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第15話 ハトの知人(1)
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「入院していて不安に押し潰されていた時に、突然病室の窓から届けられたお手紙。それを読んで、心の中がぱぁっと明るくなったの。入院中の不安がなくなったのは、知人さんのおかげなんだよ」
シンプルでありながら洗練された、小さめのテーブル。そこで私達は私の2番目の好物を食べつつ、私は感謝を告げていた。
その出来事は、まるで夜明けのよう。夜みたいに暗くなっていた気持ちが光で一杯になって、朝みたいに希望、それに元気が湧いてきたんだよね。
「偶然見掛けて、気にかけてくれて……っ。その後もずっと、関係を持ってくれて……っ。知人さん、アリスさん。ありがとうございます。ありがとう……っ」
《ハトの知人さん。退院したあとも、手紙を続けてくれませんか?》
《もちろん。わたしにとってもこのやり取りは日常になっていて、末永く続けたいなと思っていますよ》
不躾なお願いを聞いてくれて、ありがとうございました。そのおかげで療養中もそれ以降も、楽しい毎日を過ごせました。
「ワタシも貴女からの返信が待ち遠しくて、日々の生活に楽しみがプラスされていたわ。こちらこそありがとう、ソフィーさん。これからもよろしくね」
「うんっ、よろしくお願いしますっ。知人さん大好きっ!」
ありのままの想いを伝えて、はにかみ合って、再び揃ってアップルパイを頂く。
よく料理人の方が『料理には気持ちが宿る』『想いが込められた料理は味が全然違う』と仰っているように、知人さんの作ってくれるものは別物。
ザッハトルテの時もそうであったように、たとえ内緒で出されても、絶対に一口目で分かっちゃう。
知人さんの想いや優しさが含まれているから、甘くって柔らかくって。ほわぁっとした気持ちになれちゃうんだよね。
「ソフィーさん、とても幸せな顔をしてる。気に入ってもらえて何よりだわ」
「知人さん特製のものは、一番の大好物なんです。…………美味しい」
1口目と2口目は対面の興奮があって、100%味に浸れなかったから。3口目は両目を閉じて、全身でしっかりと込められているものを感じる。
((……マカロンのように甘くて、ギモーヴ(マシュマロに似たお菓子)のように優しい。そんな温かさに、ふわっと包み込まれる))
そうしてたっぷりと知人さんの想いに触れた後は、もう一つの気持ちがこもったもの、紅茶をいただく。
知人さんに紅茶を淹れてもらうのは、もちろん初めて。喜びから生まれたドキドキを感じつつカップに口をつけて、
((あれ……?))
そのあと私は、目をパチパチと瞬かせたのでした。
この、紅茶……。
シンプルでありながら洗練された、小さめのテーブル。そこで私達は私の2番目の好物を食べつつ、私は感謝を告げていた。
その出来事は、まるで夜明けのよう。夜みたいに暗くなっていた気持ちが光で一杯になって、朝みたいに希望、それに元気が湧いてきたんだよね。
「偶然見掛けて、気にかけてくれて……っ。その後もずっと、関係を持ってくれて……っ。知人さん、アリスさん。ありがとうございます。ありがとう……っ」
《ハトの知人さん。退院したあとも、手紙を続けてくれませんか?》
《もちろん。わたしにとってもこのやり取りは日常になっていて、末永く続けたいなと思っていますよ》
不躾なお願いを聞いてくれて、ありがとうございました。そのおかげで療養中もそれ以降も、楽しい毎日を過ごせました。
「ワタシも貴女からの返信が待ち遠しくて、日々の生活に楽しみがプラスされていたわ。こちらこそありがとう、ソフィーさん。これからもよろしくね」
「うんっ、よろしくお願いしますっ。知人さん大好きっ!」
ありのままの想いを伝えて、はにかみ合って、再び揃ってアップルパイを頂く。
よく料理人の方が『料理には気持ちが宿る』『想いが込められた料理は味が全然違う』と仰っているように、知人さんの作ってくれるものは別物。
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((……マカロンのように甘くて、ギモーヴ(マシュマロに似たお菓子)のように優しい。そんな温かさに、ふわっと包み込まれる))
そうしてたっぷりと知人さんの想いに触れた後は、もう一つの気持ちがこもったもの、紅茶をいただく。
知人さんに紅茶を淹れてもらうのは、もちろん初めて。喜びから生まれたドキドキを感じつつカップに口をつけて、
((あれ……?))
そのあと私は、目をパチパチと瞬かせたのでした。
この、紅茶……。
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