを行った、リナス。彼女はその勢いで床に倒れたケヴィンに馬乗りになり、目を剥いて胸倉を掴みました。
「なっ……っ!? なっっ!? やってあげた⁉ そっ、その口調っ! ま、まさかお前は――」
「ええそうよ!! 久しぶりねケヴィン!! わたしはリナスよっっ‼ アンタのせいで二十代を棒に振ったわっ! どうもありがとうねぇぇっ!!」
キレてしまったリナスの中からは、すっかり『我慢』が消えてしまっています。そのため大声で正体を明かし、再度ケヴィンの頬を平手打ちをしました。
「こっちはアンタの暴走のせいで人生が滅茶苦茶になってしまったのよ!? だから今度こそ利用してやろうと思っていたのに!! ゴミっ⁉ 汚物っ⁉ よくも好き勝手言ってくれたわね!!」
「っっ、それは俺の台詞だ!! お前のせいで何もかもが転落してしまったんだぞ!? 元凶が生意気な口を叩くな!!」
ファリス=リナスだと知ったケヴィンもまた、激怒。長年の労働で手に入れた腕力でリナスを突き飛ばし、胸倉を掴み返しました。
「お前さえ近づいてこなければっ、今頃侯爵家の当主だったんだぞ!? ずっと貴族でっっ、安泰な一生が約束されてたんだぞ!! なのにぃぃっ!! なのにぃぃぃっ!! お前のせいでぇぐぁっ!?」
「わたしが近づいてもアンタがバカな真似をしなければ侯爵家に居られたのよ!! 全部アンタのせいでしょ‼ ふざけるなきゃあ!?」
リナスもまた胸倉を掴まれてもひるまず、もう一度ビンタをします。ですが今度はケヴィンもやり返し、頬にビンタを受けました。
「よくも……っ。わたしの綺麗な肌を傷付けたわね!!」
「お前がやったことをやっただけだ!! それにお前の肌は綺麗じゃない!! 心と一緒で汚ぐぁっ!?」
「うるさい黙れ黙れっ!! そもそもっ!! アンタがエマに心変わりをしなければ何も起きていないのよっ!! この見る目がないゴミ男きゃっ!?」
「心変わりだぁ!? こっちはなあっ!! お前に恋愛感情があるなんて気が付いてなかったんだよ!! 自分の作戦ミスのせいだろぐうっ!?」
「あれに気付かないアンタがどうかしてるのよ!! いくら聡明なわたしでもバカが相手なら支障がぶっ!?」
ビンタで止めて叫び、その叫びをまたビンタで止める。こういったことが何度も何度も繰り返されます。
そして――
12
あなたにおすすめの小説
義妹がやらかして申し訳ありません!
荒瀬ヤヒロ
恋愛
公爵令息エリオットはある日、男爵家の義姉妹の会話を耳にする。
何かを企んでいるらしい義妹。義妹をたしなめる義姉。
何をやらかすつもりか知らないが、泳がせてみて楽しもうと考えるが、男爵家の義妹は誰も予想できなかった行動に出て―――
義妹の脅迫!義姉の土下座!そして冴え渡るタックル!
果たしてエリオットは王太子とその婚約者、そして義妹を諫めようとする男爵令嬢を守ることができるのか?
あなたを愛する心は珠の中
れもんぴーる
恋愛
侯爵令嬢のアリエルは仲の良い婚約者セドリックと、両親と幸せに暮らしていたが、父の事故死をきっかけに次々と不幸に見舞われる。
母は行方不明、侯爵家は叔父が継承し、セドリックまで留学生と仲良くし、学院の中でも四面楚歌。
アリエルの味方は侍従兼護衛のクロウだけになってしまった。
傷ついた心を癒すために、神秘の国ドラゴナ神国に行くが、そこでアリエルはシャルルという王族に出会い、衝撃の事実を知る。
ドラゴナ神国王家の一族と判明したアリエルだったが、ある事件がきっかけでアリエルのセドリックを想う気持ちは、珠の中に封じ込められた。
記憶を失ったアリエルに縋りつくセドリックだが、アリエルは婚約解消を望む。
アリエルを襲った様々な不幸は偶然なのか?アリエルを大切に思うシャルルとクロウが動き出す。
アリエルは珠に封じられた恋心を忘れたまま新しい恋に向かうのか。それとも恋心を取り戻すのか。
*なろう様、カクヨム様にも投稿を予定しております
婚約者の命令により魔法で醜くなっていた私は、婚約破棄を言い渡されたので魔法を解きました
天宮有
恋愛
「貴様のような醜い者とは婚約を破棄する!」
婚約者バハムスにそんなことを言われて、侯爵令嬢の私ルーミエは唖然としていた。
婚約が決まった際に、バハムスは「お前の見た目は弱々しい。なんとかしろ」と私に言っていた。
私は独自に作成した魔法により太ることで解決したのに、その後バハムスは婚約破棄を言い渡してくる。
もう太る魔法を使い続ける必要はないと考えた私は――魔法を解くことにしていた。
公爵令嬢は運命の相手を間違える
あおくん
恋愛
エリーナ公爵令嬢は、幼い頃に決められた婚約者であるアルベルト王子殿下と仲睦まじく過ごしていた。
だが、学園へ通うようになるとアルベルト王子に一人の令嬢が近づくようになる。
アルベルト王子を誑し込もうとする令嬢と、そんな令嬢を許すアルベルト王子にエリーナは自分の心が離れていくのを感じた。
だがエリーナは既に次期王妃の座が確約している状態。
今更婚約を解消することなど出来るはずもなく、そんなエリーナは女に現を抜かすアルベルト王子の代わりに帝王学を学び始める。
そんなエリーナの前に一人の男性が現れた。
そんな感じのお話です。
幸運の女神である妹を選び婚約破棄するようですが、彼女は貧乏神ですよ?
亜綺羅もも
恋愛
サラ・コリンズにはレイア・コリンズいう双子の妹がいた。
ある日のこと、彼女たちは未来を見通す占い師から、どちらかが幸運の女神でどちらかが貧乏神だと告げられた。
両親はいつからか、幸運の女神はレイアだと信じ始め、サラは貧乏神だと虐げられ始められる。
そんな日々が続き、サラが十八歳になった時、ジーク・バージリアンという男と婚約関係を結ぶ。
両親は貧乏神を追い出すチャンスだと考え、ジークに何も言わずにサラとジークとの婚約をさせていた。
しかし、ジークのことを手に入れたくなったレイアは、その事実をジークに伝え、サラから彼を奪い取ってしまう。
ジークに婚約破棄を言い渡されるサラ。
しかしジークもレイアもサラの両親も知らない。
本当の幸運の女神はサラだと言うことに。
家族に見捨てられたサラであったが、エリオ・ルトナークという男性と出逢い、幸せに向かって運命が動き出すのであった。
全てを諦めた私は、自由になります
天宮有
恋愛
侯爵令嬢の私ルリサには特殊な力があって、国を繁栄させていた。
私の力で国が繁栄していたから、ゼノラス王子が婚約者になる。
その後――私の力は危険だと思い込んだ国王に、私は国外追放を言い渡されてしまう。
ゼノラスは私の妹サレアを好きになったようで、私との婚約が破棄されることを喜んでいた。
私が消えれば大変なことになると話しても、誰も信じようとしない。
誰も信じてくれず全てを諦めた私は、国を出て自由になります。
親に捨てられた長女ですが両親と王子は失脚したようです┐( ^_^;)┌
頭フェアリータイプ
恋愛
クリームランド公爵の長女ルカは神の愛し子である妹アンジェラを悲しませたという理由で戒律が厳しいことで有名な北の修道院に送られる。しかし、その3年後彼女は妹の望みで還俗することになって???
投稿後3日以内にお気に入り10で短編に変更連載続行します。
お気に入りありがとうございました。短編に変更し連載を続行します。完結までどうぞお付き合い下さいませ。
イイカンジノカオモジを発見したのでタイトルを微変更
どうにかこうにか完結。拙作お付き合い下さりありがとうございました。
【完結】転生悪役っぽい令嬢、家族巻き込みざまぁ回避~ヒドインは酷いんです~
鏑木 うりこ
恋愛
転生前あまりにもたくさんのざまぁ小説を読みすぎて、自分がどのざまぁ小説に転生したか分からないエイミアは一人で何とかすることを速攻諦め、母親に泣きついた。
「おかあさまあ~わたし、ざまぁされたくないのですー!」
「ざまぁとはよくわからないけれど、語感が既に良くない感じね」
すぐに味方を見つけ、将来自分をざまぁしてきそうな妹を懐柔し……エイミアは学園へ入学する。
そして敵が現れたのでした。
中編くらいになるかなと思っております!
長い沈黙を破り!忘れていたとは内緒だぞ!?
ヒドインが完結しました!わーわー!
(*´-`)……ホメテ……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる