婚約者と幼馴染が浮気をしていたので、チクチク攻撃しながら反撃することにしました

柚木ゆず

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第3話 2日後 夜 1回目の状況確認、そして(1)

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「マリユ・ジョンピス様。この度は多大なるご尽力、感謝いたします……!!」
「この件は一貴族として看過できない問題であり、ソフィー様は妹の大事なご友人です。あらゆる面で僕自身も力をお貸ししたいと思っている事ですので、頭をお上げください」

 エドゥアルが去って、数時間後。お父様の商会の馬車――周囲に存在を悟られない状態でマリユ様がいらっしゃって、即座に首を横に振ってくださった。
 この方は本気で、そう仰ってくれている。お父様が今言っているように、私は幸せ者です……っ。

「貴方の怒りは、今後もしっかりと彼らに届くように致します。引き続きご安心ください」
「ありがとうございます……! それでは、ソフィー」
「はい。マリユ様、こちらが今日確保した証拠です」

 客間にあるテーブルに録音機を置いて、ボタンを押すと『再生』というものがスタート。部屋には録音した、私達の会話が流れた。

「『エドゥアルさん。私達はこれからも、一緒ですよね? 今は婚約者として、4か月後からは妻として、ずっとずっと一緒に過ごせますよね?』と、『ああ、勿論だ。ソフィー。生涯、君を愛し続けるよ』。これらがあるので大丈夫と判断したのですが、いかがでしょうか?」
「完璧ですよ。内容は勿論のこと、音量も申し分ありません。こちらは充分な武器となりますよ」

 よかった……っ。
 私は法律の素人だから、問題ないと思いながらも不安があった。でもそれは、杞憂だったみたい。

「初めて行うもの、それもこの手の工作を含むものは、非常に困難です。けれどソフィー様は完遂された。お見事です」
「ありがとうございます。ですがこれは、私だけの力ではありません。こうやって一つ目を成功できたのは、マリユ様の存在があったからです」

 頼もしい味方がいてくれる。そんな追い風があるから安心することができて、落ち着いて取り組めました。

「マリユ様と出会えなければ即行動に移せませんでしたし、プレッシャーの量も違っていました。私の貢献度はせいぜい1割か2割程度で、あとは全部マリユ様のおかげです」
「僕にそこまでの影響力はないと思いますが、折角のお言葉ですので。受け取っておきますね」

 対面のソファーに座るマリユ様は穏やかに微笑んでくださり、「それでは、今夜のもう一つの目的を果たしましょうか」と仰った。
 もう一つ? 証拠の確認と、状況の確認――怪しまれていないという確認は済んでいて、それ以外には思い当たることはない。それは、なに……?







 突然すみません。ご報告になります。
 本日はもう1話、投稿をさせていただきます。
 そちらはいつもの時間、午前9時50分に投稿をさせていただく予定となっております。

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