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第1話(1)
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((どうしてカーラがココに……!? どうしてエドゥアルさんと……!? デートって、どういうこと……!?))
あまりの出来事に思考回路が停まりかけてしまい、椅子に腰を下ろした状態でパクパクと口を動かすことしかできない。
デートといえば、あのデートしかないよね? じゃ、じゃあ……。エドゥアルさんとカーラは……。私の婚約者と、幼馴染は……。隠れて、付き合っていたってこと……?
「ああ、今日は14日振りのデートだ。会えなかった分、たっぷり一緒にいような」
「エドゥ。わたくし、2人で行きたい場所が沢山あるの。ワガママ、聞いてくれる?」
「当たり前だろ。好きな相手のお願いは、何だって叶えてあげるさ。そのためにこうやって変装をして、離れた場所まで来てるんだからな」
嘘、だよね? 私の、勘違いだよね? そんな願望は、あっさりと打ち砕かれてしまった。
2人は間違いなく、付き合っている。私にバレないように様々な対策をして、何度もこうしていたんだ。
((…………エドゥアルさん…………。なぜなの……?))
実は一目見た時から、ソフィーが気になっていて……。すぐ、心の中は好きって気持ちでいっぱいになった。だから、お願いします。俺と婚約、結婚をしてください……!!
あの日、リングと共にそんな言葉を贈ってくれたのに……。なんで、カーラといるの……?
――そんな疑問は、その数分後に明らかになった――。
――声を弾ませてケーキと紅茶を楽しむ2人の会話で、理解してしまった――。
エドゥアルさんの目的は、お金。
ハツルエ家は商会の設立によって名を馳せ、3代前に子爵の称号を与えられた元平民の新米貴族。そのため同列貴族は勿論のこと伯爵家よりも遥かに多い資産を保有していて、今の彼は、それが狙い。
私がカーラに婚約者を紹介した時、2人の距離が近づいた事で同時に恋をした。
本当はその時からカーラを愛していたけど、自分達の力だけでは――財力では、自由気ままに過ごせない。だからいずれ家業を継ぐ私と結婚し、ウチのお金を使って隠れてデートをしたりプレゼントを買ったりしつつ、商会長に就任したタイミングで離婚。私に原因があると捏造して多額の慰謝料をふんだくり、2人で幸せな人生を歩む計画を立てていたみたい。
((しかも……))
「そうそう、一昨日は助かったよ。カーラから教わった通りの台詞を使ってプレゼントを渡したら、案の定。バカみたいに喜んでた」
「わたくしは、あの子の幼馴染だもの。喜ばせるのは、造作もないわ」
2人が出会って以降、大事な場面で出た言葉は全てが――風邪をひいてお見舞いにきてくれた際の台詞さえも、自分ではなくカーラが考案したもの。
この浮気と離婚の計画は2人で仲良く立てていて、作戦の詰めはカーラが、実行はエドゥアルさんが担当していた。私は信頼していた2人に、ずっと裏切られていたのだった……。
あまりの出来事に思考回路が停まりかけてしまい、椅子に腰を下ろした状態でパクパクと口を動かすことしかできない。
デートといえば、あのデートしかないよね? じゃ、じゃあ……。エドゥアルさんとカーラは……。私の婚約者と、幼馴染は……。隠れて、付き合っていたってこと……?
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「当たり前だろ。好きな相手のお願いは、何だって叶えてあげるさ。そのためにこうやって変装をして、離れた場所まで来てるんだからな」
嘘、だよね? 私の、勘違いだよね? そんな願望は、あっさりと打ち砕かれてしまった。
2人は間違いなく、付き合っている。私にバレないように様々な対策をして、何度もこうしていたんだ。
((…………エドゥアルさん…………。なぜなの……?))
実は一目見た時から、ソフィーが気になっていて……。すぐ、心の中は好きって気持ちでいっぱいになった。だから、お願いします。俺と婚約、結婚をしてください……!!
あの日、リングと共にそんな言葉を贈ってくれたのに……。なんで、カーラといるの……?
――そんな疑問は、その数分後に明らかになった――。
――声を弾ませてケーキと紅茶を楽しむ2人の会話で、理解してしまった――。
エドゥアルさんの目的は、お金。
ハツルエ家は商会の設立によって名を馳せ、3代前に子爵の称号を与えられた元平民の新米貴族。そのため同列貴族は勿論のこと伯爵家よりも遥かに多い資産を保有していて、今の彼は、それが狙い。
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