婚約者と幼馴染が浮気をしていたので、チクチク攻撃しながら反撃することにしました

柚木ゆず

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第2・5話 トリュフの真相と、エドゥアルのその後 俯瞰視点

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「ノアム。トリュフを作りたいだなんて、突然どうしたんだ?」
「是が非でも、手作りのものを食べさせたい男がいるのだよ。今日中にね」
「……ふむ。それは、君の未来の息子。エドゥアル・ライン様かな?」
「さあ、どうだろうな。エリック、すまないが時間があまりなさそうなんだ。早速だが教えてくれ」
「ああ、了解した。まずは、ここにあるチョコレートの――??? ノアム、今テーブルに置いた小袋はなんなんだ?」
「これは、隠し味だな。どうしても混ぜたくて、昨夜大急ぎで手に入れたのだよ」((強力な下剤を、な))


   〇〇


「ぐぉぉぉぉぉ……!! ぉぉぉぉぉぉ……っ。ぉぉぁああああああ……っ!」

 突如歪んだ顔は、更に変化。目は血走り、額には玉の汗が浮かぶようになりました。

「エドゥアル様っ!? どっ、どうされたのですか!?」
「は、腹が……っ。腹がっ、マズイ……っっ。とっ、トイレだ! 急いで馬車を停めろ!!」

 対面に居た青年――従者兼護衛のライナルに指示を出し、ですが馬車は停まる事はありません。なぜならその周辺に、トイレは存在しないからです。

「くそぉ……っ! ど、どうすればいいんだ……っっ!」
「……野で行う、およそ二十分後の到着まで我慢をなさる。この二つの選択肢がございます……」
「バカ言え!! 俺は伯爵家の嫡男様だぞ!? 野糞なんてできるワケがないだろ!! 後者だ後者っ!! 急がせろっ!!」

 目を剥きつつそう叫びますが、馬車には法定速度があります。そのため到着までの時間を短縮することはできず、

「ぅごぉぉおおおおおおおおおおおおお……!!」

「ぎぃぃいいいいいいいいいいいいいい……!」

「ぉごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……!」

 渡された唾液入りのチョコレートを食べたせいで、お腹を壊してしまったソフィー。エドゥアルはその日の彼女以上にもがき苦しみ、

「あ、アイツのコショウのせいなのか……!? 手作りのトリュフのせいなのか……!? くそぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……!!」

「か、かーら……! おれに、ちからを、かして、くれ……! このしょうどうを、あいのちからで、やわらげてくれ……!」

 激怒したり懇願したりを繰り返し、ようやく家にゴールに到着しました。ですがソレは苦しみの終わりではなく、始まりにすぎません。

「ぐぁああああああああああああああああああああああ……!!」

 彼が口にしたのは、強力な下剤入りのトリュフ。そのため先日『ソフィーは今頃、トイレから出られなくなってるだろうな。はははははっ!』と笑っていた彼は、その後5時間もトイレから出ることができなくなってしまったのでした――。

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