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第8話 約束 アメリア視点(4)
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「おっといけませんわ。お伝えし忘れておりました」
「本日は、特別ゲストをご招待していたんだよ」
何をするおつもり? その答えは、援軍の招集でした。
ブルーノ様がパチンと指を鳴らすと、どこからともなく10人の男性が出現。わたくしとわたくしの護衛はあっという間に、刃物を持った人間に囲まれてしまいました。
「証拠を持っていても、出せなければ意味はない。ここでお前を殺し、奪い取って今度こそ燃やしてやる」
「アメリア様に恨みはありませんが、残念ながらもう引き返せないところまで来てしまいました。手にかけさせていただきますわ」
残念ながら、ですか。
引き返せないところまで来てしまったのは、お二人のせい、なのですけどね。
「お前は――お前達は、馬車の事故によって死亡したと偽装する。そのための準備が色々と必要でな、時間がかかってしまうんだよ。あまり時間は取れない。言い残したいことがあれば、さっさと言ってくれ」
「どうぞ。さあ、仰ってくださいまし」
「そうですか。では遠慮なく」
さっさと言えと言われましたので、言わせていただきましょう。
「証拠を持っていても、出せなければ意味がない。仰る通りです。証拠はとても大事で、おいそれと持ち歩くものではありません」
「? 急に、なにを……?」
「なにを、言っていますの……?」
疑問を抱かれているようですが、そちらには答えずに進めさせていただきます。
「そちらを承知で、2枚とも持って来ている。妙だとは思いませんか?」
「「…………」」
「それと、もう一つ。わたくしはお二人の悪だくみに気付いていました。ほぼ間違いなく裏切ると考えている人達のもとに、何の用意をせずに来ると思いますか?」
「「………………」」
せっかく表われるようになっていた、余裕と嘲笑がみるみる姿を消してゆきます。
「……まさか……」
「……まさ、か……」
「ええ、そのまさかです。ちゃんと用意しているんですよ、保険を」
お願いします――。そう告げると、
「「「「「御意」」」」」
「「「「「御意」」」」」
武器を所持した大勢の男性が、八方から現れたのでした。
「本日は、特別ゲストをご招待していたんだよ」
何をするおつもり? その答えは、援軍の招集でした。
ブルーノ様がパチンと指を鳴らすと、どこからともなく10人の男性が出現。わたくしとわたくしの護衛はあっという間に、刃物を持った人間に囲まれてしまいました。
「証拠を持っていても、出せなければ意味はない。ここでお前を殺し、奪い取って今度こそ燃やしてやる」
「アメリア様に恨みはありませんが、残念ながらもう引き返せないところまで来てしまいました。手にかけさせていただきますわ」
残念ながら、ですか。
引き返せないところまで来てしまったのは、お二人のせい、なのですけどね。
「お前は――お前達は、馬車の事故によって死亡したと偽装する。そのための準備が色々と必要でな、時間がかかってしまうんだよ。あまり時間は取れない。言い残したいことがあれば、さっさと言ってくれ」
「どうぞ。さあ、仰ってくださいまし」
「そうですか。では遠慮なく」
さっさと言えと言われましたので、言わせていただきましょう。
「証拠を持っていても、出せなければ意味がない。仰る通りです。証拠はとても大事で、おいそれと持ち歩くものではありません」
「? 急に、なにを……?」
「なにを、言っていますの……?」
疑問を抱かれているようですが、そちらには答えずに進めさせていただきます。
「そちらを承知で、2枚とも持って来ている。妙だとは思いませんか?」
「「…………」」
「それと、もう一つ。わたくしはお二人の悪だくみに気付いていました。ほぼ間違いなく裏切ると考えている人達のもとに、何の用意をせずに来ると思いますか?」
「「………………」」
せっかく表われるようになっていた、余裕と嘲笑がみるみる姿を消してゆきます。
「……まさか……」
「……まさ、か……」
「ええ、そのまさかです。ちゃんと用意しているんですよ、保険を」
お願いします――。そう告げると、
「「「「「御意」」」」」
「「「「「御意」」」」」
武器を所持した大勢の男性が、八方から現れたのでした。
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(他「エブリスタ」様に投稿)
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